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スポーツ 2010年08月05日 15時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第33回 高校総体の思い出」
今回は私の高校時代の思い出を少し書きたいと思います。 思い出といっても大失敗です。なぜ、そう思ったか? 先日高校総体のテレビを見て懐かしく感じたからです。高校総体というと聞き慣れない方もいると思いますが、「インターハイ」と言えばピンときますよね。 各スポーツの全国大会が毎年同じ県、もしくは2県で同時開催するのです。高校生の国内オリンピックみたいな感じです。 私も高校3年生の頃に北海道代表として、5000mと3000障害出場しました。インターハイに出るためには、北海道であれば地区大会6位入賞で北海道大会の出場権もらえ、北海道大会で6位までに入賞するとインターハイの出場権がもらえます。 北海道以外は、地区・都府県・ブロック大会となります。ブロック大会とは、東北、北関東、南関東のような区分けです。北海道は1つ関門が少ないので素直にラッキーですね。 私が高校3年生の時は、鳥取県で開催されていました。夏に北海道から出ることがなかったので、鳥取で初めて体験した35度は今でも鮮明に覚えています。クーラーのない青少年自然の家で8人部屋。レース前に気持ちがダレていましたね。緩み過ぎて緊張もありませんでした。しかし、すごい道産子もいました。男子100mで道産子が優勝したり、槍投げで優勝、800m、1500m入賞などなどかなり北海道勢が活躍した年でした。 私は、2種目とも予選敗退でした。5000mは代表全員が予選敗退、3000m障害は3人が決勝進出と明暗が分かれた長距離でした。 私の大失敗エピソードですが、事件は5000mでおきました。私の組には、高校記録保持者のケニアからの留学生「ジュリアス・ギタヒ」君がいました。 号砲とともに、彼だけ飛び出していってしまいました。私は大きな集団で走ります。12周半しますが、4周目頃からポツポツと選手が離れていきます。私も6周目あたりから離れ、18人中15番目くらいを走っていました。サウナの中を走っているかのような暑さに感じます。予選通過よりも、同じ北海道人に負けられないといった違う目標になってました。 ダラダラとペースが落ちながらも、周回数表示板もようやく1になり、得意のスパートです。昔からスパートは得意だったので、一気にペースを上げます。これで暑さから解放されると思ったらいつも以上にパワーが出ました。200mで5人くらい抜き、残り200m! ここで同級生が大きな声で応援。 「田中はあと1周だよ〜」暑さでおかしくなっている頭がパニックです。「ガンバレ〜」ではないことに驚き、意味がわからない。 田中は? 後ろを見たらギタヒ君が残り200mのスパート! まさかのミス!! あの周回数表示板は、ギタヒ君に対するものでした。力が抜けた私は、抜いた相手にまた抜かれ、ようやく本当のラスト1周へ。ラスト200mは、また豪快にスパートし数人を抜いてゴール。周りから見ると、ギタヒ君に抜かれないようにスパートした子に見えたようです。しかし、同級生はわかってくれていたんですね。今でも友達と笑い話として話題に上がります。 大学を卒業して、日清食品(現日清食品ホールディングス)に入社しました。 そこで、高校卒業して日清食品に入っていたギタヒ君と同じチームになりました。ある日、覚えているか聞いてみたら、私とは知りませんでしたが、ユニフォームの色まで覚えていました。ギタヒ君にとっても不思議な子に見えていたようです。2人で大笑いしたことは言うまでもありません。 大舞台での大失敗は一生忘れることはないでしょう。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー第34回は、『高所トレーニング』写真:エアラン東京練習風景です
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芸能 2010年08月05日 14時30分
食道がんを患った著名人たちの復帰時期
