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スポーツ 2009年12月29日 13時00分
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? NPB財政破綻差し替え(下)
「日本シリーズはまだ商品価値があるからいいが、オールスターの場合は今の方式ではもう無理だろう。韓国のオールスターチームも呼んで、日韓オールスターを開催するなど、斬新な企画、内容にしないとどうにもならない」。12球団の代表がメンバーになっている実行委員会でこういう声が上がり、従来のオールスター廃止、新たな方式を模索している。が、インパクトのある案など簡単に出てくるわけがない。日韓オールスター対決と言っても、ファンがどこまで関心を持つか疑問だ。現に長崎で開催された、今年休止のアジアシリーズに代わる日韓クラブチームチャンピオンシップには、1万4000人の観衆しか集まらなかった。7年ぶりの日本一になった巨人が出場してこの惨状だ。「テレビの放映権収入などあり、トータルすれば730万円の黒字になった。大健闘でしょう」とNPB関係者は言うが、胸を張れる結果ではない。オールスターの代案といっても従来のセ、パ対抗をやめ、かつて行われていた東西対抗を復活させるなどの案がせいぜいだろう。 オールスターが存続の危機、日本シリーズにも難題山積と、NPBの二大財源に危険信号が点滅しているのに、いまだにセ、パの足並みが乱れている。今年からコミッショナー事務局、セ・リーグ連盟、パ・リーグ連盟の3局をコミッショナー事務局1局に統合した成果が表れていない。セ、パの会長職を廃止しただけで、2人分の合計年俸4800万円が削減できた。東京・千代田区内幸町のコミッショナー事務局の他に、東京・銀座の同じビルにそれぞれあったセ、パの連盟事務所も閉鎖、記録部だけが狭いスペースで1か所借り、銀座分室になった。セ、パ連盟事務所の家賃は月に100万円といわれているから、年間、1200万円の節約になる。ムダな経費の削減は着々と行われているのだが、セ・リーグ部とパ・リーグ部が一体になって何かやろうという意識がない。依然として変なライバル意識を燃やしている。 その最たるものが、クライマックス・シリーズ(CS)だろう。パ・リーグが一足先に04年からプレーオフとして実施。「プレーオフは大成功したんだから、セ・リーグも変なメンツにとらわれずに、やればいいんだ」とソフトバンク・王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)が明言したように、経営の苦しくなったセ・リーグ球団も背に腹を代えられずに07年からCSを導入した。が、スポンサー探しはそれぞれ勝手にやっている。今年の例でいえば、パ・リーグのCSに「クリック証券」が冠スポンサーになっている。対して、セ・リーグの方は「セブン&アイホールディング」が冠スポンサーでなく、協賛企業だ。 「スポンサーが付けばどういう企業でもいいというわけではない。それなりの企業でなければ、リーグとしてのステイタスがある」というのが、セ・リーグ側の考え方だという。「DH制度」「予告先発」など、パ・リーグが導入した制度には背を向けるセ・リーグのプライドだ。かつては「人気のセ、実力のパ」といわれたように、興行的にはセ・リーグの一人勝ち。パ・リーグは常にリーグ存続の危機に立たされていた。 パ・リーグが交流試合の実現を訴え続けたのも、「巨人と試合をやれば、お客さんは来るし、1試合1億円以上のテレビマネーが入る」という計算からだった。それだけに、セ・リーグには「ウチがメジャーリーグでパ・リーグはマイナーリーグのようなもの」という見下ろした姿勢がある。それだけに、ポトシーズンゲームの導入でパ・リーグに後れを取ったバツの悪さもあるのだろう。 足並みの揃わないCSのスポンサー問題。元NPB関係者はこう嘆いている。「セ、パが一緒になって同じスポンサーを付けるようにすれば、大手企業を冠スポンサーにすることも可能になるのに。セ、パ交流戦に日本生命がスポンサーになってくれているようにね。実行委員会で何度もそう言っているのに、セ、パともに耳を貸そうとしないんだから、嫌になるよ」と。 冠スポンサー問題に止まらない。NPBの財政危機を乗り切るためには、CSを日本シリーズ同様に、NPB主催にするのがベストな方策だ。ところが、「NPBが新たな資金作りをするために、いろいろな新規事業を考えるのは当然だ」と12球団は言いながらも、「12球団の既得権は侵さないこと」という、虫の良い条件を付けているのだ。