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その他 2012年06月11日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(8)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『ペトロ』(今野 敏/中央公論新社 1680円) 皆、自分が主人公の物語を生きている。誰かの脇役として毎日を過ごしている、という気分はつまらない。しかし一方で、たまに脇役を務めると新たな喜びがもたらされたりもする。例えばものすごい才能を持った人物と接する時は、自己主張をしない方がいい。脇役として話の聞き手に徹していると、触れたことのなかった知識を学べる場合もある。 今野敏は、脇役なのに主役という不思議な刑事が登場するシリーズを書き続けている。〈碓氷弘一〉シリーズだ。最初は警視庁捜査一課の部長刑事だったが、途中で警部補に昇格した。三作目『エチュード』では若い女性心理調査官とコンビを組んだ。そして四作目に当たる本書では、また別の人物がパートナーを務める。著名な考古学教授の妻が扼殺された。現場である自宅マンションの壁に奇妙なマークが刻まれていた。何らかの古代文字、ペトログリフというものらしい。犯人からのメッセージだろうか。碓氷は意味を読み解くために専門家を訪ね歩く。そのうちの一人、アルトマン教授が事件に興味を持ち始めた。捜査に協力させて欲しいと言ってくるが…。碓氷のアルトマンを尊重する態度が読みどころ。優れた頭脳を持つ男を誠実にサポートする。脇役なのに主役にもなり得ているのは、この好感を持てる性格が一貫しているからだ。偽善ではなく、本当の善を知っている刑事だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『鉄道会社はややこしい』(所澤秀樹/光文社新書・819円) 例えばJR中央線と地下鉄東西線、阪急線と地下鉄堺筋線…。このような相互直通の鉄道会社の間では、車両を貸し借りしていて、それらの使用料は精算しなければならなかったりする。そんな鉄道に関するウンチクが満載の楽しい1冊だ。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり テレビCMでも放映していた『歴史のミステリー』(ディアゴスティーニ/創刊号100円。第2号以降580円)は、歴史上の様々な事件・出来事を再検証した興味深い雑誌だ。 現在発売中の第2号では、「聖徳太子は実在したのか?」「晩年の徳川家康は影武者だった?」といった疑惑を検証。歴史の“定説”を根本から見直そうという試みは専門書籍にも数多くあるが、1冊の雑誌で様々なエピソードを交えて解説する試みが面白い。 誌面の構成はタイトル通り、まさに歴史の新たな視点を示す証拠探しが中心。「本能寺の変の犯人は誰?」というテーマなら、明智光秀が信長にイジめられていたという定説を検証した上で、本当に信長と敵対関係にあった真の黒幕を提示してみせる。真偽の程はともかく、耳慣れた教科書的な歴史講義より読み応えあり。次号以降も「豊臣家は本当に大阪夏の陣で滅亡した?」「ジャンヌ・ダルクは実在した?」など、興味深いテーマが並んでいる。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
離婚裁判で芸能活動の危機を迎えた美元
夫で俳優の高嶋政伸と離婚裁判を行っている妻でモデルの美元だが、6月1日に法廷で政伸と対峙した際に、政伸からストーカーまがいの行為があったことなどを暴露されたにもかかわらず、「今回の裁判がいいきっかけになる」となぜか関係修復に自信を見せた。 「現在も美元には政伸から月額45万円の生活費が振り込まれているようで、簡単に離婚に応じてしまえば生活費がもらえなくなってしまう。だから、とことん引き延ばす作戦だろう」(週刊誌記者) 美元は離婚裁判を終えると、その足でテレビ番組の収録に向かうなど、離婚裁判の報道を受けるように大手家電メーカーのCMから消えてしまった政伸とはかなり対称的に思われたが、9日のブログで突如、ブログと発行されていたメルマガ配信をしばらくの間休止することを突如発表した。 「どうやら、弁護士サイドから『あまり先方を刺激するのは好ましくない』と忠告を受けたようだ。美元の弁護士は離婚訴訟などのエキスパートで、指示通りにしていれば政伸に勝てるかもしれないのに、美元がテレビ番組に出てあれこれしゃべるものだから、完全に墓穴を掘っている」(同) 先週発売の写真誌「フライデー」(講談社)によると、同誌の直撃取材を受けた美元は「今、私、事務所をクビになりかねない状況で、私の判断で取材に応じてはいけないので、ご配慮ください」と丁寧に詫び、何もコメントしなかったというのだ。 「美元がテレビに出るようになったのは離婚裁判があったから。そうしているうちにいつの間にかブレーキが利かなくなり、勝手に『高嶋家のカレー』を披露したりあまりにも問題行動が多すぎた。このままだと、事務所も面倒見切れないだろう」(芸能記者) どうやら、美元も離婚裁判によるダメージを受けていたようで、この先、テレビでその姿を見ることも減りそうだ。
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
アニメオタクの吉木りさが、本職もびっくりのマシンガントーク!
