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社会 2018年07月09日 19時00分
すべては闇の中…オウム真理教の2大『未解決事件』
世界を震撼させた1995年3月の地下鉄サリン事件から23年が経った7月6日、麻原彰晃(本名・松本智津夫)ら、オウム死刑囚7人の死刑が執行された。しかし、オウムの関与が疑われている未解決の重大事件がまだ2つある。『国松孝次警察庁長官狙撃事件』と『村井秀夫刺殺事件』だ。すべてを知っていたのが麻原彰晃だったが、もはや“死人に口なし”である。 当時、オウムが直接、あるいは間接の疑いがあった事件には、広域暴力団や大物政治家、北朝鮮および朝鮮総連、ロシアマフィア、新興宗教団体が関わっているとウワサされたが、結局真相は解明されなかった。 『国松孝次警察庁長官狙撃事件』は実行犯が逮捕されておらず、背後関係も分かっていない。一方『村井秀夫刺殺事件』は実行犯は逮捕されたが、背後関係は解明されていない。「狙撃事件」が起きる10日前の3月20日に地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教に嫌疑が向けられ、8日前の3月22日に、オウム真理教関連施設への一斉強制捜査が行われていた。「狙撃事件」は95年3月30日に起きている。全国22万人の警察庁のトップだった国松孝次長官が、自宅マンションを出たところで何者かに狙撃されるという前代未聞の事件だ。公安部はオウム信者の杉山敏行元巡査長の自供を元に逮捕に踏み切ったが、決定的な証拠が見つからず不起訴となった。 公安部の捜査が頓挫する中、刑事部は中村泰受刑者に目を付けた。中村は、当時拳銃を使った現金輸送車襲撃事件で岐阜刑務所に服役中であり、過去にも警察官を殺害した事件を起こしたこともある。東大出のスナイパーで、自供を引き出したが逮捕には至らず、13年に時効を迎えている。 「狙撃事件」から1カ月後の95年4月23日夜、東京・港区南青山のオウム真理教東京総本部前に集まる多数の報道陣の目の前で、教団のナンバー2、村井秀夫幹部が包丁で脇腹を刺され、翌日未明に死亡した。右翼団体構成員を名乗る当時29歳の徐裕行容疑者が現行犯逮捕された。 徐は「山口組系暴力団幹部・Kの指示でやった」と供述、捜査当局はKに依頼した人物へと指揮系統をたぐっていくという構図を描いたが、2人の主張は食い違い捜査は難航した。 結局95年に徐被告は懲役12年の実刑が確定。一方、Kには97年に無罪判決が下った。裁判長は「事件は単独犯行ではなく、何らかの背後関係があると強く疑われる」と指摘したが、「Kが犯行を命じた」という徐の供述の信用性は否定された。 村井は病院に搬送される際、「誰にやられたんだ」という救急隊員の質問に対し、「ユダ、ユダ」と繰り返したという。ユダはイエス・キリストを裏切った人物だ。 果たして教団内にユダはいたのだろうか。
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スポーツ 2018年07月09日 18時15分
オリックス伊藤光、DeNAへ電撃トレード!誤審問題を超える衝撃に激震走る!
