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社会 2010年01月04日 16時00分
男と女の官能事件簿 「男がいる」と邪推して元妻を焼き殺した中年男(1)
2002年3月10日の早朝5時30分頃、千葉県柏市で、「空き地でクルマが燃えている」と住民から通報があった。 現場に県警柏署員が駆けつけると、すでに火は消防が消し止めていたものの、焼け焦げた軽自動車の助手席にひとりの遺体が発見された。 警察の調べによって、遺体は市内に住む団体職員の小倉昌江さん(34)と判明した。さらに、昌江さんの自宅から、遺書のような文面の手紙が発見されていたことから、警察は自殺と判断した。そうして、捜査は早々に終了するかに見えた。 ところが、死亡した雅恵さんの両親から、警察に相談が寄せられた。 「娘には自殺するような理由なんて、まったく思い当たりません。それに、まだ小さい子供がいるのに、自殺なんてするわけがない」 この両親の相談に、柏署員にも確かに引っかかることがあった。 実は事件が起こった当日の午前7時頃、昌江さんの離婚した元夫の川原政史(45)が現場に現われた。そして、「死んだのは別れた妻ではないだろうか」などと署員に話しかけていた。 さらに、「こんなものが(元妻の)部屋にあった」と、昌江さんが書いたという『遺書』を差し出したのだ。 そこで、警察は改めて川原から事情を聞いたところ、「(昌江さんは)自分が殺した。遺書も自分が書いた」と、犯行を自供した。 川原と昌江さんは、事件の2年前に離婚し別居していたが、子供は川原が引き取り、昌江さんは子供の世話のために川原の住まいに通っていた。 そして、川原は何度も昌江さんに復縁を申し込んだが、その都度断られていた。 一方、昌江さんには別に付き合っている男性がいたようだが、すでに離婚しているわけだから、とくに問題はないはずだった。 ところが、彼女の交際関係に、川原は不快な思いだった。 「復縁を断るのも、男がいるからに違いない」 川原はそう思うようになっていった。 そして事件前夜、子供の世話に来るはずの昌江さんが、その日は来るのがかなり遅かった。 「男と会っていたに違いない。子供よりも、自分よりも別の男を優先させたんだ」川原は、何の根拠もなしに、ひとりでそう思い込んだ。そして、長い間のたまった鬱憤が、その些細なきっかけで行動に移されてしまった。(つづく)
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スポーツ 2010年01月04日 14時00分
楽天2位躍進でも観客動員数はワースト!
09年、パ・リーグの観客動員数に『意外な結果』が表れた。トップはソフトバンクの224万5969人だったが、リーグワーストは何処か…。2位躍進を果たした東北楽天ゴールデンイーグルスだった。総観客動員数は120万3169人。1試合平均1万6711人、1試合の最多観客数も2万901人で、これは同部門トップの日本ハムの半分以下の数値である。 なぜ、楽天の観客動員数が突出して少ないかといえば、本拠地・クリネックススタジアム宮城の集客人数が2万2000人と小さいためだ。 「検討課題として、できるだけ前向きに取り組んでいく」 去る12月8日、プロ野球・実行委員会を開かれ、楽天・井上智治オーナー代行はそう釈明したが、「2万2000人くらいがちょうどいい」ともこぼしていた。 そもそも楽天は、04年オフに新規参入する際、06年までに本拠地座席数を「2万8000席まで増設する」と約束しており、それが履行されていないために同委員会が問題視したのである。 座席数を増設しなければ、どうなるか。楽天が日本シリーズに進出した場合、当該チーム、出場選手への分配金が減り、NPBも減収を免れなくなる。 井上オーナー代行の「2万2000人くらいがちょうどいい」発言は、仙台市民の野球熱を疑うものではない。そう言わざるを得なかったのではないだろうか。5万人強の収容可能な本拠地を持つ球団は、阪神、巨人だけ。セ・リーグ1位の300万7074人の総観客動員数を集めた阪神でさえ、1試合の最多観客数は4万6893人。甲子園球場の最大収容人数は5万454人だから、3000人強の「空席」を出した計算になる。 座席数を増やせば、その改修費用は球団の負担だ。球場維持費の出費も増える。座席数を増やさなければ、増収の可能性も否定することになるが、プロ野球が絶対的な人気を誇る時代ではなくなった。クリネックススタジアム宮城の座席数を詰るだけではなく、NPBはオールスター戦、交流戦、クライマックスシリーズなど、興行形態についても同時検討すべきではないだろうか。(スポーツライター・美山和也)
