話題になっているのは、今月22日に行われた最終テレビ討論会の中で、候補者のバイデン前副大統領が何度か言葉に詰まった場面を取り上げた際の一幕。頭の言葉を4、5回繰り返してようやく話し始めるというシーンが2回ほどあったとのこと。MCの坂上忍は「まあね……。また、そういう目で見ると余計際立ちますけども、僕らだってド頭で噛んでるんですよ」と苦笑。進行の伊藤利尋アナウンサーは「二人揃って噛んでるからアレなんですが、でも、我々と立場が違います」と言い、坂上は「もちろん、もちろん」とうなずいていた。
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しかし、このふたりの会話に解説として出演していたジャーナリストの木村太郎氏は、「この話はしたくないの!」と食い気味に割り込み。バイデン氏について、「吃音なんですよ」と指摘し、「これは、責めちゃいけない。僕はね、吃音を批判する気はまったくない。言葉に詰まったことを否定する気は毛頭ない」と話した。また、バイデン氏について、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席と渡り合えるかどうかは不安視しているものの、「そういうことは言うけど、吃音の話はしない方がいい。僕はしたくない」と断言していた。
その後、伊藤アナは言葉に詰まった場面の話題を飛ばし、バイデン氏の失言についての話題に。視聴者からは、この木村氏の注意に「木村さん、ナイス!」「吃音に理解のある人がワイドショーに出てることに涙が出そうになった」「確かに責めちゃいけないし、ネタにしてもいけない」といった称賛や賛同が集まっていた。
番組に出ていたバイデン氏の言葉の詰まりをまとめたパネルには、バイデン氏が幼少期から吃音症に悩んでおり、20代になって克服したものの、現在も症状が出るということは記されておらず。木村氏の発言は番組を視聴していた吃音に悩む人からも支持を集めていた。