小川泰弘
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スポーツ 2021年01月09日 17時30分
ヤクルト・小川、FA残留でより苦しい立場に?「進化した自分を見せなければ」槙原級の“答え”は示せるのか
東京ヤクルトスワローズの小川泰弘は昨シーズン終了後よりFAを宣言し、期せずしてストーブリーグの主役の一人となるも、残留という決着を迎えた。先月末の会見の場で「(山田)哲人が夢に出てきた」というエピソードも残留の要因と語り、当初から提示されていた、4年総額7億5千万円(推定)で契約。球団からの強い熱意、最大限の誠意にも応えた形となった。 2013年のルーキー時より先発マウンドに登り続け、8年のキャリアを経てFA資格を取得した今オフ、プロ選手としての自身の可能性を手繰り寄せる機会が訪れた。 1年目に16勝を挙げ最多勝、最高勝率にも輝くなど、まさにメジャーの大投手・ライアンの異名の如く躍動感あふれるマウンド姿で、強烈な印象を放った。だが、その後は目立った成績を残せず、ここ2年は防御率も4点台と、ヤクルト投手陣を支える存在であるだけに、燕ファンのやるせなさは膨らみ続けている。 宣言後、日本ハムや巨人が獲得へ乗り出したとも伝えられ、小川自身も「気持ちが揺らいだ」と心境を吐露。プロである以上、選手としての価値を探ったことは自然の流れだが、これまでの成績から、今回のFA宣言への様々な反応があったことも事実だ。 また、FA制度が設立以降、多くの選手たちが権利を行使してきた歴史がある中で、移籍、残留に関わらず、周囲からの期待に応えるとともに、選手としての覚悟とプライドを成績で表さなければならない。思い出されるのが、FA導入初年度の1993年、当時、巨人3本柱の一人だった槙原寛己がFAを宣言するも、長嶋監督の慰留により残留。翌年に完全試合を達成し、日本一にも貢献。自身の評価へ疑問を抱いたが故の権利行使に対する「答え」を実力で示している。 小川も同様に、これまでの評価を覆すため、そしてチームへの想いを表現するためには、更なる飛躍が求められる。高津監督からは既に2021年シーズンの開幕投手に指名されており、もはやチーム内での立ち位置も明確になった。年明けには自主トレを公開、その中で「進化した自分を見せなければならない」と今季への強い想いを語っている。 昨年は投手としての栄誉であるノーヒットノーランという大記録を達成し、改めてポテンシャルの高さを見せつけた。来たるべき新シーズンは、東京ヤクルトスワローズのエースとしてチームを上昇気流へと導き、さらには再びチームに栄光をもたらすべく、その右腕に力を込める。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年12月25日 11時10分
ヤクルト・小川、FA残留は不幸の予兆か 奥川と明暗が分かれる? 7億円ゲットも本人は不服か
「残留する。間違いない」――。12月24日夜間、フリーエージェント権(以下=FA)を行使した東京ヤクルトの小川泰弘投手が残留するとの情報が駆け巡った。その一報だが、「残留せざるを得ない」というものだった。他球団からのオファーはなかったようだ。また、残留交渉に当たった東京ヤクルト側も「年越し交渉はしない」と伝えていたそうだ。 「今季8月にノーヒットノーランも達成した好投手です。先発投手として確実に計算もできます。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、ほとんどの球団が補強の規模を縮小しています」(球界関係者) チームメイトから「来季も一緒にやろう」の連絡も寄せられていたそうだ。自身を必要としてくれる球団で現役を続けるのは幸せなことであり、小川も東京ヤクルトの誠意を受け止めたのだろう。 >>ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露<< しかし、来季の先発ローテーション争いは波乱含みとなりそうだ。 「来季の目玉はプロ2年目を迎える奥川恭伸投手、今年のドラフト会議でも木澤尚文(慶應大)、山野太一(東北福祉大)と、即戦力投手を指名しました。新外国人投手のサイスニードも先発で使う予定です」(スポーツ紙記者) 来季の先発候補は他にもいる。レジェンド・石川雅規、高梨裕稔、サイスニード、吉田大喜、木澤、山野など。石川の年齢を考えると、シーズンを通して投げることはないだろう。そうなると、左の先発要員が新人の山野だけだ。来季6年目の左腕・高橋奎二も先発で調整させなければならない。