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社会 2016年09月02日 14時00分
人が動く! 人を動かす! 「田中角栄」侠(おとこ)の処世 第33回
どうしたものか、田中角栄が要職に就くとき、そのポストには常に難問が待ち構えている。郵政大臣ではテレビ局の予備免許問題があり、自民党政調会長のときは日本医師会の保険医総辞退という事態に直面した。また、やがて首相になる直前の通産大臣時には、歴代通産相がそろってお手上げ状態だった、日米間の通商問題最大の懸案だった日米繊維交渉が立ちふさがっていた。田中はそうした直面する懸案、課題を、すべからく解決に持っていっている。 田中に難しい仕事が回ってくるという運命があったのか、仕事ができるから田中にあえて難しいポストが与えられたのかは不明だが、都合3期3年余に及ぶ大蔵大臣在任中もまた同じであった。IMF(国際通貨基金)の「八条国」移行問題、OECD(経済協力開発機構)への加盟問題に始まり、「山一證券」倒産問題による金融恐慌からの回避、すなわち、批判を浴びながらの「日銀特融」を決断せざるを得なかったということなどであった。 そうした中で、田中蔵相の最初にして最大の“関門”はIMFの「八条国」移行問題であった。折からの高度経済成長を経て、戦後経済の力を付けつつあったわが国はOECDへの加盟問題と併せ、世界の開放経済体制へ試練の“入り口”に立つということであった。 ちなみに、昭和20年12月に発効したIMFの協定は原則として外国為替制限を撤廃していたが、開発途上国には協定第十四条の規定を設け、外貨持ち出し制限などの為替制限は為替管理の枠内に置くことを認めていた。しかし、わが国は時にすでに外貨準備が20億ドル近くにもなり、もはや為替制限の恩恵に浴しているわけにはいかなかった。加えて、田中が蔵相就任する前年には、すでに英・西独・仏・伊などの欧州各国が輸入制限は行わないことを“宣言”していたことで、これらの国々は協定第八条、いわゆる「八条国」に移行していた。日本としても「十四条国」にとどまり「八条国」移行にはノーとはいかなかったということである。 昭和37年9月、蔵相就任から2カ月後の田中は、こうした国際情勢を背に開放経済体制への移行決断のため、米・ワシントンで開かれたIMF第17回年次総会に出席した。日本政府代表として、現地では、日本はこれまで決して国際化への努力を怠っていたわけでなく、世界各国も日本のこうした政策努力を理解してほしいとして、クギを刺すべきは刺しての演説をした。 「日本は昨年、かなりの国際収支上の国難を経験しております。しかし、輸入自由化についてはかねての方針通り促進に努力、その結果この10月には自由化率は約90%に達しようとしているのであります。一方で、国内の中小企業、農業の均衡を図るには、輸出の伸長にも頼らざるを得ないことは言うまでもありません。従って、日本の輸出に対する差別的輸入制限がなお多く存在していることは、これは速やかに撤廃していただきたいのであります!」 結果的には、この田中の演説を機にIMF「八条国」移行問題は年が明けた38年2月、IMFによる正式勧告を受け、あらためて田中が勧告受諾の談話を発表したことにより、これをもってわが国はいよいよ貿易自由化、開放経済体制への準備に入ることになった。その上で、翌39年4月、わが国は正式に世界で25番目の「八条国」となったのである。また、一方のOECD加盟問題も、時の池田勇人首相の37年秋の訪欧である程度の地固めが進んでいたこともあり、39年4月にOECDからの正式加盟招請を受けて閣議決定、こちらは世界で21番目の加盟国になったのだった。 話が多少前後するが、わが国が戦後経済体制から世界の開放経済体制入りを目指すという、晴れてこのIMF年次総会へ出発の直前、目白の田中邸の庭で関係者による壮行会が開かれた。田中は秘書の佐藤昭子に、「オレは神楽坂(注・愛人宅)へ行って、坊主の顔だけちょっと見てから行くから」と言った。もうけた2人の息子に、大蔵大臣としての晴れの“初陣”の姿を見せたかったのかもしれなかった。その佐藤昭子が、その際のこんなエピソードを次のように語っている。 「田中が神楽坂へ寄っている間、私は一足先に目白に行った。田中の母親フメさんが母屋の二階にいたので『おばあちゃん、一緒に下へ行きましょうよ』と誘うと、フメさんは『いやいや、息子のこんな晴れがましい席にこんな田舎のおばあちゃんが出て行ったんではみっともない。