大阪府警曽根崎署は4月26日、地下鉄の電車内で女性のスカート内を盗撮しようとしたとして、府迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで、会社員の男(27=兵庫県神戸市西区中野)を逮捕した。
逮捕容疑は、同25日午後9時45〜50分頃、大阪市営地下鉄御堂筋線・淀屋橋〜梅田間を走行中の上り電車内で、立っていた20代の女性の下着を撮影しようと、かばんに仕込んだカメラ付き携帯音楽プレーヤーを、スカート内に差し入れたとしている。
同署によると、目撃した30代の男性会社員が男を梅田駅で降ろすと、男はなんと線路に下りて逃走を図った。午後10時頃に駅員らが同駅の約700メートル北側で取り押さえ、同署員に引き渡した。
男は容疑を認めており、調べに対し、「両親や会社にばれたら、大変なことになると思った」と供述している。
このトラブルで、同線は一時運転を見合わせ、上下線計16本が最大20分遅れ、約1万2200人に影響した。
盗撮は問題外の行動であり、さらに、電車の線路内に下りるのも極めて危険な行為。利用客にも迷惑をかけるだけに、やめてほしいものだ。
(蔵元英二)