グラビアアイドルの吉木りさが10日、東京・新宿区のタワーレコード新宿店で、人気アニメーション映画『ベルセルク黄金時代篇I覇王の卵』のブルーレイ&DVD(発売中)の記念イベントにゲスト出演。出席者の俳優・岩永洋昭と声優・櫻井孝宏もびっくりの、アニメオタク丸出しマシンガントークを披露した。 同作は、連載20年以上に及ぶ人気コミック「ベルセルク」の完全映像化プロジェクト第1部のパート1。岩永が声を担当した孤独の剣士ガッツに、櫻井が担当する、大いなる野望を秘めた傭兵集団「鷹の団」のグリフィスが接近する。映像、音響、特殊効果らに日本最高峰のスタッフを集結させ、声優初挑戦の岩永は「技術がすごい」と驚がく。6月23日には、第1部パート2となる『ベルセルク黄金時代篇IIドルドレイ攻略』が劇場公開。 イベントは前半は、岩永と櫻井が、詰めかけたアニメファンや声優ファンの女性らを前に、製作秘話を語った。声優のキャリアを積んでいる櫻井の口から、人気声優でも「劇場版への出演は少ない」ことが紹介され、3部作などへの出演は「一生に一度くらいでは」と、改めて『ベルセルク』で声を担当した興奮が語られた。 会場はコアなアニメファンで埋め尽くされている様子で、アニメ用語や、声優の裏話などが出るたびに、歓声が上がったり、「へえ〜」と感心したり。そこに、岩永と櫻井にもサプライズだったゲストとして、『ベルセルク』の女剣士「キャスカ」の衣装を身につけた吉木りさが登場。会場は熱狂し、「カワイイ〜」の歓声が。 コアなアニメファンが集う場所に姿を現したことになった吉木だが、冒頭からいきなり「まさかのキャスカのコスプレ」「むちゃくちゃ高まります」「見て下さい、このサーベル! すごくないですか」と、前かがみになって早口でまくしたてた。マンガ「ベルセルク」が「私が2歳のときに連載が始まった」ことを紹介し、このまま「1時間くらいしゃべりたい」とうれしそう。声優の2人は吉木のオタクぶりにびっくり顔で、ファンからは大拍手が。 トークはまだまだ続いたが、楽屋裏でも一人でマンガを読み、アニメはいつも「目を血走らせながら見ている」という吉木も、声優は? とふられると、「ただのアニメオタクなので」とやや尻込み。しかし、「何かできたらいいな」と意欲を見せ、『ベルセルク』は「映画から知っても楽しめる大作。ぜひ、みなさんで見ましょう!」とキュートに呼びかけた。(中村道彦)
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
尾野真千子がきつい顔を連発して周囲から嫌味を言われる!?
