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レジャー 2009年09月15日 15時00分
青山スタジオ物語〜私がキャバ嬢になったワケ〜第十二夜
「中2の時から盛り盛りのフルメイクで、コンビニのバイトも面接で落とされてた。だから、今のお仕事はホントーに楽しいです!」 キャバ歴三週間ながら、その楽しさ、充実感にすっかりハマっている歌舞伎町『CLUBGENBA』のあゆ嬢(19才)。ディープな恋愛経験や、将来の展望をざっくばらんに語ってくれたぞ。 −−恋愛にはのめり込む方なんだって? 「そうなんですよぉ。高一の時にナンパされてホストの人とつきあってて、す ごい本気になっちゃって。4才上で考え方も違ってたし、子供扱いされて苦しくなって、あゆの方からフッて。そしたら寂しくて色んな人と遊び回っちゃって、結局入院とかしちゃって。あの頃は凄かったあ…一週間に何人も、とか(笑) −−ケータイ小説みたいな体験! 「うん。それで入院中も支えてくれる友達とか家族とか、新しい彼氏とかがいて、めっちゃ悔やんで生まれ変わったっていう…」 −−今も恋愛体質? お客さんに本気で惚れちゃいそう、とか…。 「あー、それは憧れる! 今は仕事始めたてで彼氏いないんですけど、お店でそういう出会いってよくないですか? なんか、運命的な」 −−同じ夢を見て皆通ってくるんだよ。じゃあ同伴とかもアリアリで? 「仲良くなったお客さんと、行こう行こうって話してるんだけど、まだ電話来ないの。ホント、誘ってくれたら行くのにー!」 −−甘え上手! まさにキャバは天職だね。 「そうかなー? なんか入店当時から天然だよねって言われて、今ではバカキャラにされちゃってるんですけど。でもお客さんには『癒される』って。『今だから何でも許されるんだよ』ってよく言われます(笑)」 −−19才の今だから! でもファッションは割と大人っぽいよね。 「お店では絶対黒系ロングなんです。ふだんも黒と豹柄が定番。中2の時から一途に豹柄好きで。だからエロかっこいい系?」 −−もしすごい好きな彼氏に、お嬢様系に変えろって言われたら? 「え、そこは変えない。私は私よ、っていう。やっぱり自分を輝かしたいんですよ。カリスマキャバ嬢とか憧れる。雑誌とか出たことないんで、今後機会があったらやってみたいですねー」【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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社会 2009年09月14日 15時00分
次期ファーストレディー鳩山幸夫人の“オカルト伝説”
次期ファーストレディーに内定している鳩山幸夫人(66)のオカルトキャラに海外メディアが注目する中、衝撃の怪情報を発掘した。雑誌連載で“人体テレポート術”の使い手であることをにおわせていたのだ。幸夫人をめぐっては、過去の不思議発言などが諸外国で大きく取り上げられ、夫の民主党・鳩山由紀夫代表(62)のお株を奪うほど。さらに2人のなれ初めまでテレポート絡みだった可能性が出てきた。 幸夫人が不思議パワーを打ち明けているのは月刊オカルト誌「ムー」(学習研究社)の誌上。俳優・梅沢富美男氏の妻、池田明子さんとともに、毎回ゲストを招いてオカルト話に花を咲かせる隔月連載企画「ミラクル対談」を始めた2004年9月号でのことだ。 中学生のころに航空機墜落事故を予知したことや、すっかり有名になった鳩山夫妻の周囲には雨が降らないエピソードを述べる中、次のように語っている。 「たとえば、『中国の有名な気功師にお会いしたいわ。でもそういう人は国外に出ないそうだから、会いに行くしかないわね』と知人と話していたら、新幹線のドアの向こうにその人が立っていたこともあったり」 いわば人体テレポート術である。