12球団の既得権を侵さないで新しい金儲けなどできるはずがない。パ・リーグだけがプレーオフを実施していた時代はともかく、両リーグで開催しているCSは、日本シリーズ出場権を決める試合なのだから、NPBが主催するのはむしろ当然だろう。 それなのに、12球団は目先の利益ばかりしか考えない。第1ステージの収益が2位チームに、第2ステージの分は1位チームに入る、おいしい現行のシステムを手放そうとしないのだ。「事の是非はともかくとして、セ・リーグにナベツネさん(巨人・渡辺恒雄球団会長)、パ・リーグには堤さん(義明氏=西武前オーナー)がいた時代のオーナー会議が懐かしい。堤さんはオーナー会議そのものにはほとんど出てこなかったが、2人の実力派オーナーが意見の一致を見れば、物事はどんどん決まっていったからね。FA制度の導入、ドラフトの逆指名などその典型だ」。セ、パのリーダーシップを握る実力派オーナー不在も、セ、パの足並みの乱れにつながり、NPBの財政破綻に拍車を掛けている。(了)
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芸能 2009年12月29日 12時00分
中野美奈子に続きたい!? 干されアナの夏目三久
年の瀬も迫った26日に、電撃的に結婚宣言したフジテレビアナウンサー・中野美奈子。 局きってのアイドルアナも気づけば30歳。「おいてけぼりのThirty」から晴れて脱出、幸せいっぱいのナカミーだが、そんな彼女を人一倍羨ましがっているのはいったい誰だろうか。アヤパン? いや、いいセンを突いているが、そうではない気がする…。 それは日本テレビの元・看板アナの夏目三久なのではないだろうか。モデルばりの美貌と長身を誇り、入社早々“ポスト西尾由佳理”として、日テレ女子アナの次期エースと、その将来を嘱望されたのも今は昔。今年秋に、大手広告代理店に勤めるボンボン御曹司とのベッドインwithコンドームの決定的瞬間を写真誌にスッパ抜かれたことにより、人気・評価ともに急落、見せしめのように『おもいッきりDON!』のレギュラーを降板させられたことは記憶に新しい。 アイドルから一転、窓際アナへと凋落した夏目であるが、実は当の本人、たいしてコタえてはなさそうなのだ。例のコンドーム写真を激写されたお相手とは、昨年にも写真誌に腕組みデートをスッパ抜かれているが、アツい仲は依然として継続中。一度目の激写を経た昨年の夏休みには、帰省と偽って二人でラブラブな北海道旅行に行ったとされる。一度お灸を据えられた程度じゃヘコたれず反省せずの、とことん「仕事よりも恋愛」体質な彼女。挙句の果てには例のコンドーム写真なのだから、ひょっとしたらもはや日テレに未練はないのかもしれない。 度重なるスキャンダルと懲罰人事(?)にもめげず、変わらぬ愛を貫き通す夏目三久。その思いが早々と結婚に向かっているのは想像に難くないが、フリーになったところで、“ゴムアナ”の汚名を払拭することは容易ではない。局アナという公人の立場でありながら、無防備な姿を晒してしまった代償は、とてつもなく大きかったようだ。
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スポーツ 2009年12月28日 17時30分
巨人『台湾の菊池雄星』強奪の余波
言っていること、やっていることが矛盾している−−。原巨人が“台湾の菊池雄星”の獲得に成功した。台湾の有望アマチュア投手と育成選手契約を交わしたのである。 その投手の名前は、黄志龍(20=ファン・ツーロン/国立体育大学院)。09年9月、野球・ワールドカップの日本戦に先発し、延長10回を投げ、「被安打4、失点1」と好投。メジャースカウトも「王建民(ヤンキースよりFA)の再来」と興味を示したが、黄本人の「日本でやりたい」という強い希望によって、巨人入りが決まった。黄は右投手だ。ではなぜ、「台湾の菊池雄星」と言ったかというと、彼は八百長事件で揺れる台湾プロ野球界の「ダーティイメージも払拭してくれるのではないか」とも期待された期待の星だからだ。 日本が台湾、韓国の有望なアマチュア投手を“強奪”したのは、今に始まった話ではない。84年のロサンゼルス五輪で好投した郭泰源を獲得して以来、日本の12球団は台湾を「好投手輩出の宝庫」とも位置づけてきた。 巨人を責めるつもりはないが、「言っていること」と「やっていること」が矛盾している。昨秋のドラフト会議では菊池の説得し、メジャーリーグ側(米国)には「人材流出の危機」と抗議しておきながら、一方で台湾を“草刈り場”にしているのである。 2010年のプロ野球・ドラフト会議は、その規約変更を話し合う。