食道がんを患っていることを公表したサザンオールスターズ桑田佳祐の手術が成功した。所属事務所が4日、マスコミ各社にファクスを寄せ「無事に手術を終えることができました」と報告した。 「先月30日に都内の病院に入院し、手術は2日に行われた。開胸、開腹し、患部を摘出して胃と食道をつなげる8時間近い大手術。妻で歌手の原由子は手術室近くを離れず、術後も献身的に付き添った。術後の経過は良好で、担当医も驚くほどの回復ぶりをみせているという」(芸能記者) 桑田はラジオ番組で担当医に「1年後にはステージに立てるでしょう」と言われたと明かしており、ライブ復帰の時期は1年後をめどにリハビリやボイストレーニングなどを進めていくようだが、これまで食道がんを患った芸能人たちはどのぐらいかけて復帰したのだろうか? 「水戸黄門」の黄門様役でおなじみだった俳優の西村晃は95年11月にのどの不調を感じて入院。食道と胃の付け根ががんに侵されていることが分かり、食道と胃をそれぞれ半分ずつ摘出する手術を受けた。リハビリを重ねて翌年5月に退院。手術から約1年後の同年10月にラジオドラマに声だけで出演し仕事復帰。その後、ドラマに出演したが、97年4月に心不全のため74歳で亡くなった。 落語家の立川談志は97年9月に高座で食道がんであることを告白。手術前の高座では「食道(食堂)がんなんてゴキブリみたい」と談志らしい毒舌ぶりだったが、約3センチ大のがんは初期段階で、手術は内視鏡でがんを取り除き約1時間で終了。手術から10日後に退院するとその足で高座に復帰した。 しかし、翌年にはがんが再発。8月中旬の検査で食道に腫瘍(しゅよう)が発見され、翌月に手術を受けた。現在は体調不良のため長期休養中。1日も早い復帰が待たれる。 俳優の藤田まことは食道がん治療のため08年3月に食道に腫瘍(しゅよう)が見つかり、5月に手術を行い、8月に退院。2カ月半点滴生活を送りながら「復帰するんだ」という信念を捨てず、10月にはドラマの収録に参加し仕事復帰を果たした。しかし、翌年、慢性閉塞性肺疾患により出演予定だったドラマを降板。その後リハビリを続けていたが、今年2月、大動脈瘤破裂のため76歳で亡くなった。 世界的指揮者の小沢征爾は今年1月に食道がんであることを公表。食道を全摘出する手術を行い、2月に退院。半年後の復帰を目指して治療に専念し、今月、イベントの公開リハーサルで復帰会見を行った。小沢は会見で桑田に「ニュースを聞いて驚いた。医学の発達もあるし、まだ(自分より)20歳も若いんだから大丈夫。音楽が助けてくれるよ」とエールを送った。
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社会 2010年08月05日 13時00分
ツイッターで酔っ払いに絡まれたダルビッシュ
プロ野球のダルビッシュ有選手が、7月27日にツイッター上で酔っ払いに絡まれた。発端は松茸を食べたとのダルビッシュ選手のつぶやきである。 「松茸なう。ついでに初なうです」 「めっちゃ食いました。でもたまには贅沢もいいかな。にしても食いすぎた」 これに対し、「後楽園球場のすぐ側で育ったオヤジ」と自己紹介する「河原三郎」と名乗るユーザーが、以下の返信をした。 「たまには? この不況で贅沢できない人は多いです。皆のあこがれのあなたは口に気をつけなければ。いまだにONといわれているのはその点でしょう。どうでもいいか…君は(笑)」 ダルビッシュ選手は以下の反論で応じた。 「他人と比較しても良い事はほとんどない。こんな事書く時間があるなら自分が成長するための時間に使って欲しい」 このやり取りがネットユーザーの間で話題になった。ダルビッシュ選手の反論を、「見事な切り返し」と賞賛する意見が多数であった。 最終的に河原氏は以下のつぶやきを残して、自らのつぶやきを削除した。 「ありゃま。エアコン故障で寝られないから酒飲んで酔っ払ってやらかしたらしい。皆に迷惑かかると悪いからツイッター自粛だな。今までTL汚してゴメンなさい。では機会があったらまた(笑)」 これは典型的な酔っ払いの反応である。酒のせいにして反省しない。「皆に迷惑かかると悪いから」ことを問題とする発想も、罪ではなく恥の意識しかない、醜い日本の中高年男性的である。 このような酔っ払いに絡まれたダルビッシュ選手こそ災難である。現実空間ならば酒飲みとは付き合わない、酒場に近付かないなどの回避策がある。しかし、ネットでは避けようがない。ダルビッシュ選手の切り返しは上手であったが、相手が酔っ払いであると分かれば、真面目に切り返すこと自体が馬鹿らしく思えてくる。(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)
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トレンド 2010年08月05日 12時30分
女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコの「きき酒師って何?」