ここにいるよ』と言う。また、部屋の電気がついていないので私がつけようとすると、『電気をつければ、私たちの姿が表から見えてしまう。真っ暗のままで結構ですよ』と言って、二階から壮行会の宴を眺め続けていましたね」 フメは田中の43年間の全政治生活中、自ら絶対にタクシーには乗らなかった。国民の選良たる息子を産んだ母親として贅沢はできないと自らを律し、昔かたぎの筋を通し続けたのだった。この母にして、この子あり、ということである。(以下、次号)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材46年余のベテラン政治評論家。24年間に及ぶ田中角栄研究の第一人者。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書、多数。
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芸能ネタ 2016年09月02日 13時18分
おぎやはぎ “優しすぎる”日本サポーターを問題視「なめられている」
1日深夜放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で、おぎやはぎの矢作兼と小木博明が、1日に行われた日本VSアラブ首長国連邦(UAE)戦で起きた疑惑の判定に関連して、日本サポーターは「なめられている」と分析した。 1日、「サッカー2018年W杯ロシア大会」のアジア最終予選B組で、日本代表は埼玉スタジアムでUAEと対戦。日本はUAEの直接フリーキックとPKによって得点を許し、1対2と敗戦。後半32分には、浅野拓磨が左足で打ったシュートが、ゴールラインを越えてゴールしたかに思えたが、UAEキーパーがかき出し、ノーゴール判定。スローVTRでは、ボールが完全にラインを越えてゴールしたかに見えたが、“幻のゴール”となってしまった。また、宇佐美貴史がペナルティーエリア内で相手DFに倒されたがPKにならず、他にも主審の判定に不可解な部分が多く、遺恨が残る試合となった。 小木は「最悪じゃん」と試合結果を悔しがり、「最初からおかしかったじゃん、笛がね。PKもおかしいし。こっちも完全にPK取れてたじゃん、宇佐美のやつ。完全に。イエローぐらいなもんだよ」と主審の判定を批判した。 そして、小木は「ホームだよ。ホームであれはないよ。アウェーの話じゃん。アウェーでファンは怖いんでしょ!? (判定を)とりづらい。聞いたことあるよ。やっぱり怖いから、そうなっちゃんだって雰囲気に飲まれて」とアウェーでは主審の判定が、相手チーム寄りになると説明。 小木は「日本のファンが怖くないんだろうね」と分析すると、矢作は「なめられている」と“優しすぎる”日本サポーターの対応を問題視した。小木も「なめられちゃうんだろうね」と矢作の意見に同調していた。 ネットでは度々、「ミスをしてもブーイングをしない」、「歌っているだけ」、「圧力がない」などと日本サポーターの対応が批判されてきた。ただ、世界的にみても、日本のサポーターはマナーが良いことで知られているだけに、非常に難しい問題だ。
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レジャー 2016年09月02日 12時05分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(9/3)長岡S、他
2回新潟競馬11日目(9月3日・土曜日)予想・橋本 千春☆新潟11R「長岡ステークス」(芝1600メートル)◎5アーバンキッド○9ネオスターダム▲6ベルラップ△1マラムデール、2ロスカボス 新馬勝ち以降、2着3回、3着1回と勝ち運に恵まれないアーバンキッドだが、新馬勝ちした戸崎騎手に乗り替わり勝利の女神を呼び込む公算が大。勝てない症候群に陥っているとはいえ、2着はオープン特別、毎日杯、3着はラジオNIKKEI賞だから中身は濃い。降級してチャンスは大きく広がった。左回り1600メートルはベストの条件。ラジオNIKKEI賞は大外から強襲するも0秒2差届かなかったが広い新潟が舞台なら突き抜ける。相手は、ネオスターダム。2走前、3連勝で現級勝ちしているマイル巧者だ。降級2戦目の実力馬、ベルラップも圏内。