現行の完全ウエバー制を維持するのか、それとも『自由枠』を復活させるのかが最重要テーマだが、有望新人のアメリカ流出を「どう阻止するか」も検討しなければならない。 「アスリートはより高いステージを求めるもの。野球選手のメジャーリーグ指向は止められない」 大多数の関係者がそう溜息を付く。 現行ルールでは、日米双方とも有望新人の獲得は獲得しない決まりにはなっているが、それはあくまでも『紳士協定』であって、拘束力はない。 昨年7月、日本野球機構・コミッショナーに迎えられた加藤良三氏は、駐アメリカ合衆国行使も歴任した外交通だ。この加藤氏がメジャー側との交渉に乗り出せば、現行の紳士協定から『規約』に進展するはずであり、台湾、韓国との共存についても、何かしらの取り決めがなされるはずだ。しかし、そうした動きは全く聞こえてこない。(スポーツライター・美山和也)
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社会 2009年12月28日 16時00分
男と女の官能事件簿(2005年) 不倫相手の妻殺害を依頼で意外な事実(3)
山田は8月に智美を呼び出し、都内のホテルの一室で妻への「殺人依頼」について問い詰めた。 「一体どういうことだ」 そして山田は、怒りのままに智美を何度も殴りつけた。その暴力はすさまじく、それによって智美は鼓膜が破れるケガを負った。 しかも、山田の暴行はそれにとどまることはなかった。山田は、殴られてぐったりしていた智美の服をはぎ取ると、そのまま彼女の体をむさぼった。顔は腫れ上がり、鼓膜が破れた彼女の様子など、お構いなしということだった。 さすがにこれには智美も耐えかね、警察に被害届けを出す。 ところが、これに山田が再び激怒。智美を激しく恫喝し、被害届けを取り下げさせている。 しかも、山田はその直後の9月上旬、智美を温泉旅行に誘う。といっても、度重なる暴力で智美にはもはや山田に逆らう気力はなかった。また、山田の言うことを聞いていれば、少しは機嫌がよくなることかもしれないという期待があったのかもしれない。そして、山田に言われるまま、箱根や伊豆を回る旅行に出かけた。その際、交通費や宿泊代などの費用はすべて智美が負担した。 それでも、山田は智美に対して態度を改めることはなかった。それどころか、旅行先である伊豆の温泉旅館で、山田はまたしても智美に暴行を加えた。 「探偵に会ったのは何回だ。あって話をしただけなのか!」 「一緒にいて欲しかったらカネを出せ。無いのなら親戚でも何でもいいから借りてこい!」 そんな理不尽な暴言を吐き続けながら、山田は手加減することなく智美に殴る、蹴るなどの暴行を続けた。そして、ついに智美は肋骨を折る大ケガを負い、病院に担ぎ込まれることとなる。 この暴行傷害によって山田は逮捕され、事件が明るみに出た。そして、取り調べによって、山田が智美から総額約500万円の現金を払わせていたことも明らかとなった。 その後、智美から1000万円を巻き上げた自称探偵の田中は、懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。不倫相手の山田は、傷害罪で略式起訴され、裁判所から罰金50万円の略式命令が下された。 一方、智美は暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕されたものの、起訴猶予処分となった。 当初は不倫がらみの殺人依頼という話題であったが、実際に蓋を開けてみると、そこにはネットと不倫相手に翻弄された女性の姿を浮き彫りになっていった。(了)
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トレンド 2009年12月28日 15時00分
戦国、幕末、三国志好きも集まれ! 歴フェス2
去る12月20日、渋谷アマテラグジーにて歴史好きの 歴史好きによる歴史好きの為のイベント「歴フェス」が開催された。 「武家羊羹」が人気の一夢庵氏、上田市の観光親善大使を務める六龍堂さん、神田で歴史好きの為のバーを開いているレキシズル氏 が主催。歴史に興味のある人たちに向けた総合イベントだ。第一回目は 2009年8月に行われ多くの歴史ファンが詰めかけた。 第二回目は「へうげもの」がテーマ。「へうげもの」とはふざけ ている、おどけているという意味で、最近では講談社のモーニングで連載されている「へうげもの」という漫画が人気を博し、歴史好 きの間で定着しつつある文言だ。 