オリックス・バファローズと横浜DeNAベイスターズの両球団は9日、オリックスの伊藤光捕手、赤間謙投手と、DeNAの髙城俊人捕手、白崎浩之内野手との間で2対2のトレードが成立したと発表した。 オリックス、DeNA両球団のファンに激震が走った。 特に寮時代から苦楽をともにした西勇輝や、エース金子千尋と名バッテリーを組んできた伊藤。人気が高かっただけに、トレードの報を聞いたファンのショックは大きく、SNSは荒れに荒れている。2012年には西とのバッテリーでノーヒットノーランを達成。シーズン終盤まで優勝争いを演じた2014年は、オリックスの正捕手としてベストナインに選出された。金子と最優秀バッテリーも受賞し、オフに開催された日米野球では侍ジャパンのメンバーに名を連ねるなど、球界を代表するキャッチャーへの道を歩んでいくものと思われた。 しかし、2015年シーズンにチームの調子が悪くなると、伊藤はスタメンから外れる機会が増えるようになった。2016年シーズンは後輩の若月健矢と競争を強いられ、昨シーズンは若月に開幕マスクと正捕手の座を奪われてしまう。昨年は打撃を生かすべく、三塁手、一塁手、指名打者として起用された。 それでも伊藤は「チームの役に立てるのなら」と全力プレーに徹していたが、昨オフの契約更改で「来年はキャッチャーに集中したい」とフロントに直訴。自主トレでは肉体強化に挑むなど、キャンプから攻守でアピールし、正捕手奪還に燃えていた。オープン戦では.391の高打率をマークし、2年ぶりに開幕マスクをかぶったが、シーズンが始まると7試合で13打席連続無安打。守備で精彩を欠いたのが決定打となり、4月18日に登録抹消。ファンからは再昇格を望む声が多かったが、新天地へ移籍することになった。 伊藤は 「突然のことで驚いています。ケガをして、歩くこともできなかった自分を救ってくれたオリックス球団、切磋琢磨してきたチームメイト、ここまで育ててくれた監督、コーチ、そして、どんな時も支えてくれたファン のみなさんには感謝のことばしかありません」とコメント。「“優勝”という恩返しができなかったことは心残りですが、新天地でも自分らしくがんばっていきたいと思います」と前向きだ。本来の力を発揮できれば貴重な“打てるキャッチャー”だ。「ボクはキャッチャーですから!」と言って臨んだ今シーズン、後半戦からでもDeNAの大きな戦力になってくれることを願いたい。 昨年のDeNAドラフト1位左腕、濱口遥大の“専属キャッチャー”を務めていた高城は、自主トレなどを通じてオリックスの若い選手と交流がある。今シーズンはベテランの山崎勝己にかかる負担が大きい。若月や伏見寅威にとっても、高城の加入は刺激になるはずだ。また、白崎はDeNAファンに愛され続けた未完の大器。オリックスファンにとっても「放っておけない」存在になる可能性は高く、園部聡と競わせたら面白いと思う。赤間はロングリリーフで試合を立て直してくれるタイプのピッチャー。DeNAの補強ポイントとしてはベストな人選と言えるだろう。 今回のトレードは、近年の起用を見ていると予想できなかったわけではないが、オリックス側から見れば後藤光尊氏が楽天にトレードされて以来の衝撃だった。誤審問題をはるかに超える爆弾が、前半戦の最後に爆発するとは誰も想像できなかったに違いない。取材・文・写真 / どら増田
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芸能 2018年07月09日 18時00分
ガリガリガリクソン、連日暴走中のツイートはすべて計算? 一部ネットユーザーに支持されるワケ
ピン芸人のガリガリガリクソンが、連日Twitterを更新し続けている。 ガリクソンは、昨年5月に酒気帯び運転で逮捕。所属事務所から無期限謹慎処分を受けていたが、先月26日に舞台にて復帰した。 芸人活動再開と同時にTwitterも再開したが、ツイートでは、営業活動の様子を伝える一方で、際どい内容のものも多数投稿されている。 先月29日には、「おかあさん、今ぼくはツイッター久しぶりなのでギリギリの線を探っているところです」とツイート。直後に、同じく芸人で、2度の交通事故を起こしたインパルスの堤下敦の顔写真をアップした。さらに今月1日には、反省と再出発について述べたツイートに、堤下の顔を合成したパーカーの写真をアップしている。 ほかにも2日には、「勝手にフォローしておいて〜不快になったはないでしょう〜」と、フォロワーへの思いを吐露。翌3日も、酒席での態度について書かれたネット記事を否定するツイートを投稿した。しかし、こうした連日の暴走が影響したのか、8日には「【速報】会社から私のネットに対してイエローカード5枚目が飛び出しました」とツイート。事務所からお咎めを受けていることを思わせるツイートを行っている。 しかし、こうしたガリクソンの投稿に対し、ネットユーザーからは擁護の声が寄せられている。イエローカードが出されていることについても、「もう退場するなよ」「勝負は6枚目から」「ほどほどにしてくださいね」という声があがっていた。 「もともとガリクソンは、ネタやトークにおける“図々しさ”がキャラクターになっています。そのため本音かネタかわからないくらいのツイートの方が、むしろ歓迎されるのでしょう。」(芸能ライター) さらに、ガリクソンが仮に所属事務所を離れても、心配はないのではという声もある。「実はかなりの行動派で、かつてはラーメン店をプロデュースしていましたし、最近も仮想通貨で儲けているようです。復帰後最初のツイートも、自身の投資経験をもとにしたイベントの告知でした。」(同・ライター) ニートを自称したハチャメチャな芸風とは裏腹に、実生活は着実に基盤を固めているようだ。■ガリガリガリクソン 公式Twitterよりhttps://twitter.com/gg_galixon/
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スポーツ 2018年07月09日 17時40分
「悔しい!」佐野ひなこ、2度目の始球式もノーバン投球ならず!
