事の発端は、朝日新聞デジタルが、大村知事が「首都圏や大阪圏で医療崩壊が起きた」「ひと山越えてめでたしではない。検証しないとまだ同じことになる」と話したと報じたこと。同サイトによると、大村知事は11日の記者会見でも、「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で、東京と大阪で起きた」「医療崩壊を起こしたら行政としては負け」とコメントしたという。
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大村知事は自身のTwitterでこの記事を引用し、「国民の命を守る医療提供体制を確保していくためには、事実関係をしっかりと検証して、事実関係を踏まえて対応していくことが何よりも重要です」と、「東京と大阪で医療崩壊が起きていた」と主張していることを暗に認めた。
「医療崩壊した」と名指しされた形になった吉村知事は、自身のTwitterで「大阪で医療崩壊は起きていません。何を根拠に言っているのか全く不明です」と反論。続けて、「一生懸命、患者を治療する為、受け入れてくれた大阪の医療関係者に対しても失礼な話です。東京もそうですが。根拠のない意見を披露する前に、県は名古屋市ともう少しうまく連携したら?と思います」と怒りを見せる。
これに反応したのが、愛知県に本拠を置く高須クリニックの高須克弥院長。吉村知事のツイートを引用し、「崩壊しているのは大村知事の脳だと思います。なう」とバッサリ。そして、松井一郎大阪市長も「#大村寝てろ」「#吉村寝ろ」のハッシュタグをつけた上で、「大村さん、大阪が医療崩壊している事実ってなんでしょうか?貴方も公人なんだからエビデンスを示して下さい」と詳細を説明するよう求めた。
「東京と大阪では医療崩壊が起きていた」と指摘した大村知事。ネット上では、大村知事に対し、「明確な根拠を示してほしい」という声が上がっている状況だ。
記事の引用について
大村秀章のTwitterより https://twitter.com/ohmura_hideaki
吉村洋文のTwitterより https://twitter.com/hiroyoshimura
高須克弥のTwitterより https://twitter.com/katsuyatakasu