昨年9月まで4年間続いた同連載の最終回にはそれぞれの夫、つまり鳩山由紀夫氏と梅沢富美男氏がゲストで登場した。鳩山氏の語るエピソードが衝撃的だ。 「私がいちばん不思議だと思うのは女房との出会いです。(中略)…偶然が重なったんですね。何しろ飛行機は何本も飛んでいるのに同じ日、同じ時間のサンフランシスコ行きに乗りあわせたり、市内を歩いているときに偶然会ったりということが2、3回続きました」 気功師出現エピソードと照らし合わせると、幸夫人のテレポート術で移動させられた!? 一時は科学者を志した鳩山氏だが、同誌では「『この世の出来事に偶然はない』と女房は常に言ってますが、確かにその通り」などと認識を改めている。 ほかにも、05年9月号ではゲストの芥川賞作家・玄侑宗久氏が「テレポーテーションだってできるはず」などと理論展開する中、幸夫人は「まず思いがあり、それから現象が起こるんですね。3次元の世界で思ったことは、すでに4次元の世界で起こっていることだと聞いたことがありますもの」などと興奮ぎみに述べるシーンがあった。 テレポートもしくはテレポーテーションとは「物体の瞬間移動」を指す。幸夫人の場合は事前に相手をパワーで引き寄せるのだろう。ただ、本当にそんなことが可能なのか。 本紙「不思議ワールド」を好評連載中のオカルト作家・山口敏太郎氏は「有名な『壁抜けの理論』では数億回に1回、人間は壁をすり抜けられるともいわれます。壁も人間も同じ分子の集合体ですから、構成するすき間がピタリと合えばすり抜けてしまう。NASA(米航空宇宙局)の日本人学者M氏によると、論理的には人体テレポートは可能で、既に個体を分子レベルで分解し、再構築する研究に取り組んでいます。あとは分子を運ぶパイプラインをつくれば瞬時に飛ばすことができます」と解説する。 にわかには信じがたい話だが、幸夫人の“オカルト伝説”に新たなエピソードが加わったことは間違いない。こうした伝説が増えるたび、海外メディアに妙な色眼鏡でみられることになる。 ところが前出の山口氏は「平然とオカルト発言する幸夫人は、チャネラー(異星人交信)文化を持つ欧米では『おもしろい人』と評価されます。アジアは精霊文化だから微妙ですが、個性的なファーストレディーになるでしょう。宗教、国籍、育ちなどにこだわらないオープンハートの持ち主ですし、第六感で次期首相をフォローしてあげてほしいですね」と期待する。 話題性抜群の次期宰相夫人に大注目だ。 米国の著名な週刊誌「TIME」の「最も華やかなファーストレディー10人」に選ばれるなど、海外メディアでは幸夫人は興味のマトだ。「日本の次期首相は演説がつまらないことで知られているが、彼の妻はまったく違う」とAP通信。魂がUFO(未確認飛行物体)に乗って金星に行ったと著書で述べるなど超常現象について発言してきたと報道した。 ロイター通信は「次期首相の愛称は“宇宙人”だが、別の世界と遭遇したと言っているのは妻の方だ」と紹介。イタリアの通信社ADNクロノスも幸夫人の“金星”発言を引用し、「日本社会にとって型破りの人物」と伝えた。英紙インディペンデントは、オバマ米大統領のミシェル夫人やサルコジ・フランス大統領のカーラ・ブルーニ夫人に集まる注目を幸夫人が奪うと予測。 APは幸夫人がテレビのインタビューで、米俳優のトム・クルーズさんと前世で会ったことがあり「前世で彼は日本人」などと述べたことに言及。米ニュース専門局MSNBCのキャスターは笑いをこらえ切れない様子で一連の発言を引用した。 幸夫人のムーの連載をまとめた「私が出あった世にも不思議な出来事」(学習研究社、08年刊)は、同社によると既に在庫切れという。都内の27図書館に所蔵されているが、そのほとんどが貸し出し中。予約も平均3〜5件入る人気だ。 