56歳の女は今年1月から6月にかけ、紀の川市在住の54歳女性の家の庭や花壇に生ゴミや汚物を捨てる、理由もなく家の周辺を見張るなどの嫌がらせをした。2人は男女関係でトラブルになったことがあり、その延長線上の犯行だと思われる。警察の取り調べに対し、女は容疑を概ね認めているものの、「一部は覚えがない」と話しているという。
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過去の男女関係を恨み、汚物や生ゴミを花壇に捨てて「ウサを晴らす」とは驚いてしまうが、「些細なこと」をきっかけに迷惑行為を繰り返す事件は多々発生している。2017年には、兵庫県西宮市で、ゴミの集積場を自宅の前にされたことに腹が立った86歳の女性が、当時自治会の役員を務めていた61歳女性の自宅の前で7年間、「謝れ」「嘘つきババア」などと叫ぶなどの嫌がらせを行い、逮捕されている。
いずれも、他人から見れば「些細なこと」と思えてしまうが、当事者からすれば「許しがたい」こと。その恨みをなんとか晴らそうと、「嫌がらせ」に出るのかもしれないが、迷惑行為はれっきとした犯罪である。
なんとも嫌な事件に、「迷惑すぎる。持ち家だったら引っ越しも簡単じゃないし」「そんな攻撃的な思想を持っているから振られる」「人生の折り返し地点を過ぎて、こんな生き方しかできないなんて、情けない」など呆れの声が上がる。
また、「こういう人間が逮捕されて反省すると思えない。必ずまたやる」「再犯しそう。引っ越せればいいけれど…」「やられた方が損する社会をなんとかしてほしい」と、今後を心配する声も出た。
被害を受けた女性が不利益を被ることがないよう、警察に配慮を求めたい。