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社会 2009年12月23日 17時00分
超大手銀行の信じられない忘年会
忘年会シーズン到来、連日アルコール漬けの毎日を送っているサラリーマンも多いことだろう。この不景気、酒を飲みながら愚痴のひとつも言いたくなる気持ちは痛いほどわかる。しかし、そんな酒の席がまたストレスの原因となってしまっては元も子もないだろう。 これは、筆者がとある取材の帰りに電車の中で小耳に挟んだ会話である。まだ垢抜けないリクルートスーツに身を包んだ社会人一年生と思われる二人組が隣の座席に乗り込んできた。どうも会話の内容からすると、二人とも大学時代の同級生で、今は別々の会社に勤めているらしい。それがたまたま、営業先で出会ったのだろう。しかも、どちらも超有名な大手企業で、ひとりは誰もが知っている銀行だった。久々の再会でつい盛り上がってしまうのはよくわかるのだが、その内容は平日の昼間に公共の場で披露するようなものではなかった。 某大手銀行に勤めているという彼は、短髪長身のいかにも体育会系といった雰囲気の新入社員だった。そんな彼が、初めて参加した忘年会での出来事。場も盛り上がってきた頃、おもむろに先輩がズボンとパンツを脱ぎ捨てた。そしてビールジョッキに男性のシンボルを突っ込み、掻き回したあげくに新入社員に一気のみを強要してきたという。 どうやらその部署では新人に対する恒例の通過儀礼であったようだ。 「いや、もちろん飲んださ」という新入社員くんの言葉に、思わず絶句する友人。車内には何とも言えない、微妙な空気が流れていた。 昔、全寮制のエリート校に通っていた友人が、寮に入った初日に全裸でブリッジをさせられ股間をしごかれたという話をしていたが、どうもエリートの世界には、常人には理解し難い男同士の結束力を高めるための通過儀礼が存在するらしい。 「武士道とは死ぬことと見つけたり」で有名な『葉隠』にも、男同士が戦場で互いに助け合うためには同性間での性交渉が不可欠であるというような事が書かれている。まさにサラリーマンこそ、現代の武士道なのだろう。 できれば、そんな不衛生でホモソーシャルな儀式は、彼の部署だけでまかり通っているのだと信じたい。(文・犬山秋彦 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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ミステリー 2009年12月23日 16時30分
中国のトンデモ科学が日本に勝利!? 深海で繰り広げられる代理戦争
深海にはまだ、宇宙にも匹敵するほどの謎が残されている。その謎を解き明かすのが潜水艇に課せられた使命だ。特に日本は海洋技術に優れ、世界一の潜水距離を誇る「しんかい6500」を持っている。テレビ番組の企画で中川翔子が芸能人としては初めて乗り込っみ、水深5000メートル以上の海域に到達したのは記憶に新しいだろう。 だが、そんな世界一の名を脅かす存在が中国だ。 現在中国では、水深7000メートルまで潜れる有人潜水艇を開発中であるという。日本の「しんかい6500」はその名の通り水深6500メートルが限界。それを越えるとなれば、間違いなく世界一という事になるのだが…。 「実はしんかい6500は、単純に潜水距離だけなら1万メートルは軽く越えられるんですよ」と語るのは、海洋研究にたずさわり乗船経験もあるという研究者である。 中国と日本では安全基準がまったく異なっている。日本で安全を保証する深度は、技術的に可能な潜水距離の半分程度に定められているのだとか。つまり単純計算すればしんかい6500は1万3000メートルの潜水能力が無ければ基準をクリアできないという事だ。しかもこの規定は厳守されているため、研究者にとってあと1メートル深く潜れば新しい発見があるかも知れないというようなシチュエーションでも、パイロットは容赦なく引き返してしまう。何度もどかしい思いをしたか、わからないと前述の研究者は語る。 「おそらく中国は限界ギリギリの深度が7000メートルという潜水艇を開発しているのでしょう。そんなものに人を乗せるなんて、人体実験みたいなものですよ」 中国と言えば、かつて二足歩行ロボット「先行者」が全世界の失笑を買い、有人宇宙船の打ち上げには捏造疑惑が浮上。昨年の北京オリンピックでは開会式の打ち上げ花火がCGであったという前科がある。今回も何かやらかしてくれるのではないかと、まったく違った意味で期待が高まる。(文・犬山秋彦 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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社会 2009年12月23日 16時00分
