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騒音にキレて木刀と包丁でチャンバラ 行動に「怖すぎ」の声 【ご近所トラブル事件簿】

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画像はイメージです

 近隣トラブルの原因となりやすい騒音。被害を受けるほうが怒りを募らせるのはもちろんだが、中には自覚がなく、注意されたことに腹を立て、お互いが怒りをぶつけ合う事態に発展することもある。そんな騒音のトラブルが思わぬ乱闘になったのが、2015年千葉県で発生した事件だ。

 3年ほど前から、同じマンションの隣人として住み、騒音問題で対立していた51歳の男性と、45歳の男。10月21日、騒音に腹を立てた51歳の男性が木刀のようなものを持って45歳の男宅に乱入。すると45歳男は包丁を持ち出し、応戦した。

 命をかけた「チャンバラ」となった2人。包丁を持ち出した45歳の男が、木刀で殴り込んだ51歳男の首を数回刺し、殺人未遂の現行犯で逮捕される。

 逮捕された男は「木の杖で数回叩かれたため、包丁を振り回した。殺す気はなかった」などと供述している。なお、刺された男性に怪我はなかった。

 この事件が報じられると、「千葉怖すぎ…」「包丁と木刀でやり合うなんて…」などと、恐怖の声が上がる。また、「やりすぎだけど騒音に悩んでいたらこれくらいのことはしたいと思うかも」「51歳の男が何回も注意しても、45歳男が聞かなかったのではないか」「木の杖で叩かれたのが本当なら、包丁で応戦するのも仕方ないのでは」という声もあった。

 正当防衛にもなりそうな事案だが、その後どうなったのかについては取材したが、掴むことができなかった。

 賃貸物件、一軒家、分譲マンションなど、日々暮らすことになる住宅で、第三者によって騒音や迷惑行為を受け続ければ、正確な精神状態でいられず、犯罪行為に走ってしまうこともありうる。しかし、そのような行為に出れば、犯罪者となり、人生に汚点がついてしまうことになる。

 近隣トラブルが発生した際に、「どうするか」を考えておく必要がある。

文・櫻井哲夫

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