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トレンド 2009年12月26日 12時00分
【これじゃ売れない!】 椎名林檎のCDは何故売れなくなったのか?
グリコ「ウォーターリング キスミントガム」のCMで華麗なムーンウォークを披露している椎名林檎。音楽とは関係ない商品のCMにアーティストが出演する理由に、「CDの売り上げ不振」というのがあり、今回の彼女のお菓子のCM出演もそのひとつと言われている。しかし、もともと音楽と同時にダンスやビジュアルにこだわりを持つ椎名林檎。CM露出は驚く事では無い。かつての矢沢永吉のドラマ出演の方がよっぽど衝撃的だった。それよりも心配なのが、椎名林檎の「CDの売り上げ不振」の方。いくらダウンロード時代だからといって、彼女のCDが売れないんじゃ音楽業界も終わり? いやいや、売れない理由はやっぱりCDの内容にある。曲が良ければもっと売れるはずだ。椎名林檎のCDは何故売れなくなったのか? レベルの高い歌唱力で歌い上げられた林檎の曲は、叙情的な音楽に「夜の女」、「薬物」、「自殺」など社会の“負”の部分を彷彿させるワードが飛び交う。決して前向きで無く暗いのだが、ドラマティックで強烈な魅力を放っていた。映画ばりに時代ロマンを散りばめた林檎の世界は、まるで寺山修司の活躍した70年代にタイムスリップしたかのような独特のアングラ感があり、それも約10年前のポスト・バブル期の喪失感にピッタリとマッチ。出すアルバムは当時の世相を反映するかのようにヒットし、半ば中毒症状の様に、引きこもり・ニートを筆頭とする、ネット中毒者、リストカッターなど「心に闇を抱えた若者」、また潜在的に「闇」を意識していた人たちを夢中にさせた。 やりきれない悶々とした毎日のうさを椎名林檎の曲をカラオケで歌う事によってはらしていた人も多いのではないか。(記者もその一人。)椎名林檎の曲は、男女の恋愛感情のみを歌う他の女性アーティストに比べて群を抜いて分かりやすかった。 それから数年たち、売れて大金を手にした椎名林檎は、九州出身の「新宿系」というブランドイメージを覆すような私生活を送り始める。未婚で出産まではいいが、高級住宅街に居を構え、冴えない男を数人ひきつれて「東京事変」というバンドを結成し、全く毒気の抜けた駄作ばかりを発表するようになった。これがファンをがっかりさせる。 籍を入れず、煩わしい夫の世話を最初からしないと決める潔さ、子供との時間をたっぷり取るため、信頼できる仲間に仕事を分担できるバンド活動にシフトする要領の良さ。どれをとっても「母アーティスト」としての椎名林檎はまったく賢い女性である。しかし、一足先に子供を産んで、お金を手にし、幸せになった椎名林檎から、いまだ不幸のトンネルから抜け出せないファンたちはどんどん離れていく。曲が売れなくなって当然、椎名林檎の曲はファンの心に届かなくなった。 かつてソロの彼女を支持していたのは、モヤモヤした不満をかかえる思春期の少年少女、水商売の女性、毎日が退屈な主婦やOL、仕事漬けのマスコミ関係者など、いずれもあんまりハッピーでない人達。椎名林檎は母として落ち着いたが、抜け道の無い不景気の中にあるファンたちはそういう訳にいかず、10年経っても相変わらずハッピーじゃないのである。でも毎日を生きねばならない。そういう時に聴きたい曲を今の椎名林檎が投げてくれない。毒が薄められた曲では物足りないのだ。 「東京事変」はそのタイトルこそ衝撃的に見えるが、彼らが生み出す曲のひとひとつは、専門性が高く単調で凡庸。美しいが分かりにくく、林檎の最大の魅力であった悲哀と下品さに欠ける。椎名林檎から下品を取ると意外に何も残らない。かつて急激にファンキーになり人気が落ちた安室奈美恵、クリエーターの元夫に影響され過ぎた宇多田ヒカルと同じように英語を多用し、妙に専門性が上がるとかつてのファンは一斉のそっぽを向き始める。椎名林檎とてやはりファンに媚を売るのは大切。今林檎に求められているのはムーンウォークやCDジャケットのヌードなどの見た目のサービスでは無く、「心に届く曲」。それに尽きる。 聴き古されたアーティストや、テレビで露出の多いタレントのCDばかりが売れる最近の現象を見ても分かるように、結局日本人は分かりやすい歌謡曲が好きで、それ以外はあまり聴きたがらない。音楽業界にとってそれもそれで問題なのだが。(コアラみどり)写真 (6月発売のアルバム『三文ゴシップ』。回転率が悪いらしく既にレンタルでは“一般作”。)
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レジャー 2009年12月25日 19時15分
師走ステークス(オープン、中山ダート1800メートル、26日)藤川京子のフォーキャスト予想!