☆新潟10R「弥彦特別」(芝1800メートル)◎9ロンギングゴールド○10プランスシャルマン▲8ロッカフェスタ△2ラインハーディー、13トーセンデューク 休み明け3戦目で走り頃の、ロンギングゴールドが面白い。連続8着中だが着差は0秒7、0秒4と確実に詰めている。状態も上昇一途でついに本来のデキに近づいた。毎回、最後はシッカリ脚を使っているし好走条件が整った今回は、展開が嵌りそう。もちろん、実力的にも現級で2着、3着各2回と確かな裏付けがあり決して無謀な狙いではない。相手は、降級馬のプランスシャルマンと、上り馬のロッカフェスタ。☆札幌11R「札幌2歳ステークス」(芝1800メートル)◎5トラスト○8タガノアシュラ▲3インヴィクタ△9コリエドール、12アドマイヤウイナー 地方競馬、川崎の星トラストが金星を奪取する。能力の高さを示したのは前走のクローバー賞。芝、距離、コースなど初物ずくめの条件下で0秒2差2着と好走しここに大きく望みをつないでいる。素質もさることながら、回復力と心臓の強さも長所。使った後は札幌に滞在、すっかり環境に慣れ、すべての面で上積みは大きい。もちろん、1800メートルも心配無用。折り合いに不安がないし、父はスクリーンヒーロー(08年ジャパンC)で血統的な裏付けがあるからだ。相手は、新馬戦をレコードで圧勝した快速馬のタガノアシュラ。☆小倉11R「北九州短距離S」(芝1200メートル)◎1カシノワルツ○11プレイズエターナル▲3マルヨバクシン△6ウィットウォーター、10ラズールリッキー ここで勝たなかったらどこで勝つの。カシノワルツのことだ。小倉1200メートルはここまで2勝、2着2回、3着1回が示す通り最高の舞台。前走の佐世保S5着は直線入り口で前をカットされ立ち上がる不利。それで、2着プレイズエターナルと0秒5差なら決して悲観することはない。まして、52キロ対57キロと5キロのハンデを貰った以上、チャンスは十分考えられる。この馬を知り尽くしている二本柳騎手に乗り替わるのも心強い。相手は、プレイズエターナルと、淀屋橋Sで現級勝ちしているマルヨバクシン。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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芸能 2016年09月02日 11時40分
安達祐実、長男との“すっぴん”ツーショットが話題
女優の安達祐実(34)が1日、オフィシャルブログを更新し、長男との“すっぴん”ツーショットを公開。 安達は“すっぴん”で長男とのツーショットを公開し、「新生児のいる生活にだんだん慣れて…というか、長女の時のことを思い出してきました。娘も面倒をよくみてくれて、少しずつ一緒にお散歩をしたり赤ちゃんの事を考えつつ、でも神経質になり過ぎず、何はともあれ楽しんでいます」と7月末に長男を出産し子育ての近況を報告。 ファンからは「すっぴんなのにかわいすぎるう! 顔めちゃくちゃちいさい! うらやまいし!」「すっぴん可愛すぎます!」「かわいい かおちっちゃ!!」「すっぴんなのに綺麗すぎる」「可愛すぎるー! すっぴんに見えないですね!」「赤ちゃんと同じくらいの安達さん! びっくりするくらい顔ちぃさい〜うらやましいです!」「安達さんままに見えない!」と驚きの声や大絶賛の声が寄せられいている。 さらに、同日よりInstagramを開始したと報告。「祐実ちゃんのインスタ見るために私も登録しました」「祐実ちゃんがインスタ始めたんなら、ぼくも始めよ〜♪」「インスタ始められたのですね! すっごく嬉しいです」などの声も届いてる。 05年にお笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤と結婚した安達は、翌06年に第1子となる女児を出産、09年1月に離婚。14年11月に写真家の桑島智輝氏と再婚し、第2子となる男児を出産している。
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芸能ネタ 2016年09月01日 17時30分
ジャニーズタレントの落とし方(4)〜SMAP・木村拓哉と手押し相撲〜