我こそはへうげものだと名乗りをあげたお客さんを参加者全員で評価しナンバーワンを決める「へうげものコンテスト」や、歴ドルの美甘子さんの幕末トーク、三国志とテクノミュージックを融合さ せた「おもしろ三国志」のライブ、戦国をコンセプトとした「戦国 Bar」など、歴史好きを広くカバーしたイベント内容。出し物の合間 は参加者同士で歴史話に華を咲かせていた。 昨今の戦国ブームで戦国時代が好きなお客さんばかりかと思いき や、南北朝時代が一番好きな人、甲冑武具を愛する人、歴史的人物 の銅像を愛する人など、ディープな歴史好きもちらほら。そんなディープなお客さんの要望に応えるべく、物販コーナーに並んだ 「武家羊羹」のラインナップも非常にマニアックだ。大型モニターに映し出された映像も「独眼竜政宗」だし、参加者の3分の1は当たり前の様に着物を着こなしている。一見お洒落なクラブイベントと和風なモチーフが融合した会場は実に不思議な空間である。 へうげもコンテストに参加する者、着物レンタル&着付けサービスを受け着物を楽しむ者、ライブを楽しむ者など、参加者も三者三様の楽しみ方をしている。「戦国武将ベア」を自作している女性は「豊臣秀吉ベア」と「石田三成ベア」を持参していた。「豊臣秀吉のリクエストがなかったので作ってみました」と語る女性。つい一昔前は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康のホトトギス三英傑が人気であったが、時代により好きな武将も変わる様である。 大都会の真ん中で、歴史を総合エンターテインメントとして体感できる歴フェス。第三弾はどんなテーマになるのだろうか?(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」 http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2009年12月28日 14時30分
自動車大国アメリカが待ち望む高速列車
事業仕分けで大幅に削られた予算の数々、整備新幹線に関しても長崎など3箇所の九州新幹線を2010年より工事着工するかを来夏までに再考するらしいが、高速道路の無料化だなんてバカな法案作るより、昨今の世界基準で考えたら電車のことをもっと真剣に考えるほうが車で大気を汚すよりもよほど今っぽいでしょう。 逆にアメリカ、カリフォルニア州は遂に2010年から高速列車『デザートエクスプレス』www.desertxpress.comの工事を開始する。この『デザートエクスプレス』はロスアンゼルス中心部から少し離れたビクタービルというところからラスベガスを結ぶものだ。ロスアンゼルスからラスベガスまでドライブの経験がある方ならご存知と思われるが、このビクタービル付近からインターステート15(ロスアンゼルスからソルトレイクを通ってカナダ国境までの国道15号)はラスベガスまで、特に週末や長い休日の前後などは、断続的だが止め処も無く混雑する路線だ。 2013年にこの電車が開通した日には、時速240キロの速さで1時間24分のストレスのない快適な旅行を予測させられる。また仮に3人家族一緒に車で移動する際のガソリン代(現在1ガロン=3.8リットルは250円が全米平均)は、2013年にはそうとう値上がりしていると思われるため、電車での片道1人55ドル(約5000円)はドライブよりは安くすむはずだ。 ただし、ビクタービルという駅が旅行者にとっては、ロスアンゼルス中心部からアムトラックwww.amtrak.comという電車でも、車でも1時間30分くらいかかる特殊な場所のため、日本人観光客が利用するかは疑問。また、『デザートエクスプレス』自身も開通当初は観光客をあてにはせずに、まず物流の輸送機関として活用するとのことだ。ただし、今後この『デザートエクスプレス』はメトロ・ロスアンゼルス駅や昨今、松井選手ですっかり有名になったディズニーランドのあるアナハイムまで乗り入れるそうなので、将来は楽しみだ。 近年マカオのホテルに世界中のハイローラーの客を奪取されたラスベガス、ホテルの客室は増えているのにこの3年は毎年200万人規模で観光客が減少している。飛行機の発着もこれ以上増やせないのが現状であるためにこの計画が早まったのは当然の成り行きだろう。 この先5年で日本国内にある自家用、または商用車の全てを燃料電池車または少なくともハイブリッド車のみにする規制をするなら高速道路無料化も可でしょうが、いまさら時代に逆行するような考えは止めにしませんか、ね、国交省大臣。
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スポーツ 2009年12月28日 14時00分
パチンコ機メーカー大手「フィールズ」、押尾騒動でK-1から遁走!?
