オープン戦
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スポーツ 2021年03月17日 19時30分
日本ハム・西川、ポスティング不成立後「体がズタボロに…」 自身も驚愕のアクシデントを告白、OP戦の大不振にも影響?
16日放送の『どさんこワイド朝』(札幌テレビ放送)に、日本ハムのプロ11年目・28歳の西川遥輝がVTR出演。放送内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の番組は西川が元日本ハムで野球解説者の稲田直人氏に、今年1月3日のポスティング不成立・MLB移籍断念時の心境や今季の抱負を語る様子を収めたVTRを放送。西川は「『切り替えないと』と思っている時点で気にしているので、そういうことを思わないように、また新しい自分になるっていうふうに思ってやってます」と、ポスティング不成立に終わった現実をあえて意識しないようにして心機一転を図っていると語った。 話題となったのは、ポスティング不成立直後に突然襲われたという“異常”。西川によると、それまでは「バッティングも状態いいし、トレーニングも順調で痛いところもないし、シーズンで疲れたところが癒えてだんだん(コンディションを)上げていってる状態」と至って健康だったという。 ところが、ポスティング不成立直後はショックの大きさからか、「体がズタボロになって、じんましんみたいなものも結構できた」と突然体が異常をきたしたとのこと。西川は「自分でも本当にびっくりする」、「こんな体って正直なんだなと(思った)」と、自身にとっても予想外の出来事だったと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「ポスティング不成立の裏でそんなことが起こってたとは」、「病は気からって言葉もあるけどまさしくそんな感じだな」、「MLBに行けないショックで相当なストレスが生じたのか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「メジャーに行けなかった悲しみは分かるが、いつまでも引きずられるとチームにも悪影響が出るぞ」、「OP戦も不振だしまだ切り替えができてなさそう」、「シーズンでも今の調子じゃ再挑戦の可能性も無くなってしまうぞ」といったコメントも複数見受けられた。 「西川はポスティング不成立後に球団と契約更改した1月21日、記者会見で『切り替えはうまくできていない』、『動いていないと狂っちゃいそうなくらいの感じ』と吐露。これを受けた一部ファンからは、今季のモチベーション低下を危惧する声も挙がっていました。その後西川は特に故障はせず春季キャンプを消化しましたが、続くOP戦では16日終了時点で『9試合・.095・0本・0打点・2安打』と打率1割を切るなど大不振。そのため、MLB移籍が実現しなかったショックを未だに払しょくしきれていないのではと考えるファンは少なくないようです」(野球ライター) >>日本ハム残留の西川、契約更改後の発言が物議 「狂っちゃいそう」嘆き節連発にファン反発<< 今季順当にいけば海外FA権を取得するため、今オフにMLB移籍を再度模索することもできる西川。“リベンジ”の可否は今季成績にも左右されることは想像に難くないが、開幕までに復調を見せファンを安心させることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月15日 17時00分
OP戦初勝利の楽天・田中はシーズンでは通用しない?「棒球にしか見えない」MLB時代から続く課題に懸念の声
14日に行われたオープン戦・楽天対DeNA。「3-1」で楽天が勝利したこの試合に登板した楽天・田中将大の投球が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦の田中は、「5回1失点・被安打4・3奪三振」の投球でOP戦初勝利をマーク。ここまでの実戦で投げていなかったカットボールも交えての投球に、本人は試合後「一定の満足はありました」と手ごたえを口にしたことが伝えられた。 問題となっているのは、この日の田中のストレートの球速。同戦の田中は投じた65球中26球がストレートだったが、この中で150キロ以上を計測した球はゼロ(MAXは148キロ)。