男と女の官能事件簿 元彼の結婚相手を虐殺したOLの嫉妬(3)
Aさんとの同棲生活を送っていた村山にとって、すべては順調に運ぶはずだった。Aさんは勤め先の役員となり、自分は夫との離婚に向けての話し合いが進んでいた。Aさんが出世したのは余禄だったかもしれないが、5年近くも同棲生活を続けた彼との結婚を目の前にして、村山の前途は明るい兆しが見えていたのであろう。 ところが、思いもよらず事態は一変する。2006年1月、2人が働くスーパーに由希子さんが入社してきたのだ。彼女は明るく、礼儀正しい女性だった。そして、彼女の指導に当たったのがAさんだった。 Aさんと由希子さんは日ごと親密になり、その年の秋には2人は交際するようになる。かつて、Aさんと村山が付き合い始めた時と同じパターンが繰り返されたかのようである。 そして今度は、村山が別れを突きつけられることとなった。 しかも、交際をはじめて1〜2か月ほどで、2人は結婚を決める。その年の12月には、勤め先の上司に結婚する旨の報告をしている。 しかし、村山はAさんと別れた直後から、由希子さんへの嫌がらせを始めていた。村山は由希子さんと同じ店舗で働いていたが、昼間はごく普通に平然と勤めていた。 その一方で、村山は由希子さんが帰宅する際に待ち伏せたり、自宅まであとをつけたりするなどのストーカーまがいの行為を繰り返していた。また、由希子さんの携帯電話に「とっとと新しい男を探した方がいい」などといった匿名メールを、何度も送りつけることもあったという。 こうした嫌がらせに、由希子さんはスーパーの同僚に、「村山さんからつきまとわれている」「変なメールが来て気味が悪い」などと相談していたという。 しかし、迷惑なメールは村山が母親の携帯電話を借りて送っていたものだったため、当初は村山が送っていたとはわからなかった。また、ストーカー行為もとくに危害を加えられるものでなかったことなどから、結局、由希子さんひたすら我慢するしかなかった。 そうした村山の陰湿な嫌がらせが続いていたものの、Aさんと由希子さんは2007年5月に婚姻届を提出。晴れて正式に夫婦となった。7月にはハワイで挙式する予定が決まった。 2人は仙台駅から8キロほど離れた住宅街にアパートを借り、新婚生活を始めた。事件が起きたのは、その直後だった。(つづく)
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スポーツ 2009年12月23日 15時30分
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? 我先にと身売りの準備に走る球団の数々(上)
身売りの準備を密かに進める球団。テレビ局からオールスター、日本シリーズの放映権料までダンピングされ、財政破綻でお手上げ状態の日本プロ野球組織(NPB)。現状認識のない、ノーテンキな労組・日本プロ野球選手会。アマ球界の逸材にまで触手を伸ばすメジャー球団の日本市場拡大戦略の前に、大リーグ組織(MLB)のマイナー化どころか、独立リーグ化の危機に立たされる日本プロ野球界。スポーツ紙や週刊誌ではわからない、球界平成大恐慌のにわかには信じがたい実態をすべて露わにする。 今、プロ野球協約に定められている「球界参入の際の預かり保証金25億円」撤廃へ、ソフトバンクと楽天が動き出し、球界は騒然としている。「ついにソフトバンクと楽天は球団身売りの準備に入ったか」と。それも無理はない。預かり保証金25億円というのは、球界に新規参入、球団買収をした新球団がすぐに身売りをするのを防ぐための条項だからだ。 10年以上、球団を持っていれば、この預かり保証金25億円は返ってくるが、それ以前に身売りすれば返却されない。 その制度を廃止しろということは、新たに球界参入する門戸を広げろということだ。要は、球団を買いやすく、売りやすくすることになる。7月22日の12球団オーナー会議で、楽天・島田亨オーナー、ソフトバンク・笠井和彦オーナー代行が相次いで預かり保証金撤廃を提案したのだから、球界内部に衝撃が広がったのは当然だろう。「ソフトバンクや楽天といったIT企業は目先の利益追求がすべてだから、儲からないと思ったら簡単に球団身売りするだろう。既存の球団のようにメンツとか世間体など気にする企業ではない」というのが球界関係者の一致した見方だったからだ。しかも、どちらも本社の業績悪化がささやかれている。 「ソフトバンクはやたらテレビCMなどにカネを使い、犬を主人公にしたCMは話題になっているが、実は借金まみれの自転車操業が実態だといわれている。