「先週金曜日、大村氏は非常事態宣言を発令しました。今回、愛知県庁から中継をつないだ大村氏は、国とは別に非常事態宣言を出したことについて、『(国の宣言の対象地域に入っていないことは)感染者数、患者数が少ないということなので、むしろ好ましい』としながらも、『2~3月にかけて全国に先駆けて、高齢者を中心にスポーツジムのクラスターと、デイサービスのクラスターという、2つの大きなクラスターが名古屋で起きた』と説明。さらに、『(その2つのクラスターによって合計)113人も感染した』とした上で、『(愛知県は)横浜のクルーズ船からも137人を受け入れた。ということで、本当に重たい荷物をしょって、3月の後半までやってきた』と、県内感染者を『重たい荷物』呼ばわりしたのです」(芸能ライター)
大村氏は続けて、「4月の頭は患者数が減ってきたが、4月3日からもう1つクラスターができて、(感染者数が)上がってきた」と言及。他にも、感染経路を追えないことなども加味して、非常事態宣言を発出したという。ちなみに、きのう時点の愛知県内の感染者数は延べ333人(うち死亡24人)となっている。
大村氏の発言は、フジテレビのスタジオ、また自宅からテレワーク出演しているMCの小倉智昭とのやり取りの中で飛び出したものだが、SNS上ではその失言に「流石に感染者を重たい荷物は酷いな…」「その言い方は比喩にしてもひどすぎます」「もっと他に良い言い回し無かったんかな?」と物議が殺到。また、数々の失政を繰り返してきた同知事に「重たい荷物?大村知事ご自身のことかな」と皮肉を放つ視聴者もいた。
見えない敵・新型コロナウイルスが、次々と政治家の資質を浮き彫りにしているが、今回はその「好事例」だったのではないだろうか。