未解決事件
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社会 2021年07月17日 19時00分
チケットショップ内で殺害、傘を残し防犯カメラに映りながらも特定されなかった犯人とは【未解決事件ファイル】
商業施設に限らず、昨今では防犯カメラを備えている場所は多い。しかし、防犯カメラに犯人が映っているにもかかわらず、未解決事件となっている事件がある。 2004年9月27日午後6時50分ごろ、東京都中央区日本橋室町のチケットショップ内で当時37歳の女性従業員が胸や腹など数カ所を刺された状態で倒れているのを警備員が発見。すぐに病院に搬送されたものの、間もなく死亡した。 現場は、東京メトロ銀座線三越前駅からすぐの場所にある。周辺は、会社やデパート等が建ち並び、人通り、交通量ともに多い場所。犯人は夕暮れ時、閉店間際の店を襲い、犯行後現場から逃走したものと思われる。 >>息子の前で母親を殺害し逃走、遺留品の乳酸菌飲料が示す犯人像とは【未解決事件ファイル】<< 事件当日、被害者の女性は閉店作業を一人で行っていた。警察の調べによると同店の営業時間は午後6時まで。事件発生時は店のシャッターは閉まっていたのだが、閉店作業で閉められたものだ。午後6時50分に店の警報機が作動し、5分後に警備員が駆け付け倒れている被害者を発見し、110番通報したという。 警察の発表によると、店内や店舗脇の防犯ビデオには犯行時刻に不審な男が映っていた。身長は175~185センチ、体型はがっちりとしており、頭髪は薄くなっている。犯人の遺留品として、店内に紳士用の傘が残されていた。強盗目的の犯行だと考えられている。 防犯カメラにも映っており、傘が遺留品として残されているにもかかわらず、なぜ犯人は捕まっていないのだろうか? 閉店間際であり、シャッターが閉められた状態では、外から中の様子はうかがえない。警報機が作動しても、人ごみに紛れて逃走しているため、犯人につながる情報が得にくいということが挙げられるだろう。 防犯カメラの映像も解像度が低く、犯人特定には至らなかったという。傘は青色で格子柄・ナイロン製、「LIFEY☆MARK」の刻印があったが、特に珍しくはない市販のものでここからの犯人特定は不可能だった。警察からは指紋の有無も発表されていない。この事件の捜査では、延べ1万人もの捜査員が投入されたが、目ぼしい糸口はつかめていないのが現状である。 捜査特別報奨金制度の対象となっていたが、現在は外れている。犯人につながる情報が強く求められる事件だ。
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社会 2021年07月03日 19時00分
息子の前で母親を殺害し逃走、遺留品の乳酸菌飲料が示す犯人像とは【未解決事件ファイル】
人の運命はどこで暗転するか分からない。誰が巻き込まれてもおかしくないような主婦殺害事件が20年以上前、名古屋市西区で起きた。 同事件は、1999年11月13日午後2時半ごろ、同区稲生町のアパート内で発生。当時32歳の主婦が、首を刃物で刺され死亡しているのをアパートの大家が発見した。犯人は2021年現在も捕まっておらず、未解決事件となっている。 事件当日は、午前9時ごろに夫が会社に出勤。午前11時ごろに主婦が長男を連れて近所の病院に向かっている。事件が起きたのは、病院から帰宅した後の正午~午後1時の間のことだ。午後2時ごろに大家が家で採れた柿を届けに行った際に、応答もなく部屋は鍵もかかっていない状況だったという。 >>犯人は何が目的で鉄塔を倒壊させたのか? ボルトが抜かれ辺り一帯が停電、完全復旧に1週間【未解決事件ファイル】<< 不審に思った大家が部屋に入ると、首から血を流している主婦を発見。すぐに119番通報したが、すでに主婦は死亡していた。主婦は廊下から居間へ体を投げ出すような状態でうつぶせに倒れていた。長男は居間におり、無傷だったようだ。 北側にある駐車場で車の手入れをしていた同アパートの住人は、不審者の姿を見ていないと証言している。別の住人は、主婦宅でタンスを動かすような大きな音がした直後に階段を駆け下りる音を聞いたと話した。 また、午後0時半ごろ~同2時に友人が3回電話を自宅にかけているが応答がなかった。捜査本部は証言から、犯行時刻を正午~午後1時と推定している。警察の実況見分の結果、犯人はしばらくアパート付近の様子をうかがった後に、公園方向に走り去ったとみられる。