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芸能 2010年01月04日 13時00分
三十路婚にして落ち着けるのか!? 中野美奈子の奔放ライフ
満30歳の誕生日(14日)を迎えたばかりの26日、来春3月に医師との結婚を発表したフジテレビアナウンサー・中野美奈子アナ。宣言後初めてのTV登場となる28日『とくダネ!』でも、司会の小倉智昭に散々イジられて赤面しながら、視聴者に向けて改めて結婚を報告。『とくダネ!』の席でも最愛のダー様のイケメンぶりを「佐藤浩市さんと名倉潤さんと森山直太朗さんを足して3で割ったような…」と申告。 何とも微笑ましいおノロケぶりではあるが、「三十路」「結婚」という女性の二大ターニングポイントを一度に迎えた中野が、はたしてこれで本当に落ち着くことができるのだろうか? 中野といえば、地元の政界とも繋がる名家中の名家(病院を経営)に生まれ、何不自由なく育ってきたリアルお嬢様。恵まれた環境で自由奔放に育ってきたせいか、これまでの人生も勝手気ままの極みだったようだ。 彼女の奔放さといって真っ先に思い浮かぶのは、その自由すぎるオトコ遍歴。自身がかつて出演していた深夜バラエティ『登龍門』にて、「2時間は…長い!」「Hだと思う単語は…『ナマ』」など、下ネタ直結発言を連発し、日本中の青年男子の股間を熱くさせていたのは記憶に新しい。しかも大学時代の彼女には、なんと中出しセックスを愛好していたというとんでもない噂も流れているのだ! こうした赤裸々ライフの日々の実績が、『登龍門』での数々のエロ発言のベースとなっていたとも推測できないか。 そしてフジ入社後は伊藤英明、中居正広といったビッグネームたちと浮名を流してきた中野。伊藤といえば、セックスご用達の絶頂ドラッグ・マジックマッシュルームでトラブルを起こした過去を持つ。そうなると…いや、それはいくら何でも考えすぎか。 とにもかくにも、その美貌に似合わぬワイルドライフを送ってきた我らがナカミー。今回の三十路婚をきっかけに、本当に生活を改められるのだろうか?
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芸能 2010年01月04日 11時00分
NHKはスーザン・ボイルにいくら払ったのか?
記念すべき「第60回NHK紅白歌合戦」が昨年おおみそかに行われたが、フタを空けると目玉歌手は紅白各組の出場歌手ではなく、英国のオーディション番組からスターになった英の歌手スーザン・ボイルと矢沢永吉だった。 「ユーチューブで一躍世界的人気者になったスーザンを報道番組で取り上げたこともありラブコールを送ったところわざわざ来日しての出演OKとなった。矢沢は何度もラブコールしてきたがかなわず。しかし、『特別枠なら』ということで出演した」(スポーツ紙記者) 紅白ではデビューアルバムの表題曲「夢やぶれて」を熱唱したスーザンだったが、こともあろうにギャラが暴露されてしまったという。 「紅白のギャラは完全非公表。ところが、英の大衆紙『デーリーミラー』はスーザンのギャラが1曲で3万5000ポンド(約528万円)にのぼると報じた。ほかに、4泊5日の滞在で都内の高級ホテルに宿泊し、屈強なボディーガードをつけ、渡航費も合わせるとスーザンにかかった経費は1000万円をくだらない」(レコード会社関係者) それに比べて、日本の歌手のギャラは格安だという。 「出場回数や知名度がある北島三郎、和田アキ子クラスが最高ランクだが、それでもリハーサル2日、本番1日の拘束で50万円ほど。諸経費込みだから、ほとんどの歌手は衣装代で赤字。初出場の歌手は5万円程度でグループは全員でその金額。これまでは歌手がみな『紅白に出られるなら仕方ない』とPR効果を見込みそのギャラで我慢してきた。ちなみに、司会者でも100万円程度。矢沢も司会者程度のはず」(同) 北島や和田はことあるごとに紅白に対して苦言を呈しているだけに、NHKがスーザンに払った破格のギャラを知ったからにはだまっていられないはずだ(高木光一)
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レジャー 2010年01月02日 15時00分
考えるキャバクラ〜サラリーマンより厳しいノルマ〜
