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ソフトB・ムーアも開幕後はスランプに? 上沢、山岡、小川が中盤以降に失速…オープン戦奪三振王たちの末路

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小川泰弘

 2月16日~3月15日の日程で行われているプロ野球オープン戦。新型コロナウイルスの影響で無観客というアクシデントがありつつも、各球団はシーズンへ向け主力の調子や新戦力の見極めに努めているが、そのような中早くも存在感を発揮している新助っ人がいる。それがソフトバンクのムーアだ。

 昨年12月にデトロイト・タイガースからソフトバンクに入団したムーアは、オープン戦でここまで3試合に登板し「2勝0敗・防御率0.00・13奪三振」という数字をマーク。現時点(11日終了時点)の奪三振数が全体トップということもあり、ソフトバンクファンから寄せられる期待も日に日に高まっている。

 ただ、ここ3年のオープン戦の個人投手成績を振り返ってみると、奪三振数トップだった投手はいずれもその後の本シーズンで苦しみを味わっている。

 昨年のオープン戦で24個の三振を奪い奪三振王に輝いた日本ハム・上沢直之は、同シーズンの開幕戦で自身初の開幕投手を務め6回3失点と粘投。この試合を含め6月までに11試合に登板し、「5勝3敗・防御率3.15・64奪三振」とまずまずの成績を残していた。

 しかし、6月18日DeNA戦の6回裏、相手打者・ソトの放った打球が自身の左膝を直撃。これによって「左膝蓋骨骨折」で全治5か月と診断された上沢は手術を余儀なくされ、その後2019年シーズン中に戦線復帰を果たすことはできなかった。

 2018年のオープン戦で22個の三振をマークし奪三振王となったオリックス・山岡泰輔は、開幕から先発ローテーション入り。しかし、5月5日~7月28日にかけての11登板で「0勝8敗」を喫するなど勝ち星に見放される日々が続いた。

 その後8月初旬から中旬の期間に中継ぎへ配置転換されたことが契機となり、同月下旬からは先発として復調した山岡。ただ、最終成績は「7勝12敗・防御率3.95・121奪三振」と、前半戦の不振を全て取り返すことはできなかった。

 2017年に24奪三振をマークしオープン戦奪三振王となったヤクルト・小川泰弘は、4月1日~5月20日にかけての8試合で「4勝2敗」と序盤は好調。しかし、同月27日中日戦で背中を痛めて戦線離脱すると、復帰後はリリーフに配置転換された。

 7月7日広島戦で1イニング6失点を喫するなど、リリーフとしては今一つ振るわなかった小川。その後同月29日から再び先発に戻ったが、シーズン成績は「8勝7敗・防御率2.83・109奪三振」と物足りない成績に終わっている。

 過去3名の奪三振王たちはいずれも、シーズン序盤は好調ながら中盤以降に不調、アクシデントに襲われている。このことを考えると、不振の理由は開幕前のオープン戦の段階で、早くも調子のピークが来てしまい、その後の練習でも持ち直せなかったことではないかと思われる。

 今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、本来20日に予定されていた開幕が4月以降に延期されることが決定している。普段のシーズンに比べ調整が難しくなること、そして過去3年の“タイトルホルダー”のその後を踏まえると、ムーアにもまだあまり期待しすぎない方が賢明かもしれない。

文 / 柴田雅人

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