また、平均球速も142.8キロと140キロ台前半にとどまっていた。 同戦の田中の投球を受け、ネット上には「打たれなかったとはいえさすがに球速が遅すぎる」、「自己最速(158キロ)から10キロも遅いから、シーズンでは打ち込まれそうで不安」、「MLB時代から球速は低下傾向だけど、この調子じゃ通用するビジョンが見えない」、「パの打者陣からしたら棒球にしか見えないのでは」といった反応が多数寄せられている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 「田中はMLB・ヤンキース時代の2014年に右肘靭帯の部分断裂という故障を負い、その影響からか翌2015~2019年までストレートの平均球速が下落(149.3→149→148.5→147.7→147.3)。昨季は148.5キロと持ち直しましたが、新型コロナの影響でシーズンが60試合制に短縮されたこと、その影響で10登板にとどまったことによる上振れの数字という見方も少なくありませんでした。そのMLB時代よりさらに5キロほど遅い平均球速だった同戦を受け、このままなら千賀滉大(ソフトバンク/昨季平均球速153.4キロ)、バーヘイゲン(日本ハム/同152.9キロ)、山本由伸(オリックス/同151.3キロ)といった本格派先発を相手にしてきたパ・リーグ打者陣には通用しないのではと危惧しているファンは多いようです」(野球ライター) 一部からは「使用球やマウンドの硬さへの適応に手こずっているのでは」と、MLBとNPBの環境の違いが低球速の原因との指摘もされている田中。開幕前最後の登板機会とみられている20日の巨人戦で、ファンの不安を払拭する投球を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月07日 11時00分
プロ野球OP戦、最優秀防御率獲得は不振の前触れ? 西・種市ら“タイトルホルダー”が相次いで苦戦するワケは
26日に予定されるセ・パ同時開幕まで残り1カ月を切った球界。1日からはオープン(OP)戦がスタートするなど、各選手の開幕へ向けた調整は仕上げの段階に入っている。 チーム、選手への表彰はないが、レギュラーシーズンと同様に順位や個人成績が記録されるOP戦。投打共に各部門トップの数字を残した選手には期待が集まるが、シーズンでは一転して今一つの成績に終わるケースもなくはない。近年その傾向が続いている部門の一つが最優秀防御率だ。 >>西武投手の死球に中日助っ人が激怒!「ストップ!」捕手の制止も空しく…OP戦で起こった前代未聞の乱闘劇<< 2018年のOP戦で最優秀防御率に輝いたオリックス・西勇輝(現阪神)は、「4登板・1勝0敗・防御率0.49」をマーク。失点を喫したのはOP戦ラスト登板の同年3月23日・阪神戦(6回1失点)だけだったため、開幕投手に内定していたシーズンの好成績を期待する声は多かった。 しかし、西は同月30日の開幕戦・ソフトバンク戦で敗戦投手になると、その後も黒星が先行する苦しいシーズンに。最終戦となった10月1日・楽天戦に勝利し何とか2ケタ勝利はクリアしたが、シーズン成績は「25登板・10勝13敗・防御率3.60」と3つの負け越しを喫した。 2019年のOP戦で「3登板・2勝0敗・防御率0.96」をマークし、最優秀防御率となったのはオリックス・東明大貴。前シーズンは「7登板・1勝4敗・防御率2.27」と少ない登板ながら防御率は2点台だったため、2015年以来となる2ケタ勝利が期待されていた。 ただ、迎えた同年シーズンは4月までの4登板で「1勝1敗・防御率.5.94」と安定感を欠き、同月21日に二軍に降格。その後7月4日に再昇格したもののそれ以降は登板機会がほとんどなく、最終成績は「7登板・1勝1敗・防御率7.11」に終わっている。 2020年のOP戦では、ロッテ・種市篤暉が「2登板・0勝0敗・防御率1.00」で最優秀防御率を獲得。その後のシーズンでも7月までは「6登板・3勝1敗・防御率2.20」と先発ローテの一角をしっかり務めていた。 ところが、8月1日の楽天戦で「5回2/3・8失点」とKOされた種市は、翌2日の抹消後に右ひじの故障が発覚。これにより9月14日に右肘内側側副靭帯再建手術を受けたため、「7登板・3勝2敗・防御率3.47」という成績でシーズンを終えることとなった。 