この日、『Mr.サンデー』では、新型コロナウイルスおよび観光需要喚起策GoToトラベル関連のニュースを伝えた。
同日の新型コロナウイルスの新規感染者は全国で2387人、東京だけでも480人を記録。それに伴い、GoToトラベルキャンペーンの利用自粛などが政府で検討されているといったことがスタジオで紹介された。
『Mr.サンデー』によると、GoToトラベルキャンペーンは政府と東京都で食い違いがあるとし、東京都は1月11日まで都内全域に自粛要請をしたい一方、政府は都内23区に限定して自粛要請をするなど、政府側はギリギリまでGoToトラベルキャンペーンを行っていく方針であるという。
その報道を受けた木村は「最近思う事がありました」と切り出し、「菅総理は四文字熟語で考えると『優柔不断』かと思ってたんだけど、最近は『勇猛果敢』だと思う」と切り出した。
木村によると、「地方の経済はGoToがないと潰れる」と語り、「菅さんは日本経済を絶対に潰してはいけないと考えている」「本人の口からは絶対に言わないけど、日本の経済状況を守るためなら感染状況が広がっても仕方がないと考えているはずだ」「今日の日本の死亡者が19人だけど、日本の8割しか人口のいないドイツでは一日400人が死んでいる。国際的に見ると微々たるものという判断もあり得るのではないか」と菅総理の考えを推察した。
>>『Mr.サンデー』木村太郎氏の「命より経済を優先すべき」が物議 発言の真意は<<
この発言の直後、ネットでは木村の発言について、「菅さんの政策は『勇猛果敢』とは違うような」「感染拡大は一旦置いといて経済を維持させるのが本当に『勇猛果敢』なの?」といった声が続出。また、「ドイツに比べて死者が少ない」に発言したことについては、「医療関係者が聞いたら怒ると思う」「医療崩壊の現状が見れていないのでは」といった声が相次いだ。
なお、木村の出した数字にはほぼ間違いはなく、「そのような見方もできる」とは言えるとは思うが、かなり過激な発言だったことは間違いなさそうだ。