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芸能 2012年01月20日 11時45分
映画「ベルセルク」試写会でケンドーコバヤシ暴走トーク
アニメーション映画「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」の完成披露試写会が19日、都内の映画館で開催され、声を担当した俳優の岩永洋昭(32)とお笑い芸人のケンドーコバヤシ(39)、エンディング・テーマソングを担当した歌手のAI(30)が出席し、舞台あいさつを行った。 連載20年以上に及ぶ人気コミック「ベルセルク」の完全映像化プロジェクト第1弾・第1部として完成した同作。本作主人公の孤独な戦士・ガッツの声を担当した岩永は、監督に声を聞かせた際に「ガッツだ」と言われて胸をなでおろしたエピソードから、原作は世界的な知名度を持つが、完成した映画も内容をはじめとしカメラワークが実写と思えるなど完成度が高い、などと興奮気味に語った。 映画には、「30人斬りのバズーソ」という異名を持つ傭兵・バズーソが登場し、この日、岩永は、30キロの西洋甲ちゅうを身にまとった傭兵軍団を従えて登壇。しかし、岩永が語っているというのに、脱水症状を起こしたのか、傭兵の一人がふらふら気味に。傭兵がフェイスガードを外し、なんと、ケンドーコバヤシ登場のサプライズ。会場は熱狂の渦に。 しかし、舞台に乱入したケンコバ。それだけでは満足できなかったのか、役作りのために「女性を30人、斬ってやろう」と思い、“女性30人斬り”を試みたエピソードを披露。ただ、結果は、「有料で2人が限界でした。無料がゼロでした」「仕事で北海道に行くことがありましたので」とのこと。司会者から、(映画の舞台である)ミッドランドではなくてすすきのの話ですね…、と話題を変えられてしまう始末。 ただ、映画の興奮が乗り移ってしまったのか、ケンコバの暴走トークはとまらずに、司会者が立ち会わない舞台あいさつ後の囲み会見では、劇中の「キンタマ」というせりふのときに、イントネーションが「関西弁」だと監督から注意されたエピソードをぶちまけた。平たんに「キンタマ」と発音すると関西弁になり、前半を上げ気味にすると東京の言葉になるという。 舞台あいさつではAIがエンディング・テーマソング「ウツクシキモノ」を熱唱し、世界が注目する同作の公開は、2月4日から。(竹内みちまろ)
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スポーツ 2012年01月20日 11時45分
歯止めきかぬスポーツ中継の衰退 F1が地上波から消える!
モータースポーツのF1グランプリを中継するフジテレビが、1月19日、営業権を持つFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント社)と12、13年の放送権について契約延長したことを発表した。しかし、その一方で今季から地上波は撤退し、BSとCSで放送することを明らかにした。 同局広報部は「近年、BSの視聴可能世帯が増えてきたため」とし、現在深夜に放送している時間帯については、「地上波より見やすい時間になる」と話したが、マイナー化のイメージはぬぐえない。 F1中継は86年まではTBSがダイジェストで放送していたが、87年からフジテレビがグランプリ全戦を中継するようになった。かつては、アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、ミハエル・シューマッハ、ジャン・アレジらの名レーサーを抱え、ゴールデンタイムやプライムタイムで放送。中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京といった日本人レーサーが著名になったのも、いい時間帯での放送だったからだろう。 最盛期の91年の日本GPは視聴率20%を超えるほどの人気番組であったが、F1ブーム自体が下火となり、中継は深夜枠へ移行し、次第に視聴率も落ちていった。89年から94年までは、テレビ朝日を退社しフリーとなった古舘伊知郎が実況を務め、プロレスさながらの名調子を披露したが、それも、いにしえの話となってしまった。フジテレビが中継を開始してから、ちょうど四半世紀が過ぎたが、ついに地上波からF1が消え去る。 今や、テレビはバラエティー全盛時代。国民的スポーツのプロ野球やサッカーJリーグでさえ、BSやCSに追いやられてしまった。かつては、大ブームを巻き起こしたプロレスやK-1などの格闘技も、ほとんどが地上波から消えた。これもまた、時代の変遷。F1も、その流れから逃れることはできなかった。(落合一郎)