「今季、高津臣吾監督は奥川を使いたくて使いたくて、ウズウズしていました。キャンプ、オープン戦で怪我がなければ、先発ローテーション入りさせ、将来のエースとして育てていくはず」(前出・球界関係者) 先発枠の6人は、高橋奎、山野の左投手と奥川優先で決められそうだ。 かといって、実績十分で働き盛りの年齢にある小川が「先発枠から外れる」ことにはならないが、こんな見方もできる。 「小川をエースとして扱っていくのは間違いありません。ということは、来季の開幕投手の最有力候補であるのと同時に、常に3連戦の初戦を託されるわけです。エース対決の投げ合いが続くことになります」(前出・同) ロースコアでの投げ合いが続く。味方打線も「対エース」となれば、得点能力はダウンする。小川は厳しい投手戦を続けていくことになり、勝ち星もなかなか増えないだろう。奥川など新人投手たちは精神的負担の少ない2戦目以降で投げさせていくはずだ。 「勝ち星だけを見たら、『奥川の方が上』なんてことも考えられます」(前出・同) 東京ヤクルトは誠意を示した。その誠意とは、もっとも過酷な登板機会に変わる。小川には4年7億円強が提示されたという。エースに相応しい年俸額である。厳しいエース対決に勝ち続けなければ、奥川との世代交代が加速するだけだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月24日 11時15分
FAのヤクルト・小川は日本ハム以外のオファーを待っている? “年俸2倍”でも残留決断せず、年明け以降もゴタゴタは続くか
「仕事納め」まで、あと2日…。国内フリーエージェント権(以下=FA)を行使した小川泰弘投手に対し、東京ヤクルト球団が改めて残留交渉を行った(12月23日)。 しかし、結論は出なかった。球団は「年越しとなるかも」とこぼしていた。 「4年契約を提示したようです。年俸も2020年の9000万円から約2倍のアップがあったと聞いています。残留すれば、7億円前後の大型契約となります」(スポーツ紙記者) 球団の誠意は伝わっている。小川が「残る」と言えない理由はどこにあるのか――。ひょっとしたら、アノ球団からのオファーを待っているのかもしれない。 >>ヤクルト入りの内川、控え起用は避けられないか高津監督はショートの“日替わり覚悟”も漏らす?<< 小川のFA交渉について、気になる点もある。 球団、選手、メディアとの関係についてだが、一般論として、FA選手との交渉日時は事前に知らされることが多い。現地取材NGであれば、メディア側はそれに従い、場所を特定するような書き方はしない。その代わりに球団、選手双方から交渉後のコメントをもらってきた。 そんな関係性の是非はともかく、そういう申し合わせの慣例に照らし合わせてみると、小川のFA交渉には不可解な点もある。 <日本ハム、小川獲得へ> 北海道日本ハムファイターズが小川獲得に向けて動き出すとの一報があったのは、12月5日。翌6日には各紙で報じられたが、日本ハム、小川の双方からその交渉に関する情報が全く聞かれないのだ。 内々に交渉した可能性もゼロではないが、日本ハム側にその気配も見られない。 「後日談として漏れてくるものもあるのだが、今回はそれもない」(前出・同) また、残留交渉を続けるヤクルトから、こんな情報も聞かれた。 「12月10日、球団と小川は今後の交渉日程、お互いのスケジュールを確認するだけで会っています。小川も残留するかどうか迷っていましたが、結論をいつまでも先延ばしするのは迷惑だということは分かっていました」(球界関係者) 12月15日、ヤクルト側が小川に年俸アップを約束し、同18日に出来高払いなど詳しい内容を伝えたという。18日後の両者の交渉について、先の関係者がこう続ける。 「エースとしてチームに貢献してほしい、必要な戦力だということを伝え、小川の表情も変わったと聞いていますが」 ヤクルト側は23日の交渉で残留の返事をもらえると思っていたそうだ。25日にまた会談する予定だが、同日はヤクルト球団の仕事納めの日でもある。ここでまた結論が出なければ、「年越し」は避けられない。球団は小川に代わる先発の柱となる投手を探さなければならないが、1月に入ってからでは国内トレードの成立は難しいだろう。 「小川はヤクルト以外の球団からの交渉を待っているのではないか。他球団の話を聞くことでヤクルトの誠意も見えてくるし、自身の投手としての評価も分かるので」(ベテラン記者) FA権を行使した理由は、優勝へのこだわりだと言われている。 ヤクルトは選手間の関係も良好で、雰囲気も明るい。だが、交渉が長引けば、残留後の対人関係にも影響しかねない。何よりもまた、自主トレ期間も短くなり、21年シーズンの成績にも響いてくる。「年越し」は小川にとっても良策ではない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月26日 17時00分