わが国発のメジャー格闘技団体「K-1」。このK-1を資金面で永きにわたって支え続けてきたのが、大手パチンコ機メーカーの「フィールズ」だ。 K-1の運営会社「FEG」が主催する大晦日格闘技イベント『Dynamite!!』の冠スポンサーとして賑やかな年の瀬を演出するだけでなく、K-1ファイターを全面に押し出したパチンコ台をプロデュースするなど、フィールズがK-1の大スポンサーとしてニッポン格闘技界の発展に貢献してきたのは、ファンなら誰もがご存じのことだろう。 しかし最近、K-1のリングからフィールズの影が薄くなってきているのだ。それが顕著だったのが12月5日に横浜アリーナで開催されたヘビー級GP決勝戦。これまでならば、試合前と休憩中にフィールズ製パチンコ機のCMが巨大モニターにこれでもかとバンバン流れるのが通例だったが、今年のGP会場ではフィールズ製品の大プッシュが行われることもなく、会場で生観戦した多くの事情通が「やはりフィールズはK-1から撤退するのか…!?」と色めき立った。いったいなぜ、K-1会場からフィールズ色が消えたのか。 「押尾学ですよ。フィールズといえば、押尾のタニマチとしても知られてますよね? これまでにもフィールズの山本俊英会長と押尾が、K-1会場の最前列で仲良く並んで観戦しているのが、何度も目撃されています。一連の押尾騒動によって、彼と山本会長の関係が一部メディアで取り沙汰されたことによって、フィールズは今の時期、表に積極的に出ることを極度に恐れているんでしょうね」(某スポーツライター談) 一時は『Dynamite!!』での格闘家デビューも噂された押尾。まさかこのような形で、彼の存在が格闘技界の勢力分布図を塗り替えることになるとは、誰が予想し得たであろうか。
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芸能 2009年12月28日 13時30分
【ドラマの見どころ!】もう、『はぐれ刑事純情派』のやっさんが見られないのが寂しい。『はぐれ刑事純情派』最終回スペシャル
一週間のドラマの見どころをお届けするコーナー、【ドラマの見どころ!】。連続ドラマ、単発ドラマ、昼ドラ、韓流、海外、記者の気のまま思うままにドラマをリサーチしていきたいと思う。秋から始まった連続ドラマはほぼ最終回を迎え、いくつかのスペシャルドラマを放送中。その中で、テレビ朝日の人気シリーズ『はぐれ刑事純情派』が26日放送の最終回スペシャルをもって完全に完結となった。団塊の世代を楽しませた人気シリーズの幕引きに、ひとつの時代の終わりを感じる。 ■『はぐれ刑事純情派』最終回スペシャル(26日放送) 女性弁護士殺害事件の容疑者として浮上した北原(佐藤アツヒロ)は、かつて安浦(藤田)と元同僚の晴子(岡本麗)が逮捕し、更正させたと青年だった。そして別の殺人の被害者男性への殺害の動機をも疑われた北原は、思いを寄せる女性と共に自身の故郷へ逃避する。悲しい母との思い出と自身の葛藤、それらが事件の真相を握る。北原の更正を信じていた安浦は、自らの刑事人生を懸け、辞職覚悟で事件解決に挑むが…。 1988年にスタートした『はぐれ刑事純情派』は、東映が製作しテレビ朝日系列で放送する刑事ドラマの「特捜最前線」(二谷英明主演)の終了後、人気回復の思案の末に同局人気時代劇・「必殺シリーズ」で長らくお茶の間に定着していた藤田まことを主演に据えてスタートしたのがいきさつである。 出世の見込みがない“やっさん”こと安浦刑事の藤田まこと、梅宮辰夫の警視、島田順司の警部など男性陣キャストと、バー「さくら」のママの真野あずさ、娘役の松岡由美と小川範子という女性陣キャストのおなじみレギュラーが、ドラマの甘辛シーンを上手く盛り上げ、新人刑事として吉田栄作やケイン・コスギなど、その時の旬な若手を起用し話題になった。 