この日の番組では、17日に菅義偉首相が緊急事態宣言を21日に解除する意向を示したことが話題となった。スタジオではその記者会見をVTRで紹介し、立本信吾フジテレビアナウンサーがパネルを使いながら発言内容をまとめた。菅首相は宣言解除の理由として、「病床の使用率などがしっかりとクリアしている」ことを挙げ、「今後はリバウンドを防ぐ対策を盛り込む」と発言したと報じた。そして、小池百合子東京都知事から「ポイントはリバウンドをどう防ぐか」、黒岩祐治神奈川県知事から
「一番怖いのがリバウンド」などリバウンドに関するコメントがあったとした。
この話題に古市氏は「リバウンドは別にしても良くて。大事なのは医療体制で。いかに感染者が増えたところで、医療体制さえ万全だったら別に問題はないわけじゃないですか」と持論を述べたところ、小倉は「古市君のリバウンドで感染者増えてもいいっていうことに関しては、僕はちょっと疑問があるんだけど。病床数だけの問題じゃないと思うんだよ」と反論を述べた。小倉の意見に古市氏は「日本って、病床数がもともと多い国にも関わらず、医療体制が何でこんなに貧弱なの?という批判は避けられない」と指摘すると、小倉は「実際にその医療体制が、今から行っても(すぐには)整わないということが分かってる」と主張し合う展開となった。
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その後、古市氏はこの議論は噛み合わないと思ったのか、「今回の2回目の緊急事態宣言って、出来の悪い続編映画みたいだなと思って。1回目が成功しちゃったから2回目作っちゃったんだけど、うまくいかなかったなという印象なんです。どっちにしても宣言を一回仕切り直して、リバウンドがまた凄い状態になったら考えればいいと思うんです。取りあえず、この出来の悪い映画は一旦打ち切りでいいんじゃないかなと思います」と述べた。
この古市氏の発言にネットでは「確かにこの一年医療体制は改善されてない」「出来の悪い続編映画とはうまいこと言う」と賛同する意見も見られたが、ほとんどが「医療従事者の苦労がわかってない」「変異種も増えて今以上に医療現場は大変になる」など批判的な意見が占めていた。
リバウンドさせないためには、飛沫を飛ばさないひとり一人の努力が必要で、医療を崩壊させないためには、政治や行政の力が必要だろう。緊急事態宣言の解除とともに、また緊張感を持って感染を抑え込んでいかなければなるまい。