高須院長は、昭和天皇の写真を燃やす、旧日本軍を揶揄する、軍による強制連行事実が無い従軍慰安婦関連の像を展示するなどした「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員長で、費用を県の公金で賄った大村知事に、自身のTwitterで強い憤りを表明。さらに、コロナ禍で「思想の偏った展示物に市税は出せない」とする河村たかし名古屋市長を提訴したことなどにも不満を見せ、「リコール」を示唆していた。
1日午後になり高須院長は、Twitterで「お待たせしました。かっちゃん動きます」と投稿し、2日に「お辞めください大村秀章愛知県知事・愛知100万人リコール活動」の設立及び活動報告プレスリリースを午後2時から行うと発表。当初、会場は愛知県政記者クラブとしていたが、後に「取材の申し込みが多すぎて三密の回避」のため、名古屋国際ホテルに変更したことを明かした。
当日、会場には河村市長に加え、政治評論家の竹田恒泰氏、元小説家の百田尚樹氏、編集者の有本香氏らが姿を見せる予定で、高須院長は大村知事から「医療崩壊している」と批判され不快感を見せた吉村洋文大阪府知事についても、「応援に来てくれたらいいな」とTwitterに投稿した。(吉村知事は公務のためZoomで参加予定)
大村知事のリコール運動についてネット上で賛同の声が上がっている状況。一方で、「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督を務めた津田大介氏は、自身のTwitterで(現在は削除)「リコールなんてできるわけないし、単に相手方の理不尽な主張を結果的に宣伝するだけだから今回に限っては放置が正解と思うけどな」と切り捨て、「ネトウヨが騒いでいるだけ」「一部の人しか賛同していない」と、津田氏の意見に賛同する声もある。
このような声に、高須院長は「『できるわけがない』だと? 現状を何も知らんくせに。いま着々とリコール作戦が進行している。手応えよし。このまま進行すれば、必ずリコールできる」と宣言し、「頑張ってください」「多くの愛知県民が応援している」などの声が寄せられた。なお、この件について大村知事はコメントしていない。
意見の反する者を次々とブロックし、「あいちトリエンナーレ2019」の断行やコロナ対応で東京と大阪を「医療崩壊した」と批判するなど、その行動が物議を醸す大村知事。高須院長のリコール運動を通じて、県民がどのような判断をするのか注目される。
記事の引用について
高須克弥のTwitterより ttps://twitter.com/katsuyatakasu