14日、小池百合子東京都知事が、昼夜を問わず外出を自粛するよう強く呼びかけた。これを受けて番組では、芸能人4人が経営する飲食店を訪れ取材。VTRに登場したのは、自分の焼肉店のアルバイトの給与を気遣う貴闘力、テイクアウトやデリバリーに活路を見出そうとする馬肉専門店経営のドロンズ石本、バーを共同経営する高齢の母の体調を気にして休業する矢部美穂だ。いずれも店の経営に苦悩している様子だった。
そしてもう1人、から揚げと卵焼きの専門店『から揚げの天才』をプロデュースするテリー伊藤も取材に答えていた。始めに、店舗の人気メニューが紹介され、売上が下がっていること、仕方なく出前などに力を入れていることなどがレポートされた。その後、テリー伊藤はカメラに向かって、「(昼間も外出自粛を求める発言に対し)いやあれは酷すぎますよね。あまりにも現実をね、それこそ社会を見ていないと思って、夜もダメ昼もダメだったらみんな潰れちゃいますよ」と語気を荒げて訴えた。
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これに対し、MCの立川志らくも「店舗が工夫するにも限界がある。(国も)いいかげんにしてほしい」と発言、メインコメンテーターの田村淳も「気持ちで頑張ろうと思っている姿を国は受け取って欲しい」など同情を示した。
しかし、ネット上では「マスコミがちゃんと伝えないからだ」「芸能人は店の宣伝してもらって良いねぇ」などマスコミの姿勢に対する批判や、「感染拡大させないためには仕方ないでしょ」「出かけないのが当然だろ」など、発言への非難が相次いでいた。
今回の緊急事態宣言で、多くの飲食店が窮地に立たされている。我慢するしかない飲食店は、国の対応にストレスが溜まる一方のようだ。