同映画は、脚本家・内館牧子さんの小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」が原作。伊藤演じる、「源氏物語」の世界にタイムスリップした、フリーターのネガティブ男子が、三吉彩花演じる弘徽殿女御に仕え翻弄されながらも、未来を当てる陰陽師として認められることで成長していく姿を描くという。
>>前作は興行成績以外にも失敗が? 黒木瞳、2度目の監督作撮影を断行したワケ<<
各紙によると、伊藤は本番直前に黒木監督から急きょ台本にないキスの演出を受けたことを明かし、「(ためらっていると)後ろから『いけ!いけ!』と(黒木の)声が聞こえた」と苦笑。黒木は、「なかなかいかないんですもん」と暴露した。
「三吉は撮影に入る前、黒木から個人的に演技指導を受けていたことを明かし、黒木は得意げに裏話を明かしその姿勢を絶賛。しかし、黒木の演技が評価されたことはなく、そんな黒木に“弟子入り”した三吉の女優としての今後が心配される」(会見を取材した記者)
黒木の4年前の初監督作品は「嫌な女」で興行収入はわずか6200万円と大惨敗。木村佳乃と吉田羊がW主演したが現場ではひと悶着あったようだ。
「吉田といえば演技派として知られているが、そんな吉田になんと黒木が演技指導。吉田はすっかりキレてしまい、現場ではずっと“冷戦状態”だった」(映画業界関係者)
今作は伊藤とも三吉とも打ち解けた様子だが、前作に続いてコケた場合、監督としての次回作はなさそうだというのだ。
「前作も今作も黒木と同郷の映画界に影響力のある人物が出資している。さすがに、その人物も遊びで出資しているわけではないので、今作もコケたら黒木にきついお灸を据えることになりそうだ」(同)
今作で監督としては“引退”かもしれない。