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「13歳以下なら犯罪にならない」街を荒らした窃盗犯は小学2年生!【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 少年少女の非行・暴行が社会問題になりつつあった1980年代。「犯罪の低年齢化はここまできたか」と思わずにはいられない事件が発生した。

 1983年、東京都某所で総勢41人にもなる少年グループのメンバーが一斉に補導された。このグループは4つの団体が合流したもので、もともとはそれぞれ10人前後の小さなグループだったようだ。

 グループの中心は14、15歳の中学3年生であったが、警察は補導されたメンバーの顔を見て驚きを隠せなかったという。

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 なんと、このグループのおよそ半分は小学生で、中には10歳に満たない小学2年生の少年もグループに加入しており、日常的に不良行為を行っていたのである。

 彼らの不良行為は10歳前後とは思えぬほど堂々としたもので、深夜になると駐車場に止めてある他人のバイクを盗み出し、大多数が無免許でありながら日夜暴走行為をはたらき、暇になればゲームセンターにたむろし、腹が減れば店などに侵入し食料などを奪っていたという。そんな彼らが一斉に逮捕されるきっかけになったのは店での窃盗行為だった。

 2月未明、都内の商店に不良グループ10人が屋根裏から侵入。現金約19万円を盗んで外に出ようとしたところ、警報が鳴り御用となった。

 窃盗の実行犯は中学3年生が中心で、残りは不良メンバーの8〜10歳の小学生だったが、中には不良グループに加入していない近所の子どもや弟なども含まれていたという。

 低年齢のメンバー中心に窃盗行為をはたらいた理由は、小さいので店に侵入しやすいといった利点があったほか「13歳以下であれば罪にならないから大丈夫だ」と口説き、仲間を勧誘していたためだったという。

 中には何も分からずに加入させられた子どももいたようで、警察に捕まってようやく事の重大に気が付き、「家に帰りたい」と大泣きする子どもも多かったという。

 不良行為はもちろん当人の責任であるが、中には何も知らずに巻き込まれ、犯罪に手を染めていた子どもも少なくなかったようだ。

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