赤坂晃被告は1987年にジャニーズ事務所に入り、「光GENJI」を結成。ファーストシングル『STAR LIGHT』では特徴ある歌声を披露し一躍人気者となった。「光GENJI」解散後もドラマ『HOTEL』で、さらにはミュージカルや舞台を中心に活躍していた。
芸能界のスター街道を進んでいた彼の転機となったのは2007年10月、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕されると、すぐにジャニーズ事務所も解雇され、東京地裁で懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けることになる。その後は芸能界を事実上引退し、都内の飲食店などで働くも2009年12月29日に覚せい剤取締法違反で逮捕、今回の実刑判決となった。
赤坂が芸能界にデビューしたのはミュージカル『ピーター・パン』のジョン役からであり、当時まだ10代の前半であった。「若くして芸能界のトップに立った人間は多くのことに悩むことは事実でしょう。全ての人とはもちろん言いませんが道を踏み外した人間も少なくありません。それだけ芸能界というのは華やかである半面、厳しく冷たい世界でもあるのです」(芸能ライター)
昨年から酒井法子、押尾学などが薬物関係の事件で問題を起こしている。この連鎖はどうすれば止めることができるのだろうか? 安易に彼らの罪を許し、忘れてはいけないことだけは確かなことだろう。また、華やかな芸能界と堀の中、二つの極端な場所を経験する赤坂容疑者は今、何を思うのだろうか。
一番傷ついているのは、彼を応援し続けたファンたちであることも間違いない。