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スポーツ 2018年08月06日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ジャンボ鶴田」“善戦マン”から日本人最強の“怪物”へ
亡くなってから四半世紀がすぎた今もなお“日本人最強”といわれるジャンボ鶴田。振り返ってみれば数々の名勝負を残してきた、まさしく名選手であった。 ジャイアント馬場に対して老人のイメージを持つ人は多かろうが、その亡くなった年齢は61歳。来年中の引退を口にしている長州力が現在66歳であることを思えば、ずいぶんと若くして亡くなったようにも感じられる。 では、その馬場の直弟子であるジャンボ鶴田はいくつで亡くなったかというと、こちらはさらに若い49歳。ちなみにこれと同じ年格好の現役レスラーといえば、秋山準や永田裕志らがいる。 早すぎる死を悼まれた三沢光晴が亡くなったのは46歳のときであり、実は鶴田の没年もこれと大きく違わないことを意外に感じる人もいるだろう。 三沢ら超世代軍の乗り越えるべき高い壁となり、その怪物的な強さを発揮していた鶴田が、B型肝炎の発症により第一線から退いたのは1992年のこと。以後は6人タッグなどのスポット参戦にとどまり、'99年の馬場の死の直後に正式引退となった。 翌年5月、フィリピンでの肝移植手術の際に出血によるショック状態に陥り、そのまま帰らぬ人となる。 「大学教授を目指して第二の人生を歩み始めた矢先の訃報には、悲しさより驚きが先に立ちましたね」(スポーツ紙記者) 移植のドナーが少年だったことから、この一件に関しては臓器売買のような深い闇を問う声もあったが、直後に三沢らが全日退団、新団体設立を表明したことで、ファンやマスコミの興味はそちらへと移っていった。セミリタイアしていた時期には、四天王プロレスの盛況により鶴田への注目は薄らぎ、また引退から亡くなるまでの前後にも、他の話題が優先されることとなった。 そのためファンのイメージする鶴田は強かった現役時代のままで固定され、今でも“プロレスラー最強”を論じるとき、上位に鶴田の名前が挙がるのはそうした影響も少なからずあるだろう。 では、そんな鶴田の全盛期はいつになるのかというと、これはさまざまに意見が分かれる。 「20代後半から30歳になるまでの星条旗パンツの頃が一番」とは、技の切れ味やスピードを評価したもの。主な試合としては'77年のミル・マスカラス戦や'80年のディック・スレーター戦(チャンピオンカーニバル優勝決定戦)などが挙げられる。 確かにこの時期のジャーマン・スープレックスやフロント・スープレックスは、後年には見られない美麗さが備わっていた。 タイトル獲得を評価の基準としたときには、「黒パンツになった32〜33歳あたり」が最盛期となるだろう。 '83年にはブルーザー・ブロディを相手に、完全フォールでインターナショナル・ヘビー級王座を獲得。試合後には馬場から「今日からお前がエースだ」の言葉をかけられている。のちのブロディvsアントニオ猪木との比較でも、当時の鶴田の充実ぶりは明らかだろう。 また、'84年にはニック・ボックウィンクルをバックドロップ・ホールドで下し、当時の世界三大タイトルの一角であるAWA世界ヘビー級王座を獲得。日本人初の王者としてアメリカツアーもこなしている。 長州力らジャパンプロレス勢や天龍源一郎など、日本人ライバルとの対決が中心となった80年代後半〜'90年にかけての時代を評価する声も多いだろう。 長州とのシングル戦('85年)では、結果は時間切れ引き分けながら主にスタミナ面で圧倒。また、鶴龍対決の頃はバックドロップやパワーボムで相手を失神させるなど、パワーと凄味を増してきた時代でもある。 そして、前述の超世代軍との対決となった'90〜'91年頃は、40歳になっても衰えるどころかむしろ怪物性を増していた。三冠王者として三沢や川田利明らの挑戦を完勝で下し、せめて一矢報いようと厳しい攻めに出ても、鶴田がブチ切れてコテンパンの返り討ち。