刑事ドラマにありがちな拳銃の携帯や発砲、格闘シーンがほとんどなく、概して「犯罪の裏にある人間の弱さ・愚かしさを的確に見抜く」安浦刑事の捜査は、当時「あぶない刑事」など“トレンディ刑事ドラマ”の隆盛期だったにも関わらず、人気を集め、常に高視聴率をマーク。ハイペースでシリーズ化され、映画化もされた。後に『相棒』などのテレビ朝日の刑事ドラマ・シリーズのスタイルを確立したのもこのドラマの影響が強い。 強い正義感と温かい心で、犯罪に苦しむ人達の捜査に当たっていく藤田の安浦刑事は、時代に流されない刑事ドラマの主人公として20年続く長期シリーズに相応しく、幅広い年齢層の支持を得た。今回の最終回スペシャルも、派手さは無く、実にやっさんらしい幕引きであった。ひとつの時代の終わりを感じる。 一貫して『はぐれ刑事純情派』シリーズの主題歌を担当したのが堀内孝雄。叙情的な堀内の歌が、しみじみした大人のドラマを盛り上げていた。 もう、『はぐれ刑事純情派』のやっさんが見られないのが寂しい。(コアラみどり)
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スポーツ 2009年12月28日 13時00分
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? NPB財政破綻差し替え(上)
09年11月18日、都内ホテルで行われたオーナー会議でも日本野球機構(NPB)の財政危機問題が取り上げられたほど事態は深刻そのものだ。「平成20年度(10月1日〜平成21年9月30日)決算は、7月のオーナー会議の時点では2億8000万円の赤字が見込まれていたが、3200万円に圧縮された。が、厳しい財政状態に変わりはなく、21年度は3億円の赤字が見込まれている」。後藤高志オーナー会議議長(西武オーナー)がこう語った通りだ。 2億8000万円の赤字見込みが3200万に圧縮されたのは、二つのうれしい誤算があったからだ。昨年の日本シリーズ(西武対巨人)が第7戦までもつれ込んだこと。もう一つは、3月のWBCで日本代表が連覇を果たし、優勝賞金310万ドル(約2億7900万円)を選手と折半した分の臨時収入。この二つがあったから3200万円の赤字で済んだが、今年の巨人対日本ハムの日本シリーズは第6戦で終わっているし、WBCは4年後にならないと開催されない。だから平成21年度(10月1日〜平成22年9月30日)の決算は3億円の赤字見込みになってしまう。 そこで、オーナー会議では、1球団年間7100万円の会費の値上げと、日本代表チームの常設による新たな財源獲得案がメーンになった。「会費の値上げはやむをえないだろう」というのが、オーナー会議の大勢だったという。が、「具体的にいくら値上げするかとか、数字は出なかった」とある球団のオーナーは素っ気なかった。本心は会費の値上げに反対だからだ。どこの球団も経営状態は苦しく、出費を少しでも抑えたい。が、NPBの財政危機は放置できないものになっているので、突き放すわけにもいかないジレンマだ。 「正直言って、1球団4000万円くらい会費の値上げをしてもらわないとやっていけないだろう」とNPB関係者が、苦しい台所事情の本音を漏らす。NPBの二大財源のオールスターと日本シリーズが窮地に陥っているからだ。オールスターは05年から始まったセ、パ交流戦の大きな影響を受け、商品価値が暴落している。「真剣勝負のセ、パ交流戦が盛り上がれば盛り上がるほど、セ、パのスター選手が一堂に会するだけの顔見せ興行のオールスターは人気が下がる。ナショナルリーグとアメリカンリーグの間でインターリーグをやり出した後のメジャーリーグでもそういう結果がはっきり出ている」。