8月29日に放送されたバラエティ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の『ビストロスマップ』に、リオ五輪の柔道男子で金メダルを獲得したベイカー茉秋選手がゲスト出演。その中で木村拓哉とベイカー選手が手押し相撲で対決した。 今回放送された手押し相撲のルールは、SMAPメンバーが1人でもベイカー選手に勝てば、チームの勝利というものである。そして1人目の挑戦者として選ばれた木村拓哉は、初っ端からベイカー選手を台から落とすという圧倒的な強さを見せた。だがキムタクが行ったこの手押し相撲にこそ、彼を落とすチャンスはある。今回、一瞬で終わった手押し相撲だったため、思う存分楽しめなかったであろうキムタクは、突然現れた人物からの手押し相撲の誘いを断らないはず。 そこでまず行うことは、彼がサーフィンでよく訪れるという千葉の海で、台を持ちながらの張り込みである。そしてもし本人を見かけたら「手押し相撲しましょうよ〜!」と頼み込み、「私、誰にも負けたことがないんです。木村さんでも余裕で倒せますよ〜」と言えば、海の開放感と負けず嫌いな性格も相まって、勝負に乗ってくるに違いない。 あとは用意した台の上に乗ってもらい、キムタクと手押し相撲を開始。まず手の平を胸元の前でキムタクに向け、「ほらほら〜! かかって来なさいよ〜!!」と挑発し、彼が強く手で押してこようとしたら、急いでこちらの手をどけてみよう。すると次の瞬間“ぽい〜〜ん!”とキムタクの手が乳房に触れることとなるので、「チョ、マテヨーーー!! もういやだ〜〜〜ん、木村さんエッチなんだから〜〜〜〜!!」と胸元を押さえながら思いっきり叫ぶのである。 この時、忘れてはならないのが、胸元に接着剤を塗っておくこと。するとキムタクはタッチ後、手が離れなくなり、焦りと興奮の感情が交じり合う。あとは「ここじゃ人目に付くので車に乗ってください」と誘えば、すんなりと付いてくるため、思う存分二人きりでデートを楽しむことができるだろう。その際、彼は“乳房に触れているのが誰かにバレるかもしれない”という、ドキドキのつり橋効果が発動しているので、緊張感から恋愛感情が生まれ、そのうちキムタクは落ちている。文・篠田エレナ母子家庭で育ち、貧困時代は、使用済み衣類をインターネットで売買しながら生活する。それからセクシーキャバクラ嬢に転身し、ナンバー1の地位に登りつめるも、客から乳頭をかじられ負傷したため業界を引退。その後は日本人を代表して、女性の痛みや苦しみを伝えるべく、意識高い系ノンフィクションライターとして活躍している。
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芸能 2016年09月01日 16時26分
本田望結、声優で初挑戦に「夢が叶いました」
人気子役の本田望結が31日、都内で行われた映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(9月17日公開)のジャパンプレミアに、本作の主演俳優のマーク・ライランスと出席。本作の日本語吹替え版のソフィー役で声優に初挑戦しているが、「声優さんというのをずっとやってみたかったので夢が叶いました。毎日が新鮮でした」と嬉しそうにコメント。ライランスからも「なんて可愛いんでしょう。ソフィーを演じるのにサイコーな女の子だと思います」とその愛らしさを絶賛された。 スピルバーグがロアルド・ダールの児童文学「オ・ヤサシ巨人BFG」を映画化した本作で孤独な少女ソフィーの吹替えを担当した本田。「ソフィーは挑戦する何でもやりたい女の子。わたしと似ています」と話すと、「スピルバーグさんの作品が大好きで、ディズニーの作品も大好き。そのスピルバーグさんが初めてディズニーに参加された作品で吹替えをさせてもらって幸せでした。夢のようです。今でもドッキリかと思っているくらい」と満面の笑み。 本田は「この作品はオーディションだったんですけど、決まった時は嬉しかった。ソフィーに近づけるために何度も台本を読みました。ソフィーは好奇心旺盛な女の子なので、今回ソフィーを演じたルビーちゃん(ルビー・バーンヒル)のイメージを崩さないように声を入れました」とアフレコを振り返ると、初対面のライランスにも「この場にマークさんと一緒にいられるのは光栄。お会いするまでは(役と同じ)本当に7メートルの巨人だと思っていたので飛行機大丈夫かなと思っていました」とにっこり。ライランスも「これからミウちゃんの夢が全部叶うといいですね」と嬉しそうな表情を浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2016年09月01日 12時05分
夏目三久アナが結婚&妊娠報道を完全否定!
