「妻子持ちの上司が発熱。上司は念のため2週間、自宅で仕事をすることになりました。朝礼でそのことが部署の全員に伝えられたのですが、伝えられるとすぐに同僚の一人が『私も念のため、自主隔離したほうがいいかも』と言い出したんです。彼女は上司の不倫相手と噂されていましたが、こんなに分かりやすく匂わせてくるとは思いませんでしたね。結局、彼女も自主隔離し、2週間後、2人は揃って出勤。周囲は冷めた目で見ていました」(20代女性)
さらに、仕事を通じてこんな匂わせをする人もいたようだ。
「互いに結婚していて、ダブル不倫中だった男女。そんな彼らと私で、テレワーク中にテレビ会議をすることになったのですが、テレビ会議が終わると、なぜか彼らは私に先にテレビ電話を切るように促してきました。私がテレビ電話を切って後は2人きりで話したいと言わんばかり。一度電話を切ってから勝手に2人で話せと思いましたね。自分たちが男女の関係だということをアピールしたかったのだと思います」(30代女性)
緊急事態宣言が解除された後に、匂わせ行為を目撃した人もいる。
「私の同僚のA子は上司と不倫中。会社でも時々目配せをしたり、偶然を装って一緒にランチに出たりして、見ていられないことも多々ありました。そんなA子は、緊急事態宣言が解除されてから、上司と一緒に旅行に行ったのか、週明けに同じ行先のお土産をチームのメンバー全員に配っていてドン引きしました。旅行先がマイナーな場所だったので、偶然にしても被ることはないです。その後、もちろん、2人は付き合っているのかと噂になりましたが、A子と上司は噂になっていることが嬉しそうでした。私を含め、周りは不快なのに…」(20代女性)
コロナ禍によって、職場を中心に、多くの匂わせ行為が行われていようだ。