あるアンケート結果によると、今の女子高生が将来なりたい職業の1位になったというキャバクラ嬢。 不況の昨今、就職先もままならない高校生にとって、キャバクラがそれだけ社会的に認知された職業になったのかといえば、もちろんそんなはずはない。いつでも自分をキレイに着飾ることができ、男性のお酒の相手をするだけで、ほかのバイトではとても及ばないような時給がもらえる、楽して稼げる仕事の典型としてとらえられているためだが、現実はそんなに甘いものではない。 地域やお店によって、システムや制限には大きな違いがあるものの、たいていのキャバクラでは、女のコになんらかのノルマが課されている。出勤日数や指名数に応じて時給が上がったりボーナスが出るような、報酬型のノルマはわかりやすいところだが、厳しいのはペナルティのある罰則型のノルマだ。女のコに課される罰則は、時給ダウンや罰金など、直接収入に影響するものがほとんどで、あまりにもペナルティを重ねてしまうと、場合によっては手取り収入を上回ってしまうことがあるほどにシビアなものなのだ。もちろん、遅刻や無断欠勤など、直接的にお店のシフトにダメージを与えてしまうような違反行為の場合、罰金が発生するのも仕方がない。ところが中には、規定の指名本数をクリアできないと罰金が発生するという厳しいお店もあり、そういったノルマを背負っている女のコたちは、必然的に営業メールに余念がなくなる。 特にお店の寮に入っているコなどは、寮費とノルマ罰金を引かれると、手取りがまったくない日があるのもザラなのだ。 歩合報酬の営業マンでも、最低給与くらいは保障されていることを考えれば、キャバクラ嬢が抱えているノルマという現実が、どれだけ厳しいものかがわかるというもの。世の中をナメきった女子高生たちには、正座をした上で現役キャバ嬢から小一時間説教を受け、大いに反省をしてもらいたいところだ。ユーザーである我々にしても、よほどお気に入りのコからでなければ、「営業メールがウザい」と感じることがある方は多いかと思うが、キャバクラを愛する者として、温かい目で彼女たちの切実な行為に応えてあげるよう、心がけていたいものだ。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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トレンド 2010年01月02日 14時30分
【これじゃ売れない!】とんねるずに取り込まれるDJ OZMA、実は無理している“失敗ユニット”「矢島美容室」
フジテレビの人気バラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」より誕生した、とんねるずの石橋貴明、木梨憲武、そしてDJ OZMAのユニット「矢島美容室」。2008年CDでビューを果たした彼らだが、CDの売り上げはいまいち。毎回派手なプロモーションビデオのDVDをセットにしようと、同じビジュアルで勝負するEXILEや安室奈美恵の売り上げには追いついていないようだ。そんな彼らが2010年GWより全国公開の映画『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』に主演すると発表。なんとなくミスマッチで、売れてなくてもとんねるずが「意地」で続けている、「矢島美容室」に取り込まれたDJ OZMA。未来はあるのか。 「矢島美容室」はこれまで、2008年10月発売した『ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ』から、2009年は『SAKURA -ハルヲウタワネバダ』、『はまぐりボンバー』3作を発売。しかし、かつて「とんねるずのみなさんのおかげでした」のスタッフを集めて生まれた音楽ユニット「野猿」ほどの勢いは無い。『はまぐりボンバー』から4か月あまり表立った活動をしていなかったが、そこへ出た映画の話。どうやら野球が絡んだストーリーになるようが、とんねるずが得意なスポーツを駆使しての笑いもいささか古い。映画はヒットするだろうか。 かつて若者や子供たちに熱狂的な支持を集めたとんねるずは今、苦境に立たされている。 20年来彼らをテレビで見てきた初期のとんねるずファンも、すでに親世代。バブルを経験した彼らと違い、その子供たちには「強気な下克上」がテーマだったとんねるずの笑いは受け継がれなかった。かつて仮面ノリダーやガラガラヘビなど毒気の強い笑いで人気を集めたとんねるずは、「矢島美容室」でもおいしい2匹目のドジョウ(子供ウケ)を狙っているが、そこで迎えた若者に人気のアーティストのDJ OZMAも、不良っぽいイメージがして子供にウケない。今なら「さかな君」や「イモトアヤコ」と組んだ方が、絶対に子供たちに受け入れられただろう。 それでも、とんねるずは頑として、「矢島美容室」のターゲットを小学生に絞り、番組では三人が小学校を訪問したりしている。しかし、当の子供たちはアメリカ人女性を意識した“派手すぎる”「矢島美容室」のスタイルに引き気味。