モデルや女優、タレントなど様々なジャンルに挑戦する佐野ひなこが、FWD富士生命のチャレンジャーブランドとしてのスピリットを背負って、人生2度目の始球式を8日、京セラドーム大阪(オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス)で行った。 この日の試合はオリックスの女性向けイベントとして、毎年恒例となっている『Bsオリ姫デー』として開催されたこともあって、佐野もバファローズのロゴがピンクに縁取られた“オリ姫ユニフォーム”を着用して、マウンドに上がった。 一度大きく振りかぶったものの、緊張からか、もう一度振りかぶり直したため、3万人を超える超満員のスタンドからは「ボーク!」というツッコミも飛んだが、ソフトバンクの先頭打者、上林誠知に向かって投げたボールはワンバウンドながらストライクゾーンで、オリックスのキャッチャー若月健矢のミットに収まり、笑顔でマウンドを降りた佐野に対して、大きな拍手が送られた。 登板後、会見に応じた佐野は「あっという間に終わったイメージ」と第一声を語ると、「ボールを持とうとか、投げるまでのイメージを持てない間に始まって。やっちゃったというスタートだったのが、少し悔しい」と悔しさをにじませるも、「前回はゴロゴロだったので、真っすぐ投げられたのは良かった」と、目標にしていたノーバン投球はできなかったが、最後は再び持ち前の笑顔で前を向いていた。 なお、背番号13は誕生日の日にちから選んだとのこと。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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芸能 2018年07月09日 17時20分
本田圭佑の“好感度爆上げ”が止まらない! 今度は「ZOZOのデニム」で社長も感謝
大手通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長のツイートにより、サッカー日本代表・本田圭佑選手の株がまたもや上がったようだ。 事の発端は、先日、本田選手が香川真司選手と肩を組んだ写真を自身のTwitterに投稿し、「俺はずっとお前を認めてたよ」と綴ったこと。この投稿には多くのサッカーファンが感動し、「夢をありがとう」などの声が寄せられていた。 しかし、別の部分に目を付けたのが前澤氏だ。本田選手と香川選手はともに私服でツーショット写真を撮っていたのだが、その本田選手が履いていたジーンズがスタートトゥデイのプライベートブランド「ZOZO」のものであったのだ。それを前澤氏は見逃さず、本田選手のツイートを引用し「本田さん、ZOZOのスリムテーパードデニム履いてくれてる!!ありがとうございます」とツイートした。 本田選手はZOZOのイメージモデルを務めているため、本田選手も「こちらこそ、ありがとうございます。またお会い出来るのを楽しみにしております。履き心地いいです」と丁寧にリプライ。これに対し前澤氏は「ちなみに本田さんが履かれてるのは、ZOZOのスリムテーパードデニム ライトインディゴブルー 3800円です」と反応し、自社ブランドのアピールも忘れていなかった。 このやりとりを見て、ネット上では本田選手の株がまたもや爆上げ。さりげないプライベートショットでも、自身が関わる商品を愛用していることから「気遣いがステキ」「ケイスケホンダの好感度がうなぎのぼり」「私生活でも気を使って着てる人は良い人だと思う」などの声があり、多くの人の心をとらえたよう。W杯前は叩かれていた本田選手だが、今や多くの人が手のひらを返し、“本田側”についているのかもしれない。 一方で、前澤氏に対しては「使える有名人を宣伝に利用するなよ」との声も少なくはなかった。前澤氏はその人気にあやかろうとしたのかもしれないが、どうやら裏目に出てしまったのかもしれない。しかし、本田選手の株を上げたという点ではいい“アシスト”をしたと言えるだろう。記事内の引用ツイートについて本田圭佑の公式Twitterよりhttps://twitter.com/kskgroup2017前澤友作の公式Twitterよりhttps://twitter.com/yousuck2020
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スポーツ 2018年07月09日 17時20分
大関初陣を白星で飾った栃ノ心 優勝に向けた今後のポイントは?