突然ですが「きき酒師」って、皆さんご存知ですか? 私も勉強するまでは、「きき酒師はいろんな日本酒を飲んで、その銘柄とか産地を当てる人!」と思っていたんですが…大間違いでした。 日本酒を口には含みますが、その時に感じる“含み香”を表現したら飲み込まず、吐き出さなくちゃいけないんです。 うーーん、これはあくまでもきき酒師としてではなく、個人的な意見なんですが、ココだけの話、私は日本酒にも“のどごし”って意外と重要のような…だから必要だと思うんですけどね。 ま、でも決められている本来のきき酒師とは…。 日本酒に関する専門知識とテイスティング能力があり、その日本酒と合う料理や環境(季節、場所、人物…など)を、日本酒の個性を活かして提案するスペシャリスト! …と、いった感じです。 合格率は高いようなので興味のある方は受験してみて下さい。 ただ、その試験が長丁場で少しハードかな。◆第一次試験…筆記試験(酒類全般における基礎知識)90分◆第二次試験…筆記試験(日本酒に関する専門知識を企画提案)60分◆第三次試験…テイスティング試験(表現方法、セールスプラン)90分◆第四次試験…口頭試問10分 と、なっています☆ 詳しくはこちら→http://www.sakejapan.com/ 難問というより、発想力や感性がけっこう重要視されています☆ 実際に採点をされている方にお聞きすると、きき酒師に必要な素養として、 1.酒類全般(飲食全般)のゼネラリストであること 2.日本酒のスペシャリストであること 3.日本酒は読み物じゃなく飲み物! 当然ながらテイスティング能力があり提案能力があること 4.日本酒を愛し人として魅力があること が挙げられるそうです。確かに、専門知識だけをきっちり説明されてもよくわからないし、何も伝わりませんよね。 同じ日本酒でも、飲む場所や飲む人の年齢、グラス、料理、人物、景色、体調…などなど、雰囲気だけで、不思議とまったく違う味になってしまうんですよね。 そういう要素を総合していろいろ考えて、ぴたっと気持ちよく全部が合わさった時は、もう最高に美味しく日本酒をいただけるんです。 きき酒師のいるお店に行ったら、是非たくさん話しかけてください。きっとあなたにとってよいお酒に出会い、楽しい時間を過ごせると思いますよ。(写真はきき酒師認定証)(女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコ)
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芸能 2010年08月05日 12時30分
辻ちゃんのブログがコメント欄を閉鎖 その反応は?
元モーニング娘。でタレントの辻希美(23)の公式ブログのコメント欄を閉鎖するこが発表された。4日に「☆お伝えします☆」の題名で「普段の自分はかなりのポジティブで、コメントの内容などで、マイナスにとらえすぎて、考えこんだりしてしまったりはないのですが、今の自分の精神状態(妊娠中で不安定)な事もあり、数多くの温かいコメントの中に今の自分では心を痛めてしまう事があったりするのも現状です。(中略)今日から当分の間、コメント欄を無くさせていただきます…本当にごめんなさい」との記事を掲載した。 この発表を受け、ネット上では様々な意見が出ている。「都合が悪くなるとみんな米欄(原文ママ)閉鎖するよね」などの批判的なものもないではないが、「ブログにまで嫌がらせする腐った根性はどうかと思う」「2ちゃんで陰口いうぐらいにしときゃいいのに直接ブログまで突撃するやつはTPOわきまえないアホ」と擁護する意見も多い。また、「むしろ今までコメ欄があったのがオドロキ」との意見も。 芸能ライターは「芸能人のブログのコメント欄が炎上することがあるのは、決して珍しい例ではないが、彼女のブログには慢性的に誹謗中傷コメントがあった。まあ、彼女もネット住民を興奮させるような発言がなかったわけではないのですが…」と語る。 とりあえず、今は妊娠中の大事な時期。辻ちゃんの今回の判断は間違っていないだろう。
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スポーツ 2010年08月05日 12時00分
甲子園のあの日 逆転満塁HR