対談での主なオモシロ発言は以下の通り。 「主人は雨に降られて困った、ということがないんです。困るときには『ちょっと待っていてください』と私が天にお願いすると、待ってくれるんです」(04年9月号) 「目の前に金の雨が降ってきたんです」(同) 「以前には、ここ(右手の甲を指し示して)にダイヤモンドが出ましたのよ」(同) パートナーの池田氏の「UFOは火山によくでるといいますよ。火山にUFOはつきものと、研究家がいっています」との発言に、「それは私も聞いています」(04年11月号)。 ゲスト桐島洋子氏(作家)がネイティブアメリカンの聖地といわれるセドナに行った話をすると「そういえばセドナではUFOが見られる、という話を聞いたことがあります」(05年7月号)。 「私の知人であちらの世界へ行って帰ってらした方がいるんです」(05年9月号) ゲスト鈴木秀子氏(文学博士)の「愛に満ちた人生を送り、肉体を捨てた後も愛の世界に迎え入れられるのだと感じています」との発言に、「おっしゃる通りだと思います」(07年7月号)。プロフィール はとやま・みゆき 1943年上海生まれの神戸育ち。元宝塚女優。得意分野はオカルトのほか、料理に関する著書多数。在庫切れの「ようこそ鳩山レストランへ」(講談社)は重版が決まった。民主党所属議員の夫人でつくる「伴侶の会」を切り盛りする。
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「歌手に歴史あり」 演歌歌手・市川由紀乃編 諦められぬ未練と決意
歌手生活を休止し、天ぷら屋「新宿つな八京王店」でアルバイトを始めた市川。担当はホール。料理を客席まで運んだり、レジを打ったりしていた。 駆け出しの役者や若手お笑い芸人がアルバイトで生計を立てている話は、よく聞く。だが、市川は歌手だった過去を店の誰にも言わなかった。芸能界から完全に身を引く覚悟を決めていたのだろう。 休止中4年半のうち後半の2年間、ここで働いた。その2年目が終わりかけた頃、市川は接客中に粗相をし、客に多大な迷惑をかけてしまった。鍋島真由美店長と一緒に相手先へ謝罪しに行った帰り道。市川の様子を見かねた店長が尋ねた。 「何か、心配事でもあるんじゃないの?」 その言葉を耳にした市川の目から、涙が一筋、二筋とこぼれ落ちた。 「実は…」。自分が元歌手であること。芸能界から逃げ出したこと、それでも歌への未練を断ち切れないこと…心の不安を初めて他人に打ち明けた瞬間だった。 「もう一度、歌の仕事したいんでしょう? だったら頑張んなさいよ」。鍋島店長の言葉に背中を押された市川は「諦めずに頑張ろう」と、歌への決意を新たにした。 一方、演歌界でも市川の実力を惜しむ声は根強く、特に師匠で作曲家の故・市川昭介を中心に復帰への道筋を探っていた。 そうした両者のタイミングが奇跡的にマッチしたのだろう。紆余曲折の後、06年10月25日に市川は師匠の手による新曲「海峡出船」で5年ぶりに芸能界へ復帰した。それは師匠の逝去から1カ月後のことだった。 活動再開から3年。新曲「花の咲く日まで」は己の原点に立ち返った曲だと市川は語る。 「遠くから差す光に向かって何の迷いもなく歩き出せる…という曲です。その意味でも、このお店は休んでいた私を支えてくれた。ここがあったからこそ、今の自分があるんです」(おわり)
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「邦画魂」 人間臭いSF恋愛ロマン「エレクトロニックガール」