師走Sは◎フサイチピージェイが4連勝でオープン2勝目を狙います。 休養を挟んだ今秋から3連勝でオープン入りを果たしましたが、この3戦は本当に強い内容でした。特に前走は行き脚のつかない芝からのスタートで、ハナを切りましたが自分のペースで運べなかったよう。最後の最後で2着馬に並ばれ一旦は交わされたようでしたが渋太く伸びて差し返したあたりは、力がないとできない芸当です。 先行力があり、この3連勝は逃げ切ってのもの。ダート戦で前に行けるのは断然有利で、レースはしやすいはずです。 しかも素質開花した今の力は重賞級で、上に行っても十分やれるだけの能力はあるでしょう。中1週でもしっかり追えているのはいい傾向だし、好調キープ。同型馬はいますが外枠に入りましたし、3番枠でのスタートでしたらスピードを生かしてすんなり先手を奪えそうです。 中山ダ1800メートルは強敵フラムドパシオンの2着があり、コースに心配は要りません。ハンデ戦ですが3走前は58.5キロ、前々走は57.5キロで、しかも好タイムで押し切っており、今回57キロのハンデなら信頼できそう。 強気の競馬で力をアピールします。馬単 (3)(9) (3)(2) (3)(14)3連単 (3)(9)→(3)(9)(2)(14)(7)(16)(8)(12)(5)→(3)(9)(2)(14)(7)(16)(8)(12)(5)
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トレンド 2009年12月25日 17時00分
男性も気になる? 「女性のヒミツDVD」が発売
「女性の一人エッチ」のためのDVDがエルシーラブコスメティックから16日に発売された。その名も「ガールズレッスン」。女性でなくとも気になるその内容は? 「モザイクはいれない、怪しさを出さないなど女性向けに考えました」と話してくれたのは企画を担当した遠藤加奈(34)さん。既存のAVでは必須である「声」や「音」の代わりに優しい音楽が流れているなど確かに女性向きだ。「アンケートで、女性の一人エッチのスタンダードなやり方を知りたい」という声があったのがきっかけで開発されたとのことだ。 DVDは2枚組み。1枚目は、感じる体作りには欠かせない『ひとりH』の方法を映像で紹介。2枚目は官能フォトストーリーや、官能漫画、そして官能小説の朗読などを収録。「今まで映像や想像でしかしてなかった方も朗読など新しいジャンルで、新しい自分を発見してほしいです」(遠藤さん)とのことだ。また、類似の商品がなかったため、商品開発には様々なDVDを研究。開発には半年間かかり、社内の女性にも「こんなの初めて見た!」と好評だという。女性を理解するために男性も購入する価値はありそうだ。 最後に遠藤さんは「メイクやオシャレと同じように、自分の体を知る上でも一人エッチはオススメ、もっときれいになりたい人はぜひ購入して下さい」と力強く語ってくれた。 さっそく購入して「一人の時間」を楽しんでみては?『ガールズレッスン』3,800円(税込)DVD2枚組エルシーラブコスメティック※18歳未満の方への販売、貸出は禁止します。
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社会 2009年12月25日 16時00分
男と女の官能事件簿(2005年) 不倫相手の妻殺害を依頼で意外な事実(1)
