送検容疑は、5月24日午後2時35分頃、大阪市浪速区の商業施設内で、ショルダーバッグの外側ポケットに隠したビデオカメラを、女子高生のスカート内に差し向けて、下着を盗撮しようとした疑い。
同署によると、事件当日、副検事は休日だった。売り場の店員が不審な行動に気付き、同署に通報し、身柄を確保された。
あいにく、バッテリーが切れていたため、この女子高生の動画は撮影できていなかった。だが、押収されたカメラからは、複数の女性の下着が撮られた動画が見つかったため、副検事は言い逃れできなかった。
副検事は、その動機について、「ストレスがあった」と供述し、複数の女性のスカート内を盗撮したことを認めた。同署では容疑を認めたため、逮捕を見送った。
大阪地検の北川健太郎次席検事は「誠に遺憾。適正に捜査した上で厳正に対処する」とのコメントを発表した。
ストレスがあったら、なぜ盗撮行為に及んでしまうのかは理解不能だが、社会的立場ある副検事がこんなハレンチなことをやっていては、区検の信頼も損なわれる。常習性も疑われ、厳しい処分を受けてもいたしかたないだろう。
(蔵元英二)