大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発 「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も
25日に行われた日本シリーズ第4戦・ソフトバンク戦に「1-4」で敗れ、今シリーズ4連敗で終戦となった巨人。敗戦から一夜明けた26日、今オフの大補強を狙っていることを複数メディアが報じた。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< 報道で名前が挙がっているのは、FA権を保持するDeNA・梶谷隆幸(Bランク)、井納翔一(Cランク)、ヤクルト・小川泰弘(Bランク)、西武・増田達至(Bランク)、日本ハム・西川遥輝(Aランク)の5名に、助っ人のDeNA・ソトを加えた計6名。ポジションは梶谷、西川の両名が外野手、井納、小川、増田の3名が投手。残るソトは内野手登録だが外野も守れるため、巨人は外野手、投手を今オフの補強ポイントと位置付けているようだ。 巨人は今季終了時点で支配下枠が69名(上限70名)だったが、ドラフト指名選手(7名)、戦力外・引退選手(13名)を差し引きすると現在は63名。FA補強に関し、A・Bランク選手の獲得は原則2名までという条件があるものの、枠を考えればどの選手も獲得に向け支障はないといえる。 大補強策の浮上を受け、ネット上には「日シリであれだけ惨敗したんだから補強するのは当然」、「どの選手も魅力的だけど、先発・リリーフ両方できる井納が一番欲しい」といった賛同の声が寄せられる一方、「外部補強で一気に強くなると思ってるなら短絡的すぎる」、「外から獲っても場当たり的な効果しか望めない、どうせ金使うならソフトバンクみたいに育成に投資した方がいい」と反発も少なくない。 同時に、「獲得を狙うのは自由だが、そもそも今の巨人に来てくれるのか?」、「去年1人も補強できなかったから今年も厳しい気がする」といったコメントも複数見受けられた。 「今シリーズで巨人を負かしたソフトバンクは十数年前から支配下の若手や育成選手を鍛え上げる環境の整備に力を入れており、現在でも三軍の運営費だけで年間約3億円のコストをかけていると言われています。その投資が直近5年で4度、10年では7度の日本一という結果につながっているので、巨人もソフトバンクにならい育成面に資金を注ぐ方を優先させるべきではと考えているファンは多いようです。実際、ネット上には『太田(龍)や横川(凱)みたいな有望株を本腰入れて育てた方がいい』、『今季の松原(聖弥)みたいな選手を安定して輩出する環境作りに励んだ方が長期的にはメリット』と、選手の具体名を挙げたコメントも散見されます。また、巨人は毎オフ積極的にFA補強を敢行する球団としておなじみですが、昨オフは楽天・美馬学(現ロッテ)、ロッテ・鈴木大地(現楽天)の獲得に失敗。一昔前とは違いどの選手からも憧れを持たれるような球団ではなくなってきている上、日シリの惨敗によるイメージダウンも必至なため、今オフも手を挙げたところで入団してくれる選手はいないのではとの見方も根強いようですね」(野球ライター) 今シリーズでソフトバンクに敗れたことで、それまで7年(1974-1980,1982-1988)だった球団史上最長ブランクを更新する8年連続日本一なしとなった巨人。復権に向けては、外部補強以外の部分も求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月22日 11時00分
ヤクルト・小川のノーノーで話題になった“最後の完全試合” 槇原が明かしたまさかの裏話も、長嶋監督を唸らせた26年前の大記録
