この日、復帰を果たす葉月は2015年3月以来、6年7か月ぶりの同期対決となるコグマと対峙する。
葉月は「まずは引退の時に快く送り出していただいたみなさん、お詫び申し上げます。一度プロレスから離れましたが、やっぱりプロレスが好きで、もう一度プロレスをやりたいと思って戻ってきました。10月9日、大阪城で同期のコグマを相手に復帰します。コグマとは6年7か月ぶりのシングルでお互いにブランクはあるとは言え、自分の方がプロレスにかかわってきた時間は長いので、今回こそは勝って、しっかり第2のプロレス人生、前に進みたいと思います」とコメント。
コグマは「葉月とは6年ぶり。私と葉月は共通点がたくさんあって、このすれ違っていた間、言いたいことも言ってほしいことも、いろんな感情があるんですけど、そこはリングの上でいろいろぶつけ合って、最後にどんな感情が残るかわかんないですけど、すごく楽しみに試合をしたいなと思ってます。でも、私は葉月と闘ってきて今まで全部勝ってて、ブランクとかそういうの考えると、ちょっとごちゃごちゃしてよくわかんないんですけど、私の方が先に復帰して、今どんどん勢いづいているので、ここでまた葉月に勝って、葉月とコグマの時間をまた動かせたらいいなと思ってます」と既に対戦の先を見据えているようだ。
また、5★STAR GP 2021覇者の朱里が、12.29東京・両国国技館大会で赤いベルトこと、ワールド・オブ・スターダム王座挑戦を表明したため、朱里に挑戦権利証が授与された。朱里は12.29両国大会までに権利証マッチが行われた場合、朱里が勝利すれば権利証を保持、敗れた場合は対戦相手に権利証が移動する。そして、10.9大阪城ホールでの朱里vs小波は、早速挑戦権利証マッチとなった。
朱里は「5★STAR GP 2021優勝者、世界に通用するモノが違う女、朱里です。週プロの表紙になりました!すごくすごく、うれしいです。私の一つの目標が叶い、本当にうれしい気持ちです。今回、権利証をいただき、12月29日、両国国技館へ突っ走っていきます。今後、権利証マッチを行う全てに、このSWAのベルトを懸けます。私は5★STAR GP 2021で小波に負けました。悔しくないと言ったらウソになります。でも、うれしい気持ちもありました。あの試合の後、小波は次は私からギブアップ勝ちをすると言いましたが、そうはさせません。今度、私がしっかり勝利します。大阪城ホール、小波と最高の試合にしたいです」とSWA世界王座も懸けると明言。
小波は「この5★STAR GP 2021、朱里、彩羽匠、そして林下詩美に勝ったのはこの私です。大阪城ホール、朱里選手とは心のプロレスができる。だから、私たちにしかできないプロレスをして、必ずアナタから勝ちます。朱里、ジ・エンド!」と今年3月の日本武道館大会では敗れたが、5★STAR GP 2021公式戦では勝利を収めている朱里に対して、闘志を燃やしていた。また、この試合は小波の要求により、UWFルールで行われることになりそうだ。
(どら増田 / 写真・ブシロードファイト)