番組では、「なぜ首相の言葉が響かないのか」が話題となった。まず、国山ハセンアナウンサーが番組調べとして、「響かない理由」をパネルで紹介をした。その理由とは、「原稿を読んでいる」「断言をしない」「感情が見えない」の3つだった。番組ではこの3つの理由を軸に、コメンテーターやゲストのコメントをまとめた。
その中で、最初に感想を求められた神田は唐突に、「首相の滑舌が悪い」ことを話し始めた。「一国の総理の主張に対して言うのはあれなんですけど」と前置きをした上で、「滑舌が甘いなと思う時が、ちょっとどころじゃなくて結構ありまして」「特措法のこと『とくそー』、お願いしてを『おねがいちて』となっちゃっていて、音だけ聞いていると言葉が分からない」と発言し、「滑舌は治るのでちょっと練習して」と注文をつけた。これに対し、MCの立川志らくは滑舌を直したから国民がついてくるという問題ではないと返したが、神田は再び、「1回の言葉で伝えるというのは必要じゃないかと思う」と主張した。
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国山アナは「スピーチは重要ですよね」とまとめたものの、滑舌からはそれ以上話が広げられなかった。その後、メインコメンテーターのロンドンブーツ1号2号の田村淳が「首相は質問に対して明確な答えをしてほしい。滑舌が悪かろうが私は耳を傾ける」と滑舌について軽く触れたものの、月曜レギュラーの橋下徹氏やゲストの流通経済大学教授の龍崎孝氏は、持論だけを述べ滑舌については触れないままだった。
ピントの外れたコメントをした神田に対しネットでは、「神田さん鋭い指摘」との賛同もあったものの、ほとんどが「論点がずれてる」「滑舌なんてどーでもいいわ」「そうやってイジメが始まるのだ」「総理のお国なまりを批判しているのか?」「秋田弁をdisってる」など、コメントへの批判となった。
支持率が下がり続ける菅総理に対しては、滑舌はどうであれ、日本の進む方向をしっかりと示してほしい、というのが国民の声だろう。