女優の尾野真千子、俳優の谷原章介、小説家の真山仁氏が都内で9日、WOWOWで放送開始の連続ドラマ『マグマ』(毎週日曜夜10時から、6月10日スタート、全5話)の完成披露試写会に登場し、舞台あいさつを行った。 地熱エネルギーの利用開発に挑む人々の夢と戦いを描く同作。真山氏の同名小説を原作とし、日本のエネルギーの在り方も問う社会派ヒューマンドラマ。NHK連続テレビ小説「カーネーション」の好演が話題となった尾野が、外資系ファンドから派遣された新社長として、地熱開発に取り組む会社に乗り込む。6月10日の初回放送は視聴無料。 マイクを持った尾野は、外資系キャリアウーマンという役柄について、苦労した点は「ないですよ〜」とさらり。「どの作品でも現場に行けば…」と語り始め、監督や、スタッフや、共演者らが「私の役を作り上げてくれるので」と笑顔。共演の谷原が、役作りで苦労した点をさんざん語りながら、最後に、「苦労はないですよ〜」と尾野の口調を真似ると、会場は爆笑に包まれた。 シリアスな役柄の尾野は、この日、披露された第1話では、厳しい顔ばかりをしていたが、笑顔が絶えない会場を見渡して、「あのねえ、ワタクシ、今はとても笑っておりますが、(第1話では)一回も笑っていないんですよ。きっつい顔してねえ。みんなに嫌味ばかり言われているんですよ」と振り返った。全5話を通して、尾野が笑う場面が「数えるほど」あるため、「まあ、数えてみて」 谷原が、ドラマでは当初はバラバラの登場人物たちの心が、「一つのベクトルにそろって、とても大きな力に転がっていく瞬間があります。それが今回、僕がすごく好きなところ。大事なことは技術とか、電気とかということではなく、それを何とかしようとする人の気持ち。そこを見てほしい」と告げると、横にいた尾野も、「いいと思う」と納得。尾野が持つ独特の空気から発した、2人のやりとりに、会場から拍手が起こっていた。(竹内みちまろ)
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
AKB48 仲川遥香の“あだ名”が『はるごん』から『はるか』に決定
アイドルグループ、AKB48のメンバーである仲川遥香の“あだ名”が“はるか”に決定したことがわかった。 第4回AKB48総選挙で仲川は44位となり壇上で、「大きな一歩を踏み出すためにも今までみなさんが呼んで下さった、“はるごん”を卒業します! はるごんのままでいて欲しい方もたくさんいると思います! でも私は一歩踏み出したいだから私を信じてついてきて欲しい。私と一緒に歩いて欲しいです」とコメント。翌日には、Google+で、「これから仲川遥香あだ名総選挙開催します! エントリーNo.1『はるか』、エントリーNo.2『はるかさん』、エントリーNo.3『はるさん』、エントリーNo.4『はるかちゃん』」とファンに投票を呼び掛ける。8日には、投票の結果、『はるさん』に決定したものの、握手会でファンから、『はるさん』では呼びにくいとの意見が出たことから、「握手会で直接ファンの方の意見を聞くと『はるさん』は呼びずらいという意見ばかりでした。なので普通に『はるか』にします!」と変更。また、「(AKB48には)はるかは多いけどその中でも一番のはるかになります!」と意気込みを語っている。
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
岩佐真悠子が生放送で、「普通の年上の会社員」と交際宣言
女優の岩佐真悠子がTBS「サンデージャポン」に生出演。新しい恋人の存在を明らかにした。本人によると、お相手は、「普通の年上の会社員」とのこと。 10日に生放送されたTBS「サンデージャポン」で、岩佐はお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(29)と福田萌(27)の結婚のニュースが流れた後、司会の爆笑問題に感想を聞かれると、自身にも結婚願望があると語り、恋人の存在を明かした。
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芸能ニュース 2012年06月11日 11時45分
作曲・桑田佳祐、作詞・松任谷由実の幻の楽曲がアルバムに収録
桑田佳祐(56)が、一切音源化していなかった幻の曲「Kissin' Christmas(クリスマスだからじゃない)」を、新アルバム「I LOVE YOU -now&forever-」(7月18日発売)に収録することが報じられた。 同曲は、ファンの間では幻の曲として知られていたもの。86、87年の12月24日に日本テレビ系で放送されたスペシャル番組「Merry X'mas Show」のために制作された楽曲、桑田が作曲し、松任谷由実(58)が作詞している。 新アルバム「I LOVE YOU -now&forever-」は桑田のすべてのソロシングルを網羅するもの。通常盤は2枚組で30曲。完全生産限定盤ではさらに4曲入りのボーナス・ディスクが加わる。
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社会 2012年06月11日 11時45分
AKB48総選挙チケット転売も仕入れ値下回る!
