17日の「文春オンライン」(文藝春秋)による報道で発覚したこの問題。東京五輪・パラリンピックの開閉会式の企画と演出の統括役を務めていたクリエーティブディレクター・佐々木宏氏が、お笑いタレントの渡辺直美をブタに変身させるという演出を提案していたというもので、「容姿侮辱」として大きな批判を集めている。
番組では、海外からも多数の批判が寄せられていることを取り上げたが、このことについて、小倉は「海外の反応は、渡辺直美ちゃんがどういう人か分かってないから勝手なこと言うんだと思いますよ」と指摘。その上で、「僕はね、オリンピックで彼女がその役をやっても絶対にウケると思うの」と断言し、MCの坂上忍も「ウケるでしょうね」と同意していた。
さらに小倉は続けて、「彼女が可愛いと思っているから、佐々木さんも使うんですよ」と言い、「可愛らしいブタのぬいぐるみで彼女が登場してきて、『あ、オリンピッグじゃないんだ、オリンピックなんだ』って言って黄色いぬいぐるみを脱いで、そこでキレのあるダンスをしたら世界中にウケますよ」と自信を持って話していた。
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これに坂上は「小倉さんの言ってることよく分かる」と話していたが、一方、同じくゲスト出演していたフリーアナウンサーの楠田枝里子は「日本人ならウケるんですよ。でも、オリンピックという世界中の人々が集まってくる場所で、価値観も全然違う人たちが見て、それを素直に気持ちよく受け取れるかっていうのは別問題だと思います」と反論。しかし、小倉は「ただ世界中で、ああいう体型の人があれだけキレキレのダンスをやったらウケるから、彼女はアメリカ進出するわけでしょ?」と指摘していた。
この一連の小倉の発言に、視聴者からは「ウケないし傷つける人がたくさんいるから即ボツになったんだよ…」「ブタ演出が世界でウケると思うその価値観が遅れてることに気づいた方がいい」「海外でこういう差別に対してどういう感情を持っているか、全く理解出来てない」という批判の声が続出している。
小倉が今回の問題点を理解していないと、多くの視聴者が感じてしまったようだ。