9月12日、「TAJOMARU」「火天の城」「しんぼる」など大作邦画が封切られた陰で、ある監督のデビュー作がヒッソリと公開された。これまでCGディレクターとして数々のTV番組に参画してきた松田圭太その人。地球温暖化によって一変した2055年を舞台に、アイドルとして製造されたアンドロイドのナナが、一人の青年・幸紀との出会いを通じて人間らしさを見い出していくというSF恋愛ロマン。 松田監督がCGを駆使し、殺伐とした近未来の世界をモノトーンで描いた映像は一見の価値アリ。出演は“日テレジェニック2009”の小泉麻耶、「クローズZERO II」の綾野剛ほか。 渋谷シアターTSUTAYAにて18日まで公開される。
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「男の“甘味党”宣言」 三位一体の味わい
亀戸駅から明治通りを錦糸町方面に歩いて10分、藤の名所で名高い亀戸天神がある。福岡の太宰府天満宮の社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋などを模して造営されたことから“東の宰府”とも呼ばれ、春先には受験生で境内がいっぱいになる。 文化2年(1805)、この参道に店を構えたのが創業200余年を誇る老舗、船橋屋。名物くず餅は上質の小麦でんぷんを地下天然水で15か月も乳酸発酵させて熟成。澄んだ乳白色でヨーグルトのような香りがする。秘伝の黒糖蜜ときな粉で味わう“三位一体”の風味は、江戸の風流を平成の世に伝えてくれる。ほかにも、あんみつやみつ豆、豆寒天など、老舗ならではの味だ。 ▼東京都江東区亀戸3-2-14
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「関東日帰り百名湯」 渓谷が望める自慢の露天風呂
東京の“奥座敷”鬼怒川は浅草駅から東武特急スペーシアで約2時間。現在JR新宿駅からも直通特急が乗り入れる。 東武線鬼怒川公園駅から鬼怒川温泉駅、小佐越駅にかけて日帰りの入浴施設が点在。加えて多くの旅館やホテルでも立ち寄り湯を実施している。 小佐越駅から徒歩約10分の鬼怒川沿いには3つの日帰り入浴施設がある。「花茶寮=写真」は温泉と懐石料理が楽しめる日帰り入湯施設で、「相田みつを心の美術館」が併設されている。「仁王尊プラザ」は源泉100パーセントかけ流しで、特に屋形舟をそのまま湯船に使用している露天風呂が人気。「湯處すず風」はジャグジー付きの内湯と、鬼怒川渓谷を見下ろす露天が自慢。 他の施設については鬼怒川・川治温泉観光協会の案内所(鬼怒川温泉駅前)まで。
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「ウマしサケ探し隊」 月桂冠(京都府)
月桂冠は伏見の4蔵中3蔵が「全国新酒鑑評会」平成20酒造年度で金賞酒を受賞している“実力派”。9月から12月に期間限定の純米酒を4種類発売する。 10月まで発売中の「ひやおろし純米酒」は、冬季に醸した酒を絞って火入れし、半年間貯蔵して出荷される円熟味の酒。 11月発売の「あらばしり純米酒」は、もろみを清酒と酒粕に分離する際、加圧せず自然に絞り出された自然の風味。 12月発売の「山田錦純米酒」は酒造好適米「山田錦」を100%使用し、低温でじっくり醸造。スッキリした味が特徴。 12〜1月に発売の「新米新酒しぼりたて純米酒」は、今秋収穫される新米を原料に醸造。いわば日本酒の“ボージョレ・ヌーボー”だ。
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トレンド 2009年09月14日 15時00分
リアスポかわら版 「大江戸立ち飲み捜査網」 酒飲みの心をくすぐるカレイの煮付