川田は半失神で戦意喪失、三沢は鼻骨骨折の憂き目に合わされている。 「20代の頃の鶴田は、いいところまでいっても勝ち切れないことから“善戦マン”と揶揄されたりもしましたが、これは二番手格の鶴田が馬場を差し置いてトップ外国人を倒すわけにはいかないという、興行上の都合もあってのことでした。逆に言えば、その当時からトップ級と互角に闘っていたわけです」(同) 強さだけでなく人気の面でも頂点を極めたとなると、全日勢が新日本プロレスに初参戦した'90年2月『スーパーファイトin闘強導夢』でのタッグマッチになろうか。 谷津嘉章との五輪タッグで木村健吾&木戸修と対した試合は鶴田側の圧勝。一方的な内容であったが、それよりも特筆すべきはドーム内が「鶴田、オー!」コール一色に染まった鶴田への応援のすさまじさ。 新日ファンからも鶴田の強さへの信託が向けられた、まさに歴史的瞬間であった。ジャンボ鶴田1951年3月25日〜2000年5月13日(49歳没)。山梨県出身。身長196㎝、体重127㎏。得意技/バックドロップ、ジャンピング・ニー・バット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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芸能ニュース 2018年08月06日 12時50分
東京医科大の女子減点問題で“真逆の意見” 西川史子先生に称賛の声
医師でタレントの西川史子氏が5日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、東京医科大学の女子減点問題に言及した。 番組では東京医科大で2011年ごろから入試の際、女子受験生の得点を減点し、女子の合格者数を抑制していたことを紹介。女性は結婚や出産を機に離職する人が多く、その対策であるとされていたが、情報番組で取り上げられるたびに、多くのコメンテーターらが「女性軽視」などと批判していた。 しかし、自身も現役の医師である西川氏は、この問題について聞かれると「当たり前です」と予想外の言葉を口にする。そして、こういった操作をしているのは東京医科大に限らず「全部がそう」であると、言い切ったのだ。 西川氏によると、成績順に人数をとってしまうと「女性のほうが優秀だから、(合格者が)女性ばかりになってしまう」とのこと。すると、体が重たい人を抱えるなど力仕事を要する「外科医の数が少なくなってしまう」と指摘し、「やっぱり外科医になってくれるような男手が必要」と東京医科大の対策に一定の理解を示していた。 実際のところ、外科医を目指す女性は少なく、男性のほうが圧倒的に多いようだ。西川氏は「女性と男性の比率はちゃんと考えてないといけない。男性ができることと女性ができることって違うから、それは(合格者の)比率として違っても仕方がない」とまとめていた。 これを受け、ネット上では西川氏に批判的な意見が集まると思いきや、意外にも肯定的な意見が多数。「差別と区別の違い。適材適所だから男女平等じゃ社会は回らない」「揚げ足をとるコメンテーターとは違う。まっとうな意見」というものから、「西川女史を見直した。男性には男性の女性には女性の役割があるってこと」「風潮に流されず意見を言えることは素晴らしいと思った」など、西川氏を称える意見も寄せられたのだ。 ただ、「裏でやっているのが問題」という声があるように、大学側に問題があるのは事実。しかし、ただ叩くのではなく勇気をもって自身の意見を示した西川氏には多くの人が好感を持ったようだ。
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芸能ネタ 2018年08月06日 12時40分
保田圭、子どもの離乳食明かす 批判多数も、過剰バッシングに疑問の声も