苦戦が相次いでいるここ3年のOP戦最優秀防御率投手たちだが、OP戦で好成績を残したことで他球団のマークが強くなったことが苦戦の主原因として考えられる。また、調子のピークを早く持ってきてしまい、シーズンに入る頃にはピークアウトしてしまったという見方もできるだろう。 一方、それまで通算64勝の西が苦しみながらも2ケタをクリアし、同17勝の東明、同8勝の種市が今一つだったところを見ると、後者2名は他球団にはめられた可能性もある。OP戦ではバッテリーが相手打者にシーズンとは全く異なる配球をする、いわゆる“撒き餌”を行うこともしばしばだとされるが、この両名については実績が伴わないまま一軍起用させるため、相手打者がわざと打たなかった可能性もあるかもしれない。 ただ、投打の違いはあるが昨季はOP戦首位打者の阪神・大山悠輔が「116試合・.288・28本・85打点」といった好成績を残し、それまで数年“タイトルホルダー”の不振が続いていた流れを覆してもいる。OP戦最優秀防御率についても近年続いている負のジンクスが止まる可能性はあるが、今年の最優秀防御率投手は果たしてシーズンでどのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月16日 11時00分
オリックス、西村監督「去年と同じ結果になる」OP戦4連敗で終了
プロ野球オープン戦オリックス 4-6 阪神▽15日 大阪・京セラドーム大阪 無観客試合 プロ野球のオープン戦は15日、最終日を迎えた。オリックスは13戦3勝8敗2分で、11位という結果になった。最後は11日の中日戦に敗れ、阪神には3連敗。4連敗のフィニッシュに、西村徳文監督はタメ息をつくしかなかった。特に最終戦となった15日の試合は、守備の乱れから失点に繋がるなど、内容も悪く、指揮官が頭を抱えるのも無理ない。 「内野手がピッチャーの足を引っ張ったというところじゃないですかね。あまりにも多かった。この阪神との3連戦、開幕は延期になってますけど、しっかりした形というものを見せたかった。それが逆の結果になったので。そこを休んで練習、あるいは開幕までにある試合の中でしっかりやっていかないと。去年と同じ結果になってしまうと思う。つまらないミスからの失点というところで、何とか今年は改善していこうとキャンプからスタートしたわけですからね」 オープン戦の最終日に、チームに対して監督が喝を入れた形となったが、「今は4月10日の開幕を目指しているわけですから、4月10日までしっかりいろんなことをやりなさいということですよ」と、開幕延期を前向きに捉えて、チームに足りない部分を補っていく方針だ。 また、勝利の方程式については、「まだ言えません」としつつも、「コットン(注・ディクソンの愛称)は9回、海田も8、7回には入る。ヒギンスは連投が大丈夫か、もう一度見てみたい。クリア出来れば入れていきたい」と語り、モヤとの外国人枠問題も考えながら、ヒギンスの適性を見ていくことになりそう。 「アウトに出来るものアウトにしていかないと」 昨年最下位だったオリックスが浮上するためには、キャンプからコツコツとやってきたことを今一度、見直していく必要があるのは間違いない。時間が出来た分、有効的に活用してもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月14日 11時00分
ソフトB・ムーアも開幕後はスランプに? 上沢、山岡、小川が中盤以降に失速…オープン戦奪三振王たちの末路
2月16日~3月15日の日程で行われているプロ野球オープン戦。新型コロナウイルスの影響で無観客というアクシデントがありつつも、各球団はシーズンへ向け主力の調子や新戦力の見極めに努めているが、そのような中早くも存在感を発揮している新助っ人がいる。それがソフトバンクのムーアだ。 昨年12月にデトロイト・タイガースからソフトバンクに入団したムーアは、オープン戦でここまで3試合に登板し「2勝0敗・防御率0.00・13奪三振」という数字をマーク。現時点(11日終了時点)の奪三振数が全体トップということもあり、ソフトバンクファンから寄せられる期待も日に日に高まっている。 ただ、ここ3年のオープン戦の個人投手成績を振り返ってみると、奪三振数トップだった投手はいずれもその後の本シーズンで苦しみを味わっている。 