被害者宅から公園までは500メートルの距離がある。 警察の発表によると、事件現場に荒らされた形跡はなく、何も盗まれていなかったとのこと。年齢は40~55歳くらいの女で犯行当時、韓国製のヒールがある24センチの婦人靴を履いていたという。被害者宅の洗面所、近隣の公園手洗い場付近に犯人が血を洗い流した跡があり、そこから血液型はB型と判明。被害者ともみ合いになり、左右どちらかの手にけがを負ったと考えられた。 また、犯人の遺留品として、飲みかけの乳酸菌飲料があった。この乳酸菌飲料は被害者宅付近では売られておらず、被害者家族も乳酸菌飲料を飲む習慣はないことから、犯人が残したものの可能性が高いと考えられた。この乳酸菌飲料は被害者宅から35キロ離れた西三河地区で販売されており、犯人がこの地区に住んでいるかは不明だ。 被害者の夫はこの事件現場の部屋を借り続けており、情報提供を呼び掛けている。今後有力な手掛かりが出てくることを願うばかりだ。
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社会 2021年06月26日 19時00分
犯人は何が目的で鉄塔を倒壊させたのか? ボルトが抜かれ辺り一帯が停電、完全復旧に1週間【未解決事件ファイル】
未解決事件には、犯人の目的が不明な事件も多く存在している。「坂出鉄塔倒壊事件」もその中のひとつだ。 1998年2月20日13時18分に、香川県坂出市坂出町の聖通寺山北側斜面に位置する四国電力讃岐坂出線14号鉄塔が突然根元から折れて、山側に倒壊した同事件。この鉄塔は、坂出発電所から讃岐変電所に送電する鉄塔だった。 けが人はなかったが、周辺の1万7000世帯が停電し、番の州臨海工業団地の各事業所が操業ストップした。交通網に関しては信号機が約60基停止。同工業団地からのガス供給がストップしている。 >>短時間での犯行、家事に見せかけた犯人の目的は? 現在も懸賞金がかけられる柴又放火殺人事件【未解決事件ファイル】<< 鉄塔が倒れた際に送電線が瀬戸中央自動車道にかかり、撤去復旧までに約5時間半かかった。送電元の坂出発電所も送電が強制的に停止した状態となり、倒壊後約46時間は発電が不能となった。 事件からの完全復旧には1週間かかり、被害額は四国電力だけで約19億円に上った。資源エネルギー庁は事件を受けて、全国的に電力会社を調査。その結果、全国各地で鉄塔のボルト抜き取りが発生している状態だった。 また鉄塔周辺にフェンスなどもなく、誰でも入れる状態の場所が9割あった。この危険な状態を打開するために、資源エネルギー庁はボルト溶接、コンクリート詰めをして破壊を防ぐ措置をとるよう各電力会社に指示している。 坂出第14鉄塔は高さ73メートル。香川県警は初動捜査の時点で、自然災害だと考えており事件現場を現状保存していなかった。特別捜査本部が坂出警察署に設置されたのは事件発生から3日後。当時、新聞記者が抜き取られたボルトを持ち帰るなどし、自然災害とは考えにくいことが後に分かったことも関係しているようだ。 事件は鉄塔の構造に精通した人物による犯行とみられている。理由として、鉄塔のボルトは全部で80本あり、そのうちの76本が抜かれていた。全て抜いてしまうとすぐに倒壊してしまうため、そこまで計算した上で犯行に及んだ可能性がある。それ以外に有力な情報は得られていないようだ。 この事件は既に時効を迎えており、初動捜査の遅れが事件解決への大きな問題となったことを香川県警は会見で認めている。複数犯による犯行だという実況見分からの考察もある。初動捜査が早く行われていれば目撃証言や物証も多く得られたのではないかと惜しまれている。
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社会 2021年06月19日 19時00分
短時間での犯行、家事に見せかけた犯人の目的は? 現在も懸賞金がかけられる柴又放火殺人事件【未解決事件ファイル】