「はんにゃ」や「オードリー」など地味で穏やかな笑いに慣れた“ゆとり世代”には刺激が強すぎるように見えた。 そして心配なのが、自ら作った“失敗ユニット”「矢島美容室」にダラダラ付き合わされているDJ OZMA。彼は、お笑いバラエティ番組に多く露出するタイプのタレントとは路線がまるで違うし、2006年の「NHK紅白歌合戦」でミソは付けたが、DJ OZMAのパフォーマンスの表現力は高く、洋楽を意識した(というかパクッた)彼の曲は、とんねるずとコラボしないでも十分に売れる可能性が高い。「矢島美容室」を続ければ続けるほど、DJ OZMAの価値は下がる。彼はこのまま「矢島美容室」を続ける事に危機感を感じないのか。 2009年は、氣志團の再活動や、自ら見つけてきた4人組女性ロックバンド 「キノコホテル」のデビューなど、控えめに話題を振りまいたDJ OZMA。麻薬やセックスを連想させるホストスタイルを卒業し、硬派に戻った事をもっとアピールすると、「体育会系」のとんねるずとのバランスがとれてくるのではないか。ヤンキー応援団と野球は相性がいい。 見た目以上に実際はクリーンなのだから。(コアラみどり)写真 (怪しいキノコがモチーフだった、ホストスタイルのDJ OZMA。2006年大ヒット。)
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芸能 2010年01月02日 14時00分
佐藤さくら「一番気に入ってるのは白いワンピース」
2008年の「ミス週刊少年マガジン」、今ではグラビアだけでなくテレビやラジオでも大活躍の佐藤さくらが、DVDとセットになった1st写真集「さくら便り」を発売する。 撮影は国内で9月に行われ、水着も含め、いろんな衣装とシチュエーションで楽しませてくれる。「一番気に入ってるのは、水着じゃなくて白いワンピースなんです。デザインが花柄に髪も全部可愛く巻いてもらってすごく良かった」とのこと。昨年、沖縄から東京に活動拠点をうつしたので、今後はさらに、いろんなメディアで活躍の様子を見ることが出来るはずだ。<プロフィール>1991年4月3日生まれ出身=沖縄T163 B82 W58 H86血液型=B@mistyでも公開中。(http://at-misty.com)
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スポーツ 2010年01月02日 13時00分
次期監督候補・井口に『監督代弁者』は務まるのか!?
新生ロッテは大丈夫だろうか。 去る12月6日、井口資仁内野手(35)の後援会パーティーが都内ホテルで行われた。挨拶に立った瀬戸山隆三・球団社長は「近い将来、監督としてロッテを率いて」と“リップサービス”をし、出席者を驚かせた。 「西村(徳文)さんが監督に昇格したばかりなのに…。瀬戸山社長と井口はダイエー時代からの付き合いで、08年オフのロッテ入りの際に交わした『3年契約』が『5年』だったことも判明しました。将来、本当に井口はロッテ監督に就くと思う」(関係者) 千葉ロッテマリーンズが日本一、アジアシリーズ制覇に成功したのは、05年。その影の功労者は、昨シーズン限りでの引退を表明した小宮山悟投手(44)だと言っていい。04年、ロッテ指揮官に復帰したバレンタイン監督と救援投手陣の間には、溝が出来掛けていた。 「メジャーでは、本当にこんな調整をやっているんですか!?」 救援投手陣は同監督の継投策に対する疑問を、小宮山にぶつけた。 「投手の肩は消耗品」と思っていたボビー・バレンタイン監督は、「ワタシが指示した投手以外、ブルペンでの投球練習を禁止する」と通達した。救援投手は試合経過を見ながら、投球練習を開始し、“お声”が掛かるのを待つのが一般的だ。また、日本球界には「試合登板がなくても、ブルペン待機すればプラス査定が付く」という悪しき伝統もあった。同監督は、そこにメスを入れたのである。 だが、実際に指示が出たから「5分」と経たないうちにマウンドに送り込まれるなどし、04年の救援陣の成績は散々な結果に終わった。「メジャーでは本当にこんな調整をしているのか!?」の疑問をぶつけられた小宮山は、ストレッチやアップ運動だけで体を温め、ギリギリまで投球練習をしないメジャー流を説明した。野茂英雄の成功以来、メジャーが遠い存在ではなくなった。 「世界で通用する投手になりたいんだったら、オレたちがボビーに合わせるしかないよね?」 メジャーで救援も経験した小宮山の言葉には説得力があった。 05年優勝の牽引役となったのは、後に『YFK』と称された救援投手陣たちである。ベテランの域に達した井口に求められるのは、指揮官と選手を繋ぐパイプ役だ。それが出来なければ、ロッテの浮上はないだろう。瀬戸山社長の発言はリップサービスではなく、井口に対する檄であったのかもしれない。(スポーツライター・美山和也)
