問題となっているのは、一律10万円給付再支給について、麻生太郎財務相が「あれは国債発行してるんだから政府の借金でやるんだよ。後世の人たちにさらに借金を増やすということですか」と発言したことを取り上げていた際の一幕。発言を受け、志らくは麻生財務相について、「昭和の時代の個性豊かなあくの強い政治家」と評した上で、「この物言いっていうのは、今の時代に合わないんですよね」と批判した。
さらに志らくは、「国民は税金を納めているわけだから、困った時に助けてくれるのが国」とし、「平時の時にありとあらゆる国民の意見を聞いていたら国は潰れてしまう。でも今は有事なんだから」と国民の声に耳を傾けるべきタイミングだと発言。「本当に何も悪いことをしてないですよ、みんな。一生懸命働いている人たちが『もうどうにもならない。やっていけないんだ』と。この食べ物がいっぱいある時代に子どもを抱えながら乾麺しか食べることができないんだ、って」と経済状況の悪化を嘆いた。
>>菅総理に「滑舌が甘い」神田愛花が主張、ロンブー淳は「滑舌が悪かろうが私は耳を傾ける」と皮肉?<<
志らくは「こういう人たちが『ありがとう』と言ってくれるようなお金の使い方をすればいい」と指摘。麻生財務相の発言そのものについては「確かに間違ってはいない」としながらも、「『何とかしてわれわれが助けますから』というメッセージ性がないんですよ。『あんたたち困っているなら死ね』って聞こえるんですよね。この物言いを何とかしてくれないと、やっぱり不満は出てきますね」と話していた。
しかし、志らくのこの発言に視聴者からは、「一律を否定しただけでなぜ『死ね』?」「困ってる人には無利子無担保の貸付制度もあるのになぜ紹介しないんだろう」「さすがにどう切り取っても死ねには聞こえないわ」という疑問が集まってしまっていた。
コロナ禍による生活困窮者には、「生活福祉資金の特例貸付」「住居確保給付金」などの特例貸付がすでに用意されている。志らくの拡大解釈に視聴者の多くが違和感を覚えたようだった。