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社会 2012年01月20日 11時45分
マクドナルドが学生に出入り禁止通達? 迷惑行為後を絶たず
関西の名門大学・関西学院大(兵庫県西宮市)が、近くのマクドナルドの店長から、「試験勉強で長居をされて迷惑なので、学生を出入り禁止にさせてもらう」とクレームを受けたとの理由で、店に行かないよう学生に通知していたことが分かった。 同大によると、16日午後に学生と教員だけが閲覧できるインターネットの掲示板で通知したが、翌日に取り下げられた。同大広報室は「対応した学生部職員の独断で、公式な方針ではない」と話している。 掲示板で通知された内容は、「マクドナルド甲東園駅前店関学生出入り禁止について」とのタイトルで、「標題の件、マクドナルド甲東園駅前店の店長より次の通り連絡がありました」との注釈で始まった。(1)関学生がレポート作成や試験勉強のため、店内に長時間滞在し、他のお客様の迷惑になっている。 (2)関学生が飲食物の持ち込みし、店内で飲食をするという迷惑行為を行なっている。 「この現状を受けて、同店では定期試験(1/16〜28)の間、関学生の出入りを禁止にするとのことですので、同店の指示に従ってください」というもの。 同大広報室の職員が17日午後2時頃、この通知に気付き「店の利用まで禁止するのは問題だ」と判断。「マナーを守るよう徹底してほしい」との一般的な内容に変更した。 店舗は西宮上ケ原キャンパスから東に約1キロの甲東園駅前店で、店舗側は「学生が食べ物を持ち込むなどマナーが悪い」とも指摘していた。マクドナルド側は「学生を指導するよう申し入れたが、出入り禁止は求めていない。マクドナルド以外の店からも同様のクレームがあるので、今後も学生に注意をしていきたい」と語っており、出入り禁止通達は否定している。 これは同店だけの問題ではない。昨年12月には広島県福山市の店舗が、高校生の入店を制限した例がある。原因は高校生が空いているイスを占有したり、大声で騒いだり、長居をしたり、何も注文をせずに占拠したり、他店で購入した飲食物を持ち込んだりといった行為が横行したためだ。 マクドナルドは単価が安く、学生にも人気があるが、高校生や大学生による迷惑行為が後を絶たないのは事実。ファストフード店にとっては、回転率が勝負で長居は大敵。マナー違反は他の客の迷惑になる。ただし、店舗側も「出入り禁止」にまではしたくないのがホンネだろう。マナーを守って利用している学生も多数いるはずだ。ここはもう、学生の規範意識の向上と、店舗側のさらなる注意徹底しか解決への道はなさそうだ。(蔵元英二)
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トレンド 2012年01月20日 11時45分
【注目アプリ】SKE、NMBも網羅! 週刊AKBランキング
AKB48ファンとしてはSKE48やNMB48も気になるところだが、メンバー全員のブログをチェックするのは大人数ゆえ大変なこと。そこで、AKB、NMB、SKEそれぞれのメンバーの新着ブログを教えてくれるアプリがリリースされた。名前は「週刊AKBランキング」だが、SKEもNMBも同様に扱ってくれているところが嬉しい。 「ランキング」の名がついているのは、単に新着ブログを教えてくれるだけではなく、過去1週間のブログランキングも見られるからだ。ちなみに1月16日現在、AKB48の1位と2位は大島優子、3位が篠田麻里子、4位に大家志津香となっている。リアルライブの推しメン、板野友美は惜しくも6位だった。 推しメンといえば、このアプリでは推しメン設定ができるようになっている。設定したメンバーのブログが更新されると、通知してくれるのだ。筆者が板野友美に設定したのは言うまでもない(笑)。(谷りんご)▼週刊AKBランキングhttp://itunes.apple.com/jp/app/id492078232
