今回の番組は西川が元日本ハムで野球解説者の稲田直人氏に、今年1月3日のポスティング不成立・MLB移籍断念時の心境や今季の抱負を語る様子を収めたVTRを放送。西川は「『切り替えないと』と思っている時点で気にしているので、そういうことを思わないように、また新しい自分になるっていうふうに思ってやってます」と、ポスティング不成立に終わった現実をあえて意識しないようにして心機一転を図っていると語った。
話題となったのは、ポスティング不成立直後に突然襲われたという“異常”。西川によると、それまでは「バッティングも状態いいし、トレーニングも順調で痛いところもないし、シーズンで疲れたところが癒えてだんだん(コンディションを)上げていってる状態」と至って健康だったという。
ところが、ポスティング不成立直後はショックの大きさからか、「体がズタボロになって、じんましんみたいなものも結構できた」と突然体が異常をきたしたとのこと。西川は「自分でも本当にびっくりする」、「こんな体って正直なんだなと(思った)」と、自身にとっても予想外の出来事だったと語っていた。
今回の放送を受け、ネット上には「ポスティング不成立の裏でそんなことが起こってたとは」、「病は気からって言葉もあるけどまさしくそんな感じだな」、「MLBに行けないショックで相当なストレスが生じたのか」といった反応が多数寄せられている。
一方、「メジャーに行けなかった悲しみは分かるが、いつまでも引きずられるとチームにも悪影響が出るぞ」、「OP戦も不振だしまだ切り替えができてなさそう」、「シーズンでも今の調子じゃ再挑戦の可能性も無くなってしまうぞ」といったコメントも複数見受けられた。
「西川はポスティング不成立後に球団と契約更改した1月21日、記者会見で『切り替えはうまくできていない』、『動いていないと狂っちゃいそうなくらいの感じ』と吐露。これを受けた一部ファンからは、今季のモチベーション低下を危惧する声も挙がっていました。その後西川は特に故障はせず春季キャンプを消化しましたが、続くOP戦では16日終了時点で『9試合・.095・0本・0打点・2安打』と打率1割を切るなど大不振。そのため、MLB移籍が実現しなかったショックを未だに払しょくしきれていないのではと考えるファンは少なくないようです」(野球ライター)
>>日本ハム残留の西川、契約更改後の発言が物議 「狂っちゃいそう」嘆き節連発にファン反発<<
今季順当にいけば海外FA権を取得するため、今オフにMLB移籍を再度模索することもできる西川。“リベンジ”の可否は今季成績にも左右されることは想像に難くないが、開幕までに復調を見せファンを安心させることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人