「この女を殺してもらいたいのですが」 都内に住む木下智美(32)が依頼したのは、インターネットの「復讐請負サイト」だった。 智美はかねてから、同じ職場の同僚で、妻子のいる山田悟史(32)と、いわゆる不倫関係にあった。職場の飲み会で知り合った2人は、何度か会ううちに不倫関係になっていった。 最初の1年半ほどは、それなりに楽しい大人の付き合いが続いていたという。しかし、山田の妻が妊娠したと知るや、智美は嫉妬の炎をじわじわと燃やすようになっていった。 「私よりも奥さんが大切だなんて、裏切られた。許せない。奥さんさえいなくなれば…」 そんな思いを抱いていたある日、智美の目に留まったのがその「復讐サイト」だった。 智美は、サイトに明記された電話番号に連絡した。そして、その「復讐請負人」と会う約束をしてしまった。 「何でもやりますよ。お任せください」 約束通りに現われた田中と名乗る男に、智美は依頼内容を確認した。すると田中は、山田の妻を殺す手口まで説明した。 「バイクで2人乗りして、ターゲットを追い越す際に毒物を噴射します。一瞬で片がつきますよ」 田中の話をすっかり信用した智美は、言われるままに10万円の現金を渡した。名目は「調査費用」だった。 「これであの女もこの世からいなくなる」 智美はそう思いながら、依頼した計画が実行されるのを待っていた。 ところが、いつまで経っても山田の妻が死んだという話は聞こえてこない。そこで再び田中に連絡した。 「もっと綿密に戦略を練っているところです」 現われた田中は、そう言いながらさらに「調査費」を要求した。 その後も田中は、毒物の調達費や、器具の購入費などと称して、智美に「経費」を要求。言われるままに現金を手渡したり、指定された口座に振り込んだりしていた。そして、いつの間にか田中に払った金額は、1000万円を超えていた。 その金額の大きさに、智美も「ひょっとして、だまされているのかも」と気づいた。最初に田中に会ってから、すでに半年近くが経っていた。 智美はすぐさま、近くの警察署に相談した。 ところが、これによって「殺人を依頼した」ということが発覚。智美は暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕される。 智美は山田の妻が死んでいないので、自分につみはないと思っていたようだが、それはまったくの誤算だった。(つづく)
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トレンド 2009年12月25日 15時00分
吉祥寺を舞台にした癒しの音楽ドキュメンタリー『ライブテープ』
「若者の住みたい街1位」に選ばれる街、東京・吉祥寺。都会ながら多くの自然を残す井の頭公園に程近い商店街「ハモニカ横丁」には、外国人観光客も多く訪れるワインバーや、昔ながらの赤ちょうちんなどがあり、その近くにはおいしいコロッケを目当てに長い行列の出来る肉屋などがひしめいている。外国人でなくてもそのめずらしさや懐かしさに心奪われる街である。 そんな東京のワンダーランド・吉祥寺を中心にストリートライブなどを行い、多くの地元ファンを惹きつけているアーティストがいる。シンガーソングライター前野健太である。モジャモジャの大きなヘアースタイルに、アコースティック・ギター、サングラスのどこか懐かしいいでたちの彼は1979年埼玉県生まれ。ポップなメロディーに乗った男性的でまっすぐな歌詞を、清清しく豪快に歌い上げる彼のライブスタイルは見る者の心を洗うよう。東京都内を中心にライブ活動などを経て、2007年アルバム『ロマンスカー』でデビュー。以後確実に男性女性問わず多くのファンを集めている。 そんな前野に注目し、ドキュメンタリー映画を撮ってしまった若手監督がいる。東京・吉祥寺にアイデンティティーを持つ映画監督・松江哲明である。1977年生まれ東京出身の松江はドキュメンタリーを得意とする注目の監督。彼は独特の着眼点で様々な側面から人物を浮き彫りにし、時に流されるべくある人間の歴史を救い上げてきた。自分の殻に閉じこもる若い男性を追った『童貞。をプロデュース』(2007年公開)、2005年に急逝した女優・林由美香の遺作のルーツを追う旅の記録、『あんにょん由美香』(2009年公開)の立て続けのヒットは、松江のユニークで新しいドキュメンタリー映画のスタイルが多くの人に受け入れられた結果である。 