8日に初日を迎えた大相撲7月場所。先場所後に昇進を果たした新大関・栃ノ心は、昇進後初の取組で前頭2枚目の勢と顔を合わせた。 立ち合い後すぐに左上手を引くことに成功した栃ノ心は、十分な体勢で勢の動きを封じるとそのまま難なく土俵外へ。この日NHK大相撲中継の解説を務めた北の富士勝昭氏も「絶好のスタートじゃないですかね。これ以上贅沢は言えませんね」と口にするほどの、力強い相撲で大関初陣を白星で飾った。 勝利後のインタビューでは「また明日から気合いを入れて、一日一番力強い相撲を取りたいと思います」と今後に向けた抱負も語った栃ノ心。初日の勢いのまま、目指すは2002年1月場所の栃東、2006年3月場所の白鵬に続く、史上3人目の“新大関での優勝”といったところだろう。 では、この偉業を成し遂げるための今後のポイントとは何か。もちろん、人によって色々な意見があるだろうが、個人的には「格下相手に取りこぼしをしない」ことが重要だと考える。 13勝2敗の成績を残した先場所において、当時関脇の栃ノ心は番付上の格下である小結・平幕と12番対戦。13日目の前頭4枚目の正代戦で黒星を喫した以外は、全て勝利を収めている。一見するとそこまで目くじらを立てるような成績には思われないかもしれないが、この正代戦での黒星が響き、結果的に栃ノ心は星の差1つで鶴竜(14勝1敗)に賜杯をさらわれてしまっている。 また、今場所は豪栄道・高安の2大関が怪我から復帰しており、優勝争いが熾烈なものになる可能性も少なくない。たった一度の取りこぼしで泣きを見た先場所と同じ轍を踏まないためにも、できれば格下相手には全勝して上位陣との対決に臨んでいきたいところだろう。 今年に入ってからの快進撃で注目が高まり、かけられる懸賞金も多くなっている栃ノ心。“一攫千金”を目論む気合の入った力士たちを退けていくのは、そう簡単な事では無いだろう。ただ、今の栃ノ心には彼らを跳ね返し、2度目の優勝を成し遂げる力は十分にあるはずだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月09日 16時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ハルク・ホーガン」米国のプロレス観を一変させた“超人”
ハルク・ホーガンは、世界のプロレス史を書き換えたといっても過言ではない。1983年の『第1回IWGPリーグ戦』で、アントニオ猪木を失神KOに追い込んだシリアスな試合ぶりから一転、WWF(現・WWE)でのホーガンは、入場テーマ曲『リアル・アメリカン』に合わせたポージングで会場を沸かせるパフォーマーと化していった。 '83年、ニューヨークの有力プロモーションにすぎなかったWWFが、全米侵攻を開始すると、以後、アメリカのプロレス事情は一変する。 それまで西海岸なら西海岸、南部なら南部と各地のプロモーターがそれぞれのテリトリーを守り、ご当地の興行ビジネスとして行われていたものが、テレビ放送を軸としたメディア産業へと様変わりしたのだ。 全米制覇に向けて各地の人気レスラーが次々と引き抜かれる中で、そのトップに据えられたのがホーガンであった。 '79年〜'80年にかけてはWWFで連戦連勝を飾って、“マディソン・スクエア・ガーデンの奇跡”と評されたが、これを離脱してAWAに移籍。'82年には出演した映画『ロッキー3』が公開され、絶大な人気を獲得することになる。 しかし、AWAでは主宰のバーン・ガニアがレスリング技術に乏しい選手を軽視したため、パワーファイターのホーガンは王者になれず、そこに再び声を掛けたのがWWFだった。 WWF離脱の要因は、ビンス・マクマホン・シニアが映画出演に難色を示したことであったが、同団体を継いだジュニアの意向は違った。映画スターとして知名度を高めたホーガンこそ“全米進出の主役にふさわしい”と考えたのだ。 この見立ては、ズバリ的中する。'