1996年9月9日16時半頃、東京都葛飾区柴又の民家から火災が発生。火は約2時間後に消し止められ、焼け跡から当時上智大学4年生の女性が遺体で発見された。 この事件は現在も懸賞金が懸けられており、犯人はいまだに捕まっていない。不審者情報はあるが、犯人逮捕には至っておらず、犯人像として、顔見知り・ストーカー・強盗説がある。 事件当日は、朝から雨が降ったりやんだりしていた。火災発生時は雨が激しく降る状況だった。父親は福島に出張中、姉も仕事で不在、母親が被害者と最後に話した家族となっている。 母親は15時50分前後に仕事のため外出。この際、玄関の鍵はかけられていなかった。近所の人によると、16時15分時点では火災は起きていなかった。約20分後の16時35分に出火し、16時39分に隣家から通報。18時ごろ消火されている。 消防隊員が2階で被害者を発見し、救急搬送されたが死亡が確認された。被害者は両親の寝室で、父親の布団の上で横向きに寝かされて頭から夏用掛布団を被せられていた。 >>頭部は未だ見つからない女性のバラバラ遺体、ネット掲示板のリアルすぎる投稿との関係は【未解決事件ファイル】<< 掛布団の左右の端は体の下に挟み込まれていた。首の右側には6カ所の刺し傷があり、これが致命傷となっている。口・両腕には粘着テープが貼られており、両足はストッキングで結ばれていた。 2006年9月に新情報として、両足の縛り方が特殊な「からげ結び」ということ、遺留物のマッチ箱から家族以外のDNAが検出されたことが公開されている。2014年9月には2階の遺体に掛けられていた布団から検出された血液と、マッチ箱のDNAが一致したとも報道された。 この「からげ結び」だが、造園、足場組み立て、舞台衣装、古紙回収、和服着付け、電気工事、土木関係に用いられている。他の状況として、着衣に乱れがなく殺害後に放火したとみられることが、気管にすすが付いていないことから判明している。 凶器は小型のナイフとみられているが、まだ発見されていない。拘束する際に使用した粘着テープは、犯人が持ち込んだものだった。こうした面からも、計画的な犯行と考えられている。 現在考えられている犯人像は3つある。1つ目は顔見知り。父親の使用していたスリッパが2階にあったことから、顔見知りが犯人ではないかと言われている。夕方という人目に付きやすい時間帯に事件が起こったことからも、有力な説となっている。 2つ目はストーカー説。事件から10日前、被害者は留学に向けた送別会から帰宅途中、男に後を付けられていたという。事件発生日は留学2日前であり、接触する最後のチャンスだった。 3つ目は強盗説。事件後、家から旧1万円札が無くなっている。ただし、他の金品を盗んでいかなかったことが不自然と考えられている。タンス内の預金通帳、現金数十万円はそのまま残されていた。 現在でも両親から謝礼金が500万円、警察庁から捜査特別報奨金300万円の合わせて800万円が懸けられている同事件。警察は逮捕できるのであろうか?
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ミステリー 2021年06月13日 23時00分
聖書に登場する「ノアの方舟」再現!その結果とは
「ノアの方舟」は、聖書に登場する有名な伝説である。ある日、神に選ばれたノアは、夢で人類を滅ぼす大洪水がやってくるという神のお告げを聞く。ノアは巨大な方船を造り、家族と動物を乗せ、押し寄せた大洪水を乗り切り、人類の始祖になるという壮大な話である。 新約聖書の創世記8章4節によると、ノアの方舟はトルコのアララト山に漂着したとされている。これは単なる伝説にすぎないと言われてきたが、過去には実際にアララト山からノアの方舟の残骸らしき木片などが発見されており、いまだに実在説があがって研究も行われている。 さて、そんな「ノアの方舟」が実在したとしたら、どんなスケールになったのだろうか。実際にレプリカを作成した人物がオランダにいる。 オランダの建築業者のヨハン・ヒュベールス氏は、私財を投入し4年かけて聖書の記述に沿った原寸大レプリカを建造したのだ。出来上がった箱舟は長さ119メートル、幅30メートル、高さ23メートル。かかった費用は400万ユーロ。木の量は12000本に相当する。なお、聖書では方舟は未知の木材であるゴファーウッドで造らなければならないとされていたが、再現にあたってアメリカスギとマツを利用したとのこと。 現在、この方舟は2隻存在しており、最初に建造されたものがオランダのドルドレヒトに、後に半分の大きさで建造されたものがイギリスのイプスウィッチの港に1隻、それぞれ係留されている。いずれもラッシュ船(艀=はしけ=を搭載して輸送するための船)からなる浮き台の上に設置されており、最初に造られた方は海に係留した博物館のような施設になっている。船内には聖書にまつわる様々な資料が展示されており、来場者は自由に閲覧できるという。 >>今年になって真相解明へ新たな動き? オーストラリアの未解決事件「タマム・シュッド事件」<< 原寸大の方舟は2010年にオランダのテレビ演劇プロデューサーであるアド・ピータース氏が300万ユーロで購入。当初彼はこの船を様々なバックグラウンドを持つ人々の「語り場」にすることを目的としたいと述べていた。 その後、2019年にピータース氏はブレグジットの国民投票に感銘を受け、オランダからイギリスのイプスウィッチまで方舟を移動させたのだ。だが、イプスウィッチに到着した直後、方舟は満載喫水線証書が見つからない、トン数の情報がないなど、様々な懸念から基準を満たしていないと判断され、沿岸警備隊員によってドックに係留されたままとなってしまった。 それから2年近くが経った現在も、「ノアの方舟」は船の状態と耐航性に深刻な懸念がある状態のため、以前港に留置された状態が続いている。なお、この再現版「ノアの方舟」は大小どちらも浮き台に乗った状態でタグボートなどにけん引してもらわない限り動くことはできず、単独で海を渡ることは非常に難しいものであることが判明している。 聖書の記述に限りなく近い形で再現を試みた「ノアの方舟」だが、実際に嵐の海原を航行できたかという点については疑問符がつきそうだ。(山口敏太郎)参考記事Huge Noah's Ark replica deemed 'unseaworthy'(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/347488/huge-noahs-ark-replica-deemed-unseaworthy
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社会 2021年06月12日 19時00分
頭部は未だ見つからない女性のバラバラ遺体、ネット掲示板のリアルすぎる投稿との関係は【未解決事件ファイル】
2003年3月11日、東京都奥多摩町の日原街道沿いにあるがけの斜面から、何者かに切断されたとみられる人体の一部が発見された。2021年6月現在も身元は特定されておらず、犯人の手がかりもほとんど見つかっていない。ネット上でも情報はわずかしか残されていないこの事件だが、遺体が発見された同時期にネット掲示板で関係を疑わせる不審な書き込みが残されていた。 第一発見者は渓谷に釣りに来ていた男性。日原街道から川原に降りようとしたところ、人の手首のようなものを発見したという。慌てて道路まで駆け上がり、通りかかった車を止めて110番通報を依頼した。 駆け付けた警察官は手首を確認し、付近の捜索を開始した。すぐ近くで左手首と右足首が発見され、翌日には右前腕部と頭髪の一部も見つかった。右前腕部には雪が積もっていたことから、付近で降雪があった3月6日以前に遺棄されたとみられている。 被害者は一体誰なのだろうか。司法解剖の結果、発見された遺体はのこぎりのような刃物で切断されていたことが判明。20代後半から40代の女性で、体型は小太りで血液型はA型だという。他には、足の爪に赤色のペディキュアが塗られ、小指外側に大きなタコがあったそうだ。特徴的な遺体ではあったものの、頭部や胴体は見つからず、身元特定は困難を極めた。 犯人側の情報も全くというほど見つからず、現場から手がかりになるような証拠品は発見されることはなかったという。 遺体が発見された現場は警察官が送られた青梅署から24キロほど離れた山奥にある。道路こそ整備されているものの、付近の町から行くには車でも40分近くかかるそうだ。事件があった3月はちょうど渓流釣りが解禁となる時期で、釣り人が訪れるとはいえ、普段は人通りが少ない場所でもある。犯人が遺体を遺棄するには絶好の場所だったのかもしれない。 現在、事件発生から年数がたっていることもあり、ネット上ではほとんど語られることのない本事件だが、一部でネット掲示板の書き込みと関連が噂されている。その書き込みは「死体の処理方法」という内容で、2003年1月30日に投稿されたものである。 >>黒魔術にドイツのスパイ、少年たちが木の中から見つけた不可解な白骨化女性の真相とは【未解決事件ファイル】<< 質問を投稿した人物が淡々と死体処理方法を質問しているのだが、非常に内容が生々しく話題を呼んだ。投稿した人物は自分のことを「男子大学生」だといい、遺体は「小柄な女」と明かしている。他の掲示板利用者からの冗談めいたアドバイスに対して「ミキサーは無理ですよ」「歯は抜いてもDNAとかで特定されませんか?」「脂肪で刃が駄目になってしまう」と淡々と答えていた。 