自身の殻を破ろうと童貞に向き合ったり、生前共に仕事ができなかった女優へのオマージュだったり、必ず作品をつくるにはきっかけがある松江監督だが、今回ミュージシャン前野健太を撮影しようと決めたきっかけは、父と友人の死とその後襲ってきた死の恐怖感、それを断ち切る為だったという。 2009年の元旦。初詣でにぎわう吉祥寺の武蔵野八幡宮で、突如ギターをかき鳴らし歌いはじめるミュージシャン・前野健太。そこから吉祥寺の街の中を唄いながら歩きはじめ、最終目的地・井の頭公園のステージで、待ち構えていたバンドメンバーと合流し演奏するまでの全16曲を、74分1カットで記録した、前代未聞のライブドキュメント。それが『ライブテープ』(12月26日より吉祥寺バウスシアター他で公開。)である。 音楽には人を癒し元気づける力がある。『ライブテープ』のプロモーションの為に吉祥寺の街に繰り出した前野のギターと歌を聴くために集まったファン達のキラキラした目の輝き、パフォーマンスする前野に気軽に声援を送る、明日を夢見る同じ街のミュージシャン。不景気でありながらナゼか活気を失わない街・吉祥寺は、そこにいるだけで元気がもらえる街だ。そこで歌い、いろいろな人から愛されている前野健太を撮影する事で、死の恐怖に折り合いをつけた松江監督と同じように、大切な人を失い深い悲しみを負った人へ送る心地良いエール。そんな映画に仕上がっている。
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芸能 2009年12月25日 14時30分
押尾学 芸能界に“仲間”はいなかった
再逮捕された押尾学。関係のあった女性芸能人の名前は何人もネットなどで取りざたされているが、不思議なことに彼と親しかったという男性の芸能人の名前はほとんどウワサにならない。ノリピー逮捕の時は森田健作千葉県知事などから、叱責とともに激励の言葉も聞かれたが、押尾に対して何か発言した芸能人は1回目の逮捕の時に、以前に共演したことのある泉谷しげるが語っただけだ。 「これまでにも芸能人が逮捕されたりすると、『関わりたくない』と考え、どんなに親しかったとしても話したがらない人が多かったです。しかし、押尾に限っては若干事情が違うようですね」と話すのは芸能界に詳しい事情通。「そもそも男性芸能人で親しい人間はいなかったようです。もちろん原因は押尾の『オレ様』的な態度です。共演者の中でもうんざりしたという話はよく聞きましたね」。ただ彼は決して他人との関係を拒絶していたわけではないという。「裏社会の人間が近寄ってくればヘコヘコと仲良くなったわけですしね」(前出の事情通)。 しかし、そんな押尾が芸能界の女性にモテていたのも事実だ。「女性からみれば、そんな押尾が“一匹狼を貫いてカッコいい”と見えたのでしょう。しかし、彼は好んで一匹狼になったのではなく、本人の責任で結果的に孤立しただけです。それを見抜けなかった女性芸能人たちにも問題はあるでしょう。今になって関係を取りざたされ、痛くない腹を探られるのも自己責任かもしれないですね」(前出の事情通)。 押尾学が必要だったのは“女”ではなく“仲間”だったのかもしれない。
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スポーツ 2009年12月25日 14時00分
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? 独立リーグ化(上)