ソフトバンクに球団身売りしたダイエーにそっくりな現状だと言えるだろう。拡大路線をひた走り、気がついたら身動きができなくなっている」。こう球界関係者が語り、球団身売り報道に神経をとがらせている現実をこう明かす。 「一部でこの預かり保証金撤廃提言は球団身売りにつながる危機だと報道され、ソフトバンク球団幹部は顔色を変え、抗議している。『身売りなんて書かれたら、本社の株価に影響してくる』と。が、『根も葉もない報道ではなく、痛いところを突かれたから、怒っているのだろう』と球界内部では受け止められている」。 楽天本社もTBSの株を買い占め、買収をもくろんだが、返り討ちにあい、大きなダメージを負っている。巨人・渡辺恒雄球団会長が指摘していた「楽天がTBSを買収すれば、楽天球団とTBSが親会社の横浜と二つの球団を保有することになる。野球協約で禁止されていることで許されない」という、球団二重保有問題は解消されているが、今度は楽天球団の経営そのものに疑問符が付けられるようになっている。 ソフトバンク、楽天とも、このストーブリーグでも球団身売り情報を裏付けるような動きをしている。ソフトバンクは、マリナーズを退団した城島健司を復帰させることができず、阪神にさらわれている。「城島の恩師の王さんが球団会長でいて、実際に会っているのになぜソフトバンクに行かないのか」という疑問から、一部週刊誌では「恩師を裏切り、大金に目がくらんだ城島」という城島バッシングが起こったが、真相は違う。バリバリのメジャーリーガー・城島を呼び戻すお金がなかったら、復帰させられなかったのだ。 王球団会長が城島と会って復帰要請したのも、阪神が南球団社長、真弓監督が城島と会談、4年総額20億円という条件提示をした後だが、これもワケありだ。王氏に近い球界OBがズバリ楽屋裏を明かす。「球団が『松中との年俸のバランスもあるし、田上がレギュラー捕手になったし』と二の足を踏んだことに激怒した王さんが城島と会うことで、球団側が獲得に動かざるを得ないようにしたんだよ。が、球団側にしたら、王さんとファンに対し、一応城島獲得に動いたというアリバイ作りだけ。だから動きはスローモーで、条件提示もしないうちに、阪神入りが決まっている。その結果、何も知らない週刊誌が『恩師の王さんと復帰を願う博多のファンを裏切った城島』などと書けば、ソフトバンク球団の思うつぼだろう」。(つづく)
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トレンド 2009年12月23日 15時00分
マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」が早くもブルーレイ&DVDで!
今年6月に急逝した“KING OF POP”マイケル・ジャクソン最後のコンサートになるはずだったロンドン公演のリハーサルをフィルムに納めた「THIS IS IT」が1月27日にいよいよブルーレイ&DVDとして発売される。 「THIS IS IT」は10月28日より全世界で2週間限定により同時公開されるや、あまりの反響で、その後の2週間も公開延長されたほどの本年度公開の映画作品の中でも秀作。まるでいまそこでコンサートをしているようなダンスと歌が満載で、またドキュメンタリーとしてもそれまで誰も知り得なかったマイケル・ジャクソンの自分の仕事に対する真摯な意気込みが伝わってくる作品。 監督兼プロデューサーに「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのケニー・オルテガは、元々、今では幻になったロンドン公演の舞台ディレクターであり、過去にもマイケル・ジャクソンのツアーも担当している。コリオグラファーであったオルテガは、「ダーティー・ダンシング」や「ザナドゥー」の振り付けも担当していた。 アメリカ、日本を含む全世界25カ国で初登場NO.1になった「THIS IS IT」。音楽業界に於ける数々の記録を塗り替えた“KING OF POP”マイケル・ジャクソンが“ジャクソン5”の時代から送り出してきた名曲の数々を圧倒的な迫力のパーフォーマンスで魅せてくれる。仕事に関しては、完璧主義者として有名だった彼が、音楽、振付け、照明、美術、オリジナル短編映像やビデオ背景のコンセプトにいたるまで、製作のあらゆる過程で如何に創造的に関わっていたか、を明らかにした作品。 