タレントの保田圭がブログで、息子の離乳食の写真を公開した。 今年1月に第一子を出産した保田。現在はブログに子育ての様子を多くつづっているが、妊娠報告の際に妊娠検査薬の写真をアップしたり、子どもの写真を顔にスタンプを貼って掲載し続けていることなどがネット上で物議に。ブログにつづられた行動が女性ネットユーザーから批判を受けることも少なくない。 そんな保田だが、2日にも自身のブログを更新し、「今日の離乳食」というタイトルのエントリーを投稿。器に盛られた離乳食の写真を掲載しつつ、10倍がゆ、小松菜、しらす、かぼちゃ、麦茶という離乳食のメニューを紹介した。保田は「ミルクはあまり飲んでくれないのですが離乳食は好きなようでたくさん食べてくれています」とつづり、「食いしんぼうなのは親ゆずりかな笑」と冗談めかして語っていた。 しかし、このエントリーにネットからは、「1度にたくさんの種類あげすぎでは?アレルギーがあるといけないから普通は少しずつ増やすもの」「種類も多ければ量も多い。体重増やすための離乳食じゃなく、食べる練習の時期なのでたくさん食べさせる必要はないですけどね」「これを全部食べさせてるわけじゃないよね?ブログ用に見栄えのいい量にしてるってこと?写真撮ってないで早く食べさせてあげてほしい」と手厳しい声が集まってしまった。 「保田さんの長男は現在7か月。離乳食中期と呼ばれ、少しずついろいろなものが食べられるようになってくる時期です。炭水化物とたんぱく質、野菜をバランスよく組み合わせてあげる時期なので、種類にはさほど問題はありません。しかし、与える量は大さじ3ほどで充分。ブログに掲載されている写真に写る離乳食の量が多く見えることから、また批判に繋がってしまったのでしょう」(芸能ライター) ネット上には批判ばかりではなく、「ちゃんと手作りしてて偉いと思う」「ネット小姑の言うことなんて真に受けないほうがいい」との声もあった。懸命に子育てしているのにも関わらず、些細なことでバッシングされてしまう保田の現状に同情する声も多くあった。記事内の引用について保田圭公式ブログより https://ameblo.jp/kei-yasuda/
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芸能ニュース 2018年08月06日 12時30分
加藤浩次『スッキリ』での山根会長インタビューに絶賛の声!打ち切りも回避
現在、世間を賑わしている日本ボクシング連盟の騒動で、渦中の人となっている山根明会長が8月3日、日本テレビ系列の情報番組『スッキリ』に生出演。関係者への謝罪と事情説明などを行った。 山根会長は、待ち合わせ場所に現れず大幅に遅刻したほか、冒頭から自身の親族をフルネームで連呼。さらには番組終了間近で、元暴力団の組長から3日以内に引退するよう圧力を受けた事実を告発など、近年まれに見る放送事故寸前のインタビュー映像となっていた。 結果、山根会長が実在する暴力団の名前を出してしまったことから今後、山根会長がテレビに生出演する機会は失われてしまったはずで、かなり貴重な映像だったと言える。 また、日テレ社内では、山根会長を生出演させた『スッキリ』スタッフのほか、司会の極楽とんぼ加藤浩次に高い評価の声が強まっているという。加藤は司会およびインタビュアーとして視聴者が聞きたいことを一つ一つ山根会長にぶつけたほか、言葉選びに癖のある山根会長の発言を噛み砕き、視聴者へ届けた姿勢が高く評価されているのだ。 「加藤さんは、12年の長きに渡り『スッキリ』の司会を担当しているほか、毎週日曜の『がっちりマンデー!!』(TBS系)では、テレビ出演に慣れていない一般企業の社長とトークを行うなど、団体トップから話を聞き出すことに関してはプロ中のプロ。例え、他の番組が山根会長をブッキングできても、コントロールすることは難しかったでしょう。まさに加藤さんおよびスッキリスタッフだからこそできた芸当だと思います」(某制作会社ディレクター) 『スッキリ』は平均視聴率が5〜6%と、同時間帯の情報番組のなかでは低く、改編期を迎えるたびに、編成から「放送打ち切り」が提案されるほど低視聴率に苦しんでいる。 しかし、今回の山根会長独占インタビューという「大金星」とも言える活躍は、日テレ上層部から「社内表彰モノ」との声も強く、数年間は打ち切りの可能性は消えたと思われる。 やはり12年間のキャリアは伊達ではなかった…!
