伝えているのは、「え…えェー… on Twitpic」。誰でも閲覧できるように公開された画像が話題になっている。画像は、「アルバイト募集 条件 イケメン 自薦、多選、問いません。お電話ください」と記した張り紙を撮影したもののようだ。リツイートによる反応は以下の通り。「これでいくひとの顔を見たいですw」「これはうさんくさい募集だww」。「イケメン募集」とハッキリ記されているが故に、逆にイケメンは応募しづらいようだ。たしかに、条件「イケメン」は、イケメンにとっては怖いだろうと同情する。
人間には色んな魅力があるだろう。会話力、同情力、料理能力、文章力…そのどれもが、このアルバイト募集では求められてはいないのだ。求められているのは、ただ「イケメン」であること。なんだか「イケメン」達がかわいそうにまで思えてくるから不思議だ。
差別的発言かもしれないが、男性アイドルのおっかけをして中年の女性たちが、「○○君チョーイケメン」と発言している時になんだか得体のしれぬ怖さを感じるのと似ているのだ。
「イケメン」というスキル(と呼んでいいのか)は、付加価値である時に輝く。逆を言えば、「イケメン」として生まれたからには、それが付加価値となるべく、自分を磨かなければいけないのだ。
例えば「弁護士でイケメン」、「スポーツ選手でイケメン」ならば、イケメン達は、自分がイケメンであることを納得できるのだろう。30代でイケメンだが何のとりえもない、では「イケメン」に生まれてごめんなさい、宝の持ち腐れでごめんなさい、となるのかもしれない(あくまで推測だが)。そう考えると「イケメン」は生まれながらにしてハングリーであると言えよう。頑張る土壌が用意されているのだ。
対して、ブサメンはどうだろうか。「条件 ブサメン」ブサメンのかたは、ネタ要員として求められてると感じるのではないだろうか。ブサメンは生まれながらにして、「ブサメン」をネタにするべき土壌があるのかもしれない。
では、「普通」はどうか。普通が一番頑張るべきことが見つかりづらいのかもしれない。「条件 普通」こう書かれた時、普通レベルの顔の持ち主はどのように感じるだろうか。皆さんに問いたい。(メガネ王)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/