DVDからは、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション(1枚組)』(税込¥2,980)、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)』(税込¥3,990)、『マイケル・ジャクソン THIS IS IT メモリアル DVD BOX』 《完全限定10,000 セット》(税込¥9,975)の3種類が発売されるが、『〜メモリアル DVD BOX』は既に予約時に完売済みである。またブルーレイからは『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(税込¥4,980)が同じく1月27日発売させる。 また同日、マイケル・ジャクソンが“ジャクソン5”から“ジャクソンズ”にいた頃に「ソウル・トレイン」に出演したパーフォーマンスを初映像化した『マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン』 (税込み3990円)もリリースされる。1972年から1995年までのマイケル・ジャクソンによる貴重な映像を見ることの出来るDVD。 ■『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』DVD&ブルーレイ■2010年1月27日発売■発売/販売元:(C)ソニー・ピクチャーズ エンターテイメント■公式ウエブサイト http://bd-dvd.sonypictures.jp/michaeljacksonthisisit/
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芸能 2009年12月23日 14時00分
SMAPがおおみそかに挑むガチンコ対決
意味深なタイトルだけど、別にSMAPがおおみそかに格闘技やるわけじゃねぇぞ。紅白だよ、紅白。 誰とガチンコ対決するかっつったら、一緒に紅白に出場する事務所の後輩・嵐だ。 今や、世間では「嵐の人気はSMAPを超えた」って言われてる。 実際、嵐はオリコンの年間シングルランキングでトップ3を独占。紅白も目玉歌手がいないため、NHKがジャニーズの条件を全部のんで嵐を出すそうだ。だから、中山優馬のいるNYCboysまで紅白に出れたんだけど。 その紅白で年明けに必ず発表されるのが出場歌手別の視聴率で、その視聴率はある意味その歌手の人気のバロメーターになるんだ。 SMAPは出場辞退した04年以外、03年から07年までトップで、03年は57.1%。04年以降、年々紅白の視聴率が下がったから、SMAPの視聴率も下がったけどね。 ところが、昨年の紅白の歌手別は1位が「羞恥心 with Pabo」(47.8%)、2位がコブクロ(46.8%)、3位が氷川きよし(46.5%)、以下、ジェロ、SPEED、Mr.Childrenらが10位まで入ってたけど、SMAPの名前はなかった。 それに対して嵐といえば、出場が決まっただけなのに、「嵐効果で平均視聴率が5%アップ」と書くメディアまである期待の高さ。 たしかに、嵐が50%を切ることはないと思うから、同じ土俵でガチンコ勝負してもSMAPに勝ち目はなさそうだ。 ただ、この間、キムタクが生番組で熱湯に入ったり、草なぎ剛が全裸泥酔で逮捕されたり、今年のSMAPはなんかハジけてるから、紅白でも“サプライズ”があるかも? ならSMAPの勝ちかな。(ジャニ男)
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芸能 2009年12月23日 12時30分
新しい角度の紅白の見方(2)
そのほかの歌手はレコード会社の「枠」で分けてみた。 エイベックス同様多くのレーベルを抱える「ソニー・ミュージックエンタテインメント」は紅組がアンジェラ・アキ、いきものがかり、伍代夏子、中島美嘉の4組。白組が遊助(上地雄輔)の1組の計5組。 演歌の老舗「テイチクエンタテインメント」は白組が石川さゆり、川中美幸、天童よしみ、和田アキコの4組。白組が北山たけしの1組の計5組。 テイチク同様演歌の老舗「コロムビアミュージックエンタテインメント」は紅組が木村カエラ、小林幸子の2組。白組が氷川きよし、細川たかしの2組の計4組。正直、カエラがここに所属していたとは驚いた。 テイチク、コロムビア同様だったはずの「キングレコード」だが、紅組がAKB48、秋元順子、中村美律子、水樹奈々の計4組。AKBの移籍に伴い、新レーベルを設立していたのだ。水樹は言わずと知れた声優界のカリスマだから、なかなか“アキバ寄り”だ。 他に3組が「ユニバーサルミュージック」、DREAMS COME TRUE、徳永英明、布施明。 2組は「EMIミュージック(旧東芝EMI)」が坂本冬美とアリス。 「ドリーミュージック」が平原綾香とFUNKY MONKEY BABYS。「徳間ジャパンコミュニケーションズ」が水森かおりと五木ひろし。「日本クラウン」が北島三郎と美川憲一、「ビクターエンタテインメント」ジェロと森進一。「ワーナーミュージック」が絢香とコブクロ。 1組は「ポニーキャニオン」がaiko、「トイズファクトリー」がゆず。 こう見ると、どこも名うてのレコード会社ばかり。いくら歌が上手くても、CDが売れても、強力な後ろ盾なしの紅白出場は厳しいのだ。(高木光一)