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スポーツ 2018年08月06日 12時20分
張本氏、ついに大谷翔平を誉めるもアッパレなし 「頑なすぎる」と批判の声も
5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、日本時間4日に行われた試合で2打席連続ホームランを放った大谷翔平について、張本勲氏がついに誉める発言をした。 大谷が2打席連続ホームランを含む5打数4安打3打点と活躍した様子を見た張本氏は、「良くなったね」と称賛。そして、現在の打撃フォームを絶賛し、「バッターとして成功する可能性が高くなりましたね」と認めるような発言を行う。 しかし、「アッパレ」は無しで、「(二刀流は)私は反対なんですけども」と頑として成功を認めず。関口宏から「あんな大きなホームラン打って、アメリカ人が驚いているんですから」と声を掛けられると、「アメリカ人は大げさに驚くからね」と人種差別とも取られかねない発言をする。 なにかと人権を守るよう主張する『サンデーモーニング』だが、この発言についてはお咎めなく、画面に映ったコメンテーターは、苦笑いを浮かべるのみだった。ともかく、大谷の昨今の活躍は、張本氏の厳しい見方も変えつつあるようだ。 しかし、依然として「二刀流を認めない」としているだけに、ネットユーザーからは「素直に認めろよ」「いつまでも自分の意見に凝り固まったおじいちゃん」「老害」などの批判が噴出することになった。 張本氏といえば、大谷がメジャー移籍した際には「四分六分で通用しない」と切り捨てるなど、否定的な発言を行い、批判を受けてきた。また、3試合連続ホームランを放った際にも「アメリカのレベルが低い」とうそぶき、“素直になれないおじいちゃん”というレッテルを貼られることになった。 そして、大谷が肘を故障すると、「それ見たことか」とばかりに「走り込みが足らない」と批判し、「肘と走り込みが関係あるのか」と物議をかもしたこともある。とにかくメジャー移籍した大谷を「目の敵」にしている張本氏だが、最近の活躍には舌を巻くしかないようだ。 現在、右肘故障の影響で投手としては出場していない大谷。一部には野手に専念する事を勧める声もあるが、165キロのストレートも捨てがたい。張本氏を黙らせる意味でも、二刀流を継続してもらいたいものだ。
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アイドル 2018年08月06日 12時10分
正式に不参加発表 松井珠理奈、総選挙で1位も新曲のセンターに立てず
6月に開票イベントが開催された「第10回AKBグループ世界選抜総選挙」で1位となったSKE48・松井珠理奈が、センターを務める予定だったAKBの新曲「センチメンタルトレイン」(9月19日発売)に不参加となることが3日、所属レコード会社・キングレコードのホームページで正式に発表された。 発表によると、現在、体調不良で療養中の珠理奈が復帰し、歌唱パートなどを追加で録音・撮影ができるよう準備をしていたが、CDやDVD製造の最終締め切り間に合わず、「苦渋の決断」で予定通りのスケジュールでの発売を決定したことを説明。ミュージックビデオについては、将来的に再撮影・再編集の後、あらためて作品として完成させる予定だという。 一部スポーツ紙によると、もともと新曲はセンターの歌唱パートがなく、楽曲構成の大幅な変更はなし。しかし、ジャケット写真にも珠理奈の参加が難しい状況だというのだ。 「これまで、テレビやライブでは新曲を披露しているが、センターポジションは空けたままでのパフォーマンス。珠理奈の不在については、総選挙2位のSKE・須田亜香里が釈明していた。しかし、そんな状況を続けるのも困難になったようで、ついに新曲への不参加を正式発表したようだ」(レコード会社関係者) ファンの支持を受け、初の総選挙1位を獲得した松井だが、せっかくの“晴れ舞台”となる予定だった新曲のセンターポジションには立てず。 活動再開時期についても、まったく見通しは立っていないようだ。 「どうやら、松井には“外出禁止令”が下されているようだ。当然、SNSの更新も禁止。そんな生活に珠理奈もそのうち疲れ果ててしまうかもしれないが、休養中は妥当な処分。年内いっぱいの休養となる可能性もありそうだ」(芸能記者) 松井に投票したファンには心配な日々が続きそうだ。