昨年のオープン戦で24個の三振を奪い奪三振王に輝いた日本ハム・上沢直之は、同シーズンの開幕戦で自身初の開幕投手を務め6回3失点と粘投。この試合を含め6月までに11試合に登板し、「5勝3敗・防御率3.15・64奪三振」とまずまずの成績を残していた。 しかし、6月18日DeNA戦の6回裏、相手打者・ソトの放った打球が自身の左膝を直撃。これによって「左膝蓋骨骨折」で全治5か月と診断された上沢は手術を余儀なくされ、その後2019年シーズン中に戦線復帰を果たすことはできなかった。 2018年のオープン戦で22個の三振をマークし奪三振王となったオリックス・山岡泰輔は、開幕から先発ローテーション入り。しかし、5月5日~7月28日にかけての11登板で「0勝8敗」を喫するなど勝ち星に見放される日々が続いた。 その後8月初旬から中旬の期間に中継ぎへ配置転換されたことが契機となり、同月下旬からは先発として復調した山岡。ただ、最終成績は「7勝12敗・防御率3.95・121奪三振」と、前半戦の不振を全て取り返すことはできなかった。 2017年に24奪三振をマークしオープン戦奪三振王となったヤクルト・小川泰弘は、4月1日~5月20日にかけての8試合で「4勝2敗」と序盤は好調。しかし、同月27日中日戦で背中を痛めて戦線離脱すると、復帰後はリリーフに配置転換された。 7月7日広島戦で1イニング6失点を喫するなど、リリーフとしては今一つ振るわなかった小川。その後同月29日から再び先発に戻ったが、シーズン成績は「8勝7敗・防御率2.83・109奪三振」と物足りない成績に終わっている。 過去3名の奪三振王たちはいずれも、シーズン序盤は好調ながら中盤以降に不調、アクシデントに襲われている。このことを考えると、不振の理由は開幕前のオープン戦の段階で、早くも調子のピークが来てしまい、その後の練習でも持ち直せなかったことではないかと思われる。 今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、本来20日に予定されていた開幕が4月以降に延期されることが決定している。普段のシーズンに比べ調整が難しくなること、そして過去3年の“タイトルホルダー”のその後を踏まえると、ムーアにもまだあまり期待しすぎない方が賢明かもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月11日 11時00分
オリックス“開幕投手”山岡泰輔、ファンに気遣い。西村監督も開幕延期に言及
プロ野球オープン戦オリックス 5-1 中日▽10日 大阪・京セラドーム大阪 観衆0人(無観客試合) 新型コロナウィルス感染拡大予防により、日本野球機構NPBが9日、20日に予定されていたプロ野球の公式戦開幕を延期すると正式決定したことで、各チームに波紋が起こっている。プロ野球は15日まで開催されるオープン戦を無観客試合として行うことで、予定通りの開幕を目指していただけに、開幕一軍を狙っている選手たちにとって、本来であれば今週は最後のアピールタイムになるはずだった。 オリックスは開幕投手として、ダブルエースの一角である山岡泰輔を指名。もう一人のエース山本由伸は、24日に京セラドーム大阪で、ソフトバンクと行う予定だった、本拠地開幕戦の先発を務める予定だった。この日行われた中日戦で山本は、2週間後に控えていた公式戦初登板に向けて、順調な仕上がりを見せていた。それはオープン戦で好投を続けている山岡も同じである。 この日、取材に応じた山岡は「影響はない。いつ開幕してもいい。そこに対応できないと開幕投手も出来ないし、プロじゃないと思う。いつやると決まっても、自分のピッチングが出来るように準備しているので問題ない」とした上で、「僕らも残念だし、開幕を見るためにチケットを取っている方もいると思うので、その辺も考慮してほしいと思う」と開幕を楽しみにしていたファンを気遣った。 西村徳文監督は「2月1日から“3月20日開幕”でやってきたので、残念ですけど、現状を考えると仕方ない。いつ開幕するのかは、この後決まるわけですけど、選手たちに言ったのは、そこまでにまだ試合がある。1試合、1試合集中していく準備をしていこうと。先が見えないですからね」と話すと、開幕に向けて考えていたプランについては、「ピッチャーは特に難しいところがある。開幕が分かってから決めていくことになるんじゃないですか」と語り、収束が見えない新型コロナウィルス感染拡大について、プランを変更せざるを得ない部分もありそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月02日 12時00分
