渡部は、複数の女性との不倫現場として『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた、「多目的トイレ」の場面に出演したと見られる。この一部始終が報じられると非難が集まり、渡部が12月3日の夜に、急きょ謝罪会見を開く流れとなった。
>>『ガキ使』お蔵入り報道の渡部、出演シーンは問題の場所だった? 最大に“アウト”だったのは<<
ダウンタウンの松本人志は6日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「今年の年末はお子さまからおじいちゃんまで楽しめる番組になっている」とコメント。これは、実質的に渡部のシーンはないと示唆するものだろう。
「笑ってはいけない」は長時間ロケが行われるため、放送時間に入り切らないものもある。未放送シーンの一部はレギュラーの「ガキの使い」で流れるが、今回の渡部のように完全にお蔵入りとなるものもある。
2019年の同番組の収録中に起きた俳優の佐野史郎が腰椎を圧迫骨折したシーンは、全カットとなった。この事故に関しては、番組の放送作家を務めた男性と佐野の間で起こった、主張の食い違いも注目を集めた。
さらに、「笑ってはいけない」の収録は例年ならば11月中に行われる。年末特番としてはかなり早い時期のため、その後に起きたニュースでお蔵入りとなることもある。2017年の収録では、ダチョウ倶楽部の上島竜兵と出川哲朗が、お尻に空気を入れて腕相撲を行い、先にオナラを出した方が負けるシーンがあった。ただ、放送前の12月に、いたずらで肛門にエアーコンプレッサーで空気を注入された男性が死亡する事故が発生したため、放送は見合わせに。
また、オンエアされたものの、DVDでカットされたシーンも。2015年の放送で、おかずクラブのオカリナとビジネスキスをしたSMAPの中居正広の出演シーンは、DVDでは全カットとなった。翌年1月に始まったSMAP解散騒動のゴタゴタばかりでなく、このやりとりを巡ってオカリナに非難が殺到する炎上状態となったため、何かしらの配慮が働いたのだろう。
お蔵入りは出演者としては無念だろうが、番組の注目度が高い分、影響を考慮する必要はあるかもしれない。