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K-1武蔵 GP棚ボタ参戦

 「K-1ワールドGP開幕戦」(26日、韓国ソウル・オリンピック第一体育館)の出場メンバーが1日、インターネット上で発表。年内いっぱいで引退する武蔵が、主催者の恩情措置で出場権をもぎ取り、決戦の地・韓国への“優先搭乗券”を獲得した。

 長らくK-1ヘビー級の日本人エースとして君臨してきた男の最後の舞台が決まった。「引退前にもう一回GPに出たい」としていた武蔵はこの日、動画配信サイト「YouTube」を通じて行われた「GP開幕戦出場メンバー」に主催者推薦枠で選ばれ、決勝大会出場をかけて開幕戦でジェロム・レ・バンナと対戦することになった。

 本来ならファン投票5位までが推薦枠選手として出場権を得られる予定で、6位の武蔵は出場できないハズだったが、主催者の意向に救われた。谷川貞治イベントプロデューサーが「賛否はあると思います」としながら、これまでの功績を考慮した上で最終的に“繰り上げ当選”とした。
 一方、本来ならファン投票5位に入り、出場できるハズだったルーマニアのカタリン・モロサヌは、武蔵の優先出場のあおりを受け、スーパーファイトで金泰泳とのワンマッチに出場することになった。
 特別扱いで最後のGP出場権を得た武蔵。ラストファイトに期待するファン、そしてファン投票で5位だったモロサヌのためにも、きっちりKO勝ちで応えてほしいものだ。

◎DREAM勢も参戦
 DREAM勢がGP開幕戦に殴り込む。ファン投票では特別扱いの武蔵のほか、1位アリスター・オーフレイム2位メルヴィン・マヌーフの総合格闘技DREAMファイターも開幕戦に参戦することが決定。また3位に入ったミルコ・クロコップは米UFCとの契約で参戦が見送られた。

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