UFCデビュー戦を白星で飾るも、左眼窩(か)底骨折という代償を負った秋山。一度米国で手術したものの、早期回復に向けて26日に再手術(眼窩底骨折整復術及び、上顎(あご)洞バルーン挿入術)を行った。
現在は物が二重に見えたりすることもなく、視力も回復。30日に退院した後はウェートトレーニングを開始している。
とはいえ、走り込みや打撃練習など本格的な練習再開には、今後2度の検査で状態を判断しながらになるため「1カ月で普段どおりやれると思う」という。
練習のメドは立っているものの、その一方で課題に挙げていた英語の習得はほとんど進んでいない。英会話について「入院とかあったのでまだ出来ていないんですよ。道場が落ち着いてから始めようとは思っていますけど」と明かした。
UFCのスタッフや親交のあるベルナール・アッカからあっ旋してもらう予定だが「今度はアメリカに単身で行くので、完全に現地で覚えるのもありだと思います。結構いけると思いますよ」と語学留学も検討中だ。
すでに10月末には渡米し、一階級下のUFCウェルター級王者ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)の下で合宿を計画している。「GSPは背格好も似ていて、盗めそうなものがあったら盗みたい」と格闘技術だけでなく、英会話も学ぶ考えでいる。
次戦は現段階で未定で、UFCと連絡を取り合いながら決める予定。秋山自身は「今年中にもう1回やりたい」と意欲を示しているが、ケガの回復状況から「来年の頭ぐらいになってしまうと思う」と復帰は年明け以降に持ち越される見込みだ。