セ、パの交流戦が実現する際に、メジャー通の球界OBはズバリ予言した。そして、その言葉通りの結果になったのだ。 それにしても、今年のオールスターはショッキングだった。前代未聞の地上波テレビ局中継なしの危機に直面したからだ。昨年まで1試合1億2000万円の放映権料を4000万円も値下げして、8000万円に設定したのに、それでも7月23日、札幌ドームで開催のオールスター第1戦中継に名乗りを上げるテレビ局がなかなか出てこなかったのだ。 「こんなことは今までなかった非常事態だ。地上波テレビでオールスターが見られないなんてことになったら、その悪影響は計り知れない。野球人気がますます冷え込んでしまう」。NPB関係者が真っ青になり、頭を抱えたのは当たり前だし、中継に腰を引いたテレビ局関係者までがあまりの異常事態に驚きを隠せなかった。最終的には日本テレビ系列が中継、前代未聞の不祥事は回避されたが、第1部10.9%、第2部14.8%、平均12.9%という視聴率だった。広島の新本拠地・マツダスタジアムで行われた第2戦を中継したTBSテレビ系の視聴率は11.7%と、第1戦を下回っている。 商品価値が急落したオールスターは、テレビ中継問題にとどまらず、冠スポンサーという重大問題も抱えている。1988年から2006年まで年間協賛金3億4000万円を提供してくれた三洋電機が、経営不振から降板したことで、一気に新冠スポンサー探しの難題が持ち上がったのだ。「大丈夫ですよ。三洋電機がスポンサーから降りても、オールスターの冠スポンサーになりたい企業はいくらでもある」。元NPB関係者はこう豪語していたが、平成大不況の世の中は、そうは甘くなかった。2007年にはヤンキース・松井秀喜のCM出演で知られる、中古車販売最大手のガリバーが冠スポンサーになったものの、1年きりで降板。08年は新車を売り出すタイミングということで、今年は地元・広島の新球場・マツダスタジアムでオールスター開催ということから2年連続してマツダが新スポンサーになったが、来年以降は完全に白紙の状態だ。 しかも、来年の日本シリーズから冠スポンサーをつけることになっているのだ。「日本プロ野球界で一番権威のあるイベントの日本シリーズに冠スポンサーをつけるなんてとんでもない」と言っていた古きよき時代もあったのだが、今やなりふり構わっていられない新財源のスポンサー探しだ。というのも、オールスターの放映権料の大幅値下げは、日本シリーズにモロに波及しているからだ。「オールスターの放映権料値下げは、嫌でも日本シリーズに響いてくるだろう」というNPB関係者の危ぐした通りだった。1試合1億3500万円の日本シリーズの放映権料は9000万円にダウンしたといわれている。6試合戦った巨人対日本ハムのシリーズの放映権料は合計2億7000万円の減収だ。それだけに、冠スポンサー探しは死活問題になっているのだ。(つづく)
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トレンド 2009年12月28日 12時55分
地上波初! 「bijin-tokei×ABC」がスタート
ついにネットからテレビへ進出だ。 朝日放送株式会社(大阪市福島区)と、ウェブサイト「美人時計」を手掛ける株式会社美人時計(東京都渋谷区)は、時刻が書かれたボードをもつ女性の写真が1分ごとに入れ替わるウェブサイト「美人時計」を1月4日から関西ローカルで、毎週月曜深夜4時〜4時55分に放送する。 2月からデータ放送とも連動。「dボタン」を押すと出演女性のプロフィールが見られるというサービスもスタートする。今後は番組宣伝などを絡めた局アナウンサーによる美人時計コラボ企画なども予定しているという。 「美人時計」の新たな可能性が今後も楽しみだ。