「本当に良かった、菊池がメジャーへ行かなくて。行かれていたら、日本のプロ野球は終わっていたよ」。球界関係者、テレビ局関係者が口を揃える。20年に1人の逸材と言われる花巻東の左腕・菊池雄星がメジャー行きを断念、ドラフト会議で西武が交渉権を獲得、無事に日本プロ野球界入りすることになったからだ。 「入団先が西武だというのも良かった。甲子園のスーパースターだった松坂(現レッドソックス)を日本球界のエースに育てたように、育成には定評がある球団だからね」。球界のOBたちも胸をなで下ろしている。 一方、菊池大争奪戦に参戦したドジャース、レッドソックス、レンジャーズ、ジャイアンツ、マリナーズ、メッツ、ヤンキース、インディアンスといったメジャー球団側は怒り心頭だ。「本人がメジャーへ行きたいと言っているのに、周囲がよってたかって邪魔して、日本球界入りさせてしまった。本当にフェアじゃないよ」と。菊池大争奪戦に関しては、勝者・日本球界vsメジャーという図式で一件落着した。が、日本球界の危機は去るどころか、メジャー側の大攻勢に風前の灯火である現実に変わりはない。 「野茂、イチロー、佐々木、松井、松坂といった日本球界のスーパースターが相次いでメジャーへ流出した時は『このままでは、日本球界はメジャーのマイナー化してしまう。せっかく育てた集客力のあるスーパースターを次々に取られてしまい、残るのはメジャーに行く実力のない選手ばかりになってしまう。日本球界は日本人メジャーリーガーの養成所、マイナーリーグに成り下がってしまう』と、深刻な危機感を抱いた。が、今はそれどころではない。 菊池のメジャー入りは危機一髪で回避されたものの、昨オフ、史上初めてドラフト候補生のいきなりメジャー行きという快挙を演じ、1年目の今季、2勝をあげた田沢(新日本石油ENEOS→レッドソックス)が、日本球界に開けた風穴はぽっかり空いたままだ。来年のドラフトの目玉の早大・斎藤佑樹もメジャー志向が強いから、どうなるか予断を許さない。アマ球界の逸材がいきなりメジャー挑戦のルートが出来てしまった以上、防止する具体的な対策はない。日本球界に背を向けるドラフト1位候補が相次げば、メジャーのマイナー化どころか、日本プロ野球界は将来性のない選手ばかりの独立リーグ化してしまう恐れがある。姨捨山になってしまう」。 メジャーリーグに精通する球界関係者は、こう重大警告を発する。確かに、菊池の場合も最後の最後まで予断を許さなかったし、西武に入団後には松坂同様に、ポスティング(入札制度)でのメジャー挑戦という問題が起こってくる。そのXデーはまだ5、6年先だろうが、その前に来年、早大・斎藤佑樹のメジャー挑戦という深刻な問題が待ちかまえている。一難去ってまた一難だ。 11月22日に東京ドームで行われたセ、パ誕生60周年記念『U|26NPB選抜対大学日本代表』で見せた早大・斎藤の集客力は驚異的だった。関係者ですら「初めてのプロ野球選抜対大学日本代表といっても、3万人来るかどうか」と予想していたのに、前売り完売、当日券なしの大盛況で4万人を超える大観衆が集まったのだ。「この佑ちゃん人気を見たら、巨人がなんとしても欲しいのは当然だろうな。ロッテが今からドラフト1位・斎藤を宣言するのもわかるし、神宮を本拠地にするヤクルトが熱視線を送るのも無理はない。キャンプ、オープン戦だけでどれだけ稼ぎ出すか、天井知らずでまさに金のなる木だよ。我々、電波メディアにとっても佑ちゃんは最高のソフトだからね」。視聴率がすべてのテレビ局関係者はこう言って舌なめずりする。 相思相愛といわれる巨人などは、斎藤獲りのためにドラフト改正、希望枠復活を画策しているが、反対多数で実現性は極めて薄い。「選手の希望を聞くような制度に改正しないと、アマ球界からの逸材のメジャー流出は阻止できない」といくら訴えても、多勢に無勢では勝てない。来年も現行制度通りのドラフトになると、意中以外の球団が交渉権を獲得した場合、斎藤のメジャー行きの確率はかなり高いといわれる。それでなくとも、ハンカチ王子狂騒曲を奏でた早実時代、「早大進学」「プロ野球入り」の他に第三の選択肢として、「メジャー挑戦」があったほどメジャー志向が強い斎藤だけに、説得力のある話だろう。(つづく)
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芸能 2009年12月25日 13時30分
レコード大賞はEXILEに決定!!