2007年、第89回全国高校野球選手権大会−−。 佐賀北高校の帝京戦、決勝戦をスタンドで観戦していた。東海チャンピオンの宇治山田商業戦との延長15回4-4の引き分け、それから再試合の2戦の守備を観て、唐突に(あ、ここ優勝するぞ…)と思ったのだ。かなりな野球少年だったが、甲子園の試合をまともにテレビで観たのも、10年ぶりくらいだった。それなのに、なぜか吸い寄せられるように甲子園に行った。スポーツライターではないし、仕事のアテもない。(笑)でも突然の野球熱に浮かされたかのように、行かずにはいられなかった。それぐらい、一流校のそれとはまた違った、“強さ”を感じる佐賀の守備だったからだ。 帝京戦の試合開始前、シートノックの間、佐賀の控え選手は、炎天下中腰で並んで声を出していた。帝京はそういう理屈に合わないことはしなかった。 選手たちの肩が強いのは、明らかに帝京にほうだったが…(やっぱり、佐賀まだなにかあるかもな…)そう個人的には思った。どっちがいい悪い、ということではない。2つの対照的なチームカラーのぶつかり合いが楽しみに思えた。 佐賀北側のベンチの後ろに陣取った。ストライクとボールの判定もわからない位置だったが、帝京の長田のスクイズを久保がグラブトスした場面は、セーフに見えた。 が、本当にいい試合だった。そして本当に勝ってしまった。 決勝戦。 帝京戦にも増して、佐賀一色なのが、始まる前からわかった。練習時から佐賀の選手のプレーにスタンドから声援が飛ぶのである。そしてメンバー紹介に大歓声。ちょっと相手がかわいそうだなあ…という雰囲気だった。対戦相手の広陵だって、'67以来の全国制覇がかかっていたのだから。 上戸彩を大人っぽくしたようなお姉さんが『ビールいかがすかー!』とハスキーな声で呼び込んでいて何度も彼女からビールを買おうと思ったが、なんだか神聖な場所に思えて…結局2日ともかちわり氷で我慢。はっきり言って、これはただの水だ…。 でもこれぐらいなければ倒れてしまいそうな暑さだった。 佐賀が4点を追う展開で、運命の8回裏。四球押し出しで一点返して、一死満塁。 バッターは、大会でもHRを打っていてちょっとほかの選手より雰囲気がある感じの、3番の副島だ。この日は、相手投手の前にいいところがなかったが、願ってもいないバッター。やはりこの打席も落ち着いて闘っていた。途中で「打て! 頑張れ!」すごい声の声援が沸き起こった。と、「いやーん! もう頑張ってえ!」普段はクールなはずのいまどきの甲子園ギャルたちが、その声援を継いだ。スタンドのボルテージは最高潮に達していた。 スライダーの曲がり端を叩いて打球が上がった、その瞬間…一瞬球場が静まった。(うそだろ…この場面だぞ?)そう思った。広陵の選手が、いかにも野球がうまい子がやるようにかっこよくボールを見送った。それしか出来なかった。 レフトスタンドの中段に突き刺さる逆転満塁HRだった。 直後、静寂は、およそもう聞くことはないと思われるような地響きのような大歓声に変わった…。 佐賀の選手たちは、優勝したあとも、それまでの戦いぶり同様にほとんど表情を崩す選手はいなかった。スタンドからの大声援にも、それまでは知り合いに向けてやっていたようなごく自然な会釈を、礼儀正しく返すだけだった。まぶしすぎて、涙が出そうになった。(笑) 付近のガングロギャルが、「副島やばい…」そう言って放心状態になっていた。 この準決勝、決勝戦のチケット半券は、今でも大事に取ってある。 あきらめてはいけない、そう観ている者すべてに教えてくれたような気がしたからだ。帝京も、広陵も同様に、ほんとに高校生らしい素晴らしい闘いぶりだった。 今年も、出場校はすべて出揃って、後は本大会を待つばかり。 大会の主役である選手たちの健闘を祈りたい。
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トレンド 2010年08月05日 11時00分
ロックは世界を変えられるのか!? 市村正親最新主演舞台『ロックンロール』
市村正親最新主演舞台は、ロンドン、ニューヨークの劇場を感動の涙に包んだ傑作戯曲「ロックンロール」。1968年「プラハの春」から始まるチェコスロヴァキア激動の時代を生き抜おいた大学教授マックス(市村)とロックを愛する青年ヤン(武田真治)との、20年に渡る奇妙な「友情」と「葛藤」をめぐる物語。共演は秋山菜津子、黒谷友香、山内圭哉、前田亜季、上山竜司、西川浩幸ほか。『ロックンロール』2010年8月3日(火)〜10日(火)、18日(水)〜29日(日)世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋) 出演 市村正親、秋山菜津子、武田真治ほか作:トム・ストッパード 演出:栗山民也 主催・企画制作:ホリプロ<お問い合わせ> ホリプロチケットセンター http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi写真(撮影:浅田創)
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スポーツ 2010年08月05日 08時00分
2010年 夏の甲子園特集(6)〜職業監督と教員監督は、どっちがいい!?〜