84年1月にアイアン・シークを破ってWWF王座を獲得すると、全米各地で防衛戦を行って、いずれも大盛況を収めた。だが、WWF&ホーガンの攻勢はこれにとどまらず、さらに加速していく。 そのきっかけとなったのが、当時、人気急上昇中だった歌手、シンディ・ローパーとのコラボだった。 まずはシンディが、女子レスラーのセコンドとしてWWFの興行に参加すると、続いてホーガンがシンディの土俵であるMTVに出演。音楽プロモーションビデオの全盛時で注目度抜群だった同チャンネルにおいて、ホーガンは流行に敏感な若者たちに“発見”されることになったのだ。 「それまでのアメリカのプロレス人気は、主に労働者層のストレス発散の場として、あるいはマッチョ好きの人々の趣味や性向に支えられていました。日本人のファンがアメリカでプロレス雑誌を買おうとしたら、友人から『おまえはゲイなのか?』と言われたという話もあって、いわゆる家族そろって楽しむような健全娯楽ではない、どこか特殊なジャンルだったのです」(プロレスライター) しかし、ホーガンがシンディと並んでMTVに出演したことにより、その陽気でマッチョなキャラクターが広く一般にまで浸透すると、これが一種のブームになっていった。プロレスの王者としてではなく、新たなテレビタレントとして人気を得た格好である。 そこでホーガンに求められたのは“分かりやすいプロレス”であった。試合そのもの以上に、入場時や勝利後のパフォーマンスが重視されたのだ。 MTVの視聴者層が新規ファンとして集まり始めたことにより、プロレス会場はリング上の“スター”と観客が一体になって盛り上がる、まるでロックコンサートさながらの様相を呈していった。 「ホーガンがスター街道を駆け上がっていった頃、日本のファンの間では『グリーンボーイだったホーガンが新日本に参戦し、プロレスを覚えて一流になった』などといわれましたが、実情は異なります。あくまでもキャラクターとしての人気だったわけです」(同) 日本で学んだ成果がないわけではない。グラウンドレスリングや間合いの取り方が、来日を重ねるたびに格段に進歩したのは事実である。しかし、それらはアメリカでの成功の主因ではなかった。 「インターネットもなくリアルタイムで試合を見られなかった当時、ホーガンがWWFで決め技として使っていたのは、猪木をKOした必殺のアックスボンバーではなく、日本では単なるつなぎ技にすぎないレッグ・ドロップ(ギロチン・ドロップ)でした」 これに違和感を持った日本のファンも多かったはずだが、観客を盛り上げながらフィニッシュの場面をたっぷり見せるためには、レッグ・ドロップの方がふさわしい。WWFでの試合は強さを競うというよりも、ホーガンによるヒーローショーの意味合いが大きかったのだ。 だが、そんなホーガンも日本での試合においては、日本流のグラウンドテクニックを披露することが常だった。ホーガン流の日本ファンへのサービスである。 時と場合によってスタイルを変えるその柔軟性は、プロレスと格闘技を闘い分けた猪木に通じるものであり、それこそが日本でホーガンが学んだ成功の秘訣だったのかもしれない。ハルク・ホーガン1953年8月11日、アメリカ合衆国ジョージア州生まれ。身長201㎝、体重137㎏。得意技/アックスボンバー、レッグ・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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その他 2018年07月09日 14時00分
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 別の名前で別の人生を… 『名前』