先月、一部スポーツ紙でお笑いタレントの有吉弘行と熱愛中で、妊娠しており年内にも結婚することを報じられた、フリーの夏目三久アナウンサーが、別の一部スポーツ紙に対し「すべては事実ではありません」と報道を完全否定した。 報道について、双方の所属事務所は「事実無根」と否定し、有吉は出演したテレビ番組やパーソナリティーを務めるラジオ番組で否定していた。しかし、夏目アナは司会を務めるTBSの情報番組「あさチャン!」で報道については一切触れず、さらには今週から夏休みで出演していないため、憶測が飛び交っていた。 電話取材に応じたという夏目は、「女性にとってこれ以上ない極めて私的な内容が断定して書かれてあったので、とても驚きましたし、あまりにひどい内容に大変ショックを受けました」。同番組でコメントしなかった理由を、「自分が務める情報番組で、あのような極めて私的な話をするのはどうかと思ったのと書かれてあった内容へのショックが大きく、コメントするのは控えました」とした。記事の事実関係については、「記事に書かれているような事実は一切ありません。誰も信じてくれなくても、もう一度言います。事実ではありません」と完全否定した。 「夏目アナのインタビューを掲載したのは、結婚&妊娠をスクープしたスポーツ紙のライバル紙で、当初から夏目アナの事務所が完全否定するコメントが掲載されていた。今週発売の『週刊文春』(文芸春秋)、『週刊新潮』(新潮社)によると、綿密な取材の結果、有吉と夏目の交際は“状況証拠”では事実だったようだが、スクープ記事が出てしまってからいろいろ動きがあり、夏目アナが否定する体制が整えられていたようだ」(芸能プロ関係者) 夏休み明け、夏目アナは何事もなかったかのように番組に出演することになりそうだ。
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社会 2016年09月01日 10時00分
『ポケモンGO』人気で急浮上! フジテレビの“ポスト亀山社長”
6月の株主総会は何とか乗り切ったものの、夏期ドラマの視聴率低迷を続けるフジテレビ。留任した日枝久会長と亀山千広社長の責任が問われる中、一度は“次期社長レース”から外れた大多亮常務が、『ポケモンGO』効果で再浮上しているという。 フジは7年連続“年間視聴率三冠王”の座を維持してきたが、5年前に日本テレビにその座を奪われた。以降、視聴率は落ち続け、奪回の旗手として白羽の矢が立ったのが、その昔“トレンディードラマ”のヒットを連発した大多氏だった。 「当時は亀山氏と大多氏がフジの親会社『フジ・メディア・ホールディングス』の常務に昇進していたことから、次期社長の座は2人の争いと言われていた。しかも、局の核となる番組制作・編成の実権を握った大多氏が、一歩リードしていたんです」(フジ系列の制作会社スタッフ) ところが、かつて高視聴率を取った『料理の鉄人』をリメイクした『アイアンシェフ』を始め、大多氏が手掛けた番組が次々に失敗。自らコケたことで亀山氏に社長の座を奪われた。 「しかし、亀山氏の社長就任後も、低視聴率に歯止めがかからず、赤字に転落した。6月の株主総会では、7月からのドラマに賭けると意気込みを語っていたが、起死回生策として起用した松嶋菜々子主演のドラマ『営業部長 吉良奈津子』も大コケ。いつ責任を取って辞任してもおかしくない状態が続いている」(フジ関係者) そこで再浮上し始めているのが、大多氏だという。 「ここへ来て『ポケモンGO』の空前の大ヒットにより状況は一変した。というのも、『ポケモンGO』の開発は、昨年8月に『Google』から独立し、任天堂が32%の株式を保有する米ゲーム開発会社の『ナイアンティック』。同社は今年2月に約5億3000万円の第三者割当増資を行ったのですが、そのほとんどを引き受けたのがフジだった。ナ社が上場すれば莫大な含み益が期待できる。この投資を進めたのが大多氏らとされ、不振から脱却できるチャンスを呼び込んだのと同時に、経営手腕が買われ、一気に社長レースに加わることになったんです」(兜町関係者) 人事刷新できるか。
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芸能ネタ 2016年08月31日 14時00分
お笑い芸人の間で広まりつつある売れるバイトって何?
