逮捕されたのは、札幌市白石区に住む59歳無職の男。27日午前9時頃、札幌市教育委員会に電話を掛け、「近くの中学校のチャイムがうるさい。うちにはガソリンがある。これをばらまいて火をつけてもいいんだぞ。学校に撒き、皆殺しにしてもいいんだぞ」などと、約40分脅迫した。
当日実際に放火される被害はなかったが、警察が捜査を開始。男は電話の際、自分の名前を名乗っており、白石区在住の男が逮捕された。警察の取り調べに対し、容疑を認めているという。学校のチャイムが近隣住民にとって騒音と感じてしまうことは致し方ないことだが、それを理由に放火をチラつかせて鳴らすことを止めるよう脅迫するとは驚きだ。
この犯罪に、「日勤で働いていれば、チャイムが鳴る時間に家にはいない。お前が悪い」「精神疾患だったのだろう。こういう自己中心的な発想を持つ老人が増えている気がする」「人間暇すぎるとろくなことを考えない。なんでもいいから働けよ」と、男に対して怒りの声が殺到する。
また、「除夜の鐘がクレームで中止に追い込まれている。今後、同じような事案が増えるかもしれない。日本がどんどん異常になっていく」「中学校の方が先にできていたはず。それでもクレームを入れる神経が怖い」「だいたいこういうクレームを入れるのは、学校の後から引っ越してきた人間」という声も出た。
学校のチャイムがうるさいと感じたのなら、自分が引っ越せばいいだけのこと。それをせず、昨年発生した「京アニメ放火事件」を踏襲するかのような脅迫電話を掛けた59歳無職男の犯罪は、刑罰以上に許せないものを感じた人が多かった。