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芸能 2012年01月19日 15時30分
キムタクにダメ出しした中島みゆき
昨年10月から放送された、キムタクことSMAPの木村拓哉主演の連続ドラマ「南極大陸」(TBS系)の主題歌「荒野より」を歌ったシンガーソングライターの中島みゆきが、周囲にキムタクに対するダメ出しをしていたことを発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。 中島の曲がドラマの主題歌となったのは、06年放送の米倉涼子主演ドラマ「けものみち」(テレビ朝日系)の「帰れない者たちへ」以来6年ぶり。TBSサイドからの熱烈なラブコールで中島が主題歌を手がけることになり、キムタクとは初タッグとなった。 同誌によると、中島は売り上げ100万枚を突破した「地上の星」を上回るヒットが見込める、と自負していたというのだが…。 「初回こそ視聴率は22.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切り、局内でも全回20%超えを見込んでいた。ところが、第2話でいきなり20%を切り、13%台に落ち込んだ回も。最終回は初回と同じ視聴率だったが、結局、20%超えは初回と最終回だけで平均18.0%と期待外れに終わった」(テレビ関係者) 「地上の星」は00年7月に両A面シングル「地上の星/ヘッドライト・テールライト」として発売され、売り上げは約112万枚。ところが、昨年10月に発売した「荒野より」はオリコンシングルランキング初登場11位とふるわず、売り上げも2万枚程度。同曲が収録された同タイトルのアルバムも売り上げ5万枚程度にとどまった。 同誌によると、中島は周囲に「キムタク人気なくなったよね。もうダメじゃん」とダメ出し。おまけに、キムタクと同じジャニーズ事務所所属タレントの中では、自身が作った「宙船」を歌うTOKIOのほうを評価しているという。 たしかに、06年9月に発売された「宙船(そらふね)/do! do! do!」はオリコンランキング初登場1位で、約50万枚を売り上げるヒット作に。 はっきりした数字が出ているだけに、中島の落胆は大きかったようだ。
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芸能 2012年01月19日 15時30分
ジョニー・デップ、本当に破局?
おしどりカップルで有名なジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの仲に暗雲が…。 ピープル誌によると、この14年以上にもわたる事実婚をしているカップルは、多くの時間を南フランスのプロヴァンス地方で過ごしていたが、最近ロスアンゼルスに戻ってきたばかりだった。 しかし、二人はこの新しい居住地において、関係を解消するのではないかと言われ始めた。 また二人は、もう1年以上も一緒にレッドカーペットに登場していない。ピープル誌は、二人のことをよく知る匿名の情報として、「カップルの間はすでに恋愛感情は失せています」「本当に悲しいことです」という。 では、実際にジョニーとヴァネッサが別れたかも?いう証拠だが、先週末1月15日に行われた第69回ゴールデングローブ賞、家族や近親者などを必ず一緒に同行するのが常識のレッドカーペットでジョニーは一人で会場入り、授賞式のホスト、リッキー・ジャーヴェイスへのプレゼンターとして舞台に立ったが、役目を終えるとメディアや関係者を避けてすぐに会場を立ち去っていた。 何か話したくないことでもあったかのだろうか…。
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トレンド 2012年01月19日 15時30分
完全回答!? 『嫌いな芸能人ズバリ実名で発表するぞSP』
