>>芸能人のコロナ感染続出で各テレビ局が抱える問題<<
「この日は秋から始まる新ドラマ、また舞台の番宣を兼ねて、唐沢寿明、武田鉄矢、檀れいといった俳優陣、さらにはみちょぱ、生見愛瑠といった人気モデルなどが登場しました。しかし、本物の楽器の音色や最高級の食材の味が分からずに次々と脱落。全7組中5組が『映す価値なし』として消えてしまい、広いスタジオがガラガラとなる異常事態に発展したのです。これには、ダウンタウン浜田雅功も『番組史上初めてですよ』『なんじゃこりゃ!?』と驚き、SNS上でも『神回』という声が多く寄せられていたほどです」(芸能ライター)
だが、冒頭で挙げたように、番組内での感染対策は“ゆるゆる”と言わざるを得ないものだった。正解と不正解を分ける各部屋に入る前の廊下にはアルコール消毒液が置かれ、各人は入る前に手指を消毒してからドアノブに触れていた。
また、部屋にある座席は、これまでの全員が座れる従来のソファから、1人ひとりが座る椅子に変わっており、その間は透明のアクリル板で仕切られていた。
ところが、格付けマスターの浜田が正解の部屋に入ってくると、そこに待機していたタレントは立ち上がり狂喜乱舞。悲鳴を上げて、浜田とハイタッチ。これではアクリル板や消毒の効果も意味無しだろう。さらには、部屋にすし詰め状態になっていたこともあった。
ただしオープニング、画面下には「番組内容に鑑み出演者全員PCR検査を受け収録を行っています」というテロップが打たれていた。番組スタッフはそのために参加者たちのハイタッチなどもOKと判断したのだろうが、やはり視聴者も気になってしまったのだろう。SNSでは「ソーシャルディスタンスとかどうなってるの?大丈夫?」「詰めの甘さを感じる...」「格付け見てたらコロナ対策の適当さがよくわかる」と心配の声が絶えなかった。番組の面白さの前に視聴者がそれを気にしていたとしたら、番組制作者として失格ではないだろうか。