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銀行強盗の犯人は名門高校1年生? 家出の末の暴挙【衝撃の未成年犯罪事件簿】

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画像はイメージです

 一般的に年少者による計画的犯罪は、未遂に終わるか早期に解決することが多い。年少者が非力で、協力者がいない単独犯であること、犯罪に使われる凶器の調達が難しいことなどが理由として挙げられるが、それらをクリアし、ついに犯罪を犯す者もいる。

 1978年8月8日、愛知県豊橋市にある繁華街の銀行に銃を持った男が押し入り、女性の行員を人質にし、現金450万円を奪い逃走するという事件があった。

 幸いにも犯人は後を追ってきた男性行員により取り押さえられたが、連行された警察署では、その犯人の年齢に驚きの声があがったという。

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 犯人の男はどう見ても10代の少年。話を聞くと、この日に16歳の誕生日を迎えたばかりの高校1年生であったという。

 単独で銀行に押し入った理由はこうだ。この少年は佐賀県内でトップクラスの進学校に通い、夏休み前の試験ではクラスで1番の成績を収めた優等生。普段はデカルトやカントの本を愛読する哲学少年であった。だが、試験が終わった後の7月1日に少年は突然、家出して行方不明になってしまったという。

 少年はそれまでためていたお年玉など15万円を手に、全国を旅していたが、資金が底を尽きつつあった。そこで考えたのが銀行強盗であったという。少年は、大分で購入した護身用のモデルガン(3万円)を手に銀行に行き、強盗行為に及んだというわけだ。

 この少年、元「優等生」だけあって計画はバッチリと練っており、身元がバレないようにサングラスを着用し、力の弱い女性を人質にすると事前に決めていたという。

 事前に何度もシミュレーションを繰り返し、銃を片手に脅す姿は「堂々としていて、とても高校生には見えなかった」という。だが、やはり逃げ切ることはできず、体格の良い男性行員に取り押さえられ御用となった。

 この少年がどうして家出したのかは不明だが、この少年の実行力には大人も恐れをなしたという。

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