先日1月16日に日本テレビ系列で放送された『嫌いな芸能人ズバリ実名で発表するぞSP2』。人気芸人が敏腕芸能リポーターとなって、芸能界の人間関係の噂を、放送ギリギリまで追求するこの番組。なかなか評判も良かったが、本放送では案の定多くが“ピー”音で消されてしまったり、イニシャルやモゴモゴ発言で、お茶を濁したものがほとんどで、視聴者の中にも疑問に思う人は多かった模様。そして、Twitterを初めとしたネットでは「○○とは一体誰なんだ?」と議論が沸き起こる結果になった。 そこで、様々な芸能ジャーナリストや芸能ライターも含めて、あのイニシャルやピー音の裏側を勝手に検証! お笑い芸人の渡辺直美が「嫌い」と言っていた、人気女子アナKはフジテレビアナウンサー○藤○子? と言われている。ロケ先でAD5人を従えて話し込んでいたり、その後の、様々な無茶ぶりのため嫌いになった、との事だった。同じくある女子アナを「嫌い」と称したのは宮迫博之。理由は先輩の番組に出演する際、この女子アナが入口で談笑していたため、本番前までなかなかスタジオに入れなかった事から。周りの迷惑も考えて欲しい、と称しており、名前を出したりはなかったが「人気が出て伸びきってからフリーになった」との事から元日テレの○尾○佳○か、と言われている。最近はアイドル化する女子アナも多いが、完全な女性芸能人とも言えない微妙な立場。芸能事務所で色々と教わるタレントと違うために、カメラが回っていない所での対応がお座なりになってしまうのかもしれない? 徳光和夫が嫌いなのは、「世界ウルルン滞在記」に出た女優Nは○谷○紀か? とされている。番組中でも旅行中でもずっと女優のままで中身が空っぽに思える、しかし演技は上手い女優と説明していたためだ。 JOYは楽屋に挨拶に行ったところ、フルシカトされたのが原因で大嫌いになったとして、若手俳優Mと、なんとAKB48の一人を挙げていた。若手俳優は○山か、AKB48はKもしくはWが候補として上がっている。しかし、挨拶の場合は騒々しかったり、声をかけられた人が何かに集中していると、うっかり聞き逃してしまうことも多い。ひょっとしたら気づかなかっただけではないか、との話も出ている。 とにかく嫌いな理由で挙げられているのは、現場での対応や挨拶。良好な人間関係を築き上げてこその芸能界だけに、やはり挨拶などの基本がきちんとしていないのは駄目だと言うことなのだろう。 この記事で挙げてある名前はあくまで確率の高いものなのだが、果たして真相は?
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スポーツ 2012年01月19日 15時30分
プライド捨て夢を貫いた前ヤクルト青木は“男の中の男”!?
ダルビッシュ有投手(前日本ハム)が、レンジャースと日本人選手としては破格の条件で合意する一方、米メジャーで一からチャレンジする決意を固めたのが、ブルワーズと合意した前ヤクルトの青木宣親外野手(30)だ。 青木はポスティングシステム(入札制度)を利用して、米メジャー入りを目指し、ブルワーズが250万ドル(約1億9300万円)で落札。これは、ヤンキースに落札された西武・中島裕之内野手と同額だったが、前年にポスティングでツインズ入りした西岡剛内野手(前千葉ロッテ)の落札額約533万ドルと比較すると、半額以下の極めて低い評価だった。 その上、駐日スカウトを置いていないブルワーズは、異例の入団テストを敢行。これは、青木のプライドをズタズタにしたはずだ。合意したのも、交渉期限ギリギリだった。契約は2年で、3年目は球団に選択権が付く内容で、年俸は公表されなかったが、昨季推定年俸3億3000万円より、はるかに下回るものとみられる。ただし、「かなりの額のインセンティブ(出来高)がある」といい、結果を残せば、カネも手に入る契約内容のもようだ。 青木のレギュラーは保障されていない。ブルワーズのダグ・メルビンGMは起用法に関して、「チャンスは与えるが、(ライアン)ブラウンの処遇が決まるまで確かなことは言えない」と語っている。昨季MVPの主砲ブラウンはドーピング疑惑により、開幕から50試合の出場停止で、復帰するのは5月31日以降の見通し。この間、青木は代役で左翼のポジションに入る見込みで、結果が残せたら右翼手で起用される可能性もあるが、すべては成績次第。 青木は日本国内では3度の首位打者を始め、2度の最多安打と最高出塁率、盗塁王(1度)、ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞5度を獲得。05、10年には200安打を達成、通算打率は.329で、打者としては超一流選手。その青木に対して、こんな条件を強いてきたのだから、破談になってもおかしくなかった。同じく低評価だった中島は西武残留を選択した。それでも、プライドより夢を貫いた青木は“男の中の男”か? アメリカンドリームを実現できるかどうかは、まさに本人の腕次第となる。(落合一郎)