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レジャー 2009年12月22日 18時00分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」客は嬢のどこをみているのか
「2、3日前、非通知で電話しました?」 とのメールが知人女性からきました。記憶にあるような、ないような…。直接電話をして確認をすすると、その夜に一緒に飲みに行くことになったのです。というのも、以前から新宿2丁目に飲みに行こうという話をしていたのですが、実現していなかったからです。何人かで、飛田新地に行って以来の待ち合わせです。 飛田新地とは、大阪市内にある、かつての赤線地帯です。大正時代から遊郭として有名な建物もありますが、周囲には、まだその雰囲気を伝えている街でもあります。 ちなみに、大阪府では、「府風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例」によって、ソープランド営業が禁止となっています。また、「府歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内所の防止に関する条例」により、ファッションヘルスのあっせん事業が禁止となっており、日本一厳しい条例とも言われています。 そのため、飛田新地は、大阪の中では、いろんな意味で、時代に取り残された地域にも見えなくもありません。その雰囲気を楽しむ観光客の姿も多いのです。 そんな飛田新地に行って以来ですので、夜の街を楽しもうとするのが2人の目的です。そのため、2丁目だったのです。 2丁目に行く前に食事をしていると、ガールズバーに行こうという話になりました。あるガールズバーに行くとたくさんの女性がいました。まだ平日の早い時間だったために、お客はやや少なめでした。 そのとき、知人女性がこう言ったのです。 「目の前のお客さん、女の子の股間ばかり見ているね」 私はある風景を思い出しました。かつて、出会い喫茶に行った時のことです。出会い喫茶は、女性側の部屋と男性側の部屋が仕切られています。女性側からは見えませんが、男性側からはマジックミラーで見ることができます。女性のカウンター席の場合、足下にマジックミラーがあり、足下が見えるのですが、ちらりと下着が見えることもあります。 ある男性は、女の子とトークタイムの楽しむことはせずに、女の子が入室するたびに、カウンターに座るのを待って、足下のマジックミラーのところに行き、下着ばかりをみていたのです。出会い喫茶で、女の子との「出会い」を目的とせず、「下着を見ること」を目的にしているのをみて、「新しい使い方だ。こんなの駅の階段でやったら捕まるが、ここではルールの範囲なんだ」と思ったものです。 私は、自分の立ち振る舞いを振り返ってみました。キャバクラやガールズバーで嬢のどこを見ているのでしょうか。私はいつも、顔や体型を中心に見ているのです。股間を中心に見たことはないなとも思いました。 ただ、私なりのこだわりがあります。身長です。いつも154センチの嬢を探しています。私の身長マイナス15センチが、なぜかちょうどいいと思ってしまいます。しかし、なかなか見つかるものでもありません。 ある日、ある六本木嬢からメールがあった。 「154センチの子は見つかった?」 と。見つかっていないので、「見つかりませんよ。だから彼女も嫁も見つかっていないです」と返信した。すると、すぐに返事があった。 「そのこだわりをやめれば?」<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年12月22日 17時30分
噂の騎士(ナイト)第34回『川越子持ちキャバ嬢の復讐』
