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急増する“昏睡強姦”!! SNS上で簡単に手に入る『レイプドラッグ』の恐怖

 弁護士の望月晶子さんが、6月20日に放送された『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)に出演。“レイプドラッグ”を使った性犯罪に遭わないように警鐘を鳴らした。

 近年、睡眠導入剤をビタミン剤や二日酔い防止剤と偽り、食事の際に混入させ、相手の意識がなくなった後に暴行する“レイプドラッグ”が急増している。中には、SNSで知り合った少女らを標的に犯行を繰り返す悪質なケースも少なくないようだ。

 昨年8月には鹿児島県の高校3年生の少女がツイッターで知り合った男に誘われ、手渡された“飲むヨーグルト”を飲んだ後、意識がなくなり、翌朝気が付いたときは宿泊先のベッドの中だったという事件が起きている。

 「警視庁によると、睡眠導入剤などの薬物使用が疑われる性犯罪の摘発件数はここ数年、30件程度で推移していましたが、2017年に85件と急増しました。事件の背景には、医者で処方される睡眠導入剤がSNS上で簡単に入手できるようになったからだといわれています。ツイッター上では『眠れない方、お譲りします』『在庫あります』などといった投稿を多数発見することができます。不眠治療を受けている患者が、処方された薬を横流しし、小遣い稼ぎしているケースも多いですね」(全国紙記者)

 Hさんは東北地方に住む女子大生。春休みを利用して東京に遊びに来たが、その際、ツイッターで知り合った男と一緒に食事をする約束をしたという。食事後、急激に眠くなり、男に支えられて宿泊先のホテルの部屋に向かうところを、一緒に上京していた女友達に発見され、事なきを得たという。

 「初めて会う男性だったので用心のため、食事が終わるころに友人に迎えに来てもらう約束をしていたのが結果的によかったです。相手に勧められたドリンクの味が少しおかしかったのも、何かが混入されていたからでしょうね。相手の男はそれ以降、SNSをブロックし、連絡が取れません。恐らく私以外にも同じようなことをしていたんじゃないでしょうか」

 こうしたレイプドラッグによる犯行の被害者は、何も女性だけではないという。望月弁護士は「性暴力の被害者になるのは若い女性だけではありません。年齢層や性別に限らず、男性も被害に遭っているんです」と語る。

 男性が女性から“襲われた”場合、周囲から「ヤレてよかったじゃん」「警戒しないお前も悪いだろ」などと言われ、被害を打ち明けにくい状況になってしまうのだとか。

 レイプドラッグが疑われたら、すぐに病院で検査を受け、性感染症や妊娠の有無を調べた方がいいだろう。また、“ワンストップ支援センター”に相談すれば、治療や心理的支援を行ってくれる。

 とにもかくにも、見知らぬ人と出会う際は十分注意することが必要だ。

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