12月30日にTBSで生中継され大賞受賞者が発表される「日本レコード大賞」だが、水面下ではすでにEXILEの2年連続大賞受賞が決定しているのだ。 「90年代半ばからある芸能界の大物の『鶴の一声』で大賞の行方が左右されるようになり、実態はただのデキレース」(レコード会社関係者) それはそれで仕方がないがちょっと待ってほしい。 今年の音楽界を代表するアーティストといえば、音楽チャート・オリコンが発表した実売枚数のシングル・アルバム・DVDの3部門で1位となったジャニーズの人気グループ・嵐。 嵐が受賞すればどこからも文句は出ないはずだが、そうは行かない“大人の事情”があるのだ。 「ジャニーズ事務所は88年に光GENJIの『パラダイス銀河』の受賞を最後に諸々の事情があってレコ大から撤退。アーティストが出演しなくなった」(同) そんな事情もあってEXILEの受賞に決まったようだが、対抗馬はいなかったのか? 「氷川きよしが06年以来2度目の栄冠を狙っていたが、11月に天皇陛下の即位20年を祝う国民祭典でEXILEがパフォーマンスしたのをみて、勝ち目がないとあきらめた」(スポーツ紙記者) 大賞候補の最優秀作品賞はEXILE、氷川のほか11組がノミネートされているが、EXILE以外は形だけのパフォーマンス。ちなみに、新人賞にノミネートされている4組のうち、最優秀新人賞は「BIGBANGに決定している」(同)という。 ちなみに、大賞はアーティストではなく楽曲に贈られるのをご存じだろうか? だから、正確には大賞は「Someday」なのだ。(高木光一)
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スポーツ 2009年12月25日 13時00分
大嶺弟『飲酒補導』で禁酒命令のトバッチリ!?
千葉ロッテが“落とし所”を模索している。何の落とし所かと言えば、飲酒で補導されたドラフト3位指名、大嶺翔太内野手(18=八重山商工)の処分だ。 「補導されたのが新入団選手の会見直前でしたからね…。かといって、大嶺とのドラフト指名・仮契約を取り消すなんてことにはならないはずです」(内部関係者) 大嶺本人も軽率な行動を悔やんでいる。 球団としては、大嶺を許す大義名分が欲しいのである。今季、球団はボビー・バレンタイン監督とは再契約しない旨をシーズン前に発表。この違例の措置に一部ファンが“暴徒化”し、フロント幹部をバッシングする横断幕まで張り巡らせた。『世論』を敵に回す怖さも知っただけに、「大嶺に甘い処分を下せば、何を言われるか分からない」と怯えているのである。 「28日に石川晃・副代表が石垣島に行き、大嶺と面談し、反省の度合いを確認します。石垣島の行政職員、学校関係者からも寛大な措置を求める電話も球団に入っています」(前出・同) 大嶺の出身地・石垣島は、千葉ロッテの春季キャンプ地でもある。兄の大嶺祐太投手(21)を指名した翌07年にキャンプ地を移転し、石垣島も急ピッチで球場施設を拡大させてきた。島内には『島民限定ファンクラブ』もあり、第2本拠地と言っても過言ではないほどの盛り上がりを見せている。石垣島とは“親戚”も同然で、大嶺兄弟が揃って活躍すれば、今以上に球場・設備投資してもらえるのは必至だ。となれば、やはり大嶺翔太には世論も納得するような禊ぎをしてもらわなければならない。 「兄貴の祐太が一緒に謝ることになりそうです」(前出・同) 去る12月16日、千葉県船橋市内で行われたトークショーで、兄・大嶺祐太は弟を電話で叱責したことを明かしている。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「新人選手全員にキャンプ地中の『禁酒命令』が出るかも。20歳以上の選手も、です。休日の外出にもかなり厳しい門限が課されそうですね」(地元関係者) これには、若い選手がかなり不満をもらしているという。兄・大嶺は全選手に謝ってあまるハメになりそうだ。