そして、胴体、手首、足首をバラバラにし、山の中などに分けて捨てると宣言。「県が違えば捜査のかく乱が狙える」など話した上で、薬品を使用して溶かした遺体を海にまき、全て処理を終えたと投稿した。被害者との関係について聞かれると「被害者側の親族は捜索願を出さないので、死体が見つからなければばれない」と答えている。最後に殺害した理由について「欲求です。性交したいのと同じ感覚で殺したかった」と述べてそれ以降、書き込みは途絶えてしまった。 その後、バラバラ遺体が発見される事件がいくつか発生したため、犯人が捕まった事件も含めて関連が疑われていた。しかし、当時はネットの書き込みに関する法規制がなく、捜査が行われることもほとんどなかった。 この「死体の処理方法」という書き込みに関してもあくまで噂留まりで、犯人が逮捕されたという情報はない。面白がって犯罪を匂わせる書き込みをする人物がネット掲示板では少なくなかったこともあり、虚偽の愉快犯だろうという声も多い。いずれにせよ、女性の遺体は未だ頭部と胴体は見つかっておらず、身元も特定されていない。犯人は一体どうやって警察から逃げているのか。
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社会 2021年06月05日 19時00分
黒魔術にドイツのスパイ、少年たちが木の中から見つけた不可解な白骨化女性の真相とは【未解決事件ファイル】
1943年4月18日、イギリスのバーミンガム郊外にある森(通称ハグレイ・ウッド)で女性の白骨化した遺体が発見された。周辺地域の行方不明者との照合も行われたが、遺体と合致する人物は見つからず。2021年6月現在も未解決のままである。魔術やスパイといった仮説も噂されているが、一体何が起きたのか。 遺体を発見したのは地元に住む少年4人。この日、少年らは大人たちに内緒で鳥の巣探しと密猟を行うためにハグレイ・ウッドを訪れていた。そこで木の洞から頭蓋骨のようなものが見つかったというのだ。頭蓋骨は動物のものではなく、人骨だったのである。 少年の両親から通報を受けた警察は、すぐに問題の大木を捜索。その結果、頭蓋骨のほかにも胴体や足など、ほぼ全てがそろった白骨死体が発見された。遺留品として、靴や結婚指輪、衣服の断片も見つかったという。調査の結果、遺体は女性のものであり、早くても18カ月前には死亡していると断定された。口の中からは絹織物の断片が見つかり、被害者は窒息死していたことも分かった。また、遺体が発見された大木の寸法から、死亡後間もなく木の中に押し込められた可能性が高いとされた。死後硬直の後では、遺体を入れることはできない大きさだったからだという。そして、彼女が誤って木の洞に落ちた可能性はあり得ないことから、殺人であると判断された。 警察は遺体の身元を特定するために周辺地域の行方不明者情報との照会を行った。また、遺体に残された歯の治療跡が特徴的だったことから、国中の歯科医からも情報を募ることにした。しかし、遺体と一致する情報は一つも見つからなかった。 犯人につながる証拠もほとんど見つからず、次第に世間の事件への関心も薄れていく中、事態が動いたのは1年後。バーミンガムの住宅街で、この事件に関する落書きが突如発見された。内容は「Who put Bella down the Wych Elm - Hagley Wood」。直訳すると「ベラをハグレイ・ウッドのセイヨウハルニレ(遺体が見つかった大木)に置いたのは誰だ」というものだ。この時点で警察でも被害者の身元は特定されていなかった。警察は落書きを残した人物を探す一方で、ベラという人物に関しても調査を進めたが、結局見つけることはできなかった。この落書きはその後、数カ月にもわたり周辺地域で散発的に書かれたという。 >>贈答品に偽装した郵便爆弾で警視庁幹部夫人を爆殺、自供した真犯人が逮捕されない真相【未解決事件ファイル】<< この事件は2021年6月現在も未解決のままだが、当初警察の捜査では「黒魔術」の儀式による犯行説も疑われていた。手が切断され、骨が散らばっていた遺体の状況は、オカルト儀式として当時知られていた「栄光の手」と類似していたからだ。また、落書きに書かれていた「ベラ」という名前は、オカルトと関連性が高い「ベラドンナ」に結びつけられているのではないかという声もあった。遺体が木に隠されていたのも、「死んだ魔女を木の中に閉じ込めることによって来世に害を及ぼすのを防ぐ」という言い伝えとつながっている点も根拠の1つだという。 