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芸能ニュース 2018年08月06日 12時00分
被災地での炊き出しで“男気”を見せたキムタク 映画にも影響あるか
元SMAPで俳優の木村拓哉、俳優の生田斗真、V6の三宅健が4日、7月の西日本豪雨で被害を受けた広島・呉市の避難所となっている小学校を訪れて炊き出しを行ったことを、各スポーツ紙が報じた。 各紙によると、今回の訪問は、木村が中心となり、3人のスケジュールが合ったため現地に向かったという。 3人は、所属するジャニーズ事務所が先月24日に社会貢献・支援活動を行うために立ち上げた、「Smile Up! Project」の帽子とTシャツ姿で、同市内の天応小学校などを訪問。 汗だくになりながら、カレーライスやステーキ、お菓子などを手渡し、子供たちとの記念撮影にも気さくに応じたという。 木村は、「こういうことは継続していくべきことだなと、もう一度思いました」とコメントしたという。 木村が炊き出しを行ったのは今回が初めてではない。 16年6月には、TOKIOの長瀬智也、V6の岡田准一とともに、数日間にわたって熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町を訪問。 舘ひろしら「石原軍団」が現地で行っていた炊き出しなどに参加していたが、前回と今回は状況が大きく違うようだ。「16年の当時は、1月に勃発したSMAPの分裂・解散騒動で“戦犯”扱いされ大ダメージを受けていた。そのため、メリー喜多川副社長が親交のあった石原軍団を率いる俳優の渡哲也に頼み込んで実現。しかし、今回はジャニーズが立ち上げたプロジェクトでの訪問。木村は公開を控えた主演映画『検察側の罪人』のプロモーションなどで多忙な日々を送っているが、被災地訪問で男気を見せた」(芸能記者) 被災地の住民はSNSで3人に感謝するコメントを続々とアップ。現地での木村主演映画の人気は高くなりそうだ。
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社会 2018年08月06日 08時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 麻生太郎・千賀子夫人(上)
「“偉大なる楽天家”と“根性妻”」というのが、麻生太郎(現・副総理兼財務相)と、その妻・千賀子の長らく自民党関係者の間で定着していた“カップル像”であった。 麻生は、現政界に門閥豊かな人物が多々いる中でも群を抜いている。父は「九州の石炭王」にして元衆院議員の麻生太賀吉、祖父はかの吉田茂元首相である。千賀子は鈴木善幸元首相の娘である一方、橋本龍太郎、現首相の安倍晋三の新旧首相たちの遠縁で親戚にあたる。さらに、祖先を辿れば明治維新の元勲・大久保利通に行き着き、妹の信子が三笠宮寛仁親王に嫁いでいることから皇室へと系譜は広がっていく。 学校は初等科から大学まで学習院で、高等科卒業時に麻生が「官立の大学を受験したい」と父親に申し出たら、「カネがないなら分かるが、カネのある奴が人様の税金を使うようなことをするなッ」と一喝され、学習院大学を出、その後、スタンフォード大学、ロンドン大学に留学している。 ちなみに、福岡県飯塚市の生家は約2万坪、廊下は100メートルほどあり、麻生によれば部屋の数は「いくつだったかなぁ」ということになる。あるとき、この家敷に婦女暴行犯が警察に追われて逃げ込み、あまりの広さに“山狩り”をしたとの伝説さえある。また、麻生は「オレは7軒別荘を持っているけど、2軒はまだ行ったことがない」と言ったこともある。さらに、麻生の東京・渋谷の一等地にある豪邸は1000坪を超える敷地があり、千賀子夫人とは渋谷の「聖ドミニコ教会」で挙式したが、その披露宴は600人の祝い客を集めてこの自宅庭で行われるというべらぼうなものだった。ときに、麻生43歳、千賀子33歳であった。 さて、この麻生、国会答弁で「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」、「未曽有(みぞう)」を「みぞゆう」と読み違える一方、失言、暴言の類いの舌禍は数知れずの“専売特許”だが、なるほどこれは子供の頃からのヘキだったようだ。