張本氏、無観客のプロ野球オープン戦も相撲も「やらないほうがいい」とバッサリで賛否の声
1日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が新型コロナウイルス対応で無観客試合としているプロ野球オープン戦について、独自の見解を示した。 張本氏はプロ野球オープン戦が新型コロナウイルス感染増加を防ぐため、「無観客」としたことについて、「プロ野球、当然と言いますかね、お客さん入れない。まあ、安倍総理はじめ皆さんがね、必死にコロナ対策やってくれてるから、スポーツ界も国民全体で対策していかないと」と持論を展開。 そして、「オープン戦なんかやることないんですよ。やらない方がいい。選手の行き帰り、関係者何十人もいるから。その人たちが電車乗ったら、何百人何十人と接触するから、感染する傾向は大ですよ。だから3月20日、ぶっつけ本番でもいいんですよ。それくらい気を使わないと」とオープン戦よりも人命を重視するべきだと話す。 安倍総理を称賛することが気に入らないのか、関口宏は「練習にならないでしょう」と苦言。すると、張本氏は「練習はね、一箇所でじっくりやれば良い」「オープン戦は、キャンプのお金を浮かすため」などと話し、「球団では(収益的に)痛いよ。でも、命と引き換えだったらこれは勝負にならんでしょう」と人命を重視するべきだとの見方を示す。 さらに、「プロはね、お客相手だからね。お客のためのプロ野球、相撲、プロゴルフ。お客のいない中ではやらない方が良いと思いますよ」と話した。 張本氏の「無観客試合不要論」に、反応は賛否両論。「興行である以上お客を入れないのはおかしい。感染リスクがあるなら、中止するべきという論理は頷ける」「選手や関係者に感染する可能性がある。中止したほうがいい」と同調の声も出たが、「現実的に無理」「調整も必要」など、批判的な声もあった。 新型コロナウイルス問題では、政府が3月上旬のイベント開催自粛を要請しており、プロ野球界もそれに対応した形。当然、前例はない。張本氏の持論も一理あるが、「無観客試合」としての開催が、現実的にベターな選択なのではないかとする意見が多かった。
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スポーツ 2020年03月02日 11時40分
楽天・涌井、古巣ロッテに復讐する気マンマン? 巧みに“手の内”を隠しかく乱、記者団が知らない球種もテストか
遺恨試合とまでは行かなったが、古巣相手に投げるベテラン投手の意地は、十分に伝わってきた。 千葉ロッテと東北楽天のオープン戦が行われた(3月1日/ZOZOマリンスタジアム)。楽天の先発マウンドを託されたのが、昨季まで千葉ロッテに在籍していた涌井秀章だった。4回を投げ、被安打2、奪三振数6、失点1。ロッテサイドからも「真っ直ぐにキレがあった」と称賛の声も上がっていた。 当の涌井は「古巣対決、通い慣れた球場での登板だが?」の質問に、「そういう感情はどこかへ置いてきた」と、返すだけ。このクールさが涌井らしさでもあり、今季はやってくれそうな雰囲気だった。 「試合前、ロッテ側の首脳陣を訪ね、挨拶はしていたようです。遺恨というのはないと思います」(関係者) しかし、同日の好投はちょっとブミキに見えた。涌井と言えば、ストレートも速く、変化球の持ち球も豊富だ。その持ち球の全てをテストするのではなく、特定の変化球しか使わなかったようなピッチングだった。 興味深かったのは、3回一死で福田秀平を迎えた時。サードフライに仕留めた変化球は、ロッテ時代には投げていなかった球種だ。 「左打者対策で昨季途中から練習していたボール。実戦で使えるレベルになったようですね」(前出・関係者) そんな声もあれば、「楽天に行ってから練習を始めたボール。まだ試運転段階」なんて情報も聞かれた。 「近年、涌井の成績が振るわなかった理由は、直球のスピード、威力が落ちたこと。