“笑い”という不明瞭な仕事を選んだため、芸人にはジンクスを重んじる者が多い。ひと昔前なら、ワンルームマンション。東京・中野の某マンションの201号室にはこれまで、木村祐一、雨上がり決死隊・宮迫博之、宮川大輔が住み、順番に売れていったため、“売れるマンション”と騒がれた。それを信じて入居したのが、水玉れっぷう隊・アキ。しかし、壁の色を塗り替えたことが原因(といわれている)で運気が停滞。その後に入居したしあつ野郎は15年、診療報酬詐取事件に巻き込まれている。 ほかにも、売れる財布や売れるソファなど、手にした芸人が売れていったため、ジンクスは現実味を帯びていった。そんななか、最新版というべきものが生まれた。アルバイトである。 都内の某コールセンター。そこの古株が、Wコロン・木曽さんちゅうだった。相方・ねづっちの“即興なぞかけ”が、10年に大ブレイク。「ととのいました!」は同年の新語・流行語大賞トップ10に選ばれるほど、知らぬ者がいない存在になった。 そのころのバイト仲間が、バイきんぐ・西村瑞樹。“地味なほう”だが、『キングオブコント2012』で王者になって大ブレイク。相方の小峠英二との間で生じたコンビ格差は埋められないが、コントには定評がある。 このオフィスから誕生した最大のヒットメーカーは、ナイツ・塙宣之。『M-1グランプリ2008』でメジャー舞台を初経験すると、言い間違いの“ヤホー漫才”でブレイク。そこから3年連続決勝戦に進出する快挙を達成し、マイナーな浅草芸人の露出も上げた。今なお、舞台とテレビを兼任する超メジャー漫才師だ。 新しいところでは、じゅんいちダビッドソン。サッカー・本田圭佑のものまねで、無回転シュートに掛けたひねらないネタ“無回転なぞかけ”で、『R-1ぐらんぷり2015』で優勝。その2か月前には、結婚もしている。 1度はチャンスをつかんだ若手枠では、エルシャラカーニ・セイワ太一。エルシャラは、『THE MANZAI 2011』で決勝戦進出を初体験。翌12年にも、ワイルドカードから決勝戦進出を果たしている。同じく、風藤松原・風藤康二。『THE MANZAI 2013』で念願の決戦戦進出を果たしたが、エルシャラと同様に、描いたような爪跡を残せなかった。 そんなバイト生として今なお奮闘中なのが、先のセイワ、風藤に加えて、ヴィンテージ・のぶ、オキシジェン・三好博道。ヴィンテージ・しゅんは現在、大人気バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に不定期出演中。オキシジェンは今年6月、社団法人漫才協会が主催する『漫才新人大賞』で優勝している。 もはや、その打率は10割といっても過言ではない。しかし、いまだにバイト生活から抜けられない芸人もいるため、芸人稼業は世知辛い…のである。
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社会 2016年08月31日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第186回 財政の時代
今年6月1日。安倍晋三内閣総理大臣は国会閉幕後の記者会見において、来年4月に予定されていた消費税率10%への引き上げを2019年10月まで先送りすると発表した。また、8月2日には「事業規模」28.1兆円の経済対策を閣議決定。今年度予算として6.2兆円の“真水”を投じ、GDPを6.5兆円押し上げるとの試算を発表。さらに8月8日、これまで緊縮財政の旗振り役の一つであった安倍政権の諮問機関、経済財政諮問会議において、「政府と日銀の連携」が議論となった。「日銀」が金融政策を意味しているのは言うまでもないのだが、「政府」が何と「財政政策」を意味していたのには驚かされた。 経済財政諮問会議では、“あの”緊縮財政主義者であった学習院大の伊藤元重教授が、 「金融政策や経済対策などを総動員し、デフレ脱却や経済再生に向けた動きを加速していくべきだ」 と、発言。正直、伊藤教授がマクロ経済政策について正しい発言をしたのを、筆者は初めて耳にした。 黒田日銀総裁も、 「日銀が緩和的な金融環境を整えていくことは、政府の財政政策などの取り組みと相乗的な効果を発揮する」 と、強調。 以前の経済財政諮問会議や日本銀行であれば、デフレ対策として金融政策を主張するのはともかく、同時に必ず「構造改革(規制緩和など)を推進するべき」と提言し、筆者をうんざりさせたものだ。何しろ構造改革や規制緩和は、市場における競争を激化させ、価格競争を煽ることで物価を引き下げる「インフレ対策」なのだ。 デフレ対策として金融政策はともかく、規制緩和が叫ばれる理由は、現在の「経済学」の始祖たるミルトン・フリードマンにさかのぼる。 フリードマンはマネタリストであり、同時に昨今のわが国の経済政策の混乱の元凶である「デフレは貨幣現象」派の始祖だ。フリードマンの大恐慌(デフレ)に対する考え方は、以下の言葉に集約されている。 『大恐慌は失業が深刻になった時期のほとんどと同様に、民間経済がそもそも不安定だからではなく、政府の政策に間違いがあったために起こっている。「理論」からも「歴史の教訓」からも、民間企業に対する政府の束縛をなくすべきだ』 政府の政策の間違いとは、具体的には1930年ごろのFRB(連邦準備制度)が十分な流動性を供給しなかった、という意味である(実際にはしていたのだが)。逆に言えば、フリードマンは「FRBが十分な通貨を供給すれば、大恐慌は防げたはず」と言っているわけだ。 デフレに対しては中央銀行の通貨供給の増加で対応し、政府はとにかく、「民間企業に対する束縛」をなくすべき、という考え方が、フリードマンのデフレ対策の肝になる。すなわち、金融政策と「規制緩和」のパッケージというわけだ。 