政界関係者からは、次のようなエピソードが聞かれる。 「父の太賀吉は、長男の麻生を後継者として特別扱いして育てた。夏休みの旅行などでも麻生は一等車、他の弟や妹は皆、二等車だった。そのくらいだから、周りで言葉を教えたり、物事に注意を与えるという人もいなかった。“好き勝手”が通った少年時代だった」 一方の千賀子は、生いたちがまるで違う。父の鈴木善幸はのちに首相になったものの、本を正せば岩手県の水産学校を出、漁業組合組織で活躍、この「漁協」を地盤にして社会党から代議士になった。当選後、社会党から自民党へ転じた“異色”でもある。 その3女である千賀子は日本女子大学を卒業、英語にたけたこともあり、鈴木が首相になると中国外遊などに同行し、政治家の妻たる呼吸、ノウハウを身につけていったものだった。そのうえでの、麻生との見合い結婚だった。 見合いのキッカケは、麻生が昭和54年(1979年)に衆院議員初当選を飾って当時の宮澤(喜一)派(宏池会)に入り、そこに同派幹部の鈴木善幸がいたことによる。 それから約4年後の見合いは、東京・世田谷区経堂の鈴木の家で行われた。筆者はのちに鈴木が首相になった直後、さち夫人へのインタビューでこの家を訪ねたが、年期の入った木造住宅は歩くと廊下がガタピシと音を立てるなど、とても現職首相の家とは思えぬ質素なものだったのを覚えている。まさに、麻生宅と比べると“天と地”と言えた。 さて、この家での見合いは和食による食事会となったが、こんなエピソードが残っている。 「その席で“ナマコの酢の物”が出た。多くは洋食での生活だった麻生は、なんとナマコを知らなかった。麻生が『これ何て言うの』と聞き、千賀子夫人が『ナマコです』と教えた。これを機に、麻生は夫人が自分が知らないことを知っているということもあり、話が盛り上がった。麻生は結婚直後、『ナマコが取り持った縁だった』と言っていた。夫人は、麻生の『陽気でちょっぴり不良っぽいところがよかった』と言っていた」(当時の政治部記者) 新婚生活は、ルンルンだったようだ。千賀子は麻生を「太郎さん」と呼び、麻生は普段は「千賀子」だが、ちょっとしたときには「チコ」と呼ぶこともあった。一方で、千賀子はどんなに忙しくても朝は必ずキッチンに立ち、人任せにせず、子供2人の弁当づくり、麻生へのミキサーにかけてのグレープフルーツ・ジュースづくりを欠かさなかった。麻生はこれを飲んで、永田町へ“出勤”するのだった。 ところが、こうしたルンルンの新婚生活は、わずか1カ月で大きく曲折をよぎなくされた。麻生が、3回目の選挙でよもやの落選となったことによる。さあ、大変だ。「根性妻」千賀子が、その真価を発揮することになるのである。=敬称略=(この項つづく)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2018年08月06日 06時00分
現職を「天職」と感じる人は半数以上 林修に学ぶ“勝てる場所”の見つけ方とは
毎週日曜日に放送されている『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)での林修の発言が、毎回話題を呼んでいる。2月11日放送分では“アホのほうが出世する”と話し、ネット上で「確かに正論!」「だからと言って皆がアホになったら世の中おかしくなる」など議論を呼んだ。また7月22日放送分でも“勉強ができる子ほど字が汚い”と発言して、多くのコメントが寄せられていた。 それだけの影響力を持つ林だが、今のポジションを築くまでに数々の失敗を繰り返してきたようだ。林は東京大学卒業後、アナリストを目指し日本長期信用銀行に入社するも5か月で退社。その後、予備校の講師になるまでの3年間は、定職につかず友人と起業をして失敗し、競馬で食いつなぐ生活をしていたという。知人からの紹介で塾講師として働き始めて今に至るわけだが、『本当は、塾講師の仕事は大嫌い。でも教えることには自信があった』と、転職サイト「リクナビNEXT」のインタビューで発言した。さらに『仕事は、好きだからやるもんじゃない。自分が勝てる場所で誰よりも努力すること(が大事)』と語っている。 実際、林は当時、自身が一番好きだった数学の講師をしていたが『本当に数学で勝てるのか?』と考え、人気講師の授業を全て見て回った結果、勝てると確信した現代文の講師に転向している。まさに“勝てる場所”を見つけたということなのだろう。