他の仮説には、ドイツのスパイ説もあった。第二次世界大戦中にイギリスがこの地域で数人のドイツ人スパイを捕らえたことから、被害者は戦時中のスパイに関係しているのではないかというものだ。実際、地方新聞社のもとに「被害者は軍需工場について調査していたドイツのスパイだ」という手紙が送られたこともあったそうだ。しかし、警察は手紙の内容を虚偽と判断し、捜査は行われなかった。 犯人はおろか、身元さえ特定されていない白骨化遺体。なぜ遺体は木の中に置かれたのか、落書きは一体何を示しているのか。黒魔術もスパイも結局噂止まりで捜査にはつながっていないものの、それらを含めて多くの謎が残されている事件である。
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ミステリー 2021年05月29日 23時00分
今年になって真相解明へ新たな動き? オーストラリアの未解決事件「タマム・シュッド事件」
オーストラリアで、数十年にわたって未解決のままの「タマム・シュッド事件」に大きな動きがあり話題になっている。 1948年12月1日の朝6時、アデレード市のソマートン公園で男性の遺体が発見された。男性は45歳前後、死亡時刻は同日の深夜2時頃で就寝中に殺害された可能性が高いとみられた。 >>全ての画像を見る<< 男性はスーツにネクタイときちんとした身なりをしていたが、身分証明書を持っておらずスーツケースにはラベルがはがされた衣類が詰め込まれていた。また、ポケットには「Tamám Shud」というペルシャ語が印刷された紙が入っていた。この紙は11世紀のペルシャの学者、詩人のウマル・ハイヤームの「ルバイヤート」という本の一節を切り取ったものであることが判明した。だが、なぜこの部分だけ切り取られ、隠されていたのかは分からなかった。 この男性は発見場所から「ソマートン・マン」と呼ばれるようになったが、身元はいっこうに判明しなかった。そこで警察は男性の情報を公開し、気になったことがあれば情報を提供してほしい、と募った。 するとある男性が事件と同じ日に、自分の車の中に最終ページが切り取られた「ルバイヤート」が投げ込まれていた、と届け出た。たまたま車のドアの鍵を閉め忘れたところ、何者かによって車内に入れられていたそうで、受け取った警察が調べてみるとソマートン・マンのポケットから出てきた切れ端が、この本から切り取られたものだと判明。さらに裏表紙には、大文字のアルファベットで構成された暗号らしき文章が書かれていたのである。 また、暗号の下には電話番号も記載されていた。番号の主はソマートン公園の近くに住んでいた看護師の女性。彼女はかつて「ルバイヤート」を持っていたが、第二次世界大戦中にオーストラリア陸軍のボクソール中尉に署名を入れて貸し出したと証言した。 警察がボクソール中尉に確認をとってみたところ、中尉は確かに「ルバイヤート」を借り受けたことを覚えていた。しかし彼の手元には女性の署名入りの「ルバイヤート」が存在していた。ソマートン・マンの切れ端につながるルバイヤートは1941年版で、中尉の借りたルバイヤートは1924年版。年代が食い違っていた。ソマートン・マンへの足取りはこれで途絶えてしまった。 だが先日、この事件が大きく動く発表があった。オーストラリア当局が、1948年当時には分からなかった手掛かりを現代の科学的分析から得るべく、「ソマートン・マン」の遺体の掘り返しを決定したのである。 遺体を調査する研究チームの一員であるアン・コクソン博士は、今回の発掘を伝えるプレスリリースの中で「現在の技術は、この遺体が発見された当時の技術よりも大幅に進んでいる」と述べている。 具体的には遺体から十分な量のサンプルを抽出し、そこからDNAや遺伝物質を回収できれば、系図の調査が可能になりソマートン・マンの身元特定につながるのではないかと考えられている。問題があるとすれば、遺体には防腐処理が施されていたため、化学物質の影響で遺伝物質が壊れている可能性があること。そのため、コクソン氏は「この種の検査は非常に複雑で時間がかかることが多いが、我々はあらゆる方法を駆使して、この永続的な謎に決着をつけようとしている」と強調している。 なお、2013年に海外のドキュメンタリーシリーズ「60ミニッツ」で「タマム・シュッド事件」が取り上げられた際、番組に前述の看護師の家族が出演していた。看護師本人は既に亡くなっていたが、彼女の娘が「母はソマートン・マンが誰か知っていた。