今夏、関東圏の県大会1回戦でこんな光景を目にした。古豪高校の4番打者が県立高校の先発投手から先制の特大アーチを放った。しかし、その古豪高校は逆転負けを喫し、甲子園の夢を絶たれた。問題はその翌日に勃発した。古豪高校を率いてきた青年監督が解任を通告された。古豪復活の期待に応えられなかった責任もあるが、それだけではないようだ。 「アナタも観てたでしょ?」 そう言われても、筆者はピンと来なかった。 実は、先制アーチを放った4番打者はダイヤモンドを一周する途中で、ガッツポーズを取っていた。 「この程度のことで喜んでいるとは…。我々(古豪高校)は腐っても鯛、上から見下すくらいの気持ちがないといけないし、そういう試合を見せてほしかった」 OBや地元有志で運営される後援会組織の1人が言う。青年監督がこの古豪高校の指揮官に着任し、数年が経つ。彼は同校のOBだが、大学卒業後は野球から離れていた。地元後援会組織に請われ、務めていた会社にも辞表を出して、野球部の指導に専念してきた。俗に言う『職業監督』である。 めざましい成績は治めていないが、指導者として、また、彼の人柄を悪く言うは1人もいない。「母校を建て直してくれ」と頭を下げてきた後援会組織と学校が、今度は『解任』を通告してきたのである。同青年監督は「自分の力不足だった」と話していたが、「まだ気持ちの整理が付かない」ともこぼしていた。 「教員免許を持っていれば、どこか違う学校からオファーがあるかもしれないし、チャンスはいくらでもあるんだが…」(前出・同) おそらく、この青年監督は高校野球とは全く違う仕事を探すことになるだろう。 今さらではあるが、高校野球の監督には2通りがある。1つは前述のように野球部指導だけを任された『職業監督』で、もう1つは『教員監督』。学校教師が部活動顧問として、野球部を指導するのである。数値上では『教員監督』の方が多いが、甲子園常連校になると、前者の割合が高くなる。 『職業監督』は“結果”を出さなければ、解任も免れない。『教員監督』はたとえ野球部監督としてダメ出しをされたとしても、教諭(公務員)としての地位と給与は確保される。しかし、気苦労の多さにおいてはどちらも大変そうである。 「公務員の給与体系が変わってね、甲子園に引率しても『出張手当』が付かなくなったんですよ。その前までは修学旅行と同じように、『出張手当』が付いたんですがね(笑)。授業を担当する肉体的な厳しさにはもう慣れましたが、クラスを受け持つのだけは…」 関東圏の公立高校監督がそう苦笑いをする。 クラス担任を“兼任”する肉体的負担は並大抵ではないという。たとえ進学校であっても、学級担任ともなれば『予定外の残業』が毎日のように降りかかってくる。担当学級の生徒が問題を起こした、他授業教諭からの担当学級へのクレーム、校則違反者への指導等々…。3年生の担任にでもなったら、進路相談で野球どころではないだろう…。 「こちらから学校長にお願いして、学級担任を外してもらいました。どの部活動顧問の先生もそうですが、とくに野球部は…」(前出・同) こうした“切実な要望”を聞き入れてもらえない教員監督もいるそうだ。 さらにまた、公立高校の教員監督ともなれば、『転任』がある。「ようやく、自分の目指す野球部像ができてきたと思ったら、他校へ異動」なんてことも…。野球に専念できるのは『職業監督』の方だが、『結果』が伴わなければ、1年で解任されるケースもあるそうだ。 関東圏の職業監督の1人がこう続ける。 「自分と父母会、地元後援会組織の目標が違えば、つるし上げにされます。甲子園には行けませんでしたが、自分として5年連続ベスト8の成績にそれなりの達成感を持っていました。でも、後援会の皆さんはそうは見てくれませんでした」 また、職業監督は多かれ少なかれ、校外活動もこなさなければならない。「有望中学生がいる」と教えられれば、その仲介者の顔を立てる意味で視察にも行かなければならない。もちろん、ルールを逸脱した勧誘はできないが、『後援会員のお願い』で行政関係の会合にも呼び寄せられ、やりたくもない講演を強要されたこともある。 「グラウンドにいるときがいちばん落ち着く」とも語っていたが、気苦労の絶えない校外活動と、成績次第で職を失う恐怖からは逃れられない。 「甲子園に出れば、(監督としての)寿命が5年伸びる(笑)」 前出の職業監督は冗談めかした口調でそう笑っていたが、半ば本気ではないだろうか。名将・木内幸男氏は、かつて「甲子園は最高の教育場所」とも称していたが、指導者にとっても「野球に専念できる、最高の檜舞台」ではないだろうか。(了/スポーツライター・美山和也)
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芸能 2010年08月05日 00時00分
ロバート・デ・ニーロ、66歳超多忙なスーパースター!