15日に行われたヤクルト対DeNAの一戦。試合は「9-0」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがヤクルト・小川泰弘のノーヒットノーランだった。 同戦に先発した小川は、初回から7回まで1本のヒットも許さない快投を披露。8回に四球、味方のエラーで無死一、二塁というピンチを迎えるも、後続を空振り三振、右飛、遊ゴロと打ち取りピンチを脱出。その後迎えた9回は3人で締め、見事に史上82人目(93回目)となるノーヒットノーランを達成した。 >>ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ<< 昨シーズンのソフトバンク・千賀滉大(2019年9月6日・ロッテ戦)、中日・大野雄大(9月14日・阪神戦)に続く快挙を受け、ネット上には「今年もノーノー見れるなんてファンとしては凄くラッキー」、「もしかしたら今シーズンあと1回くらいは出るかな」といった反応が多数寄せられた。一部では「26年出てない完全試合との落差が凄いな」、「ノーノーはもちろん凄いけど、そろそろ槙原以来の完全試合も見てみたい」といったコメントも見受けられた。 今回の小川を含め、ここ10年で10人(ポストシーズン含む)が達成しているノーヒットノーラン。一方、四球やエラーを含め1人のランナーも許さずに勝利することが条件の完全試合は、1994年シーズンに巨人・槙原寛己が達成したのを最後に26年間も出ていない。 1994年5月18日に行われた巨人対広島の一戦。前年まで2年連続で2ケタ勝利を達成していた槙原は、試合前まで3勝1敗と順調な滑り出し。4勝目をかけて迎えた同戦も借金4の5位に沈む広島打線に対し序盤の3回をパーフェクトに抑え、味方打線も5点の援護を槙原にプレゼントした。 すると、大量援護に守られた槙原は勢いに乗り、その後8回まで完全試合を継続。5回に広島・金本知憲の投ゴロを一塁へショートバウンドで送球してしまう場面があったが、それ以外は危なげなく広島打線を抑え続けた。 そして迎えた9回、槙原は相手打者を中飛、三ゴロ、一邪飛と打ち取り見事史上15人目(15回目)の完全試合を達成。達成の瞬間観客から大声援が沸き上がり、槙原の元にはグラウンドやベンチ内から巨人選手が殺到。まるで優勝を決めたかのような雰囲気の中で槙原は祝福された。 試合後に報道陣の取材に応じた槙原は、「夢の中にいるみたいだった。投手をやっていて良かった」と感無量。また、巨人・長嶋茂雄監督が「1球たりとも遊び球がなかった。球が低めに行っているし伸びていた」、広島・三村敏之監督も「切れが今までになく良かった。特にスライダーが抜群でフォークも落ちていた」と槙原を称賛したことも伝えられた。 この試合を最後に現在まで出ていない大記録を達成した槙原だが、実はまさかの理由がモチベーションになっていたと、2012年8月27日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で明かしている。槙原によると、試合2日前に遠征先で門限を破ってしまった槙原は、チームのマネージャーから「罰金5万円+1カ月外出禁止」というペナルティを科せられたという。 外出禁止がどうしても耐えられなかった槙原は、マネージャーに処分内容の見直しを直訴。そこで「プロなら試合で結果を出せ」と言われ奮起したことが完全試合につながったといい、達成直後はうれしさと同時に「明日から外出できる」と安どの気持ちもあったという。 平成初にして唯一の達成例になった槙原の完全試合。26年の月日が経ち元号も平成から令和へと移ったが、次の達成者が現れるのは果たしていつになるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月17日 12時10分
ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ
16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がノーヒットノーランの起源について持論を展開。その内容が「間違っているのではないか」と物議を醸している。 番組では、15日の横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦で、先発の「ライアン」の愛称がつけられているヤクルト・小川泰弘投手がノーヒットノーランを達成した様子を紹介する。 >>張本氏、メジャー初ホームランの筒香に苦言「右中間に打たなきゃダメ」 ファンから「素直に褒めて」批判も<< これを見たゲストの元中日ドラゴンズ・立浪和義氏は「浮き上がってくる直球が復活した」「エラーがあったんですけど、それでも崩れることなくノーヒットノーランですから、今年は制球・球のキレ。素晴らしいですね」と称賛した。 立浪氏のコメントを聞いた関口宏は「ノーラン小川といいますか、ライアン小川ね」と愛称とノーヒットノーランを若干混同してしまう。続けて、コメントを求められた張本氏は「いやーすごい記録ですね。今はもう80%バッター有利の時期に、0で抑えるというのは大変なんですよね」と小川を褒め称える。 同氏は続けて、「日本では82人目ですが、あのノーランというのはアメリカのノーラン・ライアンの名前を取ってノーヒットノーランと名前付けてるんです。