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壮行会には、公益財団法人日本オリンピック委員会の山下泰裕会長のほか、第32回オリンピック競技大会日本代表選手団から、主将の陸上・山縣亮太選手、副主将の卓球・石川佳純選手、旗手のレスリング・須崎優衣選手が出席(同じく旗手を務めるバスケットボール・八村塁選手は欠席)。そのほかの選手はオンラインで参加した。なお、MCは、元フジテレビの平井理央アナウンサーと東京 2020 オリンピック日本代表選手団公式応援団長・松岡修造が務めた。
VTRで参加した菅義偉内閣総理大臣は「新型コロナの感染拡大により、開催が1年延期され、選手のみなさんも大変ご苦労されたと思います。開催にあたっては、世界から選手が安心して参加できるよう、感染対策をしっかりと行ってまいります」と約束。続けて、「日本で開催されるオリンピックへ出場する喜びを噛みしめながら、世界中のアスリート相手に自分の力を思う存分発揮し、最高のパフォーマンスを見せてください。ガンバレ日本!」と激励メッセージを送った。
山下会長も挨拶。1年延期については「多くの葛藤を抱えてきました」と胸中を吐露しつつ、「いまだ払拭できない不安が残っていることと思います。それでも私は、スポーツの力を信じています」と力強く述べた。そんな会長の言葉に、松岡は「この1年、日本の選手だけじゃなく、世界中の選手たちも苦しんできました。この状況下で、スポーツの力を信じて日本にやってきてくれる……。(会長の)お話を聞いて“世界中の選手を心から応援したい”と思いました」と熱く語った。
壮行会では、応援アーティストとしてゆず(北川悠仁、岩沢厚治)がVTRでサプライズ登場。『栄光の架橋』を披露した。こちらは、全国から届いた直筆応援メッセージ、ゆず、リモートで参加した選手団の顔がリンクし、感動を呼ぶ構成に。感想を問われた石川選手は「元気と勇気をいただきました。今度は私たちが、応援してくださる人に、元気と勇気をプレイで届けられるよう頑張りたい、と改めて思いました」と話した。
最後に山縣選手が挨拶。改めてこの場に立てることが、多くの人の理解とサポートがあってのことだとしつつ、「そういった思いを胸に、オリンピック本番では、選手一人ひとりが持てる力を100%発揮して、悔いのないように頑張りたいと思います」と礼を述べていた。