大島優子が1位となったアイドルグループAKB48の「第4回AKB48選抜総選挙」の開票イベントのチケットを転売したとして、警視庁生活安全特別捜査隊は6月8日までに、無職で自称暴力団組員・須山清容疑者(37=町田市木曽東4)を都迷惑防止条例違反(常習ダフ屋行為)の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は同イベント当日の6日午後3時55分頃、会場の日本武道館(東京都千代田区)近くの田安門付近の路上で、チケット1枚(指定席=定価3000円)を、埼玉県の40代の男性会社員に1万円で転売した疑い。同隊によると、「AKBだから売れると思った」と須山容疑者は容疑を認めている。 須山容疑者はインターネットオークションで、千葉県の30代自営業の男性が1万5000円で入手したチケットを1万2000円で買い取った。しかし、入場に身分確認が求められるため、買い手がなかなか見つからず、会場近くにて1万円で転売した。結果的に仕入れ値を下回り、須山容疑者は2000円の赤字を被った。チケットはインターネットオークションサイトで価格が高騰し、1枚7万円以上で取引されるケースもあったという。 同隊によると、チケットには正規購入者の名前が印字されており、入場口では入場者に対しランダムに、身分証明書の提示を求めるシステムとなっていた。名前が一致しないと入場できない仕組みのため、須山容疑者からチケットの転売を受けた男性会社員は入場できなかった。 結局、転売した須山容疑者も、購入した男性会社員も、ともに損をしており、誰も得することはなかった。(蔵元英二)
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レジャー 2012年06月11日 10時05分
【エプソムカップ】良血開花トーセンレーヴ、悲願の初重賞制覇!
競馬の「エプソムカップ」(第29回GIII・芝1800メートル、10日東京・18頭)は、好位3番手を進んだ単勝1番人気のトーセンレーヴ(C、ウィリアムズ騎手)が最後の200メートルから鋭く伸びて、ダノンシャーク(単勝2番人気、福永 祐一騎手)の追撃をクビ差抑えて優勝。重賞6回目の挑戦で悲願の初重賞制覇を達成した。1分46秒7。3着には単勝15番人気のマイネルスターリー(柴田 大知騎手)が入った。 トーセンレーヴは父ディープインパクト、母ビワハイジの牡4歳馬(鹿毛)。馬主は島川 隆哉氏。戦績=11戦6勝。主な勝ち鞍=重賞初勝利。C、ウィリアムズ騎手、池江 泰寿調教師とも初勝利。「配当」単勝(6)370円複勝(6)160円(14)160円(3)1950円ワイド(6)(14)330円(3)(6)7040円(3)(14)8940円枠連(3)(7)480円馬連(6)(14)770円馬単(6)(14)1490円3連複(3)(6)(14)4万3850円3連単(6)(14)(3)14万7390円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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芸能ネタ 2012年06月10日 18時00分
揺れる日本テレビアナウンス部 古市幸子アナが営業職へ異動の波紋
日本テレビの古市幸子アナが、6月1日付で営業職に異動した。 今年38歳。入社が96年だから、16年のアナウンサー生活だった。 これまで古市は『おもいッきりイイテレビ』『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』『NNNストレイトニュース日曜版』などを担当、熟女キャラとしてかなりの人気があった。そんな彼女が、なぜ異動になったのか。 「ひとつは40歳定年説のせいです。日テレの女子アナは40歳近くになると異動の対象になる。38歳になる女子アナは古市のほか、馬場典子、森富美がいて、このうち誰が出されるのか注目されていた。結果、現在レギュラーの仕事がない古市が出された、とみていいでしょう」(日テレ関係者) 馬場は、キューピー提供の料理番組などレギュラー4本、森も『ストレイトニュース』など4本を持つ。 ただ、古市が出た理由はそれだけではなさそうだ。 「今回はアナウンス部のお局(つぼね)問題が関係しています。そのお局とは、先日辞めた宮崎宣子アナが暴露した古市、それにアナ部長の木村優子です。2人の仲は良かったという。そこへ、報道局解説委員だった54歳になる井田由美が『副部長』として戻ってきた。井田の上司の木村は51歳。井田にとってはかつての後輩となる。将来のアナウンス部長候補の井田は、お局2人を切り離し、木村の力を弱めた。そして、部内の自分の発言力を強めていったのです」(前出・日テレ関係者) 辞める女子アナが多いことでも知られる日テレのアナウンサー部。井田由美副部長の仕事は、ここ1年間でその“病巣”を取り除くことであろう。