ノーランは7回も行ってるんでしょ。どちらにしてもすごい記録ですよ、ほんと」と持論を展開した。 小川は創価大学時代から高く足を上げるフォームが特徴で、これはアメリカの大投手ノーラン・ライアン(Nolan Ryan)に薫陶を受けたもの。その影響もあり、ファンからは「ライアン」と呼ばれている。どうやら、張本氏はこのニックネームの起源とノーヒットノーラン(no-hit, no-run)を混同した様子。それだけに、視聴者からは「ノーヒットノーランとは、失点をしていないことでは?」「小川を褒めてくれたのは嬉しいけど、ノーランの意味は違うよ」「『サンデーモーニング』は普段安倍政権の失言や失態を嬉々と叩いている番組。それが自身の失態に甘いのでは話にならない」と批判が相次ぐことになった。 人間誰しも間違いはあるもので、張本氏もうっかりしていたものと思われる。それは致し方ない部分もあるが、普段政府を厳しく批判している同番組だけに、訂正は必要だったと言わざるを得ないだろう。
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スポーツ 2020年03月14日 11時00分
ソフトB・ムーアも開幕後はスランプに? 上沢、山岡、小川が中盤以降に失速…オープン戦奪三振王たちの末路
2月16日~3月15日の日程で行われているプロ野球オープン戦。新型コロナウイルスの影響で無観客というアクシデントがありつつも、各球団はシーズンへ向け主力の調子や新戦力の見極めに努めているが、そのような中早くも存在感を発揮している新助っ人がいる。それがソフトバンクのムーアだ。 昨年12月にデトロイト・タイガースからソフトバンクに入団したムーアは、オープン戦でここまで3試合に登板し「2勝0敗・防御率0.00・13奪三振」という数字をマーク。現時点(11日終了時点)の奪三振数が全体トップということもあり、ソフトバンクファンから寄せられる期待も日に日に高まっている。 ただ、ここ3年のオープン戦の個人投手成績を振り返ってみると、奪三振数トップだった投手はいずれもその後の本シーズンで苦しみを味わっている。 昨年のオープン戦で24個の三振を奪い奪三振王に輝いた日本ハム・上沢直之は、同シーズンの開幕戦で自身初の開幕投手を務め6回3失点と粘投。この試合を含め6月までに11試合に登板し、「5勝3敗・防御率3.15・64奪三振」とまずまずの成績を残していた。 しかし、6月18日DeNA戦の6回裏、相手打者・ソトの放った打球が自身の左膝を直撃。これによって「左膝蓋骨骨折」で全治5か月と診断された上沢は手術を余儀なくされ、その後2019年シーズン中に戦線復帰を果たすことはできなかった。 2018年のオープン戦で22個の三振をマークし奪三振王となったオリックス・山岡泰輔は、開幕から先発ローテーション入り。しかし、5月5日~7月28日にかけての11登板で「0勝8敗」を喫するなど勝ち星に見放される日々が続いた。 その後8月初旬から中旬の期間に中継ぎへ配置転換されたことが契機となり、同月下旬からは先発として復調した山岡。ただ、最終成績は「7勝12敗・防御率3.95・121奪三振」と、前半戦の不振を全て取り返すことはできなかった。 2017年に24奪三振をマークしオープン戦奪三振王となったヤクルト・小川泰弘は、4月1日~5月20日にかけての8試合で「4勝2敗」と序盤は好調。しかし、同月27日中日戦で背中を痛めて戦線離脱すると、復帰後はリリーフに配置転換された。 7月7日広島戦で1イニング6失点を喫するなど、リリーフとしては今一つ振るわなかった小川。その後同月29日から再び先発に戻ったが、シーズン成績は「8勝7敗・防御率2.83・109奪三振」と物足りない成績に終わっている。 過去3名の奪三振王たちはいずれも、シーズン序盤は好調ながら中盤以降に不調、アクシデントに襲われている。このことを考えると、不振の理由は開幕前のオープン戦の段階で、早くも調子のピークが来てしまい、その後の練習でも持ち直せなかったことではないかと思われる。 今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、本来20日に予定されていた開幕が4月以降に延期されることが決定している。普段のシーズンに比べ調整が難しくなること、そして過去3年の“タイトルホルダー”のその後を踏まえると、ムーアにもまだあまり期待しすぎない方が賢明かもしれない。文 / 柴田雅人
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