ーーまずは本運動のアンバサダーに就任した今の心境をお聞かせください。
横澤:法務省という、あまり一緒にお仕事をする機会のない機関の方々とお仕事ができてすごく楽しいです。この仕事に携わることで、ボランティアでこの問題に貢献されている方々が全国にたくさんいることを知ることができました。自分も改めてそういう人たちに近づけるよう頑張りたいなっていう気持ちになりました。
ーー周囲を明るくするための運動ということですが、ご自身で心がけていることはありますか?
横澤:当たり前のことですけど、気分屋にはならないでおこうって気をつけています。朝から機嫌が悪かったりすると、周りの人に迷惑をかけてしまったりする。そういう風にならないようにしようって。自分で感情をきちんとコントロールして周りと接していきたいです。家の雰囲気に関しても、わたしの機嫌一つで家族の雰囲気が変わったりもする。旦那さんにもやっぱりちゃんといい顔していないといけない。人を思いやる気持ちを大切にして、機嫌の悪い日は作らないようにしたいです。世の中を明るくできるようさらに今後、頑張っていきたいです。
ーー今年2月に出産を経験されて、その後生活面で変わったことなどはありますか?
横澤:睡眠です(笑)。寝れないとは聞いていたけど、想像以上でした。仕事で睡眠不足になるとかいうのとは比じゃないくらいです。ママになってからは、ぼーっとしている時間がない。やらなきゃいけないことも一気に増えました。子育てに関しても助産師さんがついていて欲しいって思うくらいです。最初は自分に育てられるのかって不安なことも多かったですし。
ーー特に今回コロナの影響などで、子育て面ではより苦労が大きかったのではと思います。
横澤:外に出れないですからね。せっかく女の子だしって、ワンピースとか買ってあげていたものが全然着せれなかったり。お出かけ用の服を着ないまま服がサイズアウトしちゃうんです。予防接種とかは行かないといけないので外に出るんですけど、その時にむちゃくちゃおしゃれさせて出かけたりしていました。子育て以外だと、自粛生活の中で最近テレビ電話にハマったりもしました。
実家にも帰れないし、実家の両親も来れないので、テレビ電話でコミュニケーションを取るのが当たり前になっているんです。実家もそのためにWi-Fiを買ったりして、我が家のネット環境が良くなったかもしれないです。
ーー“ママ友”はできましたか?
横澤:病院でできた人がいて、同じ月齢だと話す内容も似ているので共感できます。あと先輩のママさんだと、色々聞きやすくて、こういう時どうするのって相談したり。例えば子供って寝返りを打つと、自分で戻れないってことをわたし知らなかったんです。ずっとうつ伏せになってしまう。知らないことだらけなので勉強の日々だなって。実はもともとベビーシッターやチャイルドマインダーの資格を取っていて、仕事をしたこともあったんです。でも、今回自分で出産して育てる立場になって、人を預かるのと、育てるのは全然違うことだって学んだりもしました。
ーー芸能界で相談できる相手はいるんですか?
横澤:ジャングルポケットの太田博久さんの奥さんの近藤千尋ちゃんだったり、チョコレートプラネットの松尾駿さんの奥さんとかです。松尾さんのところがこないだ生まれたのでお話ししたりしたんです。あと、ぺこ&りゅうちぇるのぺこちゃんもそうです。ぺこちゃんのところは今2歳かな。経験してることばかりだから、話す内容が全然違っていて説得力があります。太田さんの奥さんも2人目だからさらに違う。いろんなことを教えてもらっています。
ーー今後は育児と仕事の両立です。
横澤:劇場に託児所が欲しいです(笑)。大宮の劇場に最近できたんですけど、託児所がもっと広がればいいなって。吉本の劇場に全部あればいいのにって。
ーー将来娘さんと一緒に仕事したいという気持ちはあるんですか?
横澤:それは全然ないです(笑)。わたし、家の顔と外の顔って全然違うんです。外ではスイッチを入れているので。あと、仕事に関しては(仕事漬けになるのではなく)家にいるのもいいなって思っているんです。できるだけ今後は子供のそばにいる時間も増やしていってあげたいと思っています。
(取材・文:名鹿祥史)