現在の活躍ぶりからも、その選択は正しかったことがうかがえる。 “自分が勝てる場所を見つけた”ということで言えば、俳優の風間俊介もその1人と言える。ジャニーズ事務所に所属する風間だが、周りと比べアイドルとしてのオーラがないと自分を卑下し葛藤した時期があった、と特番『ザ・発言X あの言葉で人生が劇的に動いた!!』(日本テレビ系)で明かしている。しかし、その後人気ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)への出演をきっかけに、俳優としての可能性を感じ、俳優業にのめり込むようになったという。ジャニーズとしてではなく、俳優としてなら“勝てる”と確信したのかもしれない。現在、風間はドラマに舞台にと引っ張りだこだ。 このように自分の勝てる場所を見つけたことで、成功した例は一般人にもよくあるようだ。ネットでは「事務職から建築系の職人に転職。もともと工作が得意だったので、仕事が楽しい」「好きだと思って人事の仕事をしていたけど、営業に異動したら意外と成果が出せて充実している」といった声が見受けられる。 また、天職に関するアンケート調査によると、54.9%の人が今の仕事を天職だと思っていると回答しており、意外にもその割合は高い(2015年、オウチーノ調べ)。さらに、天職について“自分の能力が生かせる仕事”と捉えている人が最も多いようだ。「大変なことがあってもお客さんの笑顔を見ると、やっぱり私には接客業だなと思う」「文章力には自信があって、そのスキルを活かしてお給料をいただけることが嬉しい」などの体験談がネット上にも上がっている。 では、どうやって“自分が勝てる場所”、すなわち天職を見つけたらいいのか。前出のインタビューで、林は『まず、いろいろと、少しでもいいから手を出してみること。どこかに必ず“これなら勝てる”というものがあるはず』と話している。この言葉は、今後のキャリアプランや転職を考える上で大きなヒントになりそうだ。
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ミステリー 2018年08月05日 23時58分
【山口敏太郎が語る“オカルト秘話”】東尋坊と雄島、反時計廻りは死の世界への入口
福井県坂井市にある崖「東尋坊」は景勝地であるとともに、自殺の多い箇所として知られている。この東尋坊で自殺した遺体は潮流の関係なのか、北に約1.5キロメートルほどの距離にある雄島によく流れ着くと言われている。 この雄島へ入るには、朱色に塗られた長い雄島橋を渡る必要がある。この島には、大湊神社、雄島灯台、昔は北朝鮮からの不審船を監視していたであろう雄島監視所が存在している。 遺体が流れ着くだけでも不気味な気になるものだが、さらにこの雄島には「島を反時計回りに回るとたたられる」「反時計回りに回ると死の世界に入ってしまう」などと言った不気味な言い伝えがある。もちろん近年、話が作られ、Webで拡散されたアーバン・フォークロア、すなわち都市伝説にすぎないという説も強い。 雄島にある大湊神社に参拝するのであれば、本土側から橋を渡った場合左側に行くことになる。すなわち自然と時計回りの動きになるのだ。そして言い伝えの通りに「雄島で反時計回りをしてはいけない」となると、神社にお参りした後にそのまま引き返すわけにはいかない。島の遊歩道をぐるりと一周させられることになるのだ。 余裕のある観光客ならまだしも、参拝目的の人々にこのような手間のかかることを強要させてしまう噂があるのはいったい、なぜだろうか。 神道に関する儀式には、神に玉串を捧げる「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」というものがある。この作法の中で、神社による差異はあれども玉串を扱う際には時計回りに回転させることが多い。このような動作や作法からインスパイアを受け、反時計回りは正しくないものであり、すなわち神にたたられる、という発想をした人物がいたのかもしれない。 もちろん、この雄島を反時計回りに周っても何も起きないかもしれない。ただ、そのような噂を聞くと気になってしまうものだ。ちなみに山口敏太郎事務所には地元出身の者がいるが、地元住民でさえも夜間は恐ろしくて近づけないという。(山口敏太郎)
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分