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スポーツ 2012年01月19日 15時30分
幕下・佐久間山が序ノ口から歴代単独1位のデビュー27連勝で史上最速十両へ王手も、元学生横綱なのに特別扱いされないワケ
08年の学生横綱(「全日本学生相撲選手権大会」制覇)で、東幕下15枚目の日大出身・佐久間山(23=北の湖)が、大相撲初場所(東京・両国国技館)11日目(1月18日)で安芸乃川を押し出し、今場所6勝目を挙げ、序ノ口でのデビュー以来27連勝を飾った。これで、佐久間山は26連勝で並んでいた元小結・板井を抜き、歴代単独1位となった。今場所、あと1番残しており、全勝優勝を果たせば、来場所での十両昇進が有力となる。実現すれば、序ノ口デビュー組としては、板井らの所要6場所を抜いて、所要5場所での史上最速昇進記録となる。 ここで、疑問に思う読者諸兄も多いと思う。元学生横綱でありながら、佐久間山はなぜ特別扱いを受けていないかだ。好対照なのが、彼と同期生で10年に「全日本学生相撲選手権大会」「国民体育大会相撲競技(成年男子A)」を制した日体大出身の千代大龍(23=九重)だ。千代大龍は特別扱いを受け、昨年5月の技量審査場所にて、幕下15枚目格付出でデビュー。同場所では2連敗の後、故障のため途中休場して、番付を下げたが、翌場所から3場所連続で勝ち越して、今場所、新十両となった。現在、西十両13枚目で10勝1敗のトップタイで、優勝のチャンスも十分だ。 同じ学生横綱なのに、なぜ両力士の扱いが違うのか、それは日本相撲協会の規定にある。アマチュアで実績を残した者は、幕下15枚目格か10枚目格付出でデビューすることが可能。15枚目格は「全日本相撲選手権大会」(アマチュア横綱)、「全国学生相撲選手権大会」「全日本実業団相撲選手権大会」(実業団横綱)、「国民体育大会相撲競技(成年男子A)」(国体横綱)のいずれかに優勝した者。10枚目格はアマチュア横綱に加えて、上記のその他の3大会の1大会以上で優勝した者が有資格者。ただし、これには注釈があり、義務教育を終了した(中学卒業見込みを含む)25歳未満の男子で、その期限はいずれも優勝の日から1年間であるというもの。つまり、千代大龍は4年次の10年に2大会を制しているため、1年以内で有資格者。逆に佐久間山は2年次に優勝しているため、期限が失効しているわけだ。早い話、佐久間山が学生横綱になってから、1年以内に大学を中退して、角界入りしていれば、幕下15枚目格付出から取れたことになる。ただ、佐久間山はあくまでも卒業を優先したため、特別扱いにはならず、前相撲からのスタートとなったのだ。 幕下付出のちゃんとした規定ができたのは66年5月だが、実はそのルールはコロコロ変わっている。当時は幕下最下位格(現在は60枚目)に付け出され、これは00年9月まで続いた。当初は大学相撲の体重別で上位入賞の経験があれば、ほぼ無条件で幕下最下位格に付け出されたが、93年3月から全日本選手権ベスト16以上、または学生選手権、実業団選手権、国体成年Aのいずれかに優勝、または3位以内が2回に基準が厳格化された。年齢規定も23歳未満とされたが、後に25歳未満に緩和された。 00年9月の新ルール適用後、佐久間山と同様に前相撲から取ったのが、日体大出身の嘉風(29=尾車)。彼は3年次にアマチュア横綱となったが、卒業を優先したため、04年1月場所にて前相撲でデビュー。所要9場所で新十両、12場所で新入幕を果たしたが、幕内では伸び悩み、最高位は前頭筆頭。今場所は東前頭6枚目だ。 かくして、協会が定めたルールによって、学生時代のライバル・千代大龍に大きな差を付けられてデビューした佐久間山だが、スピード出世でいち早くライバルに追い付きたいところだ。(落合一郎)
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レジャー 2012年01月19日 15時30分
ナイトワークのオンナたち・第12回・キャバ嬢の「通常業務」とは!?