ロバート・デ・ニーロがブラッドレイ・クーパーと再共演する。 公開間近の映画『ダーク・フィールズ』(全米2011年1月公開予定。共演はアビー・コー二ッシュ、監督は『幻影師アイゼンハイム』の二ール・バーガー)で共演している二人だが、この経験がとても良かったために、デ・二ーロは、コメディ映画『ハネムーン』の主役を演じることを希望している。 同映画は、ブラッドレイが元遊び人でパーティー好きな男が恋に落ちて心を入れ直し、これまでの浮ついた生き方に背を向けて生きようとする男を演じ、一方、デ・ニーロは、ブラッドレイ演じる男にプロポーズされる婚約者の父親を演じる。 父親が二人を別れさせようとあれこれするものの徒労に終わるが、結婚式直前に花嫁が死亡、花婿は酒に溺れて死のうと1人でハネムーンに出かけることにした。そこで花婿は、亡き娘の灰を散布しにビーチに来ていた義理の父親となるはずだった男に遭遇する…というようなストーリーになっている。 『羊たちの沈黙』『レイチェルの結婚』のジョナサン・デミが監督として候補になっている同作品は、2004年にヴィンス・ヴォーン、ジャック・ニコルソン出演というプロットがあったが、予算の問題により計画が長い間ペンディングになっていた。 ブラッドレイ・クーパー出演の最新作『特攻野郎AチームTHE MOVIE』は、8月20日から公開。ロバート・デ・ニーロは『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズの第3弾が全米で本年度12月より公開を予定している。またデ・二−ロは現在、2013年までに既に20本以上もの映画に出演予定、今月17日に66歳の誕生日を迎えてもますます多忙だ。
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芸能 2010年08月04日 23時00分
ジゼル・ブンチェン、妊娠中は瞑想、カンフー、ヨガを実戦!
ジゼル・ブンチェンが新しいママたちに対して、最低6か月は母乳を与えることを義務付ける法律を制定するべきと思っている。 2009年12月に夫、トム・ブレイディとの間に息子のベンジャミンを授かったジゼルは、母親が新生児に粉ミルクをあげることに嫌悪感を抱く。 ハーパース・バザー誌のインタビューでジゼルは、「母乳を与えて育てることの重要性は本当のところ、法律とは全然関係ないところなんだけど、新しくママになることにスゴくたくさんの疑問をもっていたのね。自分の子供に何がベストな事か、いつも探しているような感じなの」「母乳で育てる必要がないと思う人がいるけど、『ねえ、自分の子供にこんなに小さい時から科学食品を与えるわけ?』って思うの。赤ちゃんは、最低6か月間は母乳で育てる、っていう世界共通の不文律を定めるべきだと思うわ」と話している。 また、「母乳保育は、私の体型の維持にもすごく役立ったわ」とコメントした。ジゼルは、妊娠中は毎日の瞑想と週3回のヨガを、そして出産前2週間はカンフーを実践して“精神的にも肉体的にも”自宅出産に備えたようだ。 「精神的にも肉体的にも自分を備えるのにとても役立ったの。なぜ出産が、“休み”じゃなくて“労働”と言われるのかが判ったわ。人生で一番肉体的に激しい経験に、誰が何の準備もなしで臨むわけ?私には理解できないわ。私は誰かに自分の赤ちゃんを取り出してもらおう、なんて思っていなかったの。病院に行こうとも思わなかった」 ジゼルは、ボストンのビーコン・ヒルにある自宅のお風呂で、ベンジャミンを水中出産しており、自宅出産は普通で、特別な事とは思わない。 「自宅では出産しない、なんて1秒たりとも頭の中をよぎらなかったわ。ナチュラルに出産するのは私が初めてじゃないしね。私の前にも何億人、っていう数の女性が体験してきた事なんだから、私に出来ないことはないはずよ」
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レジャー
GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
2006年10月11日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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レジャー
アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
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中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
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1980年09月26日 22時06分
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1970年09月27日 12時20分
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1970年09月26日 22時43分
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1970年09月26日 22時28分
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1970年09月26日 22時10分