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社会 2010年01月01日 16時00分
男と女の官能事件簿 不倫で妊娠させた女性を殺害し自宅に埋めたイケメン男(4)
神奈川県警捜査一課と藤沢署は、前年末から行方不明になっていた明美さんについて捜査を進めていた。そして、彼女と交際していた山下に何度も任意で事情を聞いたものの、「知らない」「実家には先にひとりで行くと言っていた」「なぜ失踪したのかわからない」などと話していた。 だが、明美さんの姉から、不審な手紙が実家に届いたことや、その手紙を山下が回収しに来たことなどを警察に相談。警察はそれをもとにしらべてみると、山下が「捜索願を出すのに必要」などと言って手紙を持ち去っていながら、該当する捜索願は出ていなかった。 そこで2005年4月25日、警察はそうした事実を突きつけながら改めて山下に事情を聞いた。すると、観念したのか、彼女の遺体を自宅の庭に埋めたことを自供。そして、その供述どおりに彼女の遺体が発見されたため、神奈川県警は山下を死体遺棄容疑で逮捕した。 その後の取り調べによって、実家に送られた手紙は、山下によって書かれた「偽装工作」だったことが明らかとなった。そして、証拠を隠すために、両親が納得し安心した後で手紙を回収したことも認めた。 しかし、納得するどころか、かえって彼女の両親に疑われ、これが元で事件が発覚することとなったわけである。 その後山下は、「明美さんから結婚を迫られたため、困ったので殺した」と、犯行のすべてを自供した。しかも実は、以前から明美さんに中絶するように何度も頼んで断られていたことや、明美さん殺害も「口論の末に突発的に」ではなく、かねてから殺意を抱いていたことも供述した。薬物を使って明美さんを眠らせてから、練炭を使った自殺に偽装することまで計画していたという。 そればかりではない。山下は明美さんのほかにも、どうやら3人の女性と「交際」していたらしいことが、取り調べの段階で明らかになったという。もしそれが事実であれば、本妻のほかに、4人もの不倫相手と同時並行で付き合っていたことになる。 しかも、明美さんを殺害した後も、ほかの3人とも変わりなく交際を続けていたという。 警察の取り調べに、山下は「彼女とご両親には、本当に申し訳ないことをしました。罪を償いたい」などと話したという。 2005年11月、横浜地裁は「動機は身勝手で、入念に犯行の発見を防ぐ工作もしている」として、20年の求刑に対し、懲役18年を言い渡した。(了)
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芸能 2010年01月01日 15時00分
暴行事件は想定内!? メッセンジャー黒田のよからぬ評判
12月26日、大阪・ミナミのガールズバー店長への暴行容疑で逮捕されたお笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)容疑者。当初は「止めに入っただけ」と容疑を否認していたが、後に「自分が先に手を出した。髪をつかんだし、蹴ったような気もする」と、一転して暴行を認めるようになった。 この黒田容疑者の発言は、「店長が請求書を出した途端、黒田さんが『高いやないか!』と激高して灰皿を投げつけてきた。店長の髪をつかんでローキックを繰り出してきた」という店側の証言内容とも一致する。一時はネット上に「一部始終を見てた者ですけど、黒田さんは一切手を出していないし、一緒にいた人を懸命に止めていた」と黒田シロ説が広く流布されたが、結局のところ真相はクロである可能性が俄然高まってきた。 この報道を聞いた関西の芸能関係者からは、一様に「やっぱり」という反応が大勢を占めている。黒田容疑者の酒癖の悪さは以前より有名であり、酒の席で彼に暴力を振るわれた後輩芸人は少なくないという。そして関西の芸能関係者たちの間で、黒田容疑者の評判は「下には威張り散らし、上には媚びへつらう」ということで一致している。やしきたかじんやダウンタウンといった関西の大御所先輩にペコペコ平身低頭なサマを、彼に殴られた若手芸人たちは苦々しい思いで見ていたようだ。 売れっ子だった黒田容疑者だけに、今回の逮捕が、この年末年始のTV界に与える影響も深刻だ。逮捕の同日にOAされた『人志松本のすべらない話』(フジテレビ)が、黒田容疑者の出演する場面にテロップ処理がなされるなど、突然に発生したハプニングの対応に各局が追われている。「やっぱり」という空気が流れる中での逮捕劇だけに、彼の復活に手を差し伸べる者は多くはなさそうだ。