とはいえ、そもそも規制緩和とは、特定の市場、産業に「新規参入」を増やし、競争を激化させる価格抑制政策なのだ。つまりはインフレ対策である。 無論、需要が拡大し、供給能力が不足しているインフレ期であれば、構造改革や規制緩和は物価抑制という解決をもたらす。しかし、総需要が不足するデフレ期には、構造改革も規制緩和も状況を悪化させるだけだ。 筆者は別に、規制緩和を全面否定するつもりはない。さりとて、需要が拡大しないデフレ期に新規参入を増やしたとしても、国民間で「所得=GDP」の奪い合いが発生するにすぎない。 企業やビジネスにとって、需要低迷期の競争激化の結果は「自己責任」という話になるのだろうが、経世済民を目的とし、国民経済全体を見据えるべき政府が「デフレ期の規制緩和」を推進するのは、筋が通らないのだ。それにもかかわらず、過去の日本銀行や政府の諮問会議は、デフレ対策として金融政策と「規制緩和」のパッケージを主張し続けてきた。この異様な状況が、ついに好転したのである。 時を少しさかのぼり、8月5日。英フィナンシャルタイムズ紙が「英中央銀行(イングランド銀行)利下げ、次は財政出動の出番」という社説において、イギリスにおける財政政策の拡大を訴えた。フィナンシャルタイムズ紙は、 「イングランド銀行の大規模な金融緩和が政治家に時間的余裕を生み出した後、今度は政府が的を絞った財政出動に乗り出す番だ」 と、緊縮財政路線を継続してきたイギリス政府に対し、日本同様の「方向転換」を求めたのだ。 さらに、8月9日には米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「米インフラ関連株が過熱、財政出動に注目」というタイトルの記事を配信。 「政府の倹約ムードも終わりに近づきつつある。日本政府は真水の部分で700億ドル規模の財政刺激策を打ち出し、米国大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプ氏は総額1兆ドルのインフラ投資を行う意向を表明した」 と、日米の政策転換について書いていた(トランプ氏が大統領に当選するかどうかは、現時点では不明だが)。 現在の世界は、日本、アメリカ、欧州、中国などの主要国・地域のほとんどが、深刻な需要不足に陥っている。特に、長期金利までもがマイナスに落ち込んでいる日本、ドイツの需要不足、あるいは資金需要不足は深刻だ。長期金利がゼロを下回っている以上、必要なのは金融政策でもなければ、構造改革でもない。政府が国債を発行し、国内で消費・投資として支出。国民経済の需要を作り出す「財政政策」だ。 ところが、今年5月の伊勢志摩サミットまで、世界の経済政策は金融政策に偏り、金利がひたすら低迷する中、企業の投資が十分に回復しない状況が続いた。問題は「総需要不足=デフレーション」であり、企業は需要がない故に、投資をしない。銀行からお金を借りない。にもかかわらず、各国政府は金融政策で金利をひたすら引き下げ、企業の借り入れや投資を増やそうと試み、失敗した。 しつこく繰り返したいのだが、不足しているのはお金ではなく、投資や消費という需要なのだ。企業にとって投資を増やさないことが合理的なデフレ期には、政府が財政政策で需要を創出するしかない。 と、ようやく「当たり前の事実」が浸透し、財政の時代が始まろうとしている。安倍総理をはじめとするわが国の政治家には、今回こそが日本のデフレ脱却のための「ラストチャンス」であることを、肝に銘じてほしい。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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レジャー
GIジャパンC 世界最強へ ハーツ 2度目のディープ狩りだ
2006年11月21日 15時00分
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レジャー
マイルCS確定 古谷指名 大穴 ロジック
2006年11月17日 15時00分
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レジャー
マイルCS メジャーGI連覇だ
2006年11月13日 15時00分
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レジャー
GII AR共和国杯 ドラゴンキャプテン嵐呼ぶ
2006年11月04日 15時00分
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レジャー
JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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レジャー
GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
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レジャー
GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
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レジャー
GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
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芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分