飲み屋がひしめく下町、門前仲町。地下鉄3番出口すぐのところにある南国風の飲み屋。パブかスナックかと見まごうが、中に入ると実は門仲には珍しいスタンドバー。海辺のカフェをイメージした店内には70〜80年代の音楽が流れている。 ならばフードメニューもライト感覚かといえば、さにあらず。お品書きには本格的な和風料理がズラリ。例えば旬の刺身、サバの味噌煮、カレイの煮付など、酒飲みの心をくすぐるものばかり。ドリンクも生ビールや酎ハイなどの定番メニューから、ビールはベルギーのシメイなど世界各国の銘柄を用意。地酒も新政、白龍、銀盤など16種類がそろう。 営業時間は午後5時から11時。定休日は不定。 ▼東京都江東区門前仲町1-7-12
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スポーツ 2009年09月14日 15時00分
「時代」を彩った男と女 元東映フライヤーズ投手尾崎行雄編 29歳で引退した元凶はボウリングの“剛球”
浪商(現・大阪体育大学付属浪商高校)を2年で中退、17歳で華々しいプロデビューを飾り、“怪童”と呼ばれた元東映フライヤーズの尾崎行雄氏は、9月11日に64歳を迎えた。 5年間の大活躍の後は肩痛に泣かされ、29歳の若さで現役を引退。 その後は、レストラン経営、スポーツ関係の仕事に就き、現在は少年野球の指導、マスターズリーグの「東京ドリームス」に参加している。 怪童伝説は数々ある。高校時代の3度にわたる法政二高のエース・柴田勲(元巨人)氏との一騎打ちは、高校野球史上に残る伝説になっている。法政二高の3連覇がかかる1961年夏、準決勝で激突した尾崎氏は、延長11回、4対2で下し、三度目の正直で優勝した。 そんな甲子園の大ヒーローが高校2年で中退、プロ入りとあって大争奪戦が勃発。当時としては破格の契約金6000万円は大きな話題になった。 「あの時代にスピードガンがあったら、尾崎は160キロを出していたのではないか」(球界OB)といわれ、そのほとんどがストレートだった。 176センチと上背はないが、体重83キロで胸板が分厚く、ゴリラのようなごつい体だった。上体を大きく揺らす、ロッキングモーションを繰り返すからなおさらそのイメージが強い。だが、この投法は禁止を通達される騒動に発展した。 それでも20勝9敗、防御率2.42で新人王に輝き、東映の球団史上初のリーグ優勝と日本一にも貢献している。 東映在籍12年で通算107勝を上げたが、そのうちの98勝は最初の5年間で達成。しかし、67年からは右肩痛によって不振に陥り、野球人生は暗転する。 投手寿命を縮めた右肩痛は酷使だけでなく、ボウリング元凶説がある。当時の番記者が回想する。 「なにしろボウリングが好きで、ボウリング場通いをしていた。野球の剛速球並みに投げるから、ピンが壊れてしまったこともあった。でも、太く、短くは尾崎らしいと思った」と。これまた怪童番外伝説だ。 怪童・尾崎行雄をプロ野球ファンに対し強烈に植え付けたのは、大毎オリオンズ相手のデビュー戦だった。新装された神宮球場で迎えた、62年4月8日の開幕第2戦。ダブルヘッダーの第1試合だった。3対3の延長10回。マウンドに立った尾崎は「ミサイル打線」の中核の葛城を凡打に打ち取ると、榎本、山内から2者連続三振を奪い、鮮烈なデビューを飾った。しかも、その裏に決勝点が入り、サヨナラ勝ち。記念すべきプロ入り1勝目をあげたのだ。 甲子園の宿命のライバルだった、同じルーキーの巨人・柴田勲投手と明暗を分けたデビュー戦でもあった。伝統の一戦、阪神との、同じく開幕第2戦に先発した柴田氏はKOされ、「投手失格」のらく印を押されて野手に転向することになったからだ。「柴田はまだいいよ。開幕第2戦の阪神戦に先発してから、野手に転向したんだから。オレなんかセンバツ優勝投手といってもプロで1球も投げないうちに投手失格だから」とは王貞治氏の弁。17歳・尾崎氏のデビュー戦が際立つ。
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スポーツ 2009年09月14日 15時00分