サヤは中学2年生からの夏休みから急にオトナの矛盾に反抗し始めた。 父親が水商売のオンナと駆け落ちした。父親に捨てられたと思ったことをきっかけに不良少女グループへ、川越の暴走族のオトコに処女を捧げてからは直ぐに3人のオトコと付き合った。中学の卒業式には大きなパーマをかけた金髪が学校側に気に入られず、体育館の壇上ではなく校長室で卒業証書を受け取るハメになった。この後はとりあえず高校に行くのは面倒くさいし、家にこもっているのも近所の目がウザいから高崎の美容学校に通い始めた。 新しくなるはずの人生もつかの間、妊娠が判った。相手は同じ中学の2歳年上の左官業だ。典型的なデキちゃった婚だけど、学校を辞めて彼のアパートで少し幸せに暮らし始めた。しかし、この一緒になったオトコは自分の父親以上にダメだった。 給料の殆どを飲み代に、特にキャバクラが大好きだった。家には全然金を入れないくせに、格好つけてキャバ嬢にプレゼント攻撃。サラ金にまで手を出してもキャバ嬢とアフター5をすることを止めなかった。サヤの堪忍袋もここまでと、まだ1歳にも満たない娘を連れてこのオトコと別れ、母親の家に戻った。あんなに蟠りのあった親子関係も自分が子供を持ったお陰でしこりも全く感じなくなった。 さて、これからどうやって生活しようか。母親は自分が働くスーパーで、と誘ったが、サヤには大きな野望があった。あのバカの元ダンナに復讐してやる。一人娘は母親に預けて、さいたまのキャバに勤め始めた。最初の時給は1500円、午後5時から夜中の1時まで。中卒で働けるだけラッキーと思っていたのも最初だけ。だけどオンナだけの世界はどこも同じ。どこにでもイジメはあるわけで、ドレスは隠される、ワケの解らないウワサをさせるなどなど。でも金のために働いている元ヤンのサヤには全く堪えなかった。 ある日、案の定元ダンナは店にやってきた。サヤを見つけるなり、真っ赤な顔して怒鳴り始めた。アンタとはもうとっくの昔に別れているのに、自分のオンナと思うなんて何て厚かましい野郎なの。店長に頼んで、野郎を出禁にしてもらった。噂では、その後地回りのお兄さんたちに大分可愛がられたらしい。キャバ嬢になって何か月か過ぎると、だんだん仕事が面白くなっていった。時給も上がった。2LDKの小さなアパートから一軒家に引っ越すことが出来るくらい稼ぐことが出来るようになった。娘が2歳と少しになる頃に、駆け落ちした父親がオンナに捨てられて一人暮らしをしているらしいと、忘れていた人物の噂を久しぶりに耳にし、少し嫌な気分になった。ついでに少し勝ち誇ったようにもなった。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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社会 2009年12月22日 16時00分
男と女の官能事件簿 元彼の結婚相手を虐殺したOLの嫉妬(2)
2007年6月、仙台市内の駐車場に停めてあった軽自動車の中で、スーパー従業員の近江由希子さんが殺害されていた事件は、当初は乱暴目的による男の犯行ではないかと考えられていた。遺体が全裸だったことや、顔面に激しく暴行された形跡があったこと。さらに、口には押さえつけられたような跡があり、車内で見つかった彼女の衣服に土が付着して汚れていたことなどもその後の捜査でわかったからである。 ところが、事件から1か月以上経った8月、意外な展開をみせる。同月24日、警察は由希子さんの元同僚で、無職の村山真紀(33)を死体遺棄容疑で逮捕した。 事件は当初、行きずりの暴行犯のように感じられた。だが、遺体が発見された現場からは由希子さんの財布や携帯電話、クルマのキーなどだけが見当たらず、バッグや現金数万円などは置き去りにされていた。 わざわざ個人を特定できるものだけを持ち去っていることから、警察は顔見知りの犯行との見方を強めて捜査を進めたところ、村山が浮かび上がった。そして24日、自宅にいた村山に任意同行を求めて事情を聞くと、由希子さん殺害を認めたため逮捕に至った。 また、犯行当日6月14日夜に、由希子さんの勤務先の近くにあるコンビニの防犯カメラに、村山の姿が映っていた。 このことから、村山があらかじめ由希子さんが退社するのを見計らい、待ち伏せしていたことが明らかとなった。 実は村山は、以前、由希子さんの夫であるAさんと交際していた。2001年頃、がパートとして勤めていたスーパーにAさんが大学卒の新人として入社。彼の指導に当たったのが、先輩として働いていた村山だった。 仕事で日々接しているうちに、2人は交際へと発展。同棲生活を始める。ところが、村山は当時すでに結婚しており、文字通りの不倫関係だった。 それでも村山とAさんとの同棲生活は続いた。そして村山は、正式に離婚してAさんとの結婚も考えるようになった。 また、Aさんはというと、当初から幹部候補生として採用された。しかも根がまじめで誰にも誠実とあって、社内での評判も上々。さらにメーカーとの打ち合わせなどにも熱心で、取引先からの信頼も非常に高かった。 そのため、2006年にはAさんは取締役に抜擢された。村山は思わぬ「玉の輿」というわけである。 だが、思いがけない状況が訪れることになる。(つづく)