警察より上層の人間も正体を知っていたらしい」と証言していたのである。今回の調査は謎めいた「タマム・シュッド事件」を解決に導く結果となるのか、進展が気になるところだ。(山口敏太郎)関連記事Body of Australia's Mysterious 'Somerton Man' Exhumed for New Forensic Analysis(Coast to Coast AM)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/body-of-australias-mysterious-somerton-man-exhumed-for-new-forensic-analysis/
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社会 2021年05月29日 19時00分
贈答品に偽装した郵便爆弾で警視庁幹部夫人を爆殺、自供した真犯人が逮捕されない真相【未解決事件ファイル】
1971年12月18日、東京都豊島区の警視庁警務部長A宅にて、贈答品に偽装した郵便爆弾が爆発する事件が発生した。郵便を受け取ったAさんの夫人は死亡し、その遺体は判別ができないほど損壊していたという。同年10月に発生したもう一つの爆発事件、そして1969年に起きた2つのピース缶爆発事件とは同一犯による犯行が疑われている。一時は計18人の活動家が逮捕されるも、後に全員の無罪が確定。さらに、事件から40年後には真犯人が書籍で名乗り出る事態にも発展した。一体、何が起きたのだろうか。 最初の事件は、1969年10月24日に新宿区若松町の警視庁第8・第9機動隊庁舎で発生した。突然、当時人気だった紙巻たばこピースの缶に偽装した爆弾が、立ち番中の警察官がいる正門に投げ込まれたのだ。幸いにも爆弾は不発であり、犠牲者は一人も出なかった。 2つ目の事件は1969年11月1日。1つ目の事件からほとんど間を空けることなく、千代田区永田町のアメリカ文化センターで爆破事件が発生した。ピース缶に偽装した時限爆発装置を梱包した段ボール箱が配達されたのだ。爆発により局員1人が右腕にヤケドを負うことになった。 3つ目の事件は1971年10月18日。港区新橋にある日本石油(現在のENEOS)本社ビルにある地下郵便局で起きた。要人宛の小包2個が爆発し、郵便局員1人が顔や腕にヤケドを負った。郵便局を訪れた事務員姿の女が2個の小包を差し出したという。そして、郵便局員が小包を郵袋に入れた途端に爆発したそうだ。2個の小包の宛先は、それぞれ当時の警視庁長官と新東京国際空港公団総裁だった。 そして、同年12月18日にAさん宅で爆破事件が発生する。Aさんの夫人は死亡し、13歳の四男も重傷を負ったという。 一体、誰が事件を起こしたのだろうか。当時、日本の新左翼と呼ばれる集団により様々な事件が発生していた。全国で起こっていたピース缶爆弾の事件も新左翼特有の犯行だったこともあり、警察は新左翼に焦点を合わせた捜査を展開した。 事態が動いたのは翌年1972年9月10日。別件で指名手配されていた当時27歳の活動家Bが凶器準備集合、毒劇物取締法違反容疑で逮捕された。同容疑で他3名も逮捕され、1973年1月には「アメリカ文化センター」の爆破事件に関与したとして4名が再逮捕される。さらに、「日本石油本社ビル」「Aさん宅」の両事件に関与したとして、Bを含む4名と、新たに10数人が逮捕。計18人が一連の爆破事件に関与したとして逮捕されることになった。 >>殺人容疑でマークしていた男が2つ目の殺人事件、しかし最後まで逮捕に至らなかった不可解な謎とは【未解決事件ファイル】<< しかし、一連の事件と結びつく物証が全く見つからず、彼らが所属していた「レーニン主義研究会」の拠点アパートからも何も証拠は出て来なかったという。一審ではBに死刑判決が下ったものの、元赤軍派メンバーが弁護人証人として出廷し、「機動隊宿舎にピース缶爆弾を投げたのは私だ」と証言。さらに、他の新左翼活動家が「我々のグループがピース缶爆弾を製造し、赤軍派などに配った」と名乗り出たことで大騒ぎとなった。 結局、18人の被告たちは「疑いが強く残るが犯罪の証明がない」とされて無罪判決が下る。真犯人として名乗り出た2人の証言に関しては「両名がそれぞれの事件に関与している疑いは相当強い」が、「全面的には信用しづらい」として18人の被告の無罪の根拠には採用されなかった。東京地検は控訴するも、1985年に東京高裁が無罪判決を確定。