ウインターキャンドル・イルミネーションが出現した場所は、東京都千代田区にある小川広場。1月14日から16日まで開催された「第10回神田小川町雪だるまフェア」でのイベントの一つでした。
「雪だるまフェア」では、千代田区の姉妹都市である群馬県嬬恋村から70トンを超える雪が運ばれました。巨大雪だるまを完成させその出来映えを競う「雪だるまコンテスト」や「雪だるまパレード」、嬬恋村田代轟太鼓の演奏など、多彩なイベントが催され、人々を楽しませました。
また、「雪だるまフェア」の期間中、小川広場が、子どもたちの遊び場「ちびっ子雪ひろば」に変身しました。雪が積もることがほとんどない千代田区の子どもたちは、嬬恋村からの雪のプレゼントに、おおはしゃぎでした。
その「ちびっ子雪ひろば」で、14日と15日の夜には、イルミネーションが点灯し、次々と立てられるキャンドルの炎で、銀世界が彩られました。
そして、15日には、イベント「神田小川町の中心で愛を叫ぶ」(愛称:オガチュー)が開催されました。
これは、昼間、ちびっ子たちの遊び場であった雪山を夕方から「愛の叫び台」として使用し、参加者が愛や感謝の言葉を叫ぶというイベントです。嬬恋村では、キャベツ畑の真ん中にある「愛妻の丘」から愛や感謝の言葉を叫ぶイベント「キャベツ畑の中心で、妻に愛をさけぶ」(愛称:キャベチュー)が有名ですが、そのチューイベントの小川町版。
「オガチュー」では、子どもから大人まで様々な愛や感謝の言葉が叫ばれたあと、「オガチュー」の開催をニュース番組の報道で知ったという男性が雪山に登り、交際している女性へ向けて想いを叫びました。叫んだ内容は女性には事前に知らせていなかったようですが、一面の銀世界を、愛の炎で染めました。(竹内みちまろ)