女子プロ 三田英津子の引退と“東洋の猛女たち”ラスカチョの軌跡
女子プロレスで一時代を築いた『ラスカチョ』がついに、その名声を閉じる時が来た。三田英津子が11・1NEO後楽園ホール大会で引退。“東洋の猛女たち”の波乱万丈の歴史にひと区切りがついたが、その花とイバラの道を振り返ってみる。 三田英津子の引退表明により、下田美馬との名物タッグであるラスカチョも見納めになる。ラスカチョとは、ラス・カチョーラス・オリエンタレスの通称でスペイン語では“東洋の猛女たち”の意味を持っている。 そもそも、このラスカチョは1992年3月に北斗晶&三田のメキシコ遠征で誕生した。当時、2人が所属する全日本女子プロレスはEMLL(現CMLL)と提携しており、精鋭選手を次々にメキシコに送り込んでいた矢先の出来事だ。 メキシコでルーダ(ヒール)に変身した北斗&三田は帰国すると下田を配下に入れた。その際、北斗はなんとリング上で土下座をさせて入門を許すという斬新な行動を強要したのだ。三田と下田は同期だが、先輩の北斗はライオンの親のような存在で、いつも谷底に突き落とそうとする恐怖をチラつかせた。他の選手の前でキレられ、侮辱されるという緊張関係が続いたのだ。 北斗が引退騒動でラスカチョの活動を休止すると、三田&下田が繰り上げ当選のように2代目を襲名。UWA世界女子&JWPのタッグ2冠王に君臨し防衛記録を重ねていったが、全女の2番手タッグの域は出られなかった。そのため、王座を返上後は一転して三田と下田は敵味方に発展。和解と抗争を繰り返した。 WWWA世界タッグを奪取した後も、2人はさらなる欲望を満たすため97年に全女を離脱。ネオ・レディースに新天地を求め、デビュー10年目の賭けに出た。だが、旗揚げ戦こそ盛り上がったものの、ネオは資金難で頓挫。お決まりの内部分裂の末、三田&下田はフリーに転じたのだ。 ここからラスカチョは大ブレイクしていく。古巣の全女、GAEA、アルシオンの3団体を股にかけ、タッグ王座を総なめ。特に全女とGAEAの団体同士の対立はラスカチョにとって神経戦を余儀なくされた。フリーとして修羅場をくぐり抜けたのも、各団体の若手ホープの前に立ちはだかり、大きな壁となり成長させていくことを役目としたからだった。 解散は突然やって来た。02年10月にはデビュー15周年の自主興行を成功させたが、ラスカチョの活躍はここまで。下田は井上貴子と新たにコンビを組み、三田も高橋奈苗と共闘。03年6月、下田は三田に相談することなく引退を表明し、新団体AtoZのマネージャーに転身した。引退試合には三田も駆けつけ、最後のラスカチョを見せたが、ここから両者は長い冷戦関係となったのだ。 下田は1年後に復帰し、その後メキシコへ旅立ち、三田はNEOに入団。もはや両者の関係は永遠に修復不可能とされていたが、三田のデビュー20周年試合に下田が花束を持って駆けつけたことで事態は好転した。 08年10月、アマンドラ(木村響子&江本敦子)に急襲された三田はついにラスカチョ復活を決意。メキシコに移り住んだ下田も承諾し、5年ぶりに猛武闘賊の勇姿を披露したのだ。 引退まで1カ月半を切った三田だが、ラスカチョでの活躍以上にプロレス界に残した大きな功績がある。それは男子でも世界的な流行になったデスバレー・ボムの考案者ということだ。174センチの長身から繰り出す破壊力は男子も顔負けするが、三田はあえて他の使い手と差別化するように“元祖デスバレー・ボム”と明記した。 また、三田は数年前から介護の資格を取得し、老人介護に従事している。「痴呆症やアルツハイマーの老人の介護をしています。慣れるとやり甲斐があり楽しい仕事ですよ」と語る。 三田の引退までラスカチョは止まらず突き進むのみだ。
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