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ツイッターで酔っ払いに絡まれたダルビッシュ

 プロ野球のダルビッシュ有選手が、7月27日にツイッター上で酔っ払いに絡まれた。発端は松茸を食べたとのダルビッシュ選手のつぶやきである。

 「松茸なう。ついでに初なうです」

 「めっちゃ食いました。でもたまには贅沢もいいかな。にしても食いすぎた」

 これに対し、「後楽園球場のすぐ側で育ったオヤジ」と自己紹介する「河原三郎」と名乗るユーザーが、以下の返信をした。

 「たまには? この不況で贅沢できない人は多いです。皆のあこがれのあなたは口に気をつけなければ。いまだにONといわれているのはその点でしょう。どうでもいいか…君は(笑)」

 ダルビッシュ選手は以下の反論で応じた。

 「他人と比較しても良い事はほとんどない。こんな事書く時間があるなら自分が成長するための時間に使って欲しい」

 このやり取りがネットユーザーの間で話題になった。ダルビッシュ選手の反論を、「見事な切り返し」と賞賛する意見が多数であった。

 最終的に河原氏は以下のつぶやきを残して、自らのつぶやきを削除した。

 「ありゃま。エアコン故障で寝られないから酒飲んで酔っ払ってやらかしたらしい。皆に迷惑かかると悪いからツイッター自粛だな。今までTL汚してゴメンなさい。では機会があったらまた(笑)」

 これは典型的な酔っ払いの反応である。酒のせいにして反省しない。「皆に迷惑かかると悪いから」ことを問題とする発想も、罪ではなく恥の意識しかない、醜い日本の中高年男性的である。

 このような酔っ払いに絡まれたダルビッシュ選手こそ災難である。現実空間ならば酒飲みとは付き合わない、酒場に近付かないなどの回避策がある。しかし、ネットでは避けようがない。ダルビッシュ選手の切り返しは上手であったが、相手が酔っ払いであると分かれば、真面目に切り返すこと自体が馬鹿らしく思えてくる。

(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力)

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