普通のピッチャーなら、直球のキレを取り戻そうとしますが、涌井は同時に『新しい変化球』の習得にも励んでいました」(プロ野球解説者) 福田秀平を仕留めた新しい変化球は、左バッターの外側に流れて行くもの。球種名は教えてくれなかった。記者団の「新球をテストしたのは、福田だけ?」の問いにも、涌井は否定も肯定もせず、とぼけていた。しかし、ボールを受けた捕手の太田は「右バッターのインコースにも使えた」とコメントしている。 太田捕手の証言通りなら、新球をかなりの数でテストしていたことになるが…。 繰り返しになるが、同日の涌井は持ち球の変化球を全て使っていない。ウイニングショットに使っていた変化球はほとんどスライダー系のボールだった。同じ配球パターンを繰り返していたため、多くのメディアは「手の内を隠している」「限られた場面でだけ、新球をテストした」と思った。 ひょっとしたら、以前から投げていた変化球の軌道を変えるなどし、マイナーチェンジさせた持ち球もあったのではないだろうか。取材陣を攪乱させるのも、ベテランならではのピッチングだ。本当は古巣を見返してやろうという思いでいっぱいなのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月29日 11時00分
8億以上を失う計算の球団も? 新型コロナに揺らぐ球界、オープン戦無観客で特に大打撃を被りそうな3球団とは
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本では大小様々な興業・イベントが中止となっている。プロ野球の世界も例外ではなく、2月29日~3月15日にかけて開催が予定されていたオープン戦全72試合が全て無観客試合として行われることになった。 レギュラーシーズンに負けず劣らず、例年多くの観客が訪れるオープン戦。これが無観客となったことで各球団はチケット代をはじめとした収益を失うことになってしまった。ただ、もちろん全球団が同じような損失というわけではなく、動員数の多い球団ほどより損失が大きくなる。 それでは、全12球団の中で特に動員数の多い、損失の大きい球団は一体どこなのか。ここでは、昨年のオープン戦における各球団のホームゲームの観客動員数を元に、今年のオープン戦における予想観客数を算出。その数字に「チケット代2000円+飲食代1000円」と仮定した客単価「3000円」をかけ、予想損失額が大きくなった球団のトップ3を挙げてみたい。 全12球団の中で、3番目に予想観客数が多かったのは中日。中日は昨年のオープン戦で15試合をホームゲームとし、「合計31万5886人/1試合平均21059人」を記録した。今年のオープン戦ではホームで10試合を行うため、昨年と同じ客足ならば「21万590人」もの観客が球場に来ていたと予想。これに客単価3000円をかけた予想損失額は、「6億3177万円」となる。 その中日を上回り、2番目に予想観客数が多い球団となったのは巨人。巨人は昨年のオープン戦でホーム8試合を行い、「合計197417人/1試合平均28202人」をマーク。今年のオープン戦でのホーム試合数は8試合と中日より少ないが、平均観客数の差により「22万5616人」と予想来場者数では上回る結果に。客単価3000円をかけた予想損失額も「6億7684万8000円」と中日より4000万以上高額となる。 そして、最も予想観客数が多かったのはソフトバンク。昨年のオープン戦ホーム12試合で「合計369690人/1試合平均30808人」を記録したソフトバンクは、全12球団の中で唯一1試合平均が3万人を超えたチーム。そのため、9試合をホームとする今年のオープン戦でも「合計27万7272人」と、2位以下に大差をつける予想観客数に。客単価3000円をかけた予想損失額も「8億3181万6000円」と、2位以下に大差をつける金額になると予測できる。 以上がオープン戦無観客による予想損失額の多い球団トップ3だが、今後新型コロナの影響がレギュラーシーズンにまで及べば、各球団の損失はオープン戦とは比べ物にならないほど膨れ上がることは間違いない。とにもかくにも、一刻も早い終息を願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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