世の中には、プラスとマイナス、表と裏、男と女、結婚と離婚、戦争と平和のようにすべての要素が2つセットで存在している。これを二元性といい、これがあるためにプラスを求めればマイナスに反転し、幸福を得ても常に不安や恐怖がつきまとってしまうと著者はいう。
著者は二元性の世界を乗り越えるための答えが「結婚」に隠されていたことを発見。「MIROSS(ミロス)」という理論を完成させたのだという。
一人の冴えない男がミロスに出会い、幸せをつかんでいく物語を描き、ミロスについて分かりやすく解説する。抽象的な表現がやや多いが物語は分かりやすいので一気に読めた。(税別1000円)