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オリックス“開幕投手”山岡泰輔、ファンに気遣い。西村監督も開幕延期に言及 ​

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山岡泰輔

プロ野球オープン戦
オリックス 5-1 中日

▽10日 大阪・京セラドーム大阪 観衆0人(無観客試合)
 新型コロナウィルス感染拡大予防により、日本野球機構NPBが9日、20日に予定されていたプロ野球の公式戦開幕を延期すると正式決定したことで、各チームに波紋が起こっている。プロ野球は15日まで開催されるオープン戦を無観客試合として行うことで、予定通りの開幕を目指していただけに、開幕一軍を狙っている選手たちにとって、本来であれば今週は最後のアピールタイムになるはずだった。

 オリックスは開幕投手として、ダブルエースの一角である山岡泰輔を指名。もう一人のエース山本由伸は、24日に京セラドーム大阪で、ソフトバンクと行う予定だった、本拠地開幕戦の先発を務める予定だった。この日行われた中日戦で山本は、2週間後に控えていた公式戦初登板に向けて、順調な仕上がりを見せていた。それはオープン戦で好投を続けている山岡も同じである。

 この日、取材に応じた山岡は「影響はない。いつ開幕してもいい。そこに対応できないと開幕投手も出来ないし、プロじゃないと思う。いつやると決まっても、自分のピッチングが出来るように準備しているので問題ない」とした上で、「僕らも残念だし、開幕を見るためにチケットを取っている方もいると思うので、その辺も考慮してほしいと思う」と開幕を楽しみにしていたファンを気遣った。

 西村徳文監督は「2月1日から“3月20日開幕”でやってきたので、残念ですけど、現状を考えると仕方ない。いつ開幕するのかは、この後決まるわけですけど、選手たちに言ったのは、そこまでにまだ試合がある。1試合、1試合集中していく準備をしていこうと。先が見えないですからね」と話すと、開幕に向けて考えていたプランについては、「ピッチャーは特に難しいところがある。開幕が分かってから決めていくことになるんじゃないですか」と語り、収束が見えない新型コロナウィルス感染拡大について、プランを変更せざるを得ない部分もありそうだ。
(どら増田)

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