12年前のキャバ嬢で、現在はキャバ嬢研究家の菊池美佳子です。今回ご紹介するのは、非常に珍しいタイプのキャバ嬢さんです。源氏名は「れい」といって、年齢は20代前半…彼女は、「決して通常業務以外のことは行わない」という営業スタイルでした。 そもそも、キャバ嬢の「通常業務」とはいったい何なのでしょう? ナイトワークの求人等には、「お客様の隣に座って、お酒を作ったり、おしゃべりをする仕事です」と記されています。まさしくその通りなのですが、当然それだけでは指名を得ることは難しいでしょう。店側にとっての「キャバ嬢の通常業務」とは、1人でも多くのお客様から指名を得て、1時間でも長くくつろいで頂くこと、そしてボトル等を入れて頂くことが大事なわけです。 そのためにキャバ嬢たちは、アドレスや電話番号を交換して営業メールをする、同伴やアフターをするなどの営業努力を行ないます。ところが「れい」は、そういった営業努力を行なうことはいっさいありませんでした。いえ、決して努力をしていなかったわけではありません。おそらく、かなりの努力をしていたのでしょう。なぜなら、彼女の成績は常にベスト5でしたから。 そういえば5年ほど前に、「契約業務以外のことはいっさいしないが、スキルは超一流のスーパー派遣社員」が主人公の連ドラがありましたね。「れい」は、まさにそのキャバ嬢版といったところでしょうか。お客様に連絡先を訪ねられても、「内緒」とサラリとかわし、「俺の連絡先教えておくよ」と言われても、「電話とかメールとか苦手なので」と丁重にお断りします。同伴もアフターも、全く応じません。そもそも、営業時間は04時までの店において、彼女の勤務時間は24時まででした。もちろん、閉店時間まで勤務しないのが悪いということではありません。例えば、「実家暮らしなので、終電で帰らないとマズい」という事情をかかえているキャバ嬢は、24時あがりだったりします。ですが、指名ベスト5に入るようなキャバ嬢たちは、閉店時間まで勤務するケースがほとんどです。遅い時間帯のほうが稼ぎやすい、という事実を顕著に表していますね。 そういった中で、「れい」のように通常業務以外はいっさい行わずに、24時きっちりで帰るというキャバ嬢は非常に珍しいといえるでしょう。そのぶん、通常業務に手を抜くことは絶対にありません。その証拠に、れいの出勤時間は常に指名客でビッシリですし、テーブルには高価なウィスキーやブランデーのボトルが並んでいました。 さて、気になるのは、彼女が「通常業務以外を行なわない理由」ですが、それには彼女が高校時代を過ごしたアメリカでの生活が影響しているようです。「日本では、チャイムが鳴っても授業を続ける教師もいるが、アメリカではそういった教師はいなかった」とのこと。要するに、時間内に仕事を終わらせるのが当たり前…というスタンスですね。また、生徒たちも「拘束されるのはチャイムまでで、チャイムが鳴った後は席を立つ権利がある」という捉え方だったようです。キャバクラは、学校とは違いますが、帰国後すぐにキャバ嬢になった彼女にとっては、「全力を尽くすのは時間内のみ!」と考えるのが自然な流れだったのでしょう。 もし、貴方が気に入ったキャバ嬢が、「れい」のようなタイプだったら、どうしますか? メールのやりとりやアフターを楽しみたいという男性には、向いていないかもしれませんね。(キャバクラ研究家:菊池美佳子)