お仕事お疲れ様です! この連載を読んでくださっているあなたは、どんな名前ですか? あだ名で呼ばれてますか? それとも、とても珍しい苗字で、名刺を渡すたびに盛り上がるんでしょうか? ちなみに私は、珍しい苗字の方に会うとすごくテンションが上がります。今までの一番のヒットは、「野さん」です。 とにかく、みんな必ず持っている苗字や名前。親がどんな気持ちでつけたのでしょうか。私は正直、自分の本名が苦手。だから“LiLiCo”になったのです。 今回、ご紹介する映画の主人公、津田寛治演じるキャラクターは、さまざまな名前を使い分けています。本当の自分を隠し、誰かになりきって、その人と一緒にいると、周りも居心地がよくなる。本当の自分が孤独だからこそ、誰かになりきることで自分もどこか満足感に浸れる。そんなことを思わせてくれる作品です。 主人公の元に、いかにも自分のことを知っているかのように振る舞う、見ず知らずの若い女性が突然現れたら混乱しますよね? そう、ちょっとしたミステリアスな感じ。ただ、見ているこっちも女性の正体を暴きたい気持ちだけど、途中でそんなこと、どうでもよくなり、この2人の切ない人生にふんわりと揺られ、そのまま暖かく結末を見守ってしまいます。 この突然現れた女性は、主人公を「お父さん」として接します。自然に、そんな気持ちが芽生えたのでしょうか、彼女は初めて大人からの愛を感じたのかもしれません。その女性は娘を“演じる”ことで、男を助けるだけでなく、自分も安心し、居場所を見つけるのです。そんな2人の間に流れる、とても素敵な空気感をぜひ味わってほしい。 それにしても、主人公を演じる津田寛治って素敵な名前ですよね。もちろん、それ以上に演技力が素晴らしい。今回は孤独、そしてちょっぴりミステリアス、今までしたことに後悔を感じながらも優しい男を演じています。どんな役も何の違和感もなく演じきる。私との共演シーンはなかったものの、ともに出演した映画『ニワトリ☆スター』の最悪の人間を演じた彼も素晴らしかった。アイスを舐めるシーンが気持ち悪くて、あれから私は1本もアイスを食べてないくらい! 毎回、その役の過去まで背負って演じる津田寛治を、私は永遠に役者として愛し続けます。そして、自分の出演した作品を心から思う強さ、津田さんの人間としての深さ…。たまにはこういう作品を見て“自分”を考える時間を作りたいと思います。画像提供元(C)2018映画「名前」製作委員会■『名前』監督/戸田彬弘原案/道尾秀介出演/津田寛治、駒井蓮、勧修寺保都、松本穂香、内田理央、池田良、木嶋のりこ、金澤美穂ほか配給/アルゴ・ピクチャーズ 6月30日(土)より新宿シネマカリテ他全国公開。 経営していた会社が倒産し、茨城にやってきた中村正男。さまざまな他人の名前を周囲に偽って使い、体裁を保ちながら自堕落な暮らしを送っていた。ある日、素性がバレそうになり窮地に陥っていた正男のもとへ、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・葉山笑子が突然現れる。笑子のペースに振り回されながらも、親子のような生活に束の間の平穏を見出す正男。しかし、笑子がある事情から正男のことを、自分の生き別れた父親だと思っていることに気づき、自分の消してきた過去のことを考え始める。LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
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芸能 2018年07月09日 12時50分
羽生結弦の金メダルは「作戦勝ち」 小塚崇彦、W杯ポーランド戦の“ボール回し”に例える