さらに、この時点で真犯人に名乗り出た2人の犯行について公訴時効が成立していたため、誰一人として逮捕することはかなわなかった。 こうして事件は迷宮入りすることになったのだが、2011年に再び事件は大きく動き出す。実行犯が名乗り出た書籍「40年目の真実」が刊行されたのだ。著者は「日本石油本社ビル」「Aさん宅」の両事件にリーダーとして関与したと本にて語っている。警察が冤罪を作り上げる構造、公安捜査のずさんな実態などを激しく糾弾する内容となっており、犠牲者となった夫人に対しては夫への贈答品を開けた行為を非難している。しかし、自らの犯行についての謝罪や反省は一切書かれていなかった。 著者は爆弾事件の後、翻訳会社を起業し大成功を収めたそうだ。現在は悠々自適の生活を送っているそうだが、今になって犯行を認めた理由を「時効が成立し、真相を記録に残そうと考えた」と述べている。なお、警視庁幹部はこの書籍に対して「警察としては結論が出ている事件で再検証する考えはない」としているそうだ。
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社会 2021年05月22日 19時00分
殺人容疑でマークしていた男が2つ目の殺人事件、しかし最後まで逮捕に至らなかった不可解な謎とは【未解決事件ファイル】
1997年8月14日、東京都大田区で当時57歳の男性Aさんが何者かに刺殺される事件が発生した。Aさんは当時不正会計問題で揺れていた山一証券の社員で、顧客からの苦情の処理を担当していたという。私怨による客の犯行か。Aさんの周囲で一体、何が起きていたのだろうか。 事件当日、Aさんは夏休み休暇明けで仕事に復帰したばかりだった。東京都中央区にある山一証券本社で19時まで仕事をした後に同僚と共に帰宅したという。電車に乗る同僚と品川駅で別れたAさんは、大田区の自宅に1人で向かった。そして、事件が起きる。何者かに右胸、右腹、背中の3か所を刃物で刺されたのだ。 何者かに襲われた後、Aさんはしばらく意識があったようで、苦しみながら歩いているAさんの姿を通行人が発見している。すぐに通行人は通報したものの、救急車が駆け付けたときには既に亡くなっていた。警察による現場検証の結果、Aさんが発見された場所から50メートル先にある駐車場付近の道路でAさんの財布が発見された。財布には14万円が残されたままで何も盗まれた様子がなかったことから、金銭目的ではなく犯人が恨みを持っていた可能性が高いとみられた。また、財布が見つかった現場から、Aさんが歩いたのとは逆方向に30メートルにわたり血痕が残っていたという。 犯人は何故Aさんを狙ったのか。警察はまずAさんの仕事関係のトラブルに注目した。Aさんは大手証券会社の山一証券で顧客相談室長として勤務していた。証券会社という性質上、顧客の資産に大きく影響することもあり、日々顧客とのトラブルは絶えなかったという。 >>茨城一家殺傷事件の容疑者と関連の噂? 関東一帯の凶悪な殺傷事件の数々と共通点【未解決事件ファイル】<< 特に事件当時は不正会計問題で山一証券が揺れていた時期でもあり、いっそう顧客からの苦情は多かったそうだ。警察は窓口対応の従業員に対し「顧客相談室長の住所は分かっている」と脅迫していた男Bを重要参考人としてマークした。Bは山一証券の顧客だったというが、捜査の過程で犯行現場付近で目撃されたものと似た車を借りていることが判明。さらに、事件翌日にその車を返却していたことも分かった。また、現場付近でBに似た人物が目撃されていたことから、犯人である可能性が極めて高いとされた。しかし、決定的な証拠は見つからず、逮捕には至らなかった。 そして、Aさん殺害から2カ月後、またしても山一証券絡みの殺人事件が発生する。10月10日、東京都小金井市の住宅で、山一証券の顧問弁護士の妻に当たる当時63歳の女性が何者かに殺害された。この事件は早々に犯人が逮捕されたのだが、なんとその人物はBだった。当初、Bは妻殺害の容疑を否認していたものの、アリバイ工作がバレて犯行を自供。犯行動機は「株取引で損をさせられたため、顧問弁護士に自分と同じ苦しみを味わわせたかった」。警察はAさん殺害事件についても追及したが、結局最後まで証拠は見つからず立件には至っていない。 逮捕には何が足りなかったのか。もしかすると、本当にBがAさん殺害には関与していない可能性もあるのだろうか。
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