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芸能 2009年12月25日 12時00分
『サンミュージック』は酒井法子でひと儲け
ダメ夫・高相祐一が流したと噂される酒井の「フェラ動画」が今、芸能マスコミを席巻しているが、忘れてはならないのは、彼女の今後。表向き、前所属事務所の『サンミュージック』は解雇を公言しているが現状、手続きは一切取られていない。そればかりか、仰天なのは酒井の進学先『創造学園大』と相澤正久副社長の関係だ。 酒井が『創造学園大』を進学先に決めた理由について相澤副社長は「介護に強い大学20数校の中から選んだ」と語っていた。が、実は「最初からの出来レースだった」と芸能関係者は声を潜めて、次のように話す。 「既に『週刊新潮』誌上でも書かれていましたが、『創造学園大』は事実上、経営破たんをしており、学校経営は成り立っておりません。そこで、大学の理事長・堀越哲三氏が旧知の仲である相澤副社長に懇願し『サンミュージック』との業務提携を持ちかけたのです。相澤副社長は快諾し、なんと副社長は来年から同校の准教授として、講義をするのです」 要するに、学校経営の建て直しに芸能人を使って知名度を上げよう−−というもの。しかも、副社長自ら教授デビューとなることからも『サンミュージック』側は大学とコラボに力が入らないハズはない。 さらに、酒井が選択した通信教育『eラーニング課程』は来年から『サンミュージック』が地方に在籍するレッスン生用に導入するシステム。その準備段階として『サンミュージック』が大学で試運転を開始するよう、依頼したのだ。 そのような思惑の中、肝心要である『創造学園大』の広告塔となるタレントは…。 「当初は小島よしお、カンニング竹山といった、お笑いタレントを講師として起用するプランでしたが、この顔ぶれで学生が集まるのか? という話になったのです。続いて小野真弓に白羽の矢が立ち、“彼女を学生にしてしまおう”となったのですがこちらも、いま一つパッとしない。そうこうしていた時、例の酒井事件が勃発。事件が沈静化していく中で“酒井学生案”がタナボタ的に浮上し、“彼女がこれ以上ない広告塔”という事で落ち着いたのです」(事情通) 酒井を『サンミュージック』の広告塔で大学に送り込んだ以上、事務所は彼女を解雇することなど、現実的に無理。相澤副社長はマスコミ向けに解雇を公表し、今回の大学進学は「あくまでアドバイス」を強調したが、実際は、所属タレントの芸能活動であった訳だ。 さらに、酒井にとって、信じられない朗報がある。彼女の出演していたCMが事件発覚で、全て契約解除になった事は周知の通り。損害賠償は「4〜6億円」と言われていた。「日本の企業は優しいのです。最終的には酒井に代替タレントを立て、それでチャラ。損害賠償を請求してきた企業は1社もなく、4〜6億円がウヤムヤになったのです」と、語るのは女性週刊誌デスク。これで、今すぐ芸能活動を再開しても、何ら支障はなくなったのだ。 このまま、なし崩し的に物事が推移すると、必須事項であった「高相との離婚」もウヤムヤになる可能性大。結局、以前と何も変わらない日常が訪れることだろう。 もっとも、相澤副社長は「将来的にはサン復帰も」という含みを持たせていたのだから「将来の予定が今に変わっただけ」という言い訳を堂々としそうな雰囲気でもあるのだが。