8日、『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、男子フィギュアスケート羽生結弦選手が国民栄誉賞を受賞したニュースを報道。専門家として登場した元フィギュアスケート選手・小塚崇彦のコメントが話題となっている。 小塚は、羽生選手の五輪2連覇を絶賛した上で、平昌オリンピックでの金メダルは「彼の作戦勝ち」と断言する。続けて、「他の選手は、時代の流れでどんどん難しいジャンプを入れていたんですけど、(羽生選手は)点数を求めたんです」とコメント。勝てるプログラムを選んだことについて、ロシアW杯日本代表が対ポーランド戦で見せたボール回しと似ていると例えた。 また、羽生選手のイメージを聞かれたコメンテーターの三浦瑠璃は「自らの演出に長けてる」と一言。国民栄誉賞の副賞を辞退したことについて、「みんなが“おっ?”と思うことが分かっている感じがする」と語る。ゲストの女子高生・久間田琳加が「学校で、ジャンパーの襟部分を噛んでファスナーを開けた動画が話題になった」と明かすと、「私も観た記憶がありますけど、そういうのを“かわいい”と分かってやっている感じがする」と苦笑いしながら述べた。 三浦のコメントに便乗する形で、MCの東野幸治は「キス・アンド・クライで点数を待つ時、観ている方にプーさんの人形を使って“ありがとう”ってやるじゃないですか。俺やったらできない」と本音をポロリ。ゲストコメンテーターのヒロミが「俺らとは人種が違うんだよ」とフォローするも、東野は「照れてプーさん(の人形を)ギューってやっちゃう」と話した。 ネット上では、特に小塚のコメントがファンの気持ちを逆なでしたようで、「言葉のチョイスが残念」「心底ガッカリ」などのつぶやきが散見。一時期、小塚のインスタグラムのアカウントには「死ね」(現在は削除済み)など、過激すぎる批判コメントが殺到する事態に。しかし、そうした中にも「ファンに恐怖を感じる」「何でこういう解釈になるの?」と苦言を呈すネットユーザーもいた。 小塚のコメントが正解か不正解かは別として、先輩の人格まで否定するファンを見て羽生選手はどう思うのだろうか?
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スポーツ 2018年07月09日 12時40分
張本氏「楽天以外はチャンス」関口宏「ここはもうダメ」発言に、イーグルスファンが激怒“いつも楽天をdisる”
8日放送のTBS系『サンデーモーニング』で、関口宏が東北楽天ゴールデンイーグルスについて心無い発言を行い、ファンから怒りの声が上がっている。 番組ではいつもの通り、先週のプロ野球を特集。その後、順位表が書かれたフリップを元に今後の展望が語られる。 セ・リーグについては、張本勲氏が「広島の優勝で決まりだね」とコメント。ゲストの広澤克実氏は納得が行かなかったようで顔をしかめ、「野球は筋書きのないドラマ。何が起こるかわかりません。タイガースがもう少し選手の力がありますのでね、調子が戻ると阪神タイガースが広島カープへのチャレンジャーになれるんじゃないか」と、関西圏で解説を務める彼らしい発言。関口はこれを見て「一強五弱ですね」と〆る。 続いてパ・リーグになると、張本氏は「楽天以外はチャンスがありますよ」とコメントし、「西武がバッティングが良いから行くのでは」と見解を示す。順位表フリップを見た関口は、「ここは五強一弱か、ハッハハハ」と笑い、「ここはもうダメでしょ、楽天は」と発言する。 空気を読んだ張本氏は「ダメじゃないけどチャンスは薄い」と断言。すると、関口は「薄いどころか16も開いてますよ」と厳しく返す。それを聞いた同氏は、「多少希望をもたせて上げなさいよ、あなた」と笑ってコメント。なんと、炎上発言が続く張本氏が、楽天ファンの気持ちを読むという優しさを見せた。 この関口の対応に、楽天ファンが激怒。「関口はいつも楽天をdisる」「ムカつく」など、非難が噴出。さらに、「東北の底力を見せたい」「見返してほしい」など、選手に奮起を促すネットユーザーもいた。 シーズン前は優勝候補にも挙げられていた楽天だが、シーズン開始から投打が奮わず、現状ダントツの最下位。梨田昌孝監督は辞任し、平石洋介監督代行が指揮を執り、現在に至っている。 来季GMの話など、今シーズンは終戦ムードが漂っているが、ファンはまだ諦めていない。関口を「ギャフン」と言わせるような快進撃を期待したい。
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