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顔写真を解禁したジャニーズ事務所・ジャニー喜多川氏ってどんな人?

 ギネス・ワールド・レコーズから「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」と「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」に認定され、受賞に際してギネスブック(日本版除く)で自身の公開用肖像写真を初めて撮影・公開し話題を集めているのがジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長だが、これまでその存在は大々的にクローズアップされなかった。

 「ジャニー氏は極度に表舞台に出たがらず、今回公開した写真も野球帽にサングラス姿のため、79歳にはとても見えない」(芸能記者)

 そんなジャニー氏は高野山米国別院の僧侶で、1946年から1949年までプロ野球チーム「金星スターズ(元・ゴールドスター)」のマネージャーだった喜多川諦道の次男として、米・ロサンゼルスに生まれた。姉はジャニーズ事務所副社長のメリー喜多川氏であることは広く知られている。

 高校卒業後、日本で短期大学にあたる2年制のコミュニティカレッジに進学し、故美空ひばりさんのロス公演の際、ステージのマネージメントを担当したことがきっかけで日本の芸能界に進出。帰国後、自宅近くの近所に住む少年を集めた野球チームを結成して「ジャニーズ」と名付け、チームのメンバーを連れてみた映画「ウェストサイドストーリー」に感動し、エンターテインメント事業を興そうと決意。1962年にジャニーズ事務所を創業した。

 その後は、フォーリーブス・郷ひろみ・たのきんトリオ・シブがき隊・少年隊・光GENJI、SMAP、嵐ら数多くの男性アイドルを自らスカウトし育て上げたが、そのうち暗部も露呈した。

 「ジャニー氏の少年たちに対するホモ・セクハラがあることは都市伝説のように流れていたが、99年に『週刊文春』(文藝春秋)が大々的に取り上げ衝撃の事実が次々と明らかに。ジャニーズサイドは名誉毀損として同誌を提訴し、最高裁まで争い勝訴したもののホモ・セクハラの部分は二審で、文春側の主張が通ってしまった」(芸能プロ関係者)

 それでも、所属タレントを「YOU」と呼び、自分に敬語を使うことを禁止するなど、気さくなジャニー氏の人柄に惹かれて全国からイケメンが集まり、ジャニーズからは続々と新たなアイドルが輩出されヒットチャートを席巻し今回のギネス認定となった。

 とはいえ、相変わらず謎の部分が多く、8月に都内の自宅マンションに見知らぬ男が侵入、